◇ 仏教質問箱 ◇
日本語になった仏教の言葉 そのA
◇ カルピス ◇
『涅槃経(ねはんきょう)』の中に、
牛乳を精製してできる5段階の味の記載があります。
@乳味 A酪味 B生酥味(しょうそみ) C熟酥味 D醍醐味
この【醍醐味(だいごみ)】も日本語として有名になっていますが、
そのサンスクリット語が『サルピス』。
この言葉と、当時人気の高かった『カルシウム』を掛け合わせて、
【カルピス】という言葉が誕生したようです。
◇ 玄関 ◇
もともとは禅宗の用語で、
『奥の深い仏道への入り口』を表したのが、
この【玄関】という言葉です。
『玄』は【奥の深いこと】、
『関』は文字通り」【関門】を意味し、
元来は建物の入り口を称したものではなかったようですね。
◇ 相好(そうごう) ◇
今では『顔かたち』の意味で使われ、
【相好を崩す】とは、
顔をくしゃくしゃにして笑い喜ぶ様子を表しますが、
もともとは【三十二相八十種好】という、
お釈迦様の用紙を表した言葉の中から、
『相』と『好』を合わせて作られた言葉だということです。
※【三十二相八十種好】によると、
お釈迦様は扁平足(足安平相)だったり、
水かきがあったり(手足縵網相)するそうですよ。
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