身辺雑記トップへ

身辺雑記(2024年12月)

2024年12月31日(火)
大晦日になりました
 いよいよ今日は大晦日です。午前中は昨日までにやりきれなかった大掃除の続きして、午後からはこのHPの最後の更新です。
 読書は今朝、永嶋恵美さんの「檜垣澤家の炎上」(新潮文庫)を読み終えて、これで今年の打ち止めです。「このミス 2025年版」の国内編第3位にランクインしただけあって、面白かったです。続編を期待したいです。予定していた金城一紀さんの「友が、消えた」(角川書店)は来年廻しにします。来年の1冊目は「友が、消えた」か、図書館から借りている佐々木譲さんの「秋葉断層」(文藝春秋)になりそうです。
 今年最後に2024年の本と映画のマイベスト10をアップしました。今年は映画は昨年並みでしたが、読書は21冊も減少していました。妻ともどもお互いの母親が介護が必要な状況になり、時間をそちらに取られたことにも一因があったように思います。1年に100冊は読了したいですね。
 ”Koba's library”を訪問していただいた皆様、今年もどうぞありがとうございました。来年も少しずつ更新していく予定ですので、どうぞよろしくお願いいたします。それでは、よいお年をお迎えください。
2024年12月29日(日)
9連休2日目
 昨日から始まった9連休も2日目。昨日は毎年頼んでいた植木屋さんが老齢で仕事を辞めたので、そのままほおっておいた庭木を遅ればせながら剪定。この時期行っていいのかまったく分かりませんが、伸びてしまった枝を高ばさみで切りました。今日はトイレと風呂の掃除。妻が義母の介護で実家に帰っているので、なかなか日頃できない掃除を集中的にしました。カビ取りをしたりして、すっかり綺麗になった風呂に入るのは気持ちいいですねえ。明日も引き続き家の中の掃除です。
 昨夜、映画「推しの子」を観に行って、今年の映画はこれで終わりです。読書は永島恵美さんの「檜垣澤家の炎上」を引き続き0読書中。あと、金城一紀さんの「友が、消えた」を今年中に読むのは無理かなあ。
2024年12月26日(木)
人間ドックの結果は
 昨日の人間ドックは、コレステロールや糖の値が昨年より上がりはしましたが、再検査というほどでもなく、また、しばらく洒を控えていたこともあってか肝臓の値はすこぶる良好。また、癌といえばまずは胃がんを思い浮かべますが、ポリープはあったものの悪性腫瘍ということはなく、奇麗な胃だそうです。これで年末年始は美味しくお洒を飲むことができそうです。
 仕事もあと1日を残すだけ。テレビも特番ばかりで年末らしくなってきました。テレビといえばこの年末年始にHuluで放映した綾辻
行人さん原作の「十角館の殺人」が地上波で放映されるそうです。日本テレビの関東ローカルということですが、山梨って関東ローカルですよね。まあダメであればTVerで見逃し配信もあるということなので、これは絶対見なくては。
2024年12月24日(火)
明日は人間ドック
  いよいよ明日は人間ドック。今夜はクリスマス・イブですが家には私しかいず、クリスマスケーキを食べるでもなく、明日に備えて9時前には夕食を済ませました。明日は要再検査とかならないことを祈るのみです。もし、何もなければ、明日の夜は久しぶりに晩酌を楽しもうかな。
 母校の大学から箱根駅伝の寄付の封書が届きました。でも、ごめんなさい。私は母校より地元の山梨学院大学を応援しています。毎年優秀な高校生を獲得しながら低迷している母校より、なかなかいい記録を持つ高校生が入学してくれない中、頑張って練習している山梨学院大学の方が応援しがいがあります。まずはシード権獲得目指して頑張ってほしいです。
 クリスマスに観る映画といったら「ホームアローン」が定番ですが、私としては何と言っても「ラブアクチュアリー」です。今もBS松竹東急で放映している「ラブアクチュアリー」を観ながらこれを書いています。様々な愛のかたちを描いた映画ですが、やはり、友人の結婚相手に恋するマークのストーリーが一番好きだなあ。何も言わずにただカードをめくって友人の妻となった女性に愛を告白するシーンに思わず声援を送りたくなります。泣けてしまうなあ。そうそう、「ダイ・ハード」もクリスマスですよねえ。
2024年12月23日(月)
あと9日
 今年も残すところ9日になりました。金曜日には仕事納め。今週は水曜日に人間ドックがあるので、出勤するのはあ4日です。いつもより長い年末年始体暇になりますが、母親の介護もあり、遠出をすることもないので、年末は掃除をして、年始は家で恒例の箱根駅伝を見て過ごすという感じになりそうです。帰省する孫の相手もしなくてはなりません。
 現在、本は「このミス」で第3位になった永嶋恵美さんの「檜垣澤家の炎上」(新潮文庫)を読書中。殺人事件も起きますが、ミステリというより女の一代記というストーリーです。今年中に読むことができるのは、あとは金城一紀さんの「友が、消えた」(KADOKAWA)くらいでしょうか。映画は今年はあと「推しの子」を観に行く予定です。その後に今年の本と映画のマイベスト10を発表したいと思います。
2024年12月21日(土)
キャラメルボックス「ミスター・ムーンライト」観てきました
 今日はサンシャイン劇場で公演中のキャラメルボックスの「ミスター・ムーンライト」を観るために東京へ行ってきました。
 初演の頃はまだキャラメルボックスを知らなかったので、初めて観る「ミスター・ムーンライト」です。主役を演じたのは、本公演で初めて主役を務める関根翔太さんです。鹿島は作家を目指す図書館の司書。そんな彼に大学時代の友人・結城の妹・かすみの霊が乗り移る騒動が描かれます。かすみは半年前に交通事故で亡くなっており、彼女の霊がなぜ鹿島に乗り移り、何をしようとするのかというストーリーです。関根さんがかすみの霊が乗り移ったときは女性の口調で話すことになり、なかなか熱演でした。初めての主役ですから思うところもあったでしょうね。
 キャラメルボックスも来年で劇団創設40周年を迎えるそうです。私がキャラメルボックスを知ったのは私のホームページを訪れてくれたnanayo さんに教えていただいて以来。初めて観たのは20周年記念公演の「クロノス」の初演からですから、もう19年になります。来年40周年記念公演を夏と冬に行われることが発表されましたが、夏は「さよならノーチラス号」と書下ろし新作が、冬はまだ発表されていませんが、来年も元気に観に行きたいものです。
2024年12月19日(木)
「全領域異常解決室」最終回
 昨夜は毎週楽しみに観ていたフジテレビの「全領域異常解決室」が最終回を迎えました。個人的には秋ドラマのベスト1でした。最初は単なるバディもののミステリドラマかと思いましたが、しだいに話は予想外の方向へ。ついには神と神、神と人との戦いが描かれるというファンタジー要素満点の話となりました。八百万の神と対決する「ヒルコ」の正体はいったい誰なのか。そして、まさか広瀬アリスさん演じる雨野小夢までもが実は神であり、「全領域異常解決室」の室長だったという驚きの展開に毎回ワクワクさせてくれました。ラスト、小夢は果たして事戸を渡され、神々の記憶を失ったのか。藤原竜也さん演じる興玉とすれ違った後に”呼び出しの鈴”を出して鳴らしたのが気になりますねえ。実は記憶を失っていないのでは。役小角もレクター博士のような厳重な拘束がされていまし
たが、まだ健在ですし、そして、「ヒルコ」に操られていた成海璃子さん演じる二宮のの子が入院していた病室から姿を消しているシーンで終わりましたが、何だか続編がある感じですね。期待したいです。
2024年12月18日(水)
今年もあと2週間
 いよいよ今年もあと2週間。年末年始は曜日がうまくはまって9連体といういつもより3日間長い休みとなります。
 昨夜は新型コロナ流行後初めての職場の忘年会でした。お店は多くの忘年会らしき集まりで満席の状況でした。日常が戻ったという感じですね。今の職場は酒を飲まない人が多く、飲むより美味しい食事がメインの会でしたが、来週に人間ドックを控えている身としては、あまり飲むことがなくて良かったです。このところ人間ドッグでは毎回、何かしら「要再検査」になりますので、今回はどうなのか、ちょっと心配。何もなく年末年始はおいしくお酒を飲みたいものです。
 今週末は東京ヘキャラメルボックスのクリスマスツアー「ミスタームーンライト」を観に行く予定です。キャラメルボックスを知ってから、12月は毎年クリスマスツアーの公演に行くのが恒例行事となっています。クリスマス前の土曜日で、東京は人出が多いのでしょうね。
2024年12月12日(木)
慌ただしい毎日
 今週火曜日、母親が通っているデイサービス事業所から仕事中に、熱が出てきたので帰宅させるとの電話がありました。慌てて休みを取って帰り、デイサービスから戻ってきた母親を連れてかかりつけの医者に行くと、新型コロナとインフルエンザの検査をしました。結果は陰性でしたが、先生が言うには熱があがってから時間が経っていないので、陽性でも陰性になる可能性が高いので、明日もう一度検査をするとのこと。翌朝再検査をすると、良かったことにやはり陰性の結果が出ました。ほっとして、解熱のための抗生剤を貰って帰りましたが、翌日になっても熱は下がらないし、顔に発疹ができ、無意識でかくのでかさぶた状態になってしまい、これはおかしいと今日再度病院に行くと、帯状疱疹という診断を受けました。かぜで体力がなくなって免疫機能が低下したんでしょう。とりあえず、原因がわかってひと安心ですが、栄養をつけなくてはいけないのに、高齢なので食欲がなく、どうしたものかと悩みます。
 そんなこんなの慌ただしい日が続き、ゆっくりと更新もしていられなかったのですが、書こうと思っていたのが、映画「推しの子」のこと。最初にこの映画のことを知ったときは、原作の漫画も読んだことがなかったので、自分の好きなアイドルの女の子のことを描く映画かと思っていたのですが、そうではなく、”推しの子”とは”推し”の女の子が産んだ”子ども”のことなんですね。プライムビデオで予告編を観ると、”推し”の女の子が世間に隠れて産んだ双子に死んだ男性と少女が転生するんですね。これは私好みということで、アマゾンプライムで放映している全8話を視聴しました。これが意外に面白く、この後の展開が気になり公開されたら観に行くこととしました。ミステリ的な要素もあるので、果たしてどんな結果が待っているのか。期待大ですね。
 第172回芥川賞・直木賞候補作が発表になりました。直木賞は次の5作
 朝倉かすみ  よむよむかたる
 伊与原新   藍を継ぐ海
 荻堂顕    飽くなき地景
 木下昌輝   秘色の契り
 月村了衛   虚の伽藍
 今回は5作の中、1作も読んでいません。直球のミステリはないようですね。選考会は来月15日です。個人的には月村了衛さんに頑張ってもらいたいです。     
2024年12月6日(金)
「このミス」が発売されました
 「このミステリーがすごい! 2025年版」が発売になりました。
 国内編の第1位は直木賞候補にもなり山本周五郎賞、本格ミステリ大賞、日本推理作家協会賞を受賞した青崎有吾さんの「地雷グリコ」(KADOKAWA)となりました。これだけ受賞していると予想がつきましたね。昨年11月の発売なので今年の対象作となっており、1年以上前の発売で通常は不利になるところですが、圧倒的な第1位でしたね。私が面白いとの評判を聞いて読んだのは今年の1月でしたが、評判通りの面白さでした。青崎さん、よくもまあ色々なゲームを思いつくものです。
 国内編ベスト10は次のとおりですが、既読は第1位の「地雷グリコ」のほか、第2位の「冬期限定ボンボンショコラ事件」、第4位の「少女には向かない完全犯罪」、第6位の「日本扇の謎」、第7位の「法廷占拠 爆弾2」、第8位の「バーニング・ダンサー」、第10位の「六色の蛹」の7冊です。
 第1位 地雷グリコ  青崎有吾
 第2位 冬期限定ボンボンショコラ事件  米澤穂信
 第3位 檜垣澤家の炎上  永島恵美
 第4位 少女には向かない完全犯罪  方丈貴恵
 第5位 伯爵と三つの棺  潮谷験
 第6位 日本扇の謎  有栖川有栖
 第7位 法廷占拠 爆弾2  呉勝浩
 第8位 バーニング・ダンサー  阿津川辰海
 第9位 ぼくは化け物 きみは怪物  白井智之
 第10位 六色の蛹  櫻田智也
 一方海外編のベスト10は1冊も読んでいませんでした。
 本日は「このミス」のほか、「ダ・ヴインチ1月号」「本格ミステリ・ベスト10」が発売になっていますが、「このミス」と「本格ミステリ・ベスト10」はオンライン書店に注文済みなので「ダ・ヴィンチ1月号だけ購入。こちらの小説ランキングの第1位は宮島未奈さんの「成瀬は信じた道をいく」(新潮社)で、「地雷グリコ」は第2位でした。こちらはミステリだけではないので妥当なところでしょうか。
 ランキングと共に楽しみなのは、作家さんたちが明かしてくれる来年の“隠し玉"です。今年の“隠し玉"の中では米澤穂信さんが古典部シリーズと小市民シリーズの短編集の刊行を話してくれているのが楽しみです。
2024年12月1日(日)
いよいよ最終月です
 いよいよ今年も最終月に突入しました。「このミス」発売まであとわずか。果たして今年のベスト10はどうなるのでしょうか。マイベスト10も月末までにはアップする予定です。
 今月の読書は、まずは何を措いても金城一紀さんの「友が、消えた」(KADOKAWA)です。金城一紀さんは最近はテレビドラマの脚本等で名前を見かけましたが、小説はさっばり。何と13年ぶりの書き下ろし作であり、あの「レヴォリューション№3」らの“ゾンビーズ"シリーズの新作だそうです。高校卒業を機に“ゾンビーズ"は解散し、メンバーはそれぞれの道を歩むことになり、今作では大学生になった南方が同級生から行方不明になった友人とその家族を探してほしいと依頼され、新しい仲間たちと動き出すという話のようです。“ゾンビーズ"シリーズ最新作とされますが、どうも南方以外の登場はないのでしょうか。
 そのほかでは、伊岡瞬さんの高齢の父からの「人を蝶いたかもしれない」という電話から始まる「翳りゆく午後」(集英社)が面白そうです。
 今月の映画ですが、これといって積極的に観に行きたい作品がありません。年末年始は家で過ごすことになりそうです。それでも、邦画は「劇場版ドクターX」は妻が観に行きたいと言っているので観る予定です。フジテレビで放映していた「ドクターX」シリーズの映画化ですが、この映画をもってシリーズ完結ということになるようです。主人公の大門美知子を演じる米倉涼子さんも、満身創疾で大門美知子のトレードマークであるハイヒールを履くのも辛い状況のようですから、無理ないですね。予告編ではある人物が死んで、大門が号泣しているシーンがありましたが、果たしてどうなるのか。この映画、10月に亡くなった病院長の蛭間を演じていた西田敏行さんの遺作となりました。
 邦画ではもう一本。「はたらく細胞」です。細胞を擬人化して、親子の体内世界で働く細胞たちの活躍と、その親子を中心とする人間世界のドラマが並行して描かれます。永野芽郁さんが赤血球役、佐藤健さんが白血球役、阿部サダフさんが父親役、芦田愛菜さんがその娘役を演じます。そのほか、山本耕史さん、仲里依紗さん、松本若菜さん、染谷翔太さんなど人気俳優が様々な細胞に扮して多数出演しています。昔、医者がミクロ化して人間の体の中に入って治療をするという「ミクロの決死圏」というSF映画がありましたが、あの映画では人体の中に入ってきた人間を異物として白血球が攻撃してくるなどSF色が強い作品でしたが、こちらは予告編を観るとちょっとコメディ色が強そうです。
 一方、洋画はマーベル映画の「クレイヴン」くらいでしょうか。幼い頃、父親と一緒に狩猟に出かけた際にライオンに噛まれたことが原因で百獣の王のパワーを持つことになったクレイヴンの話だそうです。マーベルもヒーローが多すぎですね。
 地元で上映されれば観に行きたかった、新作ではありませんが、公開20周年を記念して4Kデジタルリマスター化での上映となる「ラブ・アクチュアリー」です。クリスマスが舞台となりますから12月に相応しい映画です。群像劇ですがその中でも親友と結婚した女性に恋するマークのパートが最高です。結婚式後のクリスマスの日、親友宅のドアをノックしたマークは、戸口に出てきた親友の妻となったジュリエットにスケッチブックに書いた愛の言葉を見せます。マークの気持ちを考えると泣けてきてしまいましたねえ。
 今月は観劇を一本。キャラメルボックスのクリスマス公演の「ミスタームーンライト」です。2001年の再演ですが、個人的には初めてです。今回の公演にはかつて上川隆也さんとともにキャラメルボックスを背負っていた近江谷太朗さんがグスト出演します。