講演会  「日本政策金融公庫 東友会」
新年賀詞交換会

                                                    河野 善福 記
                                                  (講演の概要を筆記したもので、お話のすべてではありません)
  主   催  日本政策金融公庫   新宿支店

  日   時  平成28年1月26日 (火)                       

  会   場  ハイアットリージェンシー東京  クリスタルルーム 

  講   演  「個の力を伸ばし、勝てる組織をつくるコーチング」
          〜野球に学ぶメンタルトレーニング〜

  講   師  立花 龍司 氏   高校時代に肩を壊し、大学3年の時にプレイ続行を断念。
                     「日本の野球界を変えるために指導者になりたい」との思いのもと        
                    コンディショニング・コーチという言葉さえなかった道を進んだ。
                    1989年 近鉄バッファローズのコンディショニング・コーチ就任。 
                    ニューヨークメッツでアメリカメジャー式のトレーニング理論を学ぶ。
                     2007年 千葉ロッテマリーンズのコンディショニング・コーチに就任。
                    2011年 千葉県習志野市に治療院「タチリュウコンディショニングジム」主宰。
                 
  【 麻沼雅海 東友会会長 挨拶 】

 明けましておめでとうございます。 皆さんも、今年こそはデフレマインドから脱却し、景気回復に向かうと思っているはずでございます。日本経済の先
行きが良い方に向かっていることは間違いのない事実です。ですが、中小企業の先行きを観ると先はかなり厳しそうです。
丙のサル年は事業繁栄の年です。昭和25年から28年は朝鮮動乱の特需で経済がよみがえった年です。今年が「最早戦後ではない」と白書が出た60
年前のサル年と同じような年になるよう東友会も支援します。政府からは「もはやデフレではない」と発表されました。
我々の企業がさらに発展するように、皆さまの会社それぞれが頑張って盛り上げてください。今日の講演は「個の力を伸ばし、勝てる組織をつくるコーチ
ング」です。時機を得た講演だと思います。どうぞ期待して聞いてください。


  【 増田卓也中小企業事業統括 挨拶 】 
 あけましておめでとうございます。 最近の市場は資材、人件費の増加が著しく、新分野や新事業への取り組みが重要です。そういった取り組みをされ
ている企業が近年は伸びております。
一つは、隣接異業種にアンテナを張っているところ、もう一つは新分野への進出が出来ているところ。こういった企業が近年は伸びてきております。
 事業承継は進んでおりますでしょうか?。
新宿支店は、資金面、情報提供に力を入れておりますので、ご活用をお願いいたします。 


  【 立花龍司氏 講演要旨 】   「個の力を伸ばし、勝てる組織をつくるコーチング」

                           〜野球に学ぶメンタルトレーニング〜

 野球と言う組織の中で、勝てる組織とはどういう組織で有ろうか?。  伸びる監督と伸ばせない監督がいて、その下に選手がいる。 ポジテブシンキン
グ(積極的な物の考え方)とネガテブシンキング(何々をしてはいけない、なりたくない)の人がいます。
 投手には100球までは力が変わらないが、100球を超えると急に力が落ちる選手がいます。行動心理学では、コーチはあれやれこれやれとは言わな
い。選手のほうからこうやりたいと言わす。そして、よく考えたねと言ってやる。
 プロ野球で一軍に上がる人には、「低めを狙おう」と具体的に命令します。
 子供に、「道路で飛び出すな、00をしちゃダメとか、右と左をよく見ようね、」というと、大人に誉められることを考える子供を作る。
 子供は、「野球がうまくなりたい」と思うときには、親に頼んで自分から練習に行く。親が野球を強制すれば、子供は野球が嫌いになる。子供は努力をし
てうまくなれば野球が好きになる。
子供はヒーローにあこがれる。あの選手のようになりたい。そう思えば自分の意志で練習をやる。
 子供がなりたい自分を明確にする。
 組織力(チームワーク)は綱引きの原理です。一人で100kgを引く力がある場合に、三人で引くと
300kgにはなりません。日本人に多いのですが、誰かがやるだろうという考え方があるのです。
人は、1対1で戦うと100%の力が出ます。これが2対2になると93%、3対3だと85%、8対8では
49%の力しか出ないのです。
 西武の森監督は、1番はここからここまで、2番はここからここまで、と責任範囲を選手と一緒に決めていたそうです。責任範囲は上の人が下に降りて
行く、そういった決め方が大切です。

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