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身辺雑記(2024年6月)

2024年6月28日(金)
「クワイエット・プレイスDAY1」観てきました
 ようやく1週間が終わりました。忙しかったなあ。ひと段落した今日、仕事帰りにストレス発散でシネコンで映画を観てきました。今日から公開の「クワイエット・プレイス DAY1」です。シリーズ第3弾ですが、前作までとは監督、登場人物とも変わりました。舞台ものどかな田舎町からニューヨークのマンハッタンへと変わります。宇宙から“何か”が地球にやってきた1日目を描いていきます。前作までは目は見えないが音には敏感に反応する“何か”の存在に対し、娘が聾唖者で家族が手話が使えたり、赤ちゃんという声を立てるなと言っても無理な存在を登場させ、“音”ということに対し、かなりのこだわりを見せていましたが、今作では小声だけど話をしたり、第1日目ということもあってか。それほど“音”に対するこだわりは見せていません。もちろん、音を出せば襲われてしまうのですけどね。でも、1日目にして既に音を出してはいけないことが分かっていたんですね。主人公のサミラがホスピスに入っている余命短い女性ということもあったのか、意外にキモが太く。それに対し、途中で登場するイギリスから法律の勉強にアメリカに来ているエリックという青年の臆病者のところには、何やっているんだと叱咤激励したくなってしまいます。私も同じ立場になったら、心臓バクバク何だろうなあ。前2作はエミリーブラントが戦う母親でしたが、今回の登場人物は戦うというところはなし。でも、ラストはちょっと印象的な終わり方でしたね。サミラが飼う猫、犬のようにどこかにいってもサミラの元に戻ってくるし、“何か”を見ても鳴かない賢い猫です。猫好きさん、観てください。  
2024年6月21日(金)
「ザ・ウォッチャーズ」観てきました
 今日は仕事帰りに久しぶりにシネコンに寄って映画を観てきました。M・ナイト・シャマラン監督の娘であるイシャナ・ナイト・シャマランが監督を務める「ザ・ウォッチャーズ」です。迷い込んだ森の中にある前面がガラス張りの部屋で“何者か”に毎晩監視されることになるミナという女性ら4人を描く作品です。いったい、監視者の正体は何なのか。ミナらは森の中から脱出できるのか。やはり、M・ナイト・シャマランの娘らしい作品です。何と言っていいのか。お父さんの作品の雰囲気に似た変な映画でした。
 一昨日、京極夏彦さんの大作、「了巷説百物語」が発売になりましたが、今度はこの作品に登場する京極堂こと中禅寺秋彦の祖先である中禪寺洲齋を主人公とする「狐花 葉不見冥府路行」(KADOKAWA)が7月下旬に発売になります。この作品も大いに気になります。発売日までには「了巷説百物語」を読み終えたいものです。 
2024年6月19日(水)
京極夏彦さんの「了巷説百物語」が発売
 オンライン書店に注文していた京極夏彦さんの「了巷説百物語」(KADOKAWA)と劉慈欣「三体Ⅲ 死神永生 上・下」(ハヤカワ文庫)が届きました。前者は1100ページを超える大部です。これは蔵書の中でも一番の厚さです。弁当箱を遥かに凌駕する厚さです。帯に書かれた「御行の又市、最後の大仕掛け。〈巷説百物語〉シリーズ、最終巻にして最高潮!」に読む前から気持ちは昂ります。気持ちとしては今年のマイベスト10の上位に入るのではないかと期待です。それにしても、これを読むのには相当の覚悟が必要ですね。後者は三体シリーズ三部作の完結編です。これまた、上下巻合わせれば1200ページという厚さです。これも読むには相当の覚悟が必要です。Ⅱで語られた「面壁計画」の裏で進んでいた「階梯計画」のことが描かれるようです。果たして「階梯計画」とは何なのか。これも楽しみですねえ。とりあえず、今図書館から借りている2冊を読み終えてから取り掛かりたいと思います。
2024年6月13日(木)
第171回芥川賞・直木賞候補作の発表
  第171回芥川賞・直木賞候補作が発表になりました。直木賞は、青崎有吾さんの「地雷グリコ」(KADOKAWA)、麻布競馬場さんの「令和元年の人生ゲーム」(文藝春秋)、一穂ミチさんの「ツミデミック」(光文社)、岩井圭也さんの「われは熊楠」(文藝春秋)、柚木麻子さんの「あいにくあんたのためじゃない」(新潮社)の5作。読んでいるのは「地雷グリコ」、「ツミデミック」と「あいにくあんたのためじゃない」の3冊。ノミネート回数では一穂さんが3回目、柚木さんが6回目、他の方は初めてですが、これからすると、柚木さんがそろそろという感じがしないでもありません。でも、個人的には読んだ3冊の中で、青崎有吾さんの女子高校生が様々なゲームに挑戦する「地雷グリコ」が一番面白かったです。主人公の女子高校生・射守矢真兔のキャラも印象に残ります。「地雷グリコ」は本格ミステリ大賞、日本推理作家協会賞、山本周五郎賞も受賞していますから、この作品が本命でしょうか。発表は7月17日です。
 我が家では家庭菜園に義弟が植えてくれたジャガイモを本日妻が収穫しました。かなりの量のジャガイモが収穫できました。ニュースによると、ジャガイモの値段が上がっているそうなので、家計には助かります。新じゃがなので、肉じゃがにすれば美味しそうです。小さなジャガイモはレンジでチンして食べるのもいいかも。
2024年6月12日(水)
介護は大変
 このところ、妻は骨折から退院してきた義母の介護で実家に帰っており、私自身も家事と認知症が進んだ母親の介護で疲れ気味です。同じ話を2,3分の間に何度も聞かされるのは、いい加減勘弁してくれよと言いたくなります。介護疲れから被介護者を手にかけてしまう事件が多いですが、他人事ではないです。本当に介護は大変です。我が家は昼間は介護サービスを利用しているので、仕事にも行くことができますが、そうでなければ負担が大きすぎます。とはいえ、いつかは自分も通る道ですからねえ。
 そんなわけで読書もゆっくりとする余裕がないし、図書館に予約していた本も借り出しましたが、読んでいる時間がないので、このまま返すしかありません。このところ読み終えた本の感想も書いていませんでしたが、今日はためておいた分をまとめてアップです。今月はオンライン書店に注文している「三体 死神永生 上・下」もありますし、京極夏彦さんの「了巷説百物語」という大作も近々発売になります。それは頑張って読まなくては。
2024年6月1日(土)
6月になりました
  6月になりました。6月の映画は、「マッドマックス フィリオサ」がぎりぎり5月31日の公開になるので、6月は大作が見当たりません。その中では、「クワイエット・プレイス」シリーズ第3弾「クワイエット・プレイス DAY1」でしょうか。今回は前作まで主人公を演じたエミリー・ブラントは登場しません。主人公はルピタ・ニョンゴ演じるサミラという女性に変わり、宇宙生物がやってきた1日目のニューヨークを舞台に描かれます。前作までは田舎が舞台となっていたのですが、今回はニューヨークという大都会が音のない世界へと変わります。怖いもの見たさで観に行きます。海外作品ではそのほかに、ウィル・スミス&マーティン・ローレンス共演のバッドボーイズシリーズ第4弾「バッドボーイズ RIDE OR DIE」と、M・ナイト・シャマラン監督の娘、イシャナ・ナイト・シャマランの長編監督デビュー作となる「ザ・ウォッチャーズ」です。後者はお父さんと同じ不思議なというかホラーな映画ですが、「なんだぁ・・・」いうことにならないことを祈りたいですね。
 邦画では柚月裕子さん原作の「朽ちないサクラ」の映画化は主演が杉咲花さんなので、期待できそうです。黒沢清監督が1988年に制作した同名映画をフランスを舞台に移し、柴咲コウさん原作でセルフリメイクした「蛇の道」も気になります。ただ、地元の映画館での公開はないかなあ。
 6月の読書は個人的にはこれなくして語れません。京極夏彦さんの「了巷説百物語」(KADOKAWA)です。ついに巷説百物語シリーズもこれをもって終了となるようです。御行の又市はもちろん登場するでしょうけど、なんと京極堂の祖先、京極堂州齋が登場するようです。1000ベージを超える大部ですが、発売が待ちきれません。次に期待するのは、今村昌弘さんの「明智恭介の奔走」(東京創元社)です。今村昌弘さんのデビュー作「屍人荘の殺人」で死んでしまった神紅大学ミステリ愛好会会長、明智恭介が「屍人荘の殺人」前に活躍する5つの事件を描く短編集です。名探偵かと思いきやあっけなく第1作目退場してしまった明智恭介ですが、この短編集でその名探偵ぶりを遺憾なく発揮してくれるようです。もう1作は万城目学さんの「六月のぶりぶりぎっちょう」(文藝春秋)。万城目さんらしい、なんとも奇妙な題名ですが、本の紹介によると、万城目さんが本能寺の謎に挑むようですね。これまた楽しみです。
 そして、海外作品ではいよいよ「三体Ⅲ 死神永生 上・下」(ハヤカワ文庫)が発売になります。「三体Ⅱ 黒暗森林」で三体世界との戦いに一応の決着が見られたと思ったのですが、この「三体Ⅲ」ではどんなストーリー展開になるのでしょうか。