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身辺雑記(2022年9月)

2022年9月30日(金)
「アイ・アム・まきもと」観てきました
 仕事帰りに今日から公開の阿部サダヲさん主演の「アイ・アム・まきもと」を観てきました。2013年製作のイギリス・イタリア合作映画「おみおくりの作法」を原作に描いたヒューマン・ドラマです。主人公は身寄りのなく亡くなった人を無縁墓地に埋葬する市役所のたった一人だけのおみおくり係の牧本。まったく空気の読めない、全然人の話を聞かない、友達がいない等々、パンフレットに書かれた「まきもとの取説」がすごいのですが、そんな牧本が一人で亡くなった老人の身寄りを探して訪ね歩く姿を描いていきます。阿部サダヲさんは、先頃の「死刑にいたる病」のサイコキラーもそうですが、こういう癖のある人を演じさせるとうまいですねえ。
 三遊亭円楽さんが亡くなりました。先月脳梗塞から退院して高座に復帰しましたが再び肺炎で入院し、本日肺がんのため亡くなったと発表されました。当意即妙の受けで時事ネタも鋭く、頭抜けて頭いい人だなあと思って「笑点」を観ていました。まだ72歳だそうですから、早すぎる死ですね。ご冥福をお祈りいたします。
 ロシアのプーチン大統領がウクライナ東南部の4州を併合すると発表しました。住民の意思だと言っていますが、一方的なロシアの言い分であることは、今の情勢を見ているとわかります。これで4週をロシアの領土として、そこの住民をロシア兵としてウクライナとの戦いに送り出すのでしょうね。これを見ていると、プーチンという男、戦争が敗退に向かうとなれば核も最終的には使用しそうで恐ろしいです。
 そんな世界情勢にもかかわらず、個人的には明日は東京に観劇に行ってきます。世田谷パブリックシアターで上演中の仲村トオルさん、渡辺いっけいさん、田中哲司さん出演の「住所まちがい」です。
2022年9月20日(火)
台風一過でしたが
 台風一過なのに青空は見えず、雨模様の一日でした。台風のせいなのか、昨日から電話が繋がらなくなりました。NTTに連絡すると遠隔操作で原因を探ってみるとのことで、しばらくすると電話線がどこかで断線しているようだとの連絡がありました。今日、工事車が2台来て、電柱から家に入るまでの線が断線しているということで、新しい線に交換して無事通話ができるようになりました。元々古くなっている線が台風の風で断線したようです。台風が直撃したわけではないのに、思わぬ台風の影響でした。
2022年9月17日(土)
「ヘルドックス」「沈黙のパレード」観てきました
  昨夜は仕事帰りにレイトショーで「ヘルドックス」を、今日は妻の希望で「沈黙のパレード」を観に行ってきました。
 前者は岡田准一さん主演のバイオレンス・アクション映画です。最初から最後まで岡田准一さんのアクションを見せる映画と言っていいです。フィリピンの格闘技であるカリ、ブルース・リーが考案した格闘技であるジークンドーの師範認定を受けており、また、総合格闘技の修斗のインストラクターの資格も取得しているそうですから、そのアクションは本物ですね。上半身の筋肉の盛り上がりは凄いですよ。岡田准一さん演じる兼高とコンビを組む室岡を演じる坂口健太郎さんのキャラも強烈な印象を残します。これまでと違う切れた狂犬の役を演じますが、見事です。もう一人強烈なキャラといえば、ヤクザの東鞘会の若きトップを演じる・十朱を演じるMIYAVIさんも凄かったですねえ。世界的に人気のあるギタリストだそうです。すっかり忘れていましたが、「キングコング:髑髏島の巨神」に出演していたそうですから、島に墜落した日本の戦闘機乗りを演じていたんですね。瓶を粉々にした蹴りは凄かったですねえ。上映時間138分、最初から最後まで緊張感たっぷりに見せてもらいました。
 「沈黙のパレード」は東野圭吾さんのガリレオシリーズの長編4作目の作品が原作です。映画としては9年ぶりの新作になります。東野ファンだけでなく、テレビドラマの人気のせいもあってか、映画館は田舎としてはかなりの入りでした。原作はシリーズの中でも人間ドラマとして出色の出来でしたが、映画もそのおもしろさは損ねていず、なかなか面白かったです。やはり、湯川には内海薫です。柴咲コウさんの出演も嬉しいところです。
 この2本の映画に主要登場人物として出演していた人が3人います。北村一輝さん、酒向芳さん、村上淳さんの3人です。3人ともそれぞれまったく違う役柄を演じているところが凄いですね。
2022年9月9日(金)
書店の減少
 我が街の中心街の百貨店に入っていたジュンク堂が百貨店の建て替え、店舗縮小のため、撤退することになったようです。今年春には駅ビルの中に入っていた書店も撤退しており、大型書店は早くから中心街から郊外に店舗を移していた1店のみになってしまいました。ただ、この店も何年か前には店舗を縮小しており、書店の先行きは明るくありません。本好きにとっては寂しいですねえ。ネットニュースでは東京駅前にある大型書店「八重洲ブックセンター」が来年3月で営業を終了すると発表されたそうです。オープンから44年、オープン当初、私も東京に行ったときには、どれだけ大きいのだろうと、興味津々見に行ったものでした。こちらは再開発のためで、将来は新しいビルに入居する計画のようですが。
 このところHPのアクセスが異常に増えていると、ここに書いたとたん、急激に減少し、元のままに戻ってしまいました。いったいあの増加は何だったのか。
2022年9月7日(水)
アクセス数の急増
  このところ、HPのアクセス数が急に伸びています。それも決まった時間帯に限られているので、これはスパムかもしれないと思うのですが、システムに詳しくないので、詳細はわかりません。行政機関や大企業のHPに大量のアクセスがあったり、HPが書き換えられるという話はよく聞きますが、こんな小さな個人のHPにアクセスして何をしようと考えているのでしょう。書き換えても仕方ないですしね。これほどのアクセスが本当にあったら嬉しいのですが。
 HPを作成した当初に作ったリンク集ですが、ほとんどがリンク先が見つからなくなっており、個人ホームページもしだいに少なくなってきているようです。掲示板も廃止したし、今度はリンク集も整理しなくては。
2022年9月3日(土)
「ブレット・トレイン」観てきました
 今日は家族が泊りで出かけているので、一人でのんびりしています。夕飯は近所のマグロの専門店に行って、マグロ尽くしの刺身とマグロの竜田揚げ、それに加えて鮨も買って、よく冷えたビールに冷酒で久しぶりに一人で宴会です。コロナ禍で外で飲むことがなくなったので、その代わりです。テレビを見ながら、はたまた本を読みながらゆっくりとマグロと酒を味わい、ほろ酔い気分です。
 昨夜はレイトショーで伊坂幸太郎さんの「マリアビートル」の映画化であるブラッド・ピット主演の「ブレット・トレイン」を観てきました。日本人を演じる真田広之さんはもちろん日本語ができるのですが、息子役を演じた人は日系人でちょっと日本語がいまひとつだったり、新幹線が名古屋駅を過ぎてから富士山が見えたり、新幹線の車内販売する女性が金髪だったりと、雰囲気的にはちょっと変な日本を舞台にしていましたが、スピード感あふれるストーリー展開で、これが意外に楽しむことができました。原作で愉快だった檸檬と蜜柑のコンビですが、それは映画でも同じ。特に檸檬のキャラは最高でした。チャニング・テイタムがカメオ出演していて、先頃公開された「ザ・ロストシティ」に出演していたサンドラ・ブロック、チャニング・テイタム、ブラッド・ピットの3人が再び共演しています。サンドラ・ブロックはほとんど声の出演で、ラストちょっと顔を出しただけでしたが。何はともあれ、突っ込みどころ満載ですが、あまり深く考えずに観るのが一番です。
2022年9月1日(木)
9月です
 9月になりました。読書の秋に向かって、今月は楽しみな作品が刊行されます。池井戸潤さんの「ハヤブサ消防団」(集英社)はミステリ作家と連続放火犯の闘いを描きます。いつもの銀行とかは関係がないようですね。道尾秀介さんの「いけないⅡ」(文芸春秋)はシリーズ第2弾です。道尾さんの仕掛けたトリックを見破ることができるか、今回も期待できそうですね。シリーズものでは相沢沙呼さんの「invert2 覗き窓の死角」(講談社)は倒叙ミステリの第3弾です。そのほか9月となると忘れてならないのは石田衣良さんの池袋ウエストゲートパークシリーズの新作です。シリーズ第18弾となる今回の「ペットショップ無残」も日本の今を描いているのでしょうか。
 今月の映画はまずは伊坂幸太郎さんの「マリアビートル」をハリウッドがブラッド・ピット主演で映画化した「ブレットトレイン」ですね。原作では舞台が東北新幹線でしたが、やっぱり日本といえば外国人には富士山なのか、富士山が見える東海道新幹線となっています。予告編には、列車が大変な事故を起こすシーンがありましたが、原作ではそんなシーンはなかったはず。ハリウッド映画ですからハデでなくてはということでしょうか。ブラッド・ピット演じるレディバグは原作では七尾ということでしょうか。洋画はもう1本。アフリカのサバンナを舞台に凶暴なライオンに襲われた一家の父親が家族を守るために戦う「ビースト」は手に汗握りそう。
 今月は邦画で観たい映画が盛りだくさん。まずは久しぶりの福山雅治さんのガリレオシリーズ劇場版第3弾「沈黙のパレード」です。内海薫役で柴咲コウさん、草薙刑事役で北村一輝さんも登場します。やっぱり湯川学の相手は内海薫でなくてはね。西島秀俊さんが強盗役を演じる「グッバイ・クルエル・ワールド」も面白そうです。強盗の仲間で三浦友和さん、斎藤工さんが共演します。同じクライムものでは岡田准一さん、坂口健太郎さん共演の「ヘルドックス」は岡田准一さんがアクションを指導しているようで、アクションシーンに期待できます。坂口健太郎さんがサイコパスなヤクザを演じるというのもこれまでの彼のキャラとは大違いで面白そうです。市役所で、人知れず亡くなった人を埋葬する「おみおくり係」として働く“牧本”を阿部サダヲさんが演じるのは「アイ・アムまきもと」です。先に公開された「死刑にいたる病」のサイコな主人公とは違う阿部さんを観ることができそうです。相葉雅紀くんが主演を務めるのは「“それ”がいる森」です。「リング」の中田秀夫監督作品ですから、これは怖そうです。永野芽郁さんがこれまでと違うキャラを見せてくれそうなのが「マイ・ブロークン・マリコ」です。父親から虐待を受けていた親友の死を知って、遺骨を奪って逃亡するシイノを演じます。かわいいだけではないどんな女性を演じるのか、楽しみです。