身辺雑記トップへ

身辺雑記(2024年1月)

2024年1月31日(水)
1月最終日です
 地震と飛行機事故で始まった令和6年も早いもので今日で1月が終わります。被災地はまだまだ復興には長い期間がかかりそうです。
 先日は連続企業爆破事件で指名手配されていた人物が自ら名乗り出たと思ったら、病死してしまいました。たぶん多くのことを警察に話す前だったでしょうね。三菱重エビルなど大企業を狙った爆破事件が起きてから50年が経とうとしています。実行犯である東アジア反日武装戦線のメンバーたちが何を言っても、彼らの行動で一般の人たちが殺傷されたという事実は消えず、決して許されることではありません。未だに人質事件の超法規的措置で海外へ逃亡したままの人物もいますが、いったい、彼らは何を考えていたのでしょうか。
2024年1月26日(金)
「哀れなるものたち」観てきました
 仕事帰りに今日から公開のエマ・ストーン主演の「哀れなるものたち」を観てきました。第80回ベネチア国際映画祭コンペティション部門で最高賞である金獅子賞を受賞した作品です。3月10日(日本時間3月11日)に発表される第96回アカデミー賞でも、作品賞、監督賞、主演女優賞、助演男優賞、脚色賞ほか11部門にノミネートされています。「天才外科医ゴッドウィンは、自殺をした女性に妊娠していたその女性の胎児の脳を移植して生き返らせる。ベラと名付けられた女性はやがて世界を見たいと放蕩者の弁護士ダンカンに誘われて旅に出る」という話ですが、これは観る人を選ぶのでは。アカデミー賞女優のエマ・ストーンが過激な性行為を演じていますので、ちょっとデートでは観に行きにくいかも。それにしても、ゴッドウィンを演じるウィレム・デフォーはフランケンシュタインみたいでしたね。
2024年1月19日(金)
特定少年に死刑判決
 地元の地方裁判所で、一方的に好きになった女性の家に侵入し、女性の両親を殺害したうえに妹にも重傷を負わせ、更には家に放火した特定少年(成人年齢は18歳になりましたが、18歳、19歳は少年法の対象になっており、実名公表可能な「特定少年」と呼ばれるようです。)に対し、死刑判決が言い渡されました。特定少年に対する死刑判決は全国でも初めてだったようで、全国的なニユースとなっています。両親を殺害し、妹に重傷を負わせ、放火するという凶悪な事件を起こした特定少年に対し、ネットでは死刑も当然という声が多数のようです。本人は早く楽になりたいから弁護士が控訴しても取り下げると言っているそうですが、果たしてどうなるのか。成人年齢が18歳になったということは、18歳であれば大人であり、当然自分の行ったことに責任を負わなくてはなりません。通常2人を殺害し、1人に重傷を負わせ、さらに放火という行為は量刑としては死刑が下されるのも当然かもしれません。それよりは、そもそも死
刑制度自体が違憲だという考えもありますから、今後はそちらが焦点になるのではないでしょうか。
 仕事帰りに今日から公開の山崎賢人さん主演の「ゴールデンカムイ」を観てきました。それほど期待していたわけではなかったのですが、これが予想外に面白い。冒頭の日露戦争の203高地の戦いからいっきに引き込まれました。漫画が原作だそうですが、帰りに近くを歩いていた青年たちの話を聞いていると、ここまではほとんど原作どおりのようです。ただ、漫画で31巻ですから2時間ちょっとではもちろんすべてを描き切ることはできず、続編前提の終わりとなりました。でも、山崎賢人さん、「キングダム」もあるし、大丈夫なんですかねえ。
2024年1月17日(水)
第170回芥川賞・直木賞発表
 第170回芥川賞、直木賞の発表がありました。
 直木賞を受賞したのは、河崎秋子さんの「ともぐい」と万城目学さんの「八月の御所グラウンド」の2作がブル受賞です。万城目さんはデビュー作「鴨川ホルモー」から大好きでずっと読んでいますが、6度目のノミネートでようやく受賞です。おめでとうございます。4月にはヨーロッパ企画の上田誠さんの脚本・演出による「鴨川ホルモー、ワンスモア」の舞台がサンシャイン劇場で行われます。これでいっそう楽しみになりましたねえ。
2024年1月13日(土)
今年最初の映画を観に行ってきました
 今日はこちらも晴天から午後には急に雲が空を覆い、雪が舞い、寒い一日になりましたが、地震の被害を受けた輪島地方は雪で厳しい一日だったようです。まだまだライフラインが復旧せず、ガスや水道の出ない被災地は大変です。津波も今回はたいしたことがないと思っていましたが、実際には津波の被害もかなりあったようです。普通の生活が戻ることを祈るばかりです。
 今年最初の映画は昨夜観に行った綾野剛さん主演の「カラオケ行こ!」、そして2作目は今日観に行った東野圭吾さん原作小説の映画化「ある閉ざされた雪の山荘で」でした。「カラオケ行こ!」は、カラオケを通してヤクザと中学生の男のことの交流を描くもの。これが意外に佳作。楽しく観させてもらいました。「ある閉ざされた雪の山荘で」は私自身は東野さんの講談社ノベルスの原作が刊行されたときに、購入して読んだのですが、それは1992年3月なので、もう32年も前。なので、もうまったくストーリーは覚えていませんでした。こんな話だったかなあという感じです。それにしても、路線バスで別荘に来るのに、目隠しをする必要があったのかと思いますし、劇団員である久我をこの場に連れてくる必要性があったのか、原作では東野さんはどう理由付けをしていたのでしょう。今日は舞台挨拶中継付きだったのですが、主役の重岡大毅くん、人が話している時に入っていきすぎです。
2024年1月9日(火)
日常が戻ってきました
 連休も終わり、ようやく正月気分も抜け、通常の生活が戻ってきました。
 この年末年始に読み終えた本は、夕木春央さんの「十戒」(講談社)、ピーター・スワンソンの「8つの完璧な殺人」(創元推理文庫)、桂望実さんの「この会社、後継者不在につき」(角川書店)の3冊だけ。これらの感想については後日アップします。今は青崎有吾さんの「地雷グリコ」(角川書店)を読書中。作者は青崎さんですが、ミステリではなく、高校生たちのゲームバトルの様子を描きます。このゲームがただのゲームではなく、ユニークなものばかり。そんなゲームを高校生たちが論理的に思考し、心理戦を繰り広げながらバトルします。失礼ながら、読み始めた最初は最後まで読むことができるかなあと思ったのですが、読み進めるに従い、どんどん物語の中に引き込まれました。犯人探しではありませんが、面白いです。
 映画は今週末に公開される「アクアマン」と東野圭吾さん原作の「ある閉ざされた雪の山荘で」、「カラオケ行こ!」は観たいですね。
2024年1月4日(木)
仕事始めです
 今日から仕事が始まりました。元旦に起こった能登半島地震、そして2日に起こった羽田空港のJAL機と海上保安庁の飛行機との衝突事故と、新年早々大きな事件が続けて起きました。なんだかこの1年が不安になる始まりでしたね。地震ではまだ倒壊した建物の中に残されている人もいるようですから早い救助が待たれます。衝突事故では幸運にもJAL機の乗客、乗員は全員無事でしたが、海上保安庁機では機長を除く5人の方が亡くなりました。地震で現地への補給物資を運ぶためだったということで、地震がなければと本当にやり切れません。
 2日、 3日に行われた箱根駅伝は、大方の予想を裏切り、駒澤大学を3区で逆転した青山学院大学が優勝しました。絶対王者といわれていた駒澤大学を破るのですから、走った選手はもちろんですが、個人的にはあまり好きではない原監督の手腕は認めざるを得ません。それに対し、応援していた山梨学院大学ですが、往路終了時点でシード権まで48秒差の15位といういい位置にいて、 3日の山下りも昨年の経験者の高田選手ということで近年になく期待したのですが、結果は大ブレーキの区間19位。更に続く7区は最下位と次第に順位を落とし、9区、10区ではタスキがつながらず、とうとう最下位に沈みました。惨敗です。確かに記録のいい選手が東京の有名大学に行ってしまい、山梨学院大学には入学してくれないという大きなハンディはありますが、同じようなハンディのある大学もそれなりに結果を出していますし、他大学の選手の中には大学入学時の記録は1万メートル32分台だったのが、28分台までに記録を仲ばしていることを見れば、やっばり指導陣の育成力の差もあるのではと思ってしまいます。飯島監督には申し訳ないけど、監督を交代して新たな監督の下で新たなやり方で行わなければ来年は予選会も突破できないところに来ているのではないでしようか。そんな山梨学院大学ですが、この4月には12月の高校駅伝で1区のエース区間を走った札幌山の手高校の選手が入学予定だと聞いています。かつてないことなので、大切に育成してもらいたいですね。今回の結果に幻減して入学を取り消さないことを祈るばかりです。
2024年1月1日(月)
あけましておめでとうございます
 令和6年の新年を迎えました。“Koba's Library"を訪問していただいた皆様、あけましておめでとうございます。本年もせっせと好きな本を読み映画を観に行きたいと思っています。少しずつですが、更新もしていきますので、今年もどうぞよろしくお願いいたします。
 1月の読書は、まずは今野敏さんの「一夜 隠蔽捜査10」(新潮社)、毎年この時期に刊行される今野敏さんの隠蔽捜査シリーズ第12作ですが、竜崎が神奈川県警の刑事部長として今回はどんな事件を指揮していくのか。東野圭吾さんの「ブラックショーマンと覚醒する女たち」(光文社)は、「ブラックショーマンと名もなき町の殺人」に続く元マジシャンが謎解きをするシリーズ第2作です。佐藤正午さんの「冬に子どもが生まれる」(小学館)は佐藤さん7年ぶりの新作長編にして直木賞受賞後第1作の作品です。森見登美彦さんの「シャーロック・ホームズの凱旋」(中央公論新社)は、シャーロック・ホームズものが森見さんの手でどう料理されるのかが楽しみです。加納朋子さんの「1(ONE)」(東京創元社)は、「ななつのこ」から始まる“駒子”シリーズ最新作だそうです。そして海外作品ではホリー・ジャクソンの「受験生は謎解きに向かない」(創元推理文庫)は、今年「卒業生には向かない真実」で完結した三部作の前日譚のようです。
 今月の映画ですが、洋画はDCコミックスのヒーロー「アクアマン」の続編である「アクアマン 失われた王国」、今年のヴェネチア国際映画祭コンペティション部門で最高賞の金獅子賞を受賞したエマ・ストーン主演の「哀れなるものたち」、そして韓国映画で未曽有の大災害から崩落を免れたマンションに集まった生存者たちの争いを描く、イ・ビョンホン主演の「コンクリートユートピア」。邦画は綾野剛さん主演のヤクザと中学生の交流をコミカルに描いた「カラオケ行こ!」、東野圭吾さん原作のミステリの映画化である「ある閉ざされた山荘で」、山崎賢人さん主演の明治末期の時代を舞台にアイヌ埋蔵金争奪戦を描いた「ゴールデンカムイ」といったところでしょうか。
  明日はいよいよ第100回箱根駅伝です。私が応援する山梨学院大学は予選会で本選への出場校中最下位でしたので、恐れるものは何もありません。一つでも上に行くことができれば御の字と考えて走ってもらいたいものです。注目選手は5区の山登りを走る弓削選手です.持ちタイムはエントリーされた選手の中で5000メートルで後ろから3番日、10000メートルで未経験者2人を除き後ろから2番目。ただ、この弓削選手、箱根の山登りの前哨戦というべき「激坂最速王決定戦」で第2位に入り、一躍期待の選手となりました。今大会で一番といわれる駒澤大学の佐藤圭太選手とは洛南高校で同級生。しかし、期待されて入学したものの、佐藤選手は期待通り記録を伸ばし、今では駒澤大学のエースとなったのに対し、弓削選手は高校時代は怪我のため高校駅伝は一度も走ることができませんでした。ただ、洛南高校の監督が山登りは強いという言葉に、学院のコーチが本人を見て声をかけたそうです。山梨学院大学はこのところ、5区で失敗していますから、もし弓削選手が期待通り山を登ることができたのなら、シード権ということも見えてきます。がんばれ!弓削選手。


 午後4時過ぎ、元旦早々石川県を震源とした大きな地震が起こりました。観測されたマグニチュード7.6は東日本大震災のマグニチュード7.7に次ぐ大きなものだったようです。久しぶりにスマホから鳴る緊急地震通報を聞きました。幸いにもこちらは震度も小さくてそれほどの揺れもなく、被害はなかったのですが、石川県を中心として時間が経つにつれ、被害が出てきているようです。正月から、それもこの冬の寒さの中、避難している方々は本当に大変です。火災も起きているようですし、被害の拡大がないことを祈るばかりです。