2025年6月30日(月) |
三島の鰻は美味しい |
今日は土日家族旅行に行ってきたので一日休みを取って、かかりつけ医に行ったりして過ごしました。それにしても暑かったですねえ。
土日は三島に鰻を食べに行ってきました。世界では鰻が絶滅危惧種として漁を規制しようとする動きがあるようですが、日本は絶滅危惧はないとして反対しています。でも、将来的には他の国の圧力で鰻が食べられなくなるかもしれません。今だって、値段が高いので、そんなに食べることができるわけではないのですけどねえ。土曜日、三島神社でお参りしてから、ネットでも評判のお店でちょっと早い昼食。それぞれ一人前のうな重のほかに白焼きも一つ注文。さすが、三島のうな重は美味しかったです。脂がしっかりのっているせいか、ご飯はそんなに多くないのにお腹いっぱいになりました。大満足です。夜は沼津から直送の魚を使った寿司屋で夕食。やはり、海が近いと魚が美味しいですよねえ。生シラスが不漁でなかったのが残念でしたが、満足の夕食でした。食べることが目的の旅行でしたが、大満足です。
|
|
|
2025年6月21日(土) |
「国宝」観に行ってきました |
今日は妻が観たいと言った「国宝」を観に行ってきました。先週、土曜日に東京に行った際、別の映画を観に行った映画館で公開が始まった「国宝」はチケットが完売していたほど人気の映画でしたが、今日の地元のシネコンの入りは半分ほど。でも、硬派な映画にしてはなかなかの入りでした。上映時間が175分との長尺で、眠ってしまうかもと思っていたのですが、いざ始まると冒頭から怒涛の展開で、あっという間に映画の中に入り込んでしまいました。とにかく、主演の吉沢亮さんと横浜流星さんの歌舞伎の女形の踊りが凄すぎます。役者さんて凄いですよねえ。わずかな時間で、今まで経験したことのない女形を演じてしまうのですから。もう来年の日本アカデミー賞の本命が決まりましたね。作品賞、監督賞、そして主演男優賞が吉沢亮さん、助演男優賞が横浜流星さんでしょうか。さて、これからこの作品以上の作品が出てくるでしょうか。
現在、笠井潔さんの「夜と霧の誘拐」を読書中。矢吹駆シリーズです。660ページを超える大部です。
|
|
|
2025年6月19日(木) |
梅雨はどこに行ったのか |
梅雨に入ったばかりというのに、連日35度を超える真夏日が続きます。梅雨前線もどこかにいってしまったみたいです。夜は寝苦しく、6月でこれなら7月、8月はどうなるのか恐ろしく思ってしまいます。
春になって大きく成長してきたヒューケラがこのところの暑さであっという間に葉焼けしてしまいました。やはり、ヒューケラは夏には弱いですねえ。日陰に移動しなくては。他の植物も鉢植えはもちろんですが、地植えの植物も水不足で1日でだらんとしてしまいます。
|
|
|
2025年6月15日(日) |
昨日は東京へ |
昨日は妻の希望で上野の東京国立博物館で開催中の「蔦屋重三郎 コンテンツビジネスの風雲児」展を観に朝から東京に出かけました。会期が今日までだったためか、入口からすでに長蛇の列。NHK大河ドラマの人気を見くびっていました。30分ほど待ってようやく入場できましたが、今度は横浜流星さんがナビゲーターを務める音声ガイドが長蛇の列。支払いが現金のみでなく様々な方法が認められていたせいか、クレジットに○○payで時間がかかってしまっていたようです。何だかんだでようやく観始めましたが、場内も大混雑のうえ、実際の本は小さくて、前に行かなくてはよく見えず、諦めて、空いているところを選びながら観て、あとは図録を買って家でじっくり観ることにしました。喜多川歌麿の「ポッピンを吹く娘」や東洲斎写楽作品はじっくり観ることができましたので、そこは満足でしたけど。
東京国立博物館のあとは今度は私の希望で三菱一号館美術館で開催中の「ルノワール×セザンヌ」展へ行きました。こちらは入口は並んでいたのですが、会場内はゆったりとしていて、ひとつひとつの作品をじっくりと観ることができました。ルノアールの「ピアノの前の少女たち」はよく出品されますね。秋に国立西洋美術館で開催される「印象派展」にも出品されますね。やはり、今回の展覧会の中でも一番印象的でした。
そのあとは新宿に戻って、新宿ピカデリーで金曜日から公開された「フロントライン」を観ました。新型コロナの感染が始まった時、船内で感染者が出た豪華客船ダイヤモンド・プリンセス号の船内、まさしく新型コロナの最前線で感染者に対応した医療関係者たちを描いた作品です。実話に基づいた作品ですが、テレビカメラの向こうではこんなことが起こっていたんですね。あの時、医療関係者たちを非難したり、その子どもたちをいじめたりということが実際にありましたが、改めてこうして命を張って感染者に対応していた医師や看護師たちを見ると、あれは恥ずべきことだと改めて思います。
映画を見終わって、今日は満足、さて家に帰ろうと電車に乗ったら、先行している電車がイノシシと衝突したことで、運転が途中でストップしてしまいました。警察が出動したけど、処理できず、結局地元の猟友会が出動して処理して、運転が再開されました。イノシシは電車と衝突しても生きていて、警察官では対応できず、猟友会が呼ばれたかもしれませんね。それにしても、いい迷惑です。どうにか家にたどり着いたのは1時間半遅れ。いやぁ~最後にとんでもないことに巻き込まれて疲れてしまいました。
昨夜はとんでもないことで帰るのが遅くなってしまいましたが、今日は朝一番でシネコンに法条遥さん原作の同名小説の映画化「リライト」を観に行ってきました。原作を読んだ際にもよくわからなかったのですが、映画を観てもちょっと理解できないところがありましたねえ。
|
|
|
2025年6月12日(木) |
直木賞ノミネート作品発表 |
第173回芥川賞・直木賞ノミネート作品が発表になりました。興味のある直木賞ですが、ノミネートは次の6作品です。
塩田武士 「踊りつかれて」(文藝春秋)
青柳碧人 「乱歩と千畝」(新潮社)
逢坂冬馬 「ブレイクショットの軌跡」(早川書房)
芦沢央 「嘘と隣人」(文藝春秋)
柚月裕子 「逃亡者は北へ向かう」(新潮社0)
、夏木志朗 「Nの逸脱」(ポプラ社)
読了しているのは、青柳さん、逢坂さん、柚月さんの3作品。個人的には3作品とも面白かったですが、逢坂さんに軍配が上がりますかねえ。ただ、未読の塩田作品も評判がいいようなので、7月の発表までには読みたいです。 |
|
|
2025年6月9日(月) |
荻原浩「我らが緑の大地」読書中 |
荻原浩さんの「我らが緑の大地」(角川書店)を読書中です。
この作品、植物が人間に対し反乱を起こし、襲い掛かってくるというストーリーですが、植物の生態がいろいろ描かれていて読んでいて興味深いです。その中でも印象的なのはコアラの主食となるユーカリの木のことです。ユーカリの木は油分が多く、葉っぱ同士の摩擦で火事が起きることもあるとのこと。耐火性の強いユーカリは樹皮が焼けるだけで木そのものは生き残り、種子も熱に強く、火事で他の植物が焼失した広々とした土地で、土地と日光を独り占めにするという話です。それに、ユーカリを食べるコアラを殺すこともできるんですねえ。ユーカリの故意の自然発火を「コアラ殺し」と呼ぶことがあるそうですよ。植物って怖いですねえ。それに、野菜は食害虫から自分を守るために食害虫の天敵である昆虫等を匂いで呼び寄せるとか。凄いですねえ。これを読んでいたら、昨日敷地内の雑草を取っていたら、体のいたるところが虫に刺されて赤くなったことも、雑草たちが自分を守るために虫たちを呼び寄せて人間を攻撃させたのかなと思ってしまいました。本はあと半分ほど。いよいよ植物たちの攻撃が始まるようです。
久しぶりに笠井潔さんの矢吹駆シリーズである「夜と霧の誘拐」(講談社)を図書館から借りました。700ページ近い大作ですし、いつも内容が哲学的なので読むのが大変なんですねえ。無事借入期間の中で読み終えることができるか不安です。
|
|
|
2025年6月2日(月) |
6月になりました |
6月になりました。このところ、雨模様のうっとおしい日が続き、そろそろ梅雨に入りそうですね。世間では、備蓄米の放出が大きな話題となっています。問題は、備蓄米がいくらで販売されるかというより、今後出てくる新米の値段がいくらになるかです。これが下がらないようでは、今回のことは小泉大臣の単なるパフォーマンスに過ぎないことになってしまいます。国民としては今後のコメの値段を見守っていく必要がありますね。
今月の読書ですが、まずは貫井徳郎さんの「不等辺五角形」(東京創元社)です。避暑地の別荘に集まった幼馴染5人のうち、ひとりが死体となって発見され、ひとりが「私が殺した」と告げ、警察に連行される。残された3人は弁護士に証言をしていくが、それぞれの思惑があるというストーリーです。小野不由美さんの「営繕かるかや怪異譚 その肆」(KADOKAWA)は建物にまつわる超自然的な現象を解決する営繕屋・尾端を描くシリーズ第4弾です。奥田英朗さんの「普天を我が手に 第一部」(講談社)は壮大な昭和史サーガ三部作の第一部です。第一部では大正天皇崩御から太平洋戦争開戦まで、激動の時代に生まれた子どもたちが成長していく姿が描かれます。これは読み応えがありそうです。薬丸岳さんの「こうふくろう」(小学館)は作者が「今までで一番ダークな作品になったかもしれません」というクライム巨編だそうです。
海外ものではピーター・スワンソン「9人はなぜ殺される」(創元推理文庫)です。ある日、アメリカ各地に住む9人に自分の名前を含む9人の名前だけが記されたリストが郵送されてくるが、差出人も意図も不明。やがて、その中に記されていた老人が溺死させられ、翌日にはランニング中の男が撃たれるという事件が起きる。果たして、9人の繋がりは何なのかというストーリーです。
今月の映画ですが、個人的に一番観たいのはダニー・ボイル監督の「28年後」です。「28時間後」「28日後」に続くシリーズ第3弾です。人間を凶暴化させるウイルスがロンドンで流出してから28年後、生き残った僅かな人々は孤島に逃れて身を潜めて暮らしていたが、ある日、一人の男。ジェイミーとその息子はある目的のために島を出て本土へと向かい、感染して凶暴化した者たちと戦うというストーリーです。“ある目的"とは何でしょうか。「リライト」は、法条遥さん原作の同名小説の映画化です。タイムトラベルものです。原作はちょっと分かりにくいところもあったのですが、脚本がヨーロッパ企画の上田誠さんというのが惹かれます。池田エライザさんが女子高校生役とは色気ありすぎでしょう。「フロントライン」は新型コロナウイルスがまん延する最初の頃、日本に入港した豪華客船「ダイヤモンド・プリンセス」号の集団感染に最前線で立ち向かった医療関係者たちの姿を描きます。テレビで停泊している「ダイヤモンド・プリンセス」号の映像が流れていましたが、当時、報道されない裏側で起こっていたことが語られます。「国宝」は、吉田修一さんの同名小説の映画化です。原作は未読ですが、親を亡くし、歌舞伎役者に引き取られた喜久雄と、その跡取り息子である俊介の運命を描いた作品です。喜久雄を吉沢亮さん、俊介を横浜流星さんというNHK大河ドラマの主役を演じた二人が演じます。「ドールハウス」は、ホラーものです。娘を事故で亡くした夫婦が骨重市で見つけた人形に愛情を注ぐことで元気を取り戻していくが、新たな娘が生まれると人形には見向きもしなくなる。やがて、娘が成長して人形と遊び始めると奇妙な出来事が次々と起こっていくというストーリーです。長澤まさみさんが母を演じますが、彼女がホラーに出演するのは珍しいですね。「でっちあげ」は、日本で初めて教師による児童へのいじめが認定された体罰事件を題材にした福田ますみさんのルボルタージュの映画化です。三池崇史監督、綾野剛さん主演作品です。
今月は舞台の鑑賞はなし。美術展は三菱一号館美術館で開催中の「ルノワール×セザンヌ モダンを拓いた2人の巨匠」を観に行きたいのですが。
|
|
|