2007年度の送り火を 大文字火床で鑑賞しました
当日は残暑厳しく リュックに弁当 水 カメラを背負い 大文字山に登る

現在は火床 75基からなる 大文字 運営するのは
大文字保存会の方々 残暑厳しい折に 麓から 護摩木や焚き付けの
藁 松葉を担いで登山して 配置図の火床に薪と護摩木を井形に組み上げて
午後8時の点火まで夕食を取り団欒 子供からお年寄りまでの保存会の方達
始めたのは一説によると(他説あるが) 平安時代初期に
弘法太子(空海)が始めた 江戸時代には五山の他に
市原野 鳴滝 竹の先に鈴西山 蛇形北嵯峨 長刀観音寺村
左の写真でも 謂れや二百年前の配置図など貴重な祭事を知りました
大文字山
今回は祭事に邪魔にならないように 最上段に陣取りました
すぐ左にNHKBSクルーがでっかい クレーンをセットして本日 実況予定
今回は井形に薪を組む所から見物しました 親族 近所の護摩木も同時に
組み込み間に松葉を入れ瞬時に 燃え上がるよう 工夫していました
保存会の方に聞く 積み方で炎の時間を持たせる 火付が遅かったり
早く井桁が 崩れると 大文字の火形が整わない 苦労しますよ

護摩木は 15.16日 銀閣寺まえで 一本300円で受け付けています
護摩木への信仰は 自分の名前と持病を護摩木に書き 火床で焚くと
病が治るとの信仰で 沢山の方が志納していました
点火までの3時間あまりを 京都市街 愛宕山などの遠景撮影等で潰す
火床の材料
火床に薪を
積み上げ
完成
夕立対策も
保存会の方
ホッと一息
放水テスト 雨水
貯水タンクから
京都市街の夕暮れ
愛宕山に
落日
大阪方面の
変な雲と三日月

火床の
  完成まで   完成してから 着火までの時間に 遠景 ニコン70〜300VRで

いよいよ点火です

焚きつけの松葉で
一気に燃える
薪に火が着き
火勢強まる
巻き風にて
草原を燃やす
間もなく井桁が
崩れます
約15分間は風向きによっては 火勢に押され逃げ惑うこともある
足元が暗いので注意が要る 懐中電灯は祭事中は点灯できません 消防士が火床からの
溢れた火勢を手持ちポンプで 消して回っていました 本当に急阪を走り ご苦労様です
大文字の火勢が弱くなる頃に 妙法 舟形 鳥居形 最後に左大文字が一番遅くまで点灯

妙法
舟形 左大文字
火勢が衰え 井桁が崩れ落ち 炭になり赤々とした所へ 持参のポリ容器の水をかけて
冷まし持ち帰る 保存会の火床ではなく センターの大火床から戴きましょう
 持ち帰り 自宅の四隅に置くと 病災を防げると言われている
足元へ注意して 大勢の人たちが下山するので 時間をずらし遅れて下山するのも一考
 昨年を思い出しながらの まとめでした

鳥居形を探しましたが
嵐山北方見つかり
ませんでした

妙法 舟形 左大文字
微かに見えます
三脚なしで撮影

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京都五山の送り火(大文字火床から)             2007.08.16.