◇ 仏教質問箱 ◇ 仏壇編 そのB
ろうそくとお花の並べ方を教えてください。
仏壇には普通、【線香立て】・【ろうそく立て】・【花立て】
の3種類の仏具をお供えします。
正式には
★ 香炉(線香立て) 1つ
★ 燭台(ろうそく立て) 2つ
★ 華瓶(花立て) 2つ
、の5組がセットで「五具足」といいます。
香炉(こうろ)を真ん中に、両脇に燭台(しょくだい)。
その外側に華瓶を置くのが通常の作法とされます。
ただ、仏壇が狭い場合などは「五具足」の代わりに
「三具足」が多く見られます。
「三具足(みつぐそく)」とは、香炉を中心(真ん中)に置き、
こちらから見て右側に燭台(しょくだい)、
左側に華瓶(かびん)をお飾りする作法のことです。
この「三具足」も「五具足」と同様、正式な作法で、
その理由としては、阿弥陀仏の右側におられるという
観音菩薩が「慈悲の華」(華瓶の役割)を、
左側の勢至菩薩が「智慧の光」(燭台の役割)を表しているから、
だといわれたりします。
つまり、「三具足」と「慈悲の華」と「智慧の光」をあわせると
「五具足」になる、と考えるわけですね。
多くの檀家さんが「三具足」です。
ただ、燭台と華瓶の置き方には注意してみてください。
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