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身辺雑記(2022年10月)

2022年10月29日(土)
「アムステルダム」、「MANDAYS」を観てきました
 今日は久しぶりに映画を梯子してきました。「アムステルダム」と日本映画の「MONDAYSこのタイムループ、上司に気づかせないと終わらない」の2本です。
 前者はクリスチャン・ベール、マーゴット・ロビー、ジョン・デビッド・ワシントン共演による作品です。彼ら3人に加え、ラミ・レミック、クリス・ロック、アニヤ・テイラー=ジョイ、ゾーイ・サルタナ、テイラー・スウィフト、そして何とロバート・デ・ニーロまで出演している豪華な映画です。史実を元にした作品だそうですが、クリスチャン・ベール演じる医者と、親友のジョン・デビット・ジョンソン演じる弁護士が殺人事件の犯人にされた裏側にある陰謀を描いた映画です。ちょっとストーリ展開についていくのが難しいところはありますが、ラストでは「ああ、そういうことかあ」とわかって満足です。クリスチャン・ベールといえば、「マシニスト」では人間離れした減量を見せてくれましたが、この作品では第一次世界大戦に従軍中に砲弾によって背中は砲弾のかけらで傷だらけ、右目は義眼となり、コルセットをしなければまともに歩けないという身体になってしまっています。そのため猫背で歩く姿は印象的です。クリスチャン・ベールという役者さん、一筋縄ではいきませんよねえ。マーゴット・ロビーはコケティッシュな感じでいいですよねえ。
 さて、後者の日本映画は1週間をタイムループする小さな広告代理店の社員たちが何とかしてタイムループから脱出しようと奮闘する作品です。出演者で名前を知っているのがマキタスポーツさんと「カメラを止めるな!」でブレイクしたしゅはまはるみさんだけという出演者だけ見れば地味な映画ですが、これがおもしろい。「カメラを止めるな!」と同様に有名俳優を使わないアイデア勝負の低予算映画と言ったらいいでしょうか。82分という上映時間、十分楽しませてもらいました。
 地元では今日は「信玄公祭り」の騎馬行列が夕方から行われました。通常は桜の花が咲く4月初めに行われるのですが、このこころ新型コロナウイルスの感染拡大のために中止が続いており、今年は実施時期を秋に移しての3年半ぶりの開催となりました。テレビで見るとかなりの見学客が出ていたようです。少しづつ日常が戻っていくようですが、ここ2,3日再び感染者数が増加しています。8波にならなければいいのですが。
2022年10月28日(金)
「天間荘の三姉妹」観てきました
 今日は仕事帰りにシネコンで今日から公開の「天間荘の三姉妹」を観てきました。観るまでは、旅館を経営する天間一家の元に父親を同じくする妹がやってくることによって一家に起きる騒動を描く映画かと思っていたのですが、なんと「スカイハイ」だったとは。冒頭でのんさん演じるたまえを天間荘に連れてきた女性の名前が「イズコ」と聞いて、「あれ?この名前はどこかで・・・」と思ったら、昔、テレビドラマ「スカイハイ」で釈由美子さんが演じていた「イズコ」だったんですねえ。天間荘が天界と現世の間にある三ツ瀬町で瀕死の人が天に行くか現世に戻るかを決めるところと聞いて、「ああ、これってファンタジーだったんだ」と気づきました。一瞬、どこかの新興宗教団体が製作する映画かと思いそうになってしまいましたが、個人的にはこういうファンタジーは好きです。のんさん、大島優子さん、門脇麦さんの三姉妹に、寺島しのぶさん、三田佳子さん、永瀬正敏さん、中村雅俊さん、柳葉敏郎さん、高良健吾さんと芸達者な役者さんが脇を固めているほか、いろいろな俳優さんたちがカメオ出演していて、豪華な出演陣でした。釈さんではない柴咲コウさんの「お生きなさい」の決めポーズも良かったですね。ただ、観に来ていたのは私のほかには、私より年配の男性と大学生らしい男性の3人だけ。公開初日に3人とは寂しいです。
 12月に池袋サンシャイン劇場で公演されるキャラメルボックスのクリスマスツアー「クロノス」の先行抽選の結果発表があり、見事に当選。「クロノス」はキャラメルボックスを始めてみたのが、初演の「クロノス」だったんですよねえ。この「クロノス」に感動して、以後キャラメルボックスの公演に通いつめたものでした。あのときは中学生だった娘と観に行ったので、今回も誘ったのですが、12月は忙しいと断られました。妻にも忙しいと断られ、結局一人で観に行きます。何はともあれ、楽しみです。
2022年10月25日(火)
寒くなりました
 昨日からめっきり寒くなりました。窓から見える富士山も裾野の方まで雪化粧をしています。ついこの前まで夏だったような気がするのですが、秋を飛ばして冬が来たような気候です。
 全国旅行支援が始まり、どこの観光地も人でいっぱいのようですが、そもそも旅行に行くことができる経済的・時間的に余裕のない人にとっては、関係のない制度ですね。でも、新型コロナで痛手を被った観光業者の方々にとっては秋の観光シーズンで少しだけでも息を付けたでしょうか。
 小川哲さんの「君のクイズ」(朝日新聞出版)読了。殺人事件が起きるようなミステリーではありませんが、謎解きの要素もあり、面白かったです。伊坂幸太郎さんが絶賛するのもわかります。200ページ弱の作品であり、あっという間に読むことができます。「このミス」でもランクインしてもおかしくない作品です。
2022年10月16日(日)
サッカー天皇杯決勝
  今日はサッカー天皇杯決勝の日。J1リーグ戦で3位のサンフレッチェ広島とJ2リーグ戦で18位のヴァンフォーレ甲府との試合が行われました。常識的に考えると、上位リーグで3位という上位にいるサンフレッチェ広島が勝利するというのが順当だったのでしょうが、延長戦でも決着がつかず最後はPK戦の末ヴァンフォーレ甲府が勝利しました。判官びいきでヴァンフォーレ甲府を応援する人も多かったでしょうけど、勝利すると思っていた人は少なかったと思います。勝利を呼び寄せた大きなプレーは延長戦後半で山本選手が取られたPKをキーパーの河田選手が見事に防いだプレーです。試合後の河田選手のインタビューでは「長年、このクラブを支えている山本英臣という、素晴らしい選手がいるんですけど、ハンドを取られたのが彼だったので、このまま終わらせるわけにはいかないと思って。無我夢中でできて良かったと思います。」と答えています。今日までファンフォーレ甲府一筋20年間、キャプテンも務めてチームを引っ張ってきた山本のことを思った気概がボールを止めたんですね。今シーズンはJ2では結果を残せませんでしたが、来年はJ1目指して頑張ってほしいですね。
2022年10月15日(土)
箱根駅伝予選会
  今日は箱根駅伝の予選会。テレビ放映されるので、地元の山梨学院大学をテレビの前で応援しました。1年生の留学生、ムトゥク選手がトップ争いの中、5キロ、10キロ、15キロの途中経過では予選突破の10位以内を堅持。最後のゴールになかなか10番目の選手が来なくてやきもきしましたが、結果発表では7位と予選通過しました。今回予選を突破した立教大学のように、東京の有名大学が強化に乗り出してくる中、高校の有力選手を獲得することができず、苦しい時代が続きますが、ぜひ正月の箱根駅伝本選では各選手全力を出し切ってシード権を獲得してもらいたいものです。頑張れ!山梨学院大学!!
2022年10月14日(金)
「カラダ探し」観てきました
 先週に引き続き、今日も会社帰りに日本映画のホラーを観てきました。橋本環奈さん、眞栄田郷敦さん共演の「カラダ探し」です。まあ先週の「“それ”がいる森」はホラーというより“トンデモ”映画でしたが、今回はホラーと言って間違いないですね。主人公はクラスの中でハブられている森崎明日香。ある日、彼女は体育館の裏で「私のカラダを探して」という少女の幻影を見る。その夜、明日香が眠って目覚めると、なぜか学校の中にいて、そこには明日香の5人のクラスメートが。彼らは、バラバラにされた少女の遺体を探し出すまで、“赤い人”に追われて惨殺され、目覚めると同じ日を迎えるというループを繰り返します。6人の惨殺シーンが凄いです。“赤い人”とぬいぐるみのエミリーが合体して巨大化したときには、これも”トンデモ”映画になってしまうのかと危惧しましたが、土俵際で踏みとどまりました。青春映画的な雰囲気も良かったですね。
 さて、明日は箱根駅伝の予選会が開催されます。私が応援する山梨学院大学は予想によると突破できるかどうかのボーダーラインのようです。今年は東海、明治、早稲田といったシード常連の大学が予選会に回っていますので、山梨学院大学も苦戦しそうです。お正月のテレビを楽しむためにも、山梨学院大学の予選会突破を期待したいです。
2022年10月9日(日)
ネズミ騒動
  昨日、朝起きたら風呂場の空いていたドアの前に小さな黒い“もの”が。よくよく見ると、ネズミの糞らしき“もの”と思ったので、ネットで調べると、まさしくネズミの“糞”。家の中にネズミが侵入したのかと、慌てて食品庫や食器棚を妻と確認すると、レンジの下の扉を引き出したら、ネズミが飛び出しました。ところが動きが速すぎてあれこれ探したのですが、どこへ隠れたのか全く分かりません。昨日は泊りで家族で出かける予定があったので、さてどうしたものかと考え、ホームセンターに行って、ネズミ捕りの罠を買ってきて、ネズミの通り道と思われるところに仕掛けて出かけました。今日になって外出先から“Echo show”を使って部屋の様子を見てみると、画面には映っていませんでしたが、何かの鳴き声が。家に帰ると、罠にネズミがかかっていました。ネズミを見るなんて動物園ではともかく、我が人生で半世紀ぶりのこと。たぶん。家の周りの田んぼで稲刈りが始まったので、居場所をなくして我が家に侵入してきたかもしれません。再度の侵入を防ぐために、慌ててアマゾンでネズミ駆除の超音波駆除器を購入。この三連休明けは仕事が忙しくなるので、三連休はゆっくり休もうと思っていたのですが、ネズミ騒ぎでこの二日間、掃除や食器等の洗浄に時間を無駄に使ってしまいました。ネズミよ!許せない!!私の貴重な時間を返せ!!
2022年10月7日(金)
「“それ”がいる森」を観てきました
 明日から三連休です。今日は早く仕事を切り上げ、ストレス発散のためにいつものようにシネコンへ向かいました。本当は今日から公開の「七人の秘書 THE MOVIE]」を観たかったのですが、時間が合わず、代わりに相葉雅紀くん主演の「“それ”がいる森」を観ることに。いやぁ~これは今年一番の「トンデモ映画」でした。ストレス発散のために映画を観に行ったのに、逆にストレスがたまりました。「金返してくれ~」と久しぶりに映画を観て言いたくなってしまいました。相葉くんの棒演技は観る前から覚悟していたので、それはいいのですが、まさかホラーの名匠、中田秀夫監督の作品がこれとはねえ。このところ「アイ・アム・まきもと」とか「マイ・ブロークン・マリコ」というなかなかの佳作を観ていたので、反動が大きいです。
2022年10月1日(土)
東京に行ってきました
 今日は朝から妻と東京へ。妻は東京に長期出張している娘と会って、買物へ。私はその間、世田谷パブリックシアターで公演中の仲村トオルさん、渡辺いっけいさん、田中哲司さん出演の「住所まちがい」を観に行くのが第一の目的だったのですが、時間があったのでその前に日本橋の映画館で「マイ・ブロークン・マリコ」を観に行きました。
 ストーリー自体は単純。自殺した親友の骨壺を彼女を虐待してきた父親から奪って親友が行きたいと言っていた岬まで旅する話です。主演の永野芽郁さんがこれまでのイメージとは180度違う姿を見せてくれます。股を広げて座って煙草をふかし、「うるせえよ、くそが・・・」なんて言うし、「テメエ」なんて当たり前のように口から出てきます。いやぁ~永野さん、おもいきりましたねえ。可愛い娘というイメージが壊れますよ。彼女のファンには驚きではないでしょうか。親友役を演じた奈緒さんは、やっぱりここでもちょっと普通ではない女の子を演じます。最近の映画には珍しい85分という短い上演時間でしたが、このくらいで十分でしたね。予想以上の佳作でした。
 映画を観終わった後は、本日のメインイベントである三軒茶屋の世田谷パブリックシアターへ。今回観たのは、世田谷パブリックシアターの芸術監督に就任した白井晃さん演出の「住所まちがい」です。社長、元警部、大学教授の3人が、それぞれの理由で、社長は女性との密会のため、元警部はビジネスの相手に会うため、大学教授は自著のゲラチェックのためにある部屋にやってきます。3人にとっては、そこはホテルであり、事務所であり、出版社であるのですが、住所はまったく違う。果たしてどうなっているのか。やがて、夜間の外出禁止令で彼らはその部屋で一夜を過ごすことになります。仲村トオルさん、渡辺いっけいさん、田中哲司さんという芸達者な役者さんたちが話しっぱなしです。観る前は哲学的なテーマの難しい舞台かなあと思っていたのですが、予想とは違って会場内は笑いに包まれました。これだったら、もう1度観たいなあと思わせてくれる舞台でした。おススメです。ただ、ラストはどう考えたらいいのでしょうか。気になります。
 今日から10月ですが、今月の読書は梶尾真治さんの「クロノス・ジョウンターの黎明」(徳間書店)が気になります。あのクロノスシリーズの1作です。あとは倉知淳さんの死神のような風貌の警部が犯罪者の前に立ちはだかる倒叙ミステリーシリーズの「世界の望む静謐」(東京創元社)も面白そうです。読みたい本の刊行が多かった先月に比較し、今月はあまりみるものがないので、積読本の消費の月になりそうです。
 今月の映画もこれといって、どうしても観たいと思わせる映画がありません。敢えて言えば題名がちょっと面白そうな「MONDAYS このタイムループ、上司に気づかせないと終わらない」が気になります。タイムループに陥った小さなオフィスの社員たちが脱出を目指して奮闘する話だそうです。笑わせてもらえそうです。あとはテレビドラマを見ていた「七人の秘書 THE MOVIE」でしょうか。