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身辺雑記(2025年3月)

2025年3月3日(月)
アカデミー賞発表
 日本時間の今日、第97回アカデミー賞授賞式が行われました。作品賞はこのところの予想通り、若きストリップダンサーのアノーラが幸せを勝ち取ろうと奮闘する等身大の生き様を描いた「ANORA アノーラ」が作品賞、監督賞(ジョーン・ベイカー)、主演女優賞(マイキー・マディソン)、脚本賞(ジョーン・ベイカー)、編集賞の最多5冠を獲得。日本では先週金曜日から公開されたばかりですが、地元の映画館はそれほどの動員はありませんでした。この受賞で観に行く人が増えるかもしれません。私も時間が合えば今度の週末には観に行きたいです。主演男優賞はホロコーストを生き延びてアメリカへ渡ったユダヤ人建築家の数奇な反省を描いた「部ルータリスト」のエイドリアン・ブロディが受賞しました。個人的にはこちらの作品の方が面白そうです。先日観た「名もなき者 A COMPLETE UNKNOWN」は8部門にノミネートされていましたが、受賞は0でした。ボブ・ディランを演じたティモシー・シャラメの歌と演技は素晴らしかったんですけどねえ。
 一穂ミチさんの「恋とか愛とかやさしさなら」(小学館)読了。次は月村了衛さんの「虚の伽藍」(新潮社)に取り掛かります。 
2025年3月1日(土)
3月になりました
 3月になりました。今日の気温はこちらは20度を超え、春を迎えたような気候です。とはいえ、暖かさは明日までで、明後日は天気が崩れ積雪もあるかもしれない寒さとなるそうです。寒かったり暖かかったりで体調の維持が大変です。
 昨夜は予定通り仕事帰りにティモシー・シャラメ主演でボブ・ディランの若き頃を描いた「名もなき者 A COMPLETE UNKNOWN」を観てきました。ボブ・ディランといえば2016年に歌手でありながらノーベル文学賞を受賞していますが、日本で人気のあったのは私より上の世代の人からのようで、昨夜も観客はほとんどが私より上の世代の人ばかりでした。ティモシー・シャラメが自分で演奏し、歌っているそうですから大したものです。日本時間3月3日に発表される第97回アカデミー賞で作品賞、監督賞、主演男優賞、助演男優賞、助演女優賞などにノミネートされていますが、受賞予想は高くないようです。
 金城一紀さんの13年ぶりの"ゾンビーズ・シリーズ"最新作「友が、消えた」(KADOKAWA)読了。やっぱり、"ゾンビーズ・シリーズ"は面白いです。このままシリーズが再開してくれると嬉しいのですが。
 今月の読書は、まずは三崎亜記さんの「みしらぬ国戦争」(KADOKAWA)です。デビュー作で隣り町との戦争を描いた三崎さんが今度はみしらぬ国との戦争を描きます。今回はどんな不条理を描いてくれるのでしょうか。女性の主人公を書かせたら読ませる長浦京さんの元特殊部隊員のシスターを主人公にする「シスター・レイ」(KADOKAWA)。これは楽しみです。島田荘司さんの「伊根の龍神」(原書房)は御手洗潔シリーズの新作です。このところの御手洗潔シリーズは個人的にはいまひとつですが、さて、今作はどうでしょう。
 今月の映画は、邦画では馳星周さん原作で直木賞受賞作「少年と犬」の映画化、洋画では、ローマ教皇選挙を巡るミステリー「教皇選挙」、ボン・ジュノ監督のSFスリラー「ミッキー17」あたりでしょうか。「白雪姫」や「ウィキッド」は観に行かないかな。