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身辺雑記(2024年4月)

2024年4月28日(日)
Netflixの「終末のフール」鑑賞
  GW2日目。今日はこちらは30度を超える真夏日となりました。あまりの暑さで今日はTシャツ1枚でも暑いほどでした。富士山という観光地を抱える地元では、円安の影響もあってか外国人観光客の方が日本人より多いという状況だったようで、観光客への案内が外国語ばかりで、逆に日本人観光客の方がどうしたらいいのか戸惑っていたようです。
 今日は暑い一日の中、家の中でNetflixの「終末のフール」をエピソードの途中まで観ました。伊坂幸太郎さん原作の同名小説のドラマ化ですが、日本制作ではなく韓国ドラマとなっています。伊坂さん原作ということで期待して観たのですが、伊坂さんの小説にある人々が衝突までの日々をどう過ごすのかという原作の雰囲気はまったく感じられませんでした。ちょっと残念。
2024年4月27日(土)
今日は朝から東京へ
 今日からGWが始まりました。今日は朝から東京へ。まずは今日から東京都美術館で開幕となった「デ・キリコ展」に向かいました。開幕日だし、GWなので大混雑を覚悟していたのですが、時間指定の入場制限となっていたせいか、混雑もなく、ゆっくり鑑賞することができました。私がキリコで知っているのは卵のような顔のマヌカンの絵ですが、やはり今回も印象的だったのは形而上絵画と言われる若きデ・キリコが描いた箱や幾何学的な形などのモノを狭い室内に脈絡なく描き込んだもので、その中でも強烈な印象を与えるのは、やはりマヌカンの絵でした。
 「デ・キリコ展」が順調に鑑賞できて時間に余裕があったので、次に国立新美術館で開催している「マティス展」を観に行くことにしました。こちらは開幕からだいぶ経っているせいか、時間制限の入場ではありませんでしたが、混雑もなく、やはりじっくり鑑賞することができました。こちらの見どころは絵画だけでなく、切り絵でしょうか。マティスは体を壊してから弟子が色をつけた紙を切って切り絵をしたようです。青い紙で作られた「ブルーヌード」が印象的で、ポストカードだけでなくちょっと大きめの台紙付きの絵も買ってしまいました。
 その後は昨日から公開で地元の映画館で観ようと思っていた「ゴジラ×コング 新たなる帝国」をうまく上映時間が合った新宿ピカデリーで観ました。予告編で観たとおり、ゴジラが腕を振って走ってしまいましたねえ。その上、ジャンプまでしてしまいました。それまでのゴジラはゆっくりと歩くという日本のゴジラの印象(お子様映画のゴジラではない)が崩れ落ちてしまいました。まあ、こちらのゴジラと日本製作のゴジラは別物と思うしかないですね。この作品にはモスラも登場。人間の味方でコングと戦うゴジラを説得するところはお子様映画の頃の日本の映画を踏襲したのでしょう。でも日本のモスラと違って造形が写実的で可愛らしさはまったくありません。映画自体は難しいこと考えずに時間潰しには最適です。
 最後は今日の一番の目的だったサンシャイン劇場での観劇、「鴨川ホルモー ワンスモア」です。万城目学さんの原作小説「鴨川ホルモー」と「ホルモー六景」をヨーロッパ企画の上田誠さんが演出・脚本を書いた作品です。元々の万城目さんの原作も楽しく読みましたが、今回の舞台も大いに楽しませてもらいました。2時間の上演時間の間、何度笑ったことか。ストレス発散になりました。ヨーロッパ企画といえば、つい最近は「リバー、流れないでよ」で2分間のタイムループコメディ映画がありますが、気になる劇団です。
 今日の歩数は17700歩。歩きましたねえ。
2024年4月26日(金)
いよいよ明日からGWです
 いよいよ明日からGWが始まります。とはいっても個人的に休みは暦どおりですし、母親たちの介護があり、泊りで出かけることもできず、楽しめるのは明日の東京行きだけ。明日はまずは東京都美術館で開幕する「デ・キリコ展」を観に行ってきます。そのあとは夕方からのサンシャイン劇場での舞台「鴨川ホルモー ワンスモア」までの空き時間に、時間の合う映画を観る予定です。今日から公開の「ゴジラ×コング 新たなる帝国」を観ることができたらいいのだけど。とにかく、明日一日ストレス発散してきます。
 劉慈欣の「三体 黒暗森林」(ハヤカワ文庫)を読み始めました。Netflixのドラマでは面壁計画が発表され、面壁者に指名された一人が狙撃される場面もありましたが、小説ではこの「黒暗森林」になってから面壁計画が発表され進められていきます。とりあえず。ドラマと同じところまで読み進みました。さて、これから面壁者たちはどんな計画を立てていくのでしょうか。
2024年4月23日(火)
GW間近ですが・・・
 このところ私と妻それぞれの母親の介護に追われ、読書も映画を観る時間も取れない状況が続いています。取り合えず、今日はかなり前に読み終えていたリチャード・オスマンの「木曜殺人クラブ」第三弾「逸れた銃弾」の感想をアップしました。
 GW間近になりましたが、母親から長い間目を離すことができず、今年はどこに行くというわけにはいきません。唯一、今週土曜日は東京に観劇に行ってきます。万城目学さん原作の「鴨川ホルモー」「ホルモー六景」を舞台化した脚本・演出がヨーロッパ企画の上田誠さんの「鴨川ホルモー、ワンスモア」です。ストレス発散にふさわしそうです。ついでに東京都美術館でその日から公開が始まる「デ・キリコ展」も観てくる予定です。
 昨日、オンライン書店に注文していた劉慈欣の「三体Ⅱ 黒暗森林 上・下」(ハヤカワ文庫)が届いたので、GW中はこの本を読むことが一番の楽しみになりそうです。Netflixで放映しているドラマ版も原作とは登場人物たちが異なりますが、なかなか面白くて、ついつい観てしまいました。シーズン2の製作が待たれます。そうそうNetflixといえば、今週末には伊坂幸太郎さん原作の「終末のフール」のドラマが配信されます。これも楽しみですねえ。
 今週末からは「ゴジラ×コング 新たなる帝国」が公開されるので、せめて映画はこれだけは観に行く予定です。ゴジラが走るのかなあ。
2024年4月15日(月)
京極夏彦さんの巷説百物語シリーズの最終巻が発売になります
 京極夏彦さんの巷説百物語シリーズの最終巻「了巷説百物語」が6月19日に発売予定です。いよいよ大団円。なんと1000ページを超える大作で、価格も4400円と1冊の書籍としては高額です。読みたいけど購入に躊躇する価格ですね。図書館で借りるにしても、貸出期間が2週間で、1000ページ以上を読了しなければならないとすると、1日70ページ以上を読むこととなり、かなり辛いスケジュールです。1000ページを超える厚さとなると弁当箱ではすみませんね。購入するとしても電子書籍にするかどうかも検討の余地があります。
 国会では子育て支援金の負担が議論されていますが、今の状況では到底出産数が増えるとは思えず、超高齢社会の進行を止めることはできそうもありません。私にも妻にも高齢の母親がいるのですが、妻の母親は先頃怪我をして以来、立ち上がるのも手助けが必要で、妻が実家に帰りずっと介護についています。私の母親も体はまだ元気ですが、忘れっぼくなるのはしょうがないにしても、最近は認知症の症状も現れてきました。昨日など、かなり気温が高くなったせいか、本人の認識ではすでに8月のお盆が来たようで、お寺の和尚さんが来てくれると言い出しました。衣替えをするにしても、自分が春物をどこにしまったのかも忘れてしまっています。いよいよ我が家にも切実な介護問題が迫ってきました。
2024年4月12日(金)
桜もあっという間に散り始めました
 遅咲きの桜も先日の大風であっという間に散り始め、こちらでは今度は桃の花が咲いてきました。今は桜と桃のコラボです。4月も半ばとなり、ようやく新しい年度も回り出したという感じです。今週は観たい映画もなく、この土・日はどうしようかと思案中です。妻は母親がケガをして実家に帰っているし、さてどうしたものやら。
 あれやこれやのドタバタで、本もゆっくり読んでいませんでしたが、下旬に発売される「三体 黒暗森林 上・下」(ハヤカワ文庫)の前に、図書館から借りている本を読み終えなければ。ゴールデンウィーク中は「三体 黒暗森林 上・下」を読むことになりそうです。
2024年4月1日(月)
令和6年度の始まりです
  令和6年度が始まりました。このところの暖かさで桜の開花が始まっています。今週が満開になりそうです。
今月の読書は、池井戸潤さんが箱根駅伝を描く「俺たちの箱根駅伝 上・下」(文藝春秋)が一番です。正月にテレビの前で見る箱根駅伝を池井戸潤さんはどう描くのでしょうか。個人的には都会の有名大学の選手たちより、そんな強豪大学に対抗する地方大学の話にしてほしいなあというのは無理でしょうか。そのほかでは毎年4月に発売となる小路幸也さんの東京バンドワゴンシリーズの新作「キャント・バイ・ミー・ラブ」(集英社)は読まなくては。
 4月の映画ですが、今月はそれほどの大作や注目作はありませんが、その中ではモンスターバースシリーズ第5作となる「ゴジラ×コング 新たなる帝国」でしょうか。最新の予告編ではモスラの姿も見られるので、日本人としては嬉しいところですが、びっくりするのはゴジラが走るシーンがあること。ゴジラはゆっくりと重量感をもって歩くのがいいのであって、走るゴジラはもう私たちが頭に描くゴジラではありません。もう違うものと思って観た方ががっかりしなくていいですね。あとは、山田太一さんの「異人たちとの夏」をイギリスに舞台を移した「異人たち」です。風間杜夫さん、片岡鶴太郎さん、秋吉久美子さんの日本映画は泣けましたからねえ。イギリス版はどんな感じになるのでしょうか。