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身辺雑記(2025年12月)

2025年12月21日(日)
昨日は観劇で日をまたいで帰りました
  昨日は観劇の梯子で東京に行ってきました。帰宅したのは最終電車に乗って、日をまたぎました。
 最初は池袋のサンシャイン劇場で上演している劇団キャラメルボックスの劇団結成40周年記念公演第2弾の「トルネイド 北条雷太の終わらない旅」を観ました。以前は1995年に「レインディア・エクスプレス」や2003年に「彗星はいつも一人」という題で上演していたそうですが、今回題名を変えて公演です。「彗星はいつも一人」に改題したときは現在の場面で雷太が遭遇する事件を変更して新聞記者の父と剣道部の息子の話にしたそうですが、今回はその部分の変更はないそうです。私は初めて観ましたが、ストーリーは幕末から明治に変わる時の函館の五稜郭の戦いの際、海で竜巻に巻き込まれて不死になってしまった北条雷太の物語と幼い頃父母の離婚、そして母の死でおばに引き取られた大地と新聞記者の父の物語が交錯して語られていきます。キャラメルボックスらしいファンタジーであり、泣かせる話でした。東京公演には日替わりで出演する役者さんがいるのですが、今日の出演は多田直人さん。先輩役者であった奥さんの岡内美喜子さんとの関係性をユーモア交えて話してくれました。脚本の成井豊さんの奥さんの伊藤ひろみさんが高校の教頭役で出演していました。伊藤さんの出演は今まで観たことはなかったのですが、とても聞き取りやすいセリフの発声でした。ところで、入場時に配布されたパンフレットの中で脚本の成井豊さんが2031年12月末をもってキャラメルボックスを退団するという発表がされました。現在、体力も低下しており、70歳を機にということのようです。まだ6年先ですが、その時にキャラメルボックスはどうなるのでしょう。
 2本目は新橋演舞場で上演している劇団新感線の「爆烈忠臣蔵」です。始まるまで時間があったので、時間潰しに近くにある歌舞伎座を見に行きました。映画「国宝」の影響もあってか多くの人が夜の公演を待っているようでした。売店でスヌーピーと歌舞伎がコラボしたファイルとメモ帳を孫のために購入して新橋演舞場に向かうとすでに開場を待つ人で長蛇の列でした。入場してすぐにパンフレットを購入。売店では公演記念の升酒を売っていたのですが、購入して席で飲んでいる女性がいるのにはびっくりしました。よほど酒好きなんですねえ。正月に飲むために今、酒を控えている身としては羨ましい限り。
 劇団新感線の人気は凄くて、チケット抽選に何度も外れて、ようやく最後に3階席がゲットできました。3階席だと花道はまったく見えませんし、舞台の前の方は前の席の人の頭で見えないという安いならではの欠点はありましたが、それでも十分楽しむことができました。ストーリーは芝居好きの女性が父親に勧められて、仮名手本忠臣蔵の大星由良助を演じたいと江戸に出てくるところから始まります。この主人公の女性・お破を演じたのは小池栄子さん。古田新太さんが「小池栄子だけ見ておけばいいです」と言っていましたが、確かにそのとおり。グラビアアイドルとして売っていた若い頃と違って、今では何を演じさせても上手い役者さんですよね。芸達者な劇団新感線の役者さんが脇を固めてくれていたせいもあるでしょうけど、小池栄子さんあっての「爆烈忠臣蔵」と言っていいのでは。そうそう、早乙女太一くんの殺陣もいつも通り見事です。
 それにしても相変わらず新感線の舞台は派手ですし、歌って踊って楽しませてくれます。休憩30分を挟んで4時間弱の上演でしたが、飽きることもなくて時間を忘れて見入ってしまいました。
 これで今年の観劇は終了。来年の観劇は1月のキャラメルボックスと文学座のコラボレーション作品「賢治島探検記」から始まります。
2025年12月19日(金)
箱根駅伝まであと少し
 正月の箱根駅伝まで3週間となりました。山梨学院大学の駅伝の元監督であった上田誠仁氏が今年度末をもって大学教授を定年退職ということで、先日最後の講義が行われました。上田元監督は順天堂大学で箱根の山登りも経験したランナーでしたが、大学卒業後故郷の香川で教員をやっているところを駅伝に力を入れることとなった山梨学院大学に請われて監督に就任されました。就任2年後には箱根駅伝に初出場し、その後、1992年、1994年、1995年には総合優勝を果たしました。今は駅伝の監督からは退かれて中距離の監督をしていたようですが、時々朝にゴミ捨てに行くときに練習をしている山梨学院大学の駅伝の選手たちとすれ違いますが、自転車に乗って後ろについていたのは上田元監督ではなかったでしょうか。今の山梨学院大学があるのは上田元監督の力によるものだと思います。本当にご苦労様でした。
 そして、もう一人、上田元監督を学院の監督に誘った、後に娘さんが上田元監督の奥さんとなった元顧問の秋山勉さんが上田元監督の最後の講義の日の翌日に亡くなられました。秋山さんが上田元監督に声をかけなければ今の山梨学院大学の駅伝の歴史はなかったでしょう。ご冥福をお祈りします。
2025年12月15日(月)
今年もあと2週間
 今日はすでに月半ばの15日。あと2週間ちょっとで今年が終わります。
 今週末は今年最後の観劇の梯子で東京に行ってきます。クリスマス前の週末ですから東京の街は大混雑でしょうね。観劇の1本目はキャラメルボックスの劇団創立40周年記念公演第2弾「トルネイド 北条雷太の終わらない旅」です。以前は「彗星はいつも一人」というタイトルで上演していたようですが、どちらにせよ私自身は初めてなので楽しみです。
 もう1本は、劇団新感線の「爆烈忠臣蔵」です。相変わらずの人気でなかなかチケット予約に当選しなかったのですが、どうにか3階席ですがチケットをゲットすることができました。新橋演舞場の3階席は初めてですが、どんな見え方なんでしょうか。HPによると休憩時間を入れて3時間50分の上演時間ということなので、帰るのは最終電車で日をまたぐことになりそうです。
2025年12月11日(木)
直木賞候補作発表
  第174回直木賞候補作が発表されました。候補作は次の5作品です。
  嶋津輝 「カフェーの帰り道」(東京創元社)
  住田祐 「白鷺立つ」(文藝春秋)
  大門剛明 「神都の証人」(講談社)
  葉真中顕 「家族」(文藝春秋)
  渡辺優 「女王様の電話番」(集英社)
 1月14日に選考会が開催されます。
2025年12月10日(水)
箱根駅伝エントリーの日です
 私のお正月の楽しみのひとつは2日、3日に行われる箱根駅伝の観戦です。地元の山梨学院大学が初出場してから、毎年テレビの前で応援しているのですが、ただ走っている姿を見るだけなのに力が入ってしまいます。かつては優勝も経験し、シード校として毎年優勝争いに加わっていた山梨学院大学も、このところ強化してきている東京の大学に有力選手獲得でかなわず、毎年予選会に回っています。今年も予選会は3位で本選出場となりましたが、シード校との実力差はかなりあるようで、シード獲得できるか否かというところにいるようです。でも、高校記録100以内の選手が入学しないのですから、その中でよく頑張っていると言えます。今日は出場選手のエントリーの日でしたが、山梨学院大学は山登りの5区をここ2年間走っているキャプテンの弓削選手がエントリーされるかどうか、最近記録会を欠場した今年8区で3位となった阿部選手がエントリーされるかどうかが気がかりでしたが、両名とも無事エントリーされています。だいたい巷の予想通りの布陣ではないでしょうか。あとは、当日までにインフルエンザとかにかからないよう体調を万全でレースに臨んでもらいたいですね。とにかく、これで正月は楽しめそうです。
2025年12月8日(月)
12月第2週目です
 12月も第1週目が終わり、先の週末は庭の宿根草の枯れてきている茎を切り取ったり、クリスマスローズの古い葉を切ったりと、庭周りの整理を始めました。
 そろそろ年末の本と映画のマイベスト10に向けて、頭の中も整理を始めます。特に本のベスト10に向けては積読本で「このミス」で国内編第1位となった櫻田智也さんの「失われた貌」(新潮社)は読み終えないと。そのほか、海外編の第1位だったリチャード・デミングの「私立探偵マニー・ムーン」は文庫本なのでオンライン書店に注文し、それ以外のランクインの本は図書館に予約をしました。さっそく、国内編第8位の石川智健さんの「エレガンス」(河出書房新社)は借りられたので、「失われた貌」とともに、せめてこれも読み終えたいです。
2025年12月5日(金)
「このミステリーがすごい! 2026年版」発売
 今日は「このミステリーがすごい!2026年版」の発売日。早いところでは既に昨日店頭に並んでいたようです。会社帰りに書店に寄って、平台にうず高く積まれた中から1冊ゲット。同じく今日発売の「ダ・ヴィンチ 1月号」とともに購入しました。
 国内編第1位は櫻田智也さんの「失われた貌」(新潮社)でした。私自身も刊行当時面白そうだと思ったので購入したのですが、積読状態です。年末までには読みたいです。第2位は笠井潔さんの「夜と霧の誘拐」(講談社)です。矢吹駆シリーズの新作です。久しぶりに矢吹駆シリーズを図書館から借りて読んだのですが、感想を書いておきながらHPに載せるのをすっかり忘れていました。遅ればせながら掲載します。それにしても、哲学的議論には相変わらずついていくことができません。第3位は山口未桜さんの「禁忌の子」(東京創元社)です。昨年刊行された第34回鮎川哲也賞受賞作です。刊行月の関係で今年のランクインとなりましたが、個人的には合いませんでした。それ以降、第4位は伏尾美紀さんの「百年の時効」(幻冬舎)、第5位は若竹七海さんの「まぐさ桶の犬」(文春文庫)、第6位は逢坂冬馬さんの「ブレイクショットの軌跡」(東京創元社)、第7位は北山猛邦さんの「神の光」(東京創元社)、第8位は石川智健さんの「エレガンス」(河出書房新社)、第9位は新川帆立さんの「目には目を」(KADOKAWA)、第10位は飛鳥部勝則さんの「抹殺ゴスゴッズ」(早川書房)となりました。ベスト10のうち、読了しているのは、「夜と霧の誘拐」、「禁忌の子」、「ブレイクショットの軌跡」、「目には目を」の4冊だけ。「失われた貌」と「まぐさ桶の犬」は積読本となっているので、まずは「失われた貌」をマイベスト10発表までに読まなくては。
 「私の隠し球」の中で、伊坂幸太郎さんが2026年は今のところ新刊予定がないと書かれていました。これはショックですねえ。私自身、先も長くないので、伊坂さんには頑張って新刊を次々に出してほしいですね。
2025年12月4日(木)
いよいよ明日「このミス」発売
 いよいよ明日、「このミステリーがすごい!2026年版」が発売される予定です。YouTube等で予想がされていますが、私がミステリではイチオシの「ブレイクショットの軌跡」(早川書房)が挙げられていないですねえ。直木賞にもノミネートされましたが、あれは“このミス”の対象ではないでしょうか。今のところ、私が今年のマイベスト10の第1位に推す予定の森絵都さんの「デモクラシーのいろは」(KADOKAWA)もある意味ミステリ的な部分もあるのですが、さすがにこれは対象にならないですかねえ。海外小説は読んでいないので予想もつかないのですが、購入したまま積んであるホリー・ジャクソンの「夜明けまでに誰かが」(創元推理文庫)、ピーター・スワンソンの「9人はなぜ殺される」(創元推理文庫)、アンソニー・ホロヴィッツの「マーブル館殺人事件」(創元推理文庫)、フリーダ・マクファデンの「ハウスメイド」(ハヤカワ文庫)などが名前があがっているようです。
 明日は「ダ・ヴィンチ 1月号」も発売です。恒例の「BOOK OF THE YEAR2025」が掲載されるので購入します。
2025年12月1日(月)
12月になりました
 12月になりました。ついに今年も1月を残すだけになってしまいました。年齢を重ねるごとに月日の過ぎるのが早く感じます。
今月は様々なベスト10が発表になる月です。何はともあれ、「このミステリーがすごい! 2026年版」の結果がどうなるのかが一番気になります。今週発売の予定です。積読本の中にベスト10に入った作品があれば、そちらを読むよう図書館からの貸し出しをセーブしなくては。
 その中で今月の読書ですが、年末という時期も関係してか、あまり読みたい本が刊行されません。まずは、奥田英朗さんの三部作の完結編となる「普天を我が手に 第3部」(新潮社)は読まないわけにはいきません。GHQの占領が終わり、高度経済成長期の中で、竹田志郎、矢野四郎、森村ノラ、五十嵐満の4人が果たしてどんな人生を歩んでいくのか。楽しみです。あとは、佐々木譲さんの日露戦争でロシアに負けた日本のその後を描く歴史改変シリーズ第3弾である「分裂蜂起」(集英社)がシリーズ完結編です。そのほかでは京極夏彦さんの「猿」(KADOKAWA)でしょうか。
 今月の映画ですが、まずはテレビドラマの映画化作品が2本、天海祐希さんの「緊急取調室」と福山雅治さんと大泉洋さんの「ラストマン FIRST LOVE」。前者は、本当は2023年に公開の予定でしたが、共演の香川照之さんの事件があって、公開延期となり、配役を変えて撮り直しとなった作品です。ようやく日の目を見ますね。後者は福山雅治さん演じる全盲のFBI捜査官と大泉洋さん演じる刑事による2023年放映ドラマの映画化です。テレビでは二人は実は兄弟だったことが明かされましたね。そのほか邦画では「新解釈 幕末伝」でしょうか。福田雄一監督作品ですから、これはコメディといっていいのでしょうね。
 洋画は、まずは、「ミッド・サマー」のアリ・アスター監督の「エディントンへようこそ」。コロナ禍でロックダウンされた小さな町の町長選が全米を巻き込む騒動になっていく様子を描いた作品だそうです。ホアキン・フェニックス主演です。「アバター ファイヤー・アンド・アッシュ」はシリーズ第3弾です。ただ、前作の「アバター ウェイ・オブ・ウォーター」がコロナ禍の中ということもあって、観ていないんですよねえ。さて、どうしようか思案中です。「ビューティフル・ジャーニー ふたりの時空旅行」は設定が私好みの話です。友人の結婚式で知り合ったデヴィッドとサラがレンタカーのカーナビに導かれてたどり着いたドアの先は、それぞれの「人生で一番やり直したい日」につながっていたというストーリーです。こういうファンタジー好きなんですよねえ。
 今月の観劇は2本。毎年恒例、サンシャイン劇場でのキャラメルボックスのクリスマスツアーですが、今年は「トルネイド 北条雷太の終わらない旅」です。私は観ていないのですが、1995年に上演された「レインディア・エクスプレス」、2003年に上演された「彗星はいつも一人」のタイトルを変えての再々演だそうです。もう一本は新橋演舞場の劇団新感線の「爆裂忠臣蔵」を同じ日に梯子します。「爆裂忠臣蔵」はチケット抽選に何度も応募しまくって、ようやく3階席が取れました。新橋演舞場の3階席は入ったことがないのですが、どんな感じなんでしょうか。18時開演ですが上演時間が休憩時間を含めて3時間50分という大作ですから帰宅は日を越してしまうことになりそうです。