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身辺雑記(2024年10月)

2024年10月31日(木)
「俺たちの箱根駅伝」読了
 池井戸潤さんの「俺たちの箱根駅伝」を読了。箱根駅伝ファンの私としては面白くて堪能しました。だいたい、スポーツに打ち込む人はイコール善人のように言われますが、この作品には人間的に嫌な人物、監督や選手も登場してくるし、嘘がないですよね。これで、また正月2日、3日の駅伝が楽しみになりました。応援している山梨学院大学の選手が一泡吹かせるのだって夢ではないです。スタートの号砲まであと2か月です。
2024年10月30日(水)
「俺たちの箱根駅伝」読書中
  昨日の冷たい雨から一転、今日は暖かな秋晴れになりました。
 池井戸潤さんの「俺たちの箱根駅伝」ですが、とにかく、この先どうなるだろうとページを繰る手が止まらず、昨日上巻を読破。今朝から下巻に取り掛かり、出勤する前も読んでいました。現在、5区が終わって往路が終了するところまで。さて、66区の山下りからの展開はどうなるのでしょうか。甲斐が目指した3位相当まで行くことができるのか。箱根駅伝ファンにはたまらない展開です。池井戸さん、何を書かせても読者を引き付けますよねえ。このあと、さっそく続きに取り掛かります。
2024年10月28日(月)
衆議院議員選挙結果が出ました
 衆議院選挙が終わりました。結果は予想どおり与党の完敗でしたね。裏金問題がかなりの逆風になったのでしょうけど、安部派の5人衆は1人が落選したのみ。 2000万円以上の裏金のあった萩生田さんも圧勝ではありませんが当選でしたねえ。目立つだけの東京7区の方と違って、やはり大物たちは選挙に強いです。かわいそうなのは、あなたたちのおかげで、裏金も貰っていないのに自民党だからと票が伸びなかった人たちです。さて、今後の政界はどうなるのか。自民党よりも右の参政党や保守を謳う保守党も議席を増やしていますから、自民党はこれらを取り込もうとするのでしょうね。
 図書館に予約しておいた池井戸潤さんが箱根駅伝を描いた「俺たちの箱根駅伝 上・下」の順番がようやく回ってきました。先日、私が応援する山梨学院大学が箱根駅伝予選会を第3位で突破したばかりで、タイミングが良いです。正月の本選前に順番が回ってきて良かったです。予約している人が多くて、貸出期限の延長ができないので、さっそく読み始めないと。
2024年10月19日(土)
芸術の秋です
 芸術の秋を迎え、今日は朝から東京へ芸術を満喫するため日帰りの旅にでました。
 まずは上野の国立西洋美術館で開催中の「モネ 睡蓮のとき」展へ。開館直後に到着しましたが、入口はもう長蛇の列。前売券を購入していたので、スムーズに入場することができました。日本人はモネ好きなんですね。子どもから年配の方まで年齢に関係なく多勢の人が入場していました。モネと言えば「睡蓮」ですが、展覧会の題名にもあるとおり、様々な「睡蓮」が展示されており、モネフアンには見甲斐があったのではないでしょうか。ただ、晩年モネが白内障を患ってからの作品は私的にはよく理解できないんで
すよねえ。何だか幼稚園児が色を好きなように塗りたくった感じで、どう感想を述べていいのかわかりません。やっぱり芸術を観る目がないのでしょう。とはいえ、やはり「睡蓮」の絵に惹かれて、図録も久しぶりに買ってしまいました。観覧後のショップが大混雑で、入場制限で待ち時間があるほどの人気でした。みんなが買っていると、つい自分も買いたくなって、結局私も図録のほか、ポストカードやブックマーカーにトートバックを購入してしまいました。
 「モネ」展のあとはよみうり大手町ホールで公演中の舞台「罠」に向かいました。フランスの劇作家ロベール・トマが書いたサ
スペンス劇です。行方不明になった妻が戻ってきたが、その女性は自分の妻とは別人なのに周囲の人は妻だという、果たして・・・というストーリーです。上川隆也さん、藤原紀香さん、渡辺大さんらが出演しています。16年前に地方公演で地元のホールで公演した「罠」を観たことがあったのですが、その時の自分の感想を読むと、かなり面白かったという印象も残っているのですが、ストーリーはすっかり忘れていたので、今日は大いにラストのどんでん返しを楽しむことができました。そういえば、16年前もこのどんでん返しで面白かったという印象が残ったんだと改めて思い出しました。上川隆也さんが演じたカンタン警部は16年前は上條恒彦さん、藤原紀香さんが演じたエリザベートはピーターさんが演じたのですが、ピーターさんが圧倒されるほどの妖艶さでエリザベートを演じており、あれは凄かったなあと今でも忘れません。
 「罠」のあとは新宿のSOMPO美術館で開催中の「カナレットとヴェネチアの輝き」展へ。「18世紀、ヴェドゥーダの巨匠 日本初の展覧会」と謳われていますが、「ヴェドゥーダ」とは景観画のことで、都市景観を緻密に描き出した絵です。カナレットはヴェネチアの人で、ヴェネチアの風景を事細かく描写しています。運河に浮かぶ船の上の人まで一人一人丁寧に描いており、モネの作風とは大違いです。こちらは日本人にはお馴染みの画家ではないせいか、「モネ展」とは異なり館内は割と空いており、絵の前でじっくり観ることができました。写真もなかった昔はこうして細かく丁寧に描くことも、絵の役割だったのでしょうね。 .
 駆け足で美術展と演劇を観てきましたが、満足の1日でした。満足の1日といえば、本日開催された箱根駅伝予選会で、地元の山梨学院大学が第3位で予選会を突破しました。おめでとうございます。下馬評では、選手の合計平均タイムが出場校の中で14番目くらいだったので、かなり予選突破は苦しいと見られていましたが、選手の皆さん頑張りましたね。いつもゴミ捨てに行くときに歩いていると、集団で走っているのを見ていたので、本当に嬉しいです。これで正月も楽しみができました。次は本戦でシード権獲得を目指して頑張ってください。
2024年10月14日(月)
「室井慎次 敗れざる者」を観てきました
 このところ朝晩はかなり涼しくなり、ようやく秋めいてきた感じです。三連休も今日で終わり。今日は妻の希望で映画「室井慎次 敗れざる者」を観てきました。
 踊る大捜査線シリーズのファンが多かったのか、観客は若い人から年配の人まで広範囲でした。11月に2部作の後半「室井慎次 生き続ける者」が控えているので、今回はまだ事件の発端までです。小泉今日子さんが演じていた日向真奈美の娘・杏が登場。母親同様、人を操ります。恐ろしいですねえ。でも、彼女の真の姿を見抜く若者がいることでホッとします。果たして室井の家の近くで発見された、かつてのレインボーブリッジ封鎖事件の犯人の一人の死体と杏とは関係あるのか。気になりますねえ。元湾岸署署員の緒方と森下が登場するのもシリーズファンとしては嬉しいです。でも、シリーズを観ていない人が楽しむのは辛いかも。
 この三連休で、ためておいた本と映画の鑑賞をようやくアップしました。今は石田衣良さんのIWGPシリーズ最新作「男女最終戦争」(文藝春秋)を読書中です。やはり、この時期はこのシリーズですよねえ。
2024年10月1日(火)
10月になりました
  10月になりました。昨日、今日と夏休みの残りを取得し、4連休でした。今日から衣替えなのに、気温は30度を超えました。まだまだ半袖でで十分ですね。
 今月の読書は、まずは、宮部みゆきさんの“きたきた捕物帳”シリーズ第3弾「気の毒ばたらき」(PHP研究所)です。今回も北一と喜多次のコンビの活躍が見られます。「成瀬は天下を取りに行く」「成瀬は信じた道をいく」が評判を呼んだ宮島未奈さんの新作が「婚活マエストロ」(文藝春秋)です。さて、今度はどんな話になるのか、楽しみです。そのほかは、「白鳥とコウモリ」の世界再びと謳う東野圭吾さんの「架空犯」(幻冬舎)、小野寺史宜さんの「日比野豆腐店」(徳間書店)、久しぶりの本田孝好さんの警察ミステリー「こぼれ落ちる欠片のために」(集英社)、大崎梢さんの「百年かぞえうた」(KADOKAWA)、桂望実さんのどん底に落ちた女たちを描く「地獄の底で見たものは」(幻冬舎)でしょうか。
 今月の映画は、洋画ではまずは何と言っても第92回アカデミー賞でホアキン・フェニックスが主演男優賞を受賞した「ジョーカー」の続編である「ジョーカー フリオ・ア・ドゥ」です。主演は引き続きホアキン・フェニックスですが、相手役がレディーガガですから期待が高まります。当然、レディーガガは歌も歌うのでしょうね。「シビル・ウォー」は、近未来のアメリカで内戦が起こることを描いた映画です。現在アメリカでは大統領選を前に共和党候補のトランプと民主党候補のハリスがしのぎを削っていますが、特に、トランプのように自分の反対派は情け容赦なく批判し、アメリカの分断を煽るような人物が大統領になれなかった場合、この映画のような内戦が起きるのではないかと思わせられます。「悪魔と夜ふかし」は、悪魔憑きだという少女を生放送の番組に登場させた中で起きる怪異を描きます。
 邦画では、「踊る大捜査線」のスピンオフ作品である「室井慎次 敗れざる者」をまずは観たいです。先月から公開を前にしてテレビシリーズの再放送や映画シリーズをテレビで放映していますが、27年が過ぎてもやっぱり面白さは変わりません。今回、織田裕二さんが出演しないのは残念ですが、柳葉敏郎さんが演じる室井慎次を主人公とするスピンオフ作品が2か月連続で公開となります。トップを目指した室井がなぜか警察は辞めているようですね。「八犬伝」は江戸時代、「南総里見八犬伝」を著わした滝沢馬琴を主人公に、馬琴が生きる現実のパートと、馬琴の描く「南総里見八犬伝」の虚構のパートが描かれる作品です。「南総里見八犬伝」といえば、NHKの人形劇を観て、そのストーリーにはまってしまい、父親の本棚にあった誰かが現代語訳した本を夏休中に夢中で読んだ記憶が残っています。受験勉強しなくてはいけなかったのに。それ以外では磯村勇斗さん主演の「若き見知らぬ者たち」、堂本剛さん主演の「まる」も観に行きたい作品です。
 今月も舞台を1本。よみうり大手町ホールで上演する「罠」です。新婚の妻が行方不明となり、しばらくして戻ってくるが、全くの別人、しかし、周囲の人たちは戻ってきた人物は妻に間違いないというというストーリー。この舞台、2008年10月に地元のホールで上条恒彦さん、ピーターさん、川崎真世さんらで上演された際に観に行ったことがあり、非常に面白かった記憶があったので、今回チケットを購入。今回は上川隆也さん、藤原紀香さん、渡辺大さん、藤本隆宏さんらの出演です。
 今月は美術展にも行きたいと思っています。SOMPO美術館で開催予定の「カナレットとヴェネツィアの輝き」展と国立西洋美術館で開催予定の「モネ 睡蓮のとき」展の二つです。観劇に行った際に見てこようかと思案中です。