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身辺雑記(2024年11月)

2024年11月19日(火)
沁みる映画
 年末を迎え、雑誌も色々な特集を組んでいます。現在発売している「POPEYE 12月号」と「BRUTUS 12月1日号」の特集はどちらも映画です。思わず購入してしまいました。特に「BRUTUS 12月1日号」は”沁みる映画”と謳っています。全国の映画館に通う映画好きに聞いた”沁みる”映画ランキングの発表です。パラパラとページをめくったところ、私が大好きな映画の大好きなシーンがランクインしていました。「ラブ・アクチュアリー」で、親友と結婚した女性にスケッチブックに綴った文字をめくって愛をつけるシーンです。ここ、最高です。来月、公開20周年を記念して4Kデジタルリマスター版が公開になりますが、大きなスクリーンで観たいなあ。
2024年11月18日(月)
兵庫県知事選の結果は
 兵庫県知事選で前知事の斎藤氏が当選しました。パワハラ、おねだり疑惑で辞職し、県議の一人も支持がない中での逆転劇です。今朝からニュースではSNSの功罪が取り上げられています。SNSではパワハラ等は捏造だ、斎藤氏を蹴落とすための陰謀説だという情報が流れており、それを信じた人が多かれ少なかれいたようです。斎藤氏に投票した女性は、インタビューに答えて、すべてデマだということがわかったと言っていました。これでは県職員もたまらないですよね。ただでさえ世間の目は公務員に厳しいので、県職員へのパワハラは単に厳しく指導しているだけと、今後うやむやになってしまいかねないです。おねだり疑惑だって、知事室に自分の名前を書いてもらったユニフォーム等も実際あるんですからねえ。県が貰ったものという言い訳は通らないでしょうに。とにかく、今は、嘘でもなんでも声が大きい方が勝つという世の中になってしまいましたね。生きづらいですねえ。まあ、それはアメリカを見てもよくわかります。県議の中には態度を一変させて、すでに斎藤氏に媚びる方も出てきているようです。
 雑車対策で夏前に植えたディコンドラシルバーフォールが元気で、あっという間に隣に植えたリシマキアヌンムラリアの領土を奪い取り、現在その先に植えたハツユキカズラと戦いの真っ最中です。ハツユキカズラも自分の領土に入れないよう奮闘していますが、ディコンドラシルバーフォールの方はちょっとした隙間でも手を伸ばして侵入を図ろうとするので、他の植物にとっては脅威です。こんなに強いとは思いませんでした。ハツユキカズラの先にはアジュガの領土が広がっているのですが、そこには柵を張り巡らしてあるので、侵入は困難か。反対側にはリシマキアミッドナイトサンを植えてあったのですが、そこも浸食され、その先のやはり別のアジュガの領土に向かっています。こちらも急いで柵を建設し、ディコンドラの侵入に備えます。
2024年11月16日(土)
インフルエンザの予防接種に行ってきました
 11月も中旬を過ぎ、だいぶ寒くなってきて、インフルエンザも流行ってくる時期になりました。ということで、主治医のところで予防接種をしてきました。新型コロナの予防接種と違って熱が出るなどの副反応がないので安心です。
 インフルエンザの予防接種の後は、やはり冬に向かってちょっと早いけど、そろそろ雪の心配もしなくてはとカーショップに行って車のタイヤをスタッドレスに交換してきました。こちらは周りを山に囲まれているせいか、冬は気温はかなり下がりますが、雪は降っても数回ほど(時にはその中の1回が大雪になることがありますが)。でも、スタッドレスを履いていないと公共交通機関が不便なこちらでは雪の日に通勤することができません。雪が降らないにこしたことはありませんが、万一に備えてですね。
 午後は妻の希望で「室井慎次 生き続ける者」を観に行ってきました。前月に公開された「室井慎次 敗れざる者」の続編です。前編はまだ物語の端緒というところで終わってしまいましたからねえ。さて、色々な問題がどう動きだしていくのか、室井はどう行動するのか、そして、青島は登場するのか等々期待して観に行きました。結論を言うと、これって、室井慎次という人物を描いた映画でしたねえ。レインボーブリッジ封鎖事件の犯人殺害事件は簡単に解決しますし、前編最後に顔を出した加藤浩次さんが関わる事件もあっという間の解決。日向真奈美の娘のことも思ったほどの展開にはならず、大きな事件が起きると思って観に行くと期待外れとなります。パンフレットに帯がしてあるようにネタバレ厳禁なので詳細は語れませんが、とにかく室井という男を描いた人間ドラマを観ると思って観に行く方がいいです。妻は涙を流して感動していました。 
2024年11月15日(金)
「グラディエーターⅡ」観てきました
 友人からミカンが送られてきました。お礼に電話をしたら、ついつい1時間ほど長話をしてしまいました。気の置けない友人との話は楽しくて日常を忘れます。
 今日は、会社帰りにシネコンで「グラディエーターⅡ 英雄を呼ぶ声」を観てきました。字幕版が見たかったのですが、時間帯がいいのがなくて、吹替版で鑑賞。ただ、デンゼル・ワシントンもいつもの声優さんが吹き替えていたので、違和感なく観ることができました。舞台がローマ帝国時代の話ですが、やっぱり、こういう映画を観ると、あちらの映画のスケールの大きさびっくりしますね。私自身、アカデミー賞を受賞した前作は観たことがないのですが、できれば前作を観てから観た方が楽しむことができるかも。帰りにパンフレットを買おうと思ったら、なんと製作していないとのこと。こんな大作映画なのにパンフレットを作らないというのは珍しいですね。残念。
2024年11月14日(木)
金子玲介さんの「死んだ木村を上演」発売、来月には伊坂幸太郎さんの新作も
 オンライン書店に予約しておいた金子玲介さんの「死んだ木村を上演」(講談社)が届きました。「死んだ山田と教室」で衝撃的なデビューを飾った金子さんの「死んだ山田と教室」「死んだ石井の大群」に続く3作目です。「死んだ山田と教室」は今年のベスト10に入るのではと思っているのですが、さて、今回の「死んだ木村を上演」はどうでしょうか。さっそく読み始めます。
 今日ネットで、大好きな伊坂幸太郎さんの待ちに待った新作が年明けに発売になるというニュースを読みました。「楽園の楽園」(中央公論社)で1月22日発売予定です。近未来SF小説で、暴走した人工知能を巡るミステリアスな物語が展開されるそうです。登場人物が西遊記の登場人物の名前に似ています。単行本としては昨年9月に刊行された「777 トリプルセブン」(KADOKAWA)以来でしょうか。早く読みたいです。
2024年11月12日(火)
来月は人間ドッグ
 来月の人間ドックを前に、今日からお酒を封印。夏前には体重が減ったのに、夏のあまりの暑さにビールを飲んで、その勢いで食事も増えて、体重が元に戻ってしまいました。このままだと、また何かで引っ掛かりそうなので、酒だけでなく、食べる方
も控えなくては。
 国民民主党の玉木代表が週刊誌に不倫をすっば抜かれてしまいましたね。先の選挙で議席が4倍になって浮かれていて隙を見せてしまいましたね。自民党議員がスキャンダルを起こせば厳しく非難するのに、党内では批判もなかったようで、代表も交代せず。玉木氏に代わる人もいないのでしょうけど、身内には甘い党が、今後どれだけ自民党に意見できるのでしょうか。政治ではなくプライベートの部分の失点だとか、奥さんが許せばそれでいいと批判をしない人たちもいるようですが、国民民主党に票を投じた女性の有権者の皆さんはどう思うのでしょう。玉木氏のお相手はただでは済まないでしょうに。まあ、海の向こうでは女性問題を起こしても大統領になる人もいますけどねえ。
2024年11月7日(木)
アメリカ大統領選から一夜明け
 アメリカ大統領選は接戦で確定まで何日かかかるかもという戦前の予想を覆してトランプが圧勝しました。やはり、隠れトランプ支持者が多かったのでしょうか。解説者たちの話では現在のインフレで物価は急騰、住居費も上がる経済状況に多くの人が現政権の経済政策にノーを突き付けたようです。トランプの経済政策に期待しているようですが、果たして日本はそのあおりをくわないでいられるでしょうか。個人的には経済以上に世界の平和がどうなるのかの方が気になります。
2024年11月6日(水)
アメリカ大統領は・・・
 アメリカ大統領選の結果が出ました。トランプ大統領の誕生です。接戦という割には早く結果が出ましたね。アメリカ初の女性大統領はまたもや実現しませんでした。どうして、口汚く、嘘も交えて相手を罵倒するトランプのような人物を多くの人は選択したのでしょうか。自分勝手に主張をして自分の誤りは決して認めようとしない、こんな人物が大統領になれば、世界の各地で戦争が起きている現在、アメリカはアメリカファーストで何もしないばかりか、要求だけは突き付けてくると予想ができ、世界の平和は保てないような気がします。当選後は大統領権限を拡大することを公言していますから、ロシアのプーチンや北朝鮮の金正恩のように自分も独裁者になることを画策しているように周りからは思えてしまいます。なにせ、前回の大統領選で敗退した際には支持者に議会に突入することを指示した男ですからねえ。アメリカの民主主義はどこに行くのでしょう。こんな男に振り回される諸外国はたまったものではないです。
2024年11月1日(金)
11月です
 11月になりました。さすがに朝晩は冷え込んできました。
 今月の映画は盛り沢山。今日仕事帰りに梯子してきたのが「十一人の賊軍」と「スマホを落としただけなのに 最終章 ファイナルハッキングゲーム」です。前者は、幕末の戊辰戦争のとき、どっちつかずの新発田藩が旧幕府軍と官軍が鉢合わせをしないよう、官軍を足止めするために砦を死守すれば罪を許すと言われた罪人の壮絶な戦いを描く作品です。約束を信じて必死に戦う罪人たちに対し、旧幕府軍を裏切って新政府軍につこうとする新発田藩の仕打ちはあまりに酷い。小藩が生き残るためには、阿部サダヲさん演じる城代家老・溝口の行ったことは家老という立場として、やむを得ないのでしょう。朝ドラや来年の大河ドラマにも出演し、大ブレイクの仲野大賀さんが重要な役どころで出演しています。いやぁ~最後は泣きますよ。後者は、シリーズ3作目で完結編です。警察から逃れた浦野は韓国に潜伏していたが、韓国のテロ組織から依頼され、日本で開催される日韓首脳会談を潰す依頼を受けるというストーリーです。果たして浦野と加賀谷の対決はどういう結末になるのでしょうか。ネタバレになるので結末はここには書きませんが、さすがにあの結末ではシリーズも終わりですね。浦野の協力者の女性・瀬戸千春として出演していたのは、先頃NHKの朝ドラ主演が決まった高石あかりさんでした。
 そのほか、邦画では、先月公開された2部作の1作目「室井慎次 敗れざる者」の続編「室井慎次 生き続ける者」が公開されます。前作ではまだ事件の端緒が描かれただけなので、評価はこの後編にかかってきます。果たしてレインボーブリッジ封鎖事件の犯人だった男の殺害事件はどう展開していくのか。そして、日向真奈美の娘・杏は今後どういう行動を起こすのか。殺害事件との間に関わりはあるのか。ファンとしてはテレビシリーズの出演者が新たにまた顔を出すのかも気になるところです。また、前作では最後に加藤浩次さんが後編の重要な役どころでサプライズ登場しましたが、後編でもサプライズ登場があるのか。青島が登場すれば最高なんですが。
 「正体」は、染井為人さん原作の同名小説の映画化です。凶悪な殺人事件を起こして逮捕され、死刑判決を受けた鏑木慶一が脱走し、刑事が追うが、逃走先の人々に聞く鏑木の人となりが聞く人によりそれぞれ別人のような人物像だというもの。様々な顔を見せる鏑木を横浜流星さんが演じます。
 「六人の嘘つきな大学生」は、浅倉秋成さん原作の同名小説の映画化です。原作は2022年版のこのミスで第8位になったミステリです。企業の新卒採用で最終選考に残った6人の大学生の隠されていた姿が何者かによって明らかにされていきます。果たして
彼らを告発するのは誰なのか。浜辺美波さん、赤楚衛二さん、山下美月さん、佐野勇斗さんら最近活躍の若手俳優が出演しています。
 「アングリースクワッド 公務員と7人の許欺師」は、韓国ドラマを元ネタとした「カメラを止めるな|」の上田慎一郎監督作品です。真面目な税務署員と天才的な詐欺師が手を組んで脱税王から10億円を詐取しようとするストーリーです。税務署員を内野聖陽さん、天才的詐欺師を岡田将生さんが演じます。内野さんの演じる“真面目な税務署員"が楽しみですねえ。
 そのほか、黒木華さん主演の「アイミタガイ」、池松壮亮さん主演の「本心」、綾瀬はるかさん主演の「ルート29」、本木雅弘さん主演の「海の沈黙」と、観たい作品が目白押しです。
 一方、洋画ではシリーズ第3弾となる「ヴェノム ザ・ラストダンス」。ヴェノムや前作で戦ったカーネイジら“シンビオート"と呼ばれる地球外生命体の創造主である邪神“ヌル"との戦いを描きます。“ザ・ラストダンス"とあるので、これでシリーズは終了なのでしょうか。
 地元では公開されないのですが、ぜひ観たいのはフランス映画の「動物界」です。人間が様々な動物に変異してしまう奇病がまん延した近未来を舞台に家族のきずなを描く作品です。
 大作では「グラデイエーターⅡ 英雄を呼ぶ声」です。2000年に公開され、アカデミー賞作品賞、主演男優賞など5部門を受賞した「グラデイエーター」の24年ぶりの続編です。主人公は前作でラッセル・クロウが演じたマキシマスの息子という設定です。実はこの第1作ですが、映画館では観なかったし、DVD等でもまだ観たことがありません。観てから行った方がいいのでしょうね。
 盛りだくさんの映画に対し、今月の読書ですが、今年の「ベスト10」の対象となる本の発行月日がだいたい10月末までの発行日のせいか、これといった有名作家の注目作はありません。一番気になるのは今年「死んだ山田と教室」、「死んだ石井の大群」と立て続けに刊行している金子玲介さんの「死んだ木村を上演」です。山田、石井ときて、今度は木村です。とにかく、「死んだ山田と教室」がかなりのインパクトでしたから、第3弾も読まないわけにはいきません。あと、これは絶対読まなければと思うのは、今村翔吾さんの「イクサガミ 人」(講談社文庫)です。3部作と思っていたら4部作になるようで、今回は最終作の前の第3弾です。嵯峨愁二郎らは京都から東京に無事たどり着くことができるのか。Netflixでの映画化も決まったようですが、映像としても観てみたい作品です。