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身辺雑記(2023年8月)

2023年8月22日(火)
お盆の夏休みも終わり
 新幹線の運休に振り回されたお盆の夏休みもあっという間に終わり、その後の仕事の慌ただしさが続き、のんびり読書というわけにはいかない毎日を過ごしています。お盆休暇中は孫の相手でへとへとになり、読んだ本は2冊だけ。その後も仕事の忙しさで、家に帰っても本を読む気になれず、購入した本も積んだままです。来月はいよいよ京極夏彦さんの「ぬえ(漢字はそらへんにとりです)の碑」(講談社ノベルス)の発売も控えているし、東野圭吾さんの「あなたが誰かを殺した」(講談社)や伊坂幸太郎さんの「777 トリプルセブン」(KADOKAWA)といった好きな作家の作品が発売されるのに、このままだと積読本が増えてしまいそうです。図書館からの借り入れを控えて積読本の消化にかからなくては。
2023年8月11日(金)
「リボルバー・リリー」観てきました
 今日は山の日で休日。今日から夏休みです。息子の家族が明日来る前に、今日から公開された綾瀬はるかさん主演の「リボルバー・リリー」を観に行ってきました。長浦京さん原作の同名小説の映画化です。もうこれは綾瀬さんを観るための映画ですね。とにかく、かっこいいです。「奥様は、取り扱い注意」でもアクションを見せてくれましたが、今回も切れ切れのアクションを見せてくれます。役を演じていないときの綾瀬さんとのギャップが凄いですよね。あれだけ撃たれて、更に刺されても死なないのはどうかなあという気がしますけど。ちょっと残念だったのは原作の中でも印象的な悪役だった百合たちを追う陸軍の津山ヨーゼフ清親大尉。ドイツ人を母に持ち、栗色の髪と瞳を持つ外国人風の容貌という原作のキャラからジャニーズのジェシーさんが演じたのでしょうけど、彼の演技は周りの芸達者な役者さんたちの中で一人浮いてしまっています。一方、やはり原作でキャラ立ちしていた百合を助ける元中国の馬賊で漢人とウイグル人との混血の奈加役のシシド・カフカさんは合っていましたね。ただ、原作にあった彼女の懐紙一枚を刃物のように使って相手を切るという技がなかったのは残念ですけど。そうそう山本五十六役が阿部サダヲさんでは、ちょっと軽すぎるかな(失礼!)。ラストにある俳優さんがカメオ出演していてびっくりです。
 明日は、帰省する息子家族とバーベキューの予定です。まだ台風の影響は大丈夫かな。 
2023年8月10日(木)
明日から夏休みです
 明日から夏休みを使ってお盆は連休の予定ですが、台風が日本列島を直撃しそうです。長男家族が帰省するので、孫を遊びに連れて外出する予定だったのですが、台風となれば外での遊びはできないし、さて、小さな孫を相手にどうしたらよいやらです。まあ、新幹線が計画運休をするかもしれないと発表があったので、そもそも帰省できるのかということもありますが。
 京極夏彦さんの「鵼の碑」を予約しようと思っているのですが、832ページのノベルス版、2420円にしようか、1280ページのハードカバー版、3960円のどちらにしようか思案中です。想像もできない厚さに予約を躊躇してしまいますね。さて、悩みどころです。
2023年8月7日(月)
「君はどう生きるか」のパンフレット発売日発表
 宮崎駿監督の「君はどう生きるか」のパンフレット発売日が発表されました。今週11日(金)だそうです。これだけ待たされると、きっと売れるのでしょうね。鈴木プロデューサーの思惑に乗せられることになるのですが、映画を観に行かないまでもパンフレットだけは買おうかなあ。
 京極夏彦さんの“百鬼夜行シリーズ”(個人的には京極堂シリーズと言った方が好きですが)の最新作が何と17年ぶりに9月に発売になるそうです。題名は「ぬえ(本当はそらへんにとりです)の碑」で、ノベルス版とともにハードカバー版も発売されるそうです。前者が税込み2420円、後者が税込み3960円です。これだけ高額だと、買うとすればノベルス版ですかねえ。ノベルス版で832ページですから弁当箱とももういえないほどの厚さです。これは読むのにかなりかかりそう。それとも、ページを繰る手を止まらせないほどの面白さなのか。楽しみですねえ。さっそく予約です。
 9月はこの京極さんの新作のほか、伊坂幸太郎さん、東野圭吾さん、石田衣良さんらの新作が発売になりますので、今から楽しみです。
2023年8月5日(土)
東京に観劇に行ってきました
 今日は朝から東京へ。観劇の梯子をしてきました。
 昼間は明治座で「隠し砦の三悪人」。言わずと知れた黒澤明監督の映画で有名な作品です。今回はそれを上川隆也さん主演、風間俊介さん、六角精児さん共演での舞台化です。僕自身は映画は観たことはないのですか、近くに座っていた映画を観たことのある年配の女性は「私は映画が好きだなぁ」と言っていましたが、まあそれも無理ないですか。なにせ黒澤監督作品ですし、主演は三船敏郎さんですからねえ。
 皆さんマイクをつけているので、声はきちんと聞こえるのですが、その中でもやはり上川さんの声量は段違いですね。やっぱり鍛え方が違います。雪姫を演じたのは櫻坂46の小林由依さん。アイドルだからと期待していなかったのですが、意外に(失礼!)声がはっきりして聞きやすかったですね。噛むところもなかったし。
 途中30分の休憩が入って3時間の上演時間、楽しみました。初めて行った明治座ですが、座席にはクッションがあって座り心地は良かったです。ホール入口の階にお店が入っていて、美味しそうだったので思わず人形焼ときんつばを買ってしまいました。まさしく、お上りさんらしい行動ですね。
 夕方からは紀伊國屋ホールで「熱海殺人事件バトルロイアル50's」を観ました。大好きなつかこうへい作品です。席が真ん中のブロックの前の方だったので、俳優さんの顔も間近に見ることができました。もちろん、つかこうへい作品ですからセリフは機関銃のように止まることなく発せられます。こちらを絶対寝させませんね。役者さんたちも汗びっしょりです。このところのつか作品で個人的にお気に入りの高橋龍輝さんが熊田留吉役を演じているのも嬉しいところ。今日はちょっと怒鳴りすぎて聞き取り憎いところもあったかな。昨年の「初級革命講座 飛龍伝」、今年2月の「新・幕末純情伝」の熱演で、すっかりつか作品にはなくてはならない人になった気がします。木村伝兵衞部長刑事役は荒井敦史さん。彼が演じた木村伝兵衛を観るのは初めてですが、今回で4回目だけあって今まで演じた人に負けていません。セリフも聞きやすかったです。水野朋子刑事を演じたのは新内眞衣さん。彼女も「熱海殺人事件」の出演は3回目だそうですから、慣れたものですね。ちょい役でナレーションをしている元北区つかこうへい劇団の久保田創さんも登場。相変わらず、つか作品のナレーションはこの人が最高です。
 ビッグモーター事件や羽生選手の結婚など最新の小ネタを入れて笑いを取ったりしましたが、最後の落とし所は泣かせます。怒涛の2時間でした。今回も大満足。それにしても、今日観た2作品のヒロインは櫻坂46の小林由依さんと元乃木坂46の新内眞衣さんと、坂グループ凄いですね。
2023年8月1日(火)
8月になりました
  今日から8月です。猛暑が続きます。この暑さ、今後どうなるのでしょう。
 今月の読書ですが、個人的に一番気になるのは万城目学さんの「八月の御所グラウンド」(文芸春秋)です。万城目さんの京都を舞台にした作品はファンタジックなものが多いのですが、さて、今回のこの作品はどうなのでしょう。
 月末に発売される市川憂人さんのマリアと漣シリーズ第5弾の「ヴァンプドックは叫ばない」(東京創元社)が次の楽しみです。マリアと漣のコンビが今回はどんな事件を解決してくれるのか。長岡弘樹さんの「球形の囁き」(双葉社)は「傍聞き」に登場するシングルマザー刑事の啓子と一人娘の葉月の親子が再登場です。そのほか、「方舟」がこのミスで上位を獲得した夕木春央さんの「十戒」(講談社)、小野寺史宜さんの「夫婦集」(講談社)も気になります。
 海外作品では、ピーター・スワンソンの「8つの完壁な殺人」(創元推理文庫)。かつて主人公がブログに「完壁な殺人」が登場する8つの犯罪小説のリストを挙げたが、その8つの作品に手口が似た殺人事件が起きるというもの。中学生の頃に夢中で読んだ「赤い館の秘密」とか「ABC殺人事件」というお馴染みの作品が登場するので楽しみです。
 今月の映画ですが、夏体みの大作は既に公開中ということで、それほど観たい作品はないのですが、その中では長浦京さん原作の同名小説を綾瀬はるかさん主演で映画化した「リボルバー・リリー」は観に行きたいですね。ストーリーも面白いのですが、綾瀬さんのアクションシーンが見ものです。あとは巨大サメシリーズ2弾となる「MEGザ・モンスター2」。巨大サメに加えて違う巨大生物も登場するようです。前作同様ジェイソン・ステイサムがそれに立ち向かいます。今週末にトランスフォーマーの新作が公開されますが、正直、もう飽きてしまいました。
 今月は観劇を2本。紀伊国屋ホールの「熱海殺人事件バトルロイアル50’s」と、明治座の「隠し砦の三悪人」を観に行ってきます。つか作品となると何を措いても観に行きたくなるのですが、今回の熊田留吉刑事役は、このところのつか作品の出演で強烈な印象を残している高橋龍輝さん。個人的につか作品で今一番見たい役者さんです。この作品、今回も自鳥の湖の大青量の中で始まるのでしょ
うか。後者は言わずと知れた黒澤明監督の映画からです。上川隆也さんが主演。風間俊介さんと六角精児さんが脇を固めます。