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身辺雑記(2024年5月)

2024年5月31日(金)
「マッドマックス フィリオサ」観てきました
 5月も今日で終わりです。仕事帰りに今日から公開の「マッドマックス フィリオサ」を観てきました。前作「マッドマックス 怒りのデス・ロード」でシャーリーズ・セロンが演じたフィリオサを主人公とする前作の前日譚になります。今作ではフィリオサ役は前作の骨太の感じのあるシャーリーズ・セロンから彼女に比べるとかなりスレンダーでイメージの異なるアニヤ・テイラー=ジョイが演じます。シャーリーズ・セロンの印象がかなり強烈だったので、アニヤ・テイラー=ジョイに変わって大丈夫かなあと思ったのですが、前評判もかなりよく、実際、今日観た印象はシャーリーズ・セロンに勝るとも劣りません。いやぁ~あんなひょろっとした子がこんなアクションを演じることができるとは、予想外です。ラストで、この作品が「マッドマックス 怒りのデス・ロード」に続くものだということがわかります。
 当時まだ無名だったメル・ギブソンが主役を演じたシリーズ第1弾の「マッドマックス」が公開されたのは、もう遥か40年以上前のこと。今のようにCGで何でもできる時代ではなかった頃、スタントマンが命がけでやったシーンの凄さが評判を呼び大ヒットしましたが、実際、撮影中に死亡事故もあったという噂もありました。観た感想を興奮気味に話す同級生に背中を押されて観に行った記憶が残っています。懐かしい。
 雑草を取って、グランド・カバーになる草花を植えた庭に、草花が育って土を隠す前に雑草たちが土の中から顔を覗かせてきています。すごい生命力ですね。グランド・カバーになる草花たちが育つまでは、まだまだ草取りは必要なようです。
 このところ、妻が義母の介護で家にいないので、朝早くゴミ捨てに行くのですが、6時という早い時間に、山梨学院大学の陸上部の選手たちが走ってきます。たまたまゴミ捨ての日に見かけるのですが、彼らは毎日走っているのでしようね。来年正月の箱根駅伝も予選会からで、それも有カチームが予選に回っているので、予選突破はかなり厳しい状況にあるようです。山梨学院には頑張って、ぜひ予選を突破してもらい、正月はテレビの前で応援したいです。
2024年5月27日(月)
今年はカエルの合唱が聞こえない
 田植えのシーズンが迫ってきますが、今年は我が家の裏の田んぼに水が入りません。今まで長年コメが栽培されていましたが(昔は麦との二毛作もしていました。)、作り手が高齢となったため、米を作るのを今年から止めるそうです。この時期になると恒例の夜のカエルの大合唱も今年からなくなると思うと、寂しいです。ここに引っ越してきてから半世紀以上この時期はカエルの大合唱の中で寝ていましたからねえ。
 貫井徳郎さんの「ひとつの祖国」(朝日新聞出版)を読書中です。第二次世界大戦で、ソ連が北海道に侵攻してきたことから、ドイツと同じように国が二分され、更にベルリンの壁崩壊とともに再統一された日本が舞台となります。その中で、豊かな西日本と貧しい東
日本との格差から再度東日本の独立を図ろうとするグループと自衛隊とに別れた幼馴染二人の話です。いわゆるパラレルワールドものですが、東日本人震災が起きたり、日本が国民総生産でインド等に抜かれていくことは現在の経済状況と同じです。果たして二人の運命がどうなるのか。硬派な作品ですが、貫井さんらしいミステリ的な要素も入った作品となっています。
2024年5月24日(金)
金子玲介さんの「死んだ山田と教室」読了
  金子玲介さんの第65回メフィスト賞受賞作「死んだ山田と教室」(講談社)読了。今年発売になった小説の国内編で今のところ、宮島未奈さんの「成瀬は信じた道をいく」(新潮社)、森見登美彦さんの「シャーロック・ホームズの凱旋」(中央公論新社)とともにベスト3を争う作品でした。「死んだ山田と教室」なんていう題名があか抜けないし、地味な雰囲気だなあと思ったのですが、ラスト、そういうことだったのかあと納得。男子高校生のお馬鹿な話満載の青春小説かと思ったら、こんなに感動させられるとは思いませんでした。地元の書店に置いてあった、この作品のフリーペーパーを読んだら、作者の金子さん、8月には「死んだ石井の大群」、11月には「死んだ木村を上演」が刊行される予定だそうです。凄いですよねえ。でも、「死んだ山田と教室」を読んだ後ではもう期待するしかありません。さてさて、どんな話になるのでしょうか。
 レイトショーで今日から公開の「関心領域」を観てきました。第76回カンヌ映画祭でグランプリに輝き、第96回アカデミー賞では国際長編映画賞を受賞した作品です。アウシュビッツ強制収容所の壁の外の家で暮らす収容所長の家族を描いた映画です。何か事件が起きるわけでもなく(もちろん、壁の向こうの収容所では大量虐殺が行われているのですが、それを見せるシーンはありません。悲鳴とかで何か起こっているなあと思わせるだけです。)、淡々と所長の家族の生活が描かれていくだけです。そういう点では、観る人がどう感じるかですが、これが難しい。購入したパンフレットを読んで、もう一度考えてみたいです。
2024年5月23日(木)
明日から「関心領域」公開
 明日から第76回カンヌ国際映画祭コンペティション部門でグランプリ、そして今年のアカデミー賞で国際長編映画賞を受賞した「関心領域」が公開されます。第二次世界大戦中にユダヤ人大虐殺の舞台となったアウシュビッツ強制収容所の隣で生活する収容所長の家族を描きます。内容を予想すると、無関心でいることが悪を助長するということを描きたいのでしょうか。あと、25日(土)から
は第53回大宅壮一ノンフィクション賞を受賞した樋田毅さんの「彼は早稲田で死んだ 大学構内リンチ殺人事件の永遠」を原案にした「ゲバルトの杜 彼は早稲田で死んだ」が公開されます。東京でも「ユーロスペース」1館だけという上映で、観に行くことができませんが、学生運動に遅れてきた世代としては、その後の内ゲバのエスカレートの契機となった事件としても考えられるそうなの、DVDでもいいので何らかの形で観たいものです。
 我が家の庭には至る所にドクダミが生えていて、抜いても抜いても次から次へと生えてきてイタチごっこで疲れてしまいます。先日、テレビでドクダミの生態が放映されていましたが、地下茎が繋がっていてもの凄いですね。更に根を切っても切っても切り取られたそれぞれの根の切れっばしから新しい芽が出てくるのですから、その生命力は旺盛で驚異的です。同じ番組内で、日本のイタドリがイギリスで猛威を振るっているということが述べられていましたが、やはり駆除が大変で、このイタドリが生えていると、その土地の不動産価格が下がるそうで、売るときにはイタドリが生えているかどうかをきちんと申告しなくてはならないようです。日本では、売地に雑草が生えているかなんて売買情報の中に書いてはありませんよねえ。それほどイギリスでは駆除に苦労しているということなんでしょう。日本の雑草、恐るべし。日本から海外に持ち出したのがあの江戸時代後期に起きたシーボルト事件の主役、シーボルトだそうです。今となると罪なことをしましたねえ。
2024年5月20日(月)
もう少しで野菜の収穫時期
 母親ができなくなった家庭菜園は、今年は早くから義弟が土を耕してくれ、雑草を取って、野菜の苗を植えないところには防草シートを敷いたので、昨年のように雑草の中で野菜がどこにあるのかわからないということがなく、ジャガイモの苗もナスの苗も、そしてミニトマトの苗もすくすく育っています。ナスは花が咲き、すでに小さな実がついています。最初のナスの収穫まであと少しです。
 庭も中心となるところはこの週末にグランドカバーとなる草花を植え終えて、ひと段落です。あとは、土を隠すまでに無事に成長してくれるのを待つばかりです。ただ心配なのは、こうした草花にはまったくの素人なので、日向を好むもの、日陰を好むものなどあまり考えずに植えてしまっている感があること。これからの夏の署さにやられなくてはいいのですが。
 図書館から借りている本もあと1冊。澤村伊智さんの「斬首の森」だけです。これを読み終えたら貫井徳郎さんの「ひとつの祖国」か金子玲介さんの「死んだ山田と教室」に取り掛かります。 6月はなんといっても、京極夏彦さんの巷説百物語シリーズ最終作で1000ページを超える大作「了巷説百物語」(KADOKAWA)が控えていますからね。 
2024年5月18日(土)
今日は朝から庭造り
 今日も朝から気温が上がりいい天気。いつもの平日のように早起きして、このところホームセンターや通販で買っておいた草花を植える作業に取り掛かりました。色々な種類のあるヒューケラ・ドルチェ、アジュガ、リシマキア、ディコンドラ等グランドカバーになりそうな草花をせっせと植えました。1日、暑い中もがんばったので、帽子をかぶっていましたが、すっかり顔や首が焼けてしまいました。夏にはまだ早いですねえ。
 昨日は、会社帰りにシネコンで映画「ミッシング」を観てきました。弟に娘を預けてアイドルのライブに行っている最中に、娘が行方不明になってしまった母親を石原さとみさんが演じます。今までのドラマでの石原さとみさんの甲高い声は好きではなかったのですが、今回、彼女の甲高い声が娘を探す母親の叫びに合っていましたね。これまでの石原さんが演じてきた役柄とは違うキャラクターでしたが、彼女の代表作の一つになるのではないかなという演技でした。ストーリー的にはやるせない展開でしたが。 
2024年5月15日(水)
庭づくりが楽しくなってきた
 このところ、雑草対策で草花をグランドカバーとして植えたりしていて、ちょっと草花に興味を持つようになりました。まだ、雑草を抜いた後に草花を植え切っていないので、今日も帰りにホームセンターに寄って、何かいい草花はないかなあと物色。葉の色がいろいろあるヒューケラ・ドルチェを購入しました。寒さにも日陰でも生育するようなので、初心者でも大丈夫でしょうか。さっそく、この週末に植えます。最初は雑草取りにげっそりとしてしまっていたのですが、だんだん庭づくりが楽しくなってきました。
 第65回メフィスト賞を受賞した金子玲介さんの「死んだ山田と教室」(講談社)を購入。帯に描かれた佐藤友哉さんの「死んでも終わらない山田の青春に、ぼくらは笑い、驚き、泣く」という言葉に何だか期待したくなります。
2024年5月13日(月)
やはり「猿の惑星」は第1作
 チャールトン・ヘストン主演で最初の「猿の惑星」が公開されたのは1968年。公開から既に60年近くが経っています。私自身、第1作が公開された頃は映画館では怪獣映画を観ることぐらいで洋画を映画館で観たことがない年齢だったので、公開時にリアルタイムで観てはいません。たぶん、中学生くらいの頃だったのでしょうか。テレビで放映された際に観たのが初めてです。まだまだ青春真っただ中の男の子にとっては、ノヴァを演じたリンダ・ハリソンの衣装があまりに刺激的でした。その後、彼女は人気女優になったわけでもないのに、未だにその名前を憶えているくらいですから、相当気になったのでしょう。そして、それ以上に驚きのラスト、チャールトン・ヘストン演じるテイラーがノヴァと海沿いを馬に乗っていく先に見たものは・・・というラストは忘れることはできません。映画を観てからピエール・ブールの原作も読んでみましたが、これまたラストは映画とは違う驚きを与えてくれました。やはり、この第1作に優る「猿の惑星」シリーズ作品はないといっても過言ではありません。
 伊坂幸太郎さんの「AX」が英国推理作家協会賞の最終候補作6作に残ったというニュースがありました。凄いですよねえ。受賞発表は7月のようです。期待したいです。 
2024年5月12日(日)
今週も雑草との戦い
 この土・日も雑草との戦いを主に行っていました。雑草を抜き取ったあとに、グランドカバーとして、 今回植えたのは、 今の季節盛んに花をつけている「タピアン」です。横に生えていく花ということで、踏み付けには弱いようですが、人が入らない場所には植えるとどんどん広がっていくようです。色も白、ピンク、紫とあり、混ぜて植えるのも面白そうです。これからどれだけ増えて、雑草対策になってくれるのか、期待したいです。
 それにしても、我が家に生える雑草の中でも一番厄介なのがドクダミです。地下茎をどんどん伸ばし、いたるところから生えてくるし、抜くのも大変です。除草剤にもなかなか頑張ります。このドクダミの駆除方法を思案中。YouTubeで調べたいと思います。
 そんな雑草との戦いの合間に今日は久しぶりに映画を観にシネコンに行ってきました。「猿の惑星 キングダム」です。予告編で馬に乗った猿たちに人間が追われているシーンを観て、1968年公開のチャールトン・ヘストン主演の「猿の惑星」の1作目のようなストーリーを想像したのですが、違いましてねえ。リンダ・ハリソンが演じたノヴァと今回フレイア・アーランが演じたのノヴァ(メイ)はまったく違うキャラでしたし。第1作以降、「猿の惑星」は何作も製作されましたが、やはり、第1作の「猿の惑星」の驚きを超える作品は出てきません。  
2024年5月6日(月)
GWも今日で終わりです
  GW後半の4連休も今日で終わりです。この4連休はほとんど農作業で終わりました。昨年、母親が何もしなくなった家庭菜園をほおっておいたら、雑草がもの凄いことになって、始末するのにひと夏かかってしまったので、今年は早くから手を入れようと、耕運機を持っている義弟にまずは耕してもらいました。栽培するのも、じゃがいも、ナス、トマト、キュウリを少しずつにして、苗を植え付けた以外の空いている部分には防草シートをせっせと敷きました。庭も雑草を取った後にはYouTubeで観た雑草対策のグランドカバーとなる植物、クリーピングタイム、リシマキア、セダムをホームセンターで購入してきて植えつけました。成長して地表を覆い隠すほどに成長してくれるのが楽しみです。というか、成長してくれないと困るのですが。
 GW中に「三体Ⅱ 黒暗森林 上・下」を読み終える予定だったのですが、昼間の農作業の疲れで、夜は読書をしながらいつの間にか寝入ってしまい、結局、上巻を読み終えたのに留まりました。まあ、「三体Ⅲ」の発売日は6月下旬なので、それまでまだ余裕がありますが。 
2024年5月3日(金)
GW後半です
  今日は憲法記念日。GW後半の4連休が始まりました。世間は道路が大渋滞ですが、我が家はどこも出かけることのない4連休です。
 暖かくなると始まるのは家庭菜園に生える雑草との戦い。今年は母親がまったく家庭菜園をする気力がないので、すでに雑草だらけ。今日は一日、朝から気温が上がる中、雑草取りに精を出しました。日頃事務仕事で体を動かしていないので、さすがに辛いです。腰は痛いし、明日大丈夫かなあ。
 5月の読書は、まずは貫井徳郎さんの「ひとつの祖国」(朝日新聞出版)です。第二次世界大戦後に分断され、再びひとつの国に統一された日本を舞台にした作品です。パラレルワールドの話ですね。久しぶりの伊吹有喜さんの「娘が巣立つ朝」(文藝春秋)は娘を持つ身としては読みたい作品です。やはり久しぶりの荻原浩さんの「笑う森」(新潮社)も気になります。櫻田智也さんの「六色の蛹」(東京創元社)は日本推理作家協会賞と本格ミステリ大賞を受賞した「蝉かえる」に続く、えり(魚偏に入り)沢泉シリーズ最新作です。海外作品では台湾人作家、紀蔚然の”台北プライベートアイ”シリーズ第2弾「DV8 台北プライベートアイ2」は読みたいですね。
 5月の映画は、洋画は何と言ってもまずは「猿の惑星 キングダム」です。予告編を観ると、昔のチャールトン・ヘストン主演の「猿の惑星」を想起させるような映像です。カンヌ国際映画祭コンペティション部門でグランプリ、アカデミー賞で国際長編映画賞を受賞した、アウシュビッツ強制収容所の隣で平和な生活を送る一家の日々を描く「関心領域」も気になります。そして、洋画の今月最後は「マッドマックス フュリオサ」です。2015年公開の「マッドマックス 怒りのデス・ロード」でシャーリーズ・セロンが演じて強烈な印象を与えたフィリオサをアニヤ・テイラー=ジョイが演じます。
 邦画ではまずは「鬼平犯科帳 血闘」です。テレビで長い間鬼平を演じていた中村吉右衛門さんの甥である松本幸四郎さんが演じます。叔父さんを超えることができるでしょうか。石原さとみさん主演で幼女失踪事件を描く「ミッシング」、冤罪事件によって娘と引き裂かれた武士を草彅剛さんが演じる「碁盤斬り」、吉田修一さんの同名小説の映画化である「湖の女たち」、生田斗真さんと韓国人俳優のヤン・イクチュンの共演の「告白 コンフェッション」も観に行きたい作品です。地元では公開されませんが、1970年代の学生運動終焉期の「内ゲバ」を描く「ゲバルトの杜 彼が早稲田で死んだ」は東京に住んでいたら絶対に観に行った作品です。