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身辺雑記(2024年9月)

2024年9月29日(日)
昨日の観劇のこと
 昨日は朝から観劇で東京へ。
 最初は渋谷のPARCO劇場で「ワタシタチのモノガタリ」を観ました。江口のりこさん、松岡茉優さん、千葉雄大さん、松尾諭さんらの出演です。物語は中学の同級生の文通から始まります。『肘森富子と藤本徳人は大阪の中学校の同級生で文芸部に入っていた。3年生のとき、徳人が東京に引っ越した後も二人は文通によって交流を続けていた。長年にわたって文通をする中で、「30歳になってどちらも独身だったら結婚しよう」などというたわいもないやりとりをしていたが、徳人は30歳を迎える年に別の女性と結婚してしまう。徳人の結婚式で15年ぶりの再会を果たした二人だったが、富子は徳人に彼に送った15年分の手紙の返却を求める。それから10年、小説家になりたいと今でも四苦八苦している富子だったが、SNSに二人の往復書簡を小説化して発表したところ評判を呼び映画化の話も持ち上がる。富子が無断で自分の手紙の内容を発表したことを知った徳人は著作権を侵害すると富子に抗議するが、富子はこれは創作だと言って取り合わない。果たして二人の着地点は・・・。』。物語は現実世界と富子の書く物語世界が描かれていきます。とにかく江口さんと松尾さんの関西弁の掛け合いが面白くて、何度も笑わせてもらいました。このコンビ最高ですね。今年観た舞台の中で一番かもしれません。文通といえば私も大学生の頃、鹿児島出身の友人に頼まれて彼女の友人とお互いが就職して疎遠になるまで文通をした経験があります。そんなこともあってこの物語の中にすぐ入って行くことができたのですが、今のSNS全盛の時代、文通なんて若い人は言葉自体知らないでしょうね。もう1度観たい作品です。
 夜は三軒茶屋の世田谷パブリックシアターで、「What If if Only-もしも もしせめて」と「A-Number-数」を観ました。両作ともイギリスの劇作家・キャリル・チャーチルの作品をジョナサン・マンビィというやはりイギリスの方が演出をしています(そういえば関係者席らしいところに外国の方がいらっしゃいましたが、あの方たちだったのかな)。いゃ~難しかった。特に先に上演した「What If if Only-もしも もしせめて」は25分間という短い作品でしたがよくわからなかったです。愛する人を失って、会いたいと願う男の気持ちはわかるのですが、その願いて現れた浅野和之さん演じる人が何者なのかがまずわかりませんでした。パンフレットによると「未来/現在」という存在のようですが・・・。後半の「A-Number-数」は堤真一さんと瀬戸康史さんの二人芝居です。近未来を舞台にした父と息子の物語だとはかろうじてわかるのですが、細部が理解できませんでしたねえ。そうそう、朝ドラにも出演していた某俳優さんも観にきていました。目立つからすぐわかってしまいますね。
2024年9月27日(金)
自民党総裁選
 私自身は自民党支持者ではありませんが、今日気になったんはやはり自民党総裁選です。9人という稀に見る立候補者による総裁選となりましたが、前評判では石破、高市、小泉の戦いでしたが、1回目の投票では意外にも高市氏が1位という結果に。小泉さんが3位だったのは、討論会で言葉だけで中身のないことが明らかになってしまったので当然の結果でしたが、石破さんが党員票で高市さんに負けるとはだれも予想ができなかったようですね。石破、高市の決選投票では石破さんが逆転、総裁に選出されましたが、高市さんでは右過ぎて選挙に勝てないと思う議員が多かったのでしょうか。まあ、高市さんが総理大臣では国際的に融和が図れないでしょうからね。
 しかし、日本は平和ですねえ。テレビ朝日の報道ステーションでは、まずは大谷選手のいるドジャースの地区優勝を最初に報じていましたからねえ。でも、大谷選手、結局は優勝する強いチームに行きたいと言って巨人に移籍する有力選手(張本選手や落合選手など)と同じですね。まあ、プロなら強いチームに所属して優勝を味わいたいのでしょうけど。個人的には弱いチームでも自分が引っ張って優勝させるという選手の方が好きなんですけどねえ。
2024年9月26日(木)
頑張れ山梨学院大学
 朝早くゴミ捨てに行くと、山梨学院大学陸上競技部(長距離)の選手たちが練習で走っているのに出くわします。週2度のゴミ捨ての際に会うのですから、きっと毎日走っているのでしょう。いよいよ駅伝の季節が近づいてきました。来月19日は箱根駅伝予選会です。私が応援する地元の山梨学院大学は今年正月の箱根駅伝で最下位に終わり、シード獲得できず予選会へ回っています。今年も東京の有名大学のように有力な高校生の入部は100位以内の記録を持った1人だけという状況で、現有勢力で戦うしかありません。昨年は記念大会で13チームが本選に出ることができて、山梨学院大学は13番目、それも14番目とは3秒差という危うい中での本選出場でしたが、今年は10チームだけが本選出場に戻りましたので、予選会突破はかなり厳しいものがあります。でも、彼らの頑張りを間近で見ている地元民としては、本選に出場してもらいたいです。頑張れ!山梨学院大学
2024年9月25日(水)
涼しくなってきました
 ここ2日、いっきに朝晩冷え込んできました。これまでタオルケットを掛けて寝ていても暑くて朝起きたときには何も掛けていなかったのに、ここ2日は押し入れから毛布を引っ張り出してくるくらいの涼しさです。秋ですねえ。
 今週末からは「ビートルジュース ビートルジュース」、「憐みの3章」、「C10ud クラウド」、「傲慢と善良」と、観たい映画が続々と公開されます。先々週、夏休みを取得した際は、映画三味でしたが、来週初めに取る残りの夏休みにどれだけ観ることができるかな。
2024年9月19日(木)
踊る大捜査線が再放送
 10月と11月に踊る大捜査線のスピンオフ作品である「敗れざる者」と「生き続ける者」が公開されます。それに先立ち、フジテレビで今週からテレビシリーズの再放送が始まっています。録画して夜観ているのですが、もう25年以上前の作品ですが今観てもやっぱり面白いです。今では有名になっている俳優さんが思わぬところに出ています。
2024年9月14日(土)
夏休み3日目
 夏休み3日目。今日は実家の母親の介護をしている妻がたまにはストレス発散で映画を観に行きたいというので、妻の希望の三谷幸喜監督の「スオミの話をしよう」を観てきました。これで3日連続の映画鑑賞です。
 映画は、詩人の妻であるスオミが誘拐されたが、詩人が警察沙汰にしたくないということで集まった5人の現・前のスオミの夫が事件に対処するというもの。5人の現・前夫が語るスオミの人となりが異なっており、いったいスオミの本当の顔は何なのかがこの作品の見どころです。誘拐事件の真相は最初から予想がついており、実際そのとおりの結果であり、三谷さんとしてもこの作品をミステリーにするとは全く思っていないでしょう。三谷さんが長澤まさみさんを主役で映画を撮りたかったと語っていたとおり、この作品は彼女の魅力を描いた作品です。スタイルも抜群ですし。ラストのミュージカルシーンも男性陣はぎこちない部分もありましたが、長澤さんは歌声も見事ですし(若き頃、セーラー服と機関銃の主題歌を歌った時とは全然違います。)、スタイルがいいので映えますよねえ。全体としてはコメディで、笑いのシーンもあったし、ストレス発散には最適です。
 地植えをしたヒューケラが大きくならないばかりか、逆に枯れて消えてしまうような状況なので、残っているものを鉢に植え替えました。この暑さで、葉が焼けてしまうのも枯れる原因ですね。さて、回復するでしょうか。
2024年9月13日(金)
夏休み2日目
 夏休み2日目。今日は忙しくて行くことができなかったかかりつけの医者巡り。いつも半日がかりの眼科に、今日は開院30分前から並んで2番目の順番を取って診察。次に行った内科医院は何と1週間の休診中で診療を受けられず。まあ私自身も夏休み取っているから文句も言えませんが。そんな訳で予定より医者巡りが早く終わってしまったので、今日も映画館へ。自主製作作品でありながら今日から全国公開されることになった「侍タイムスリッパー」を観ました。これは幕末に生きる侍が現代にタイムスリップしてしまい、剣の腕を活かし、時代劇の切られ役になって生きる話です。タイムスリップの話は私好みで、観たかったのですが、まさか全国公開になるとは思いませんでした。タイムスリップものですから、あまり細かいことを考えずに観るのが一番です。
 時間もあったので、もう一本「アビゲイル」を観ました。誘拐した少女が実は吸血鬼で、誘拐犯たちが恐怖に陥れられるという話でした。バレエで踊りながら襲ってくるのは、何だかなあと個人的には思いましたが。
2024年9月12日(木)
映画三昧の一日でした
 今日から三連休も含めての夏休みです。朝から東京に向かい、映画三昧の一日を過ごしました。
 最初に観たのは、現在新宿武蔵野館1館だけで上映中の「とりつくしま」。東直子さん原作の連作短編集の中の四つの話、どれも死後に未練があってモノに取り憑くことになった人、夫の好きなトリケラトプスの入ったマグカップになった妻、公園のジャングルジムになった男の子、孫に買ってあげたカメラになった祖母、少年野球の投手をしている息子が使うロージンになった母の話を娘の東かほりさんが監督した作品です。亡くなった人にその経緯を説明するとりつくしま係を演じるのが小泉今日子さん。彼女のこの役が素敵です。上映後には東監督と第一話「トリケラトプス」に出演していた3人の役者さんの舞台挨拶もあり、更にサイン会もありました。私も購入したパンフレットにサインをして貰いました。個人的にはラストの「ロージン」が1番好きです。取り憑いていられるのはロージンの袋の中の粉がなくなるまでという短い間でいいという母の気持ちに泣けてきます。息子が私の息子と同じ名前だったこともひとつの理由ですが。原作は11編だそうで、ほかの作品も読んでみたくて、電子書籍をポチってしまいました。
 次に観たのは新宿ピカデリーで上映中の吉田修一さん原作の同名小説の映画化である「愛に乱暴」。原作は発売当時に読んだことがあり、オススメマークもつけてあるのですが、主人公の主婦が強烈なキャラだったこと以外詳細は忘れていました。今回、主人公の初瀬桃子を江口のりこさんが演じていますが、これは当たり役ですね。チェーンソーを持って微笑みを浮かべる江口さんは怖かったですねえ。夫は桃子といても楽しくないと言い放ちますが、一番悪いのはあなたでしょう。結婚してはまた違う女に手を出すことを繰り返しているのですからね。
 最後に観たのは同じ新宿ピカデリーで上映していた「マンガ家、堀マモル」です。新人賞を受賞して以降新たな作品が描けないマモルの前に海、樹、愛乃3人の幽霊が現れ、マンガを描かせてあげると言うファンタスティックな作品です。かつて一緒にマンガを描こうといいながら病気で亡くなった春を演じた桃果さんの表情が素敵です。
 そのほか、「新米記者、トロッ子」も観たかったけど、「とりつくしま」と時間がかぶっていたため断念してパンフレットだけ購入しました。いやぁ~ゆっくりと映画三昧の一日、楽しかったぁ~と帰りの電車に乗るまではよかったのですが、途中で先の長野県内の大雨で特急が途中の駅で止まってしまうというアクシデントが発生。各駅停車が動いたので乗り換えて、どうにか今日中に家に着きました。楽しかったけど疲れました。
2024年9月11日(水)
明日から夏休み
  慌ただしい日が続いていましたが、ようやく明日から夏休みを取ることができます。明日は貰ったムビチケがあったので、こちらで公開していない映画を観に東京に向かいます。観る予定の映画は、江口のりこさん主演の「愛に乱暴」、「マンガ家、堀マモル」、そして「とりつくしま」の3本になります。映画三昧の一日になります。
2024年9月2日(月)
9月になりました
 9月になりました。日本を縦断するかと思われていた迷走台風も熱帯低気圧となり、ひと安心です。
 今月の読書は9月といえば石田衣良さんの池袋ウエストゲートパークシリーズの新作です。今回は「男女最終戦争」(文藝春秋)です。いつもどおり、日本の今の状況をテーマにする表題作を含む4編が収録されています。アンソニー・ホロヴイッツの「死はすぐそばに」(創元推理文庫)はホーソーン&ホロヴイッツシリーズの第5弾です。そのほか、江戸川乱歩賞作家の佐野広実さんの「サブウェイ」(PHP研究所)も気になります。今月は個人的に好きな作家さんの作品の発売が少なく、今のところ気になるのはこのくらいです。
 夏体み映画が終わった今月は観たい映画が盛り沢山。洋画はまずはエイリアンシリーズの新作で、「ドント・プリーズ」のフェデ・アルバレス監督がメガフォンを取った「エイリアン ロムルス」です。廃墟と化した宇宙ステーションでエイリアンに遭遇する6人の若者たちを描きます。今回の時代設定はシリーズ第1作と第2作の間に位置するようです。「アビゲイル」は吸血鬼もの。自分たちが誘拐した少女が吸血鬼だったという話で、少女を郊外の屋敷に監禁するはずが逆に自分たちが屋敷に閉じ込められてしまう誘拐犯たちの恐怖を描きます。「ビートルジュース ビートルジュース」は1988年に公開された「ビートルジュース」の35年後を描く続編です。主役のビートルジュースを再びマイケル・キートンが、そして恋人のリディアをウィナノ・ライダーが演じます。「憐みの3章」は「哀れなるものたち」のヨルゴス・ランティモス監督とエマ・ストーンが再びタッグを組んだ作品です。愛と支配をめぐる3つの物語で構成されたアンソロジーで、3つの物語の中で同じキャストがそれぞれ異なる役柄を演じます。
 邦画ではまずは柳楽優弥さん、黒島結菜さん共演の「夏目アラタの結婚」です。これまでの役とは全く異なるバラバラ殺人事件の犯人を演じる黒島結菜さんの演技が見ものです。三谷幸喜監督の「スオミの話をしよう」は三谷監督が長澤まさみさんに惚れ込んで作った作品です。失踪した長澤まさみさん演じるスオミという女性を現在の夫、元夫たち5人が語るが、それぞれの語るスオミのキャラが異なるというもの。色々なキャラのスオミを演じる長澤まさみさんの演技が見ものですね。黒沢清監督、菅田将暉さん主演の「Cloud
クラウド」は得体のしれない集団の“狩りゲーム”の標的となった菅田将暉さん演じる吉井の恐怖を描きます。そのほか吉沢亮さん主演の「ぼくが生きてる、ふたつの世界」、高橋文哉さん主演の「あの人が消えた」、辻村深月さん原作の同名小説の映画化である「傲慢と善良」0も面白そうです。
 今月は月末に東京に舞台を観に行きます。江口のりこさん、松岡茉優さん、千葉雄大さん出演のPARCO劇場「ワアシタチはモノガタリ」と世田谷パブリックシアター『「A Number-数」「What If If Only-もしも もしせめて」』の2本(3本というべきなのかな。)。交通費がもったいないので、同じ日に梯子します。