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身辺雑記(2022年8月)

2022年8月31日(水)
8月も終わりです
 今日で8月も終了。猛暑だと思ったら、一番暑くなるはずのお盆の周辺は雨模様の日が続いたりと、暑いのか涼しいのか、はっきりしない夏でしたねえ。コロナの感染も高止まりで、一向に減少しません。減ったとしてもまた新たな変異株が登場するというイタチごっこがこれからも続くのでしょうか。年老いた母もこれまでは高齢にも拘らず外出も多かったのですが、今はコロナの感染が怖いようで、出歩くことも減って家の中にいることが多く、また、近所のおばさんたちとの茶飲み話の機会も減り、生きる楽しみが減ったのではないかなあと心配になります。マスク生活から早く脱却したいですねえ。
 現在、ホリー・ジャクソンの「自由研究には向かない殺人」を読書中。昨年の「このミス」で第2位に輝いた作品です。購入したまま積読状態だったのですが、続編が刊行されたため、慌てて前作を読み始めました。17歳のグラマースクール最上級生の女の子・ピップが夏休みの自由研究に5年前に起きた17歳の少女の失踪、そして犯人とされた少年の自殺という事件を題材にして真実を探っていきます。600ページ近い大部ですが、翻訳ものにしては読みやすく、ページをどんどん繰ることができます。これは面白いです。彼女が事件関係者に当たっていく中で、犯人と思われる人物の名前が次々に増えていきます。果たして真犯人はほかにいるのか。これは面白いです。
2022年8月27日(土)
NODA・MAP第25回公演「Q」を観てきました
 今日は東京芸術劇場へNODA・MAP第25回公演「Q」を観に行ってきました。クイーンの音楽をバックにロミオとジュリエットの話を源平時代を舞台にした作品です。3年前に同じ東京芸術劇場での公演があった際も、ロミオとジュリエット役を演じるのが上川隆也さんに松たか子さん、そして志尊淳さんに広瀬すずさんということで観に行ったのですが、とにかくよくわからなかったというのが正直なところでした。今回は楽しむぞぉ~と思って観に行きましたが、やっぱり野田さんの演出は難しいです。二組のロミオとジュリエットという演出がなかなかすっと頭の中で整理できませんでした。それでも、3年前の公演のストーリー展開は何となく覚えていたので、今回は3年前より楽しむことができたかな。この作品にも戦いが描かれ、シベリアらしき酷寒の地で強制労働の場面がありましたが、3年前と違ってロシアのウクライナ進攻の進む現在、戦いというテーマがより身に迫って感じられます。
 コロナの感染など関係なく会場内は満席。終わった際の拍手も鳴りやまず、カーテンコールも5回あり、最後はスタンディングオベーションでした。次の観劇は世田谷パブリックシアターでの仲村トオルさん、田中哲司さん。渡辺いっけいさんの「住所まちがい」です。
2022年8月26日(金)
「アキラとあきら」観てきました
 仕事帰りに今日から公開の「アキラとあきら」を観てきました。池井戸潤さん原作の同名小説の映画化です。池井戸さんお得意の銀行員を主人公にした作品です。同じ名前を持った一方は大企業の社長の御曹司で、他方は倒産した町工場の社長の息子という対照的な二人が最初は反発しあい、そして最後は力を合わせて潰れかけた御曹司の会社を建て直そうとする話です。池井戸さんの作品はかなり読んでいるのですが、この「あきらとアキラ」は未読だったので、真っ白な状態での鑑賞で、このあとどうなるのだろうとハラハラドキドキしながら、面白く観ることができました。池井戸さんの作品は結論は分かっているのですが、胸を熱くさせますねえ。
 明日は東京芸術劇場へNODA・MAP第25回公演「Q」を観に行ってきます。3年前に上演した際にも観に行ったのですが、クイーンの音楽を背景に、源平時代のロミオとジュリエットという話に、難しいという印象しか残っていません。このときは同じ日にもう一本「キレイ」を観に行っており、「キレイ」の方が印象深かったので、難しい「Q」の方は印象が薄れてしまいました。同じキャストが演じる今回の「Q」は、さて楽しむことができるかな。
2022年8月25日(木)
夏休みもそろそろ終わり
 夏休みも終わり、子どもたちもそろそろ学校が始まるようです。新型コロナの感染者数も高止まりのままで一向に減少しません。職場内にも感染者が出てきて、とうとう来たかという感じです。ここまで感染者数が増えると、ワクチン接種をしていても、しっかりマスクをし、手指の消毒をきちんとしていても、もうどこで感染してもおかしくないですよね。とはいえ、年齢も年齢ですから感染したくはありません。まあ、できることをきちんとするだけです。今週末は東京芸術劇場にNODA・MAP第25回公演「Q」を観に行く予定です。東京では食事も取らずに観終わったらフラフラせずにすぐに帰る予定です。残念ですがそれくらいしか自己防衛できないですね。
 長浦京さんの「プリンシパル」(新潮社)読了。カバーのバレリーナの絵とは全く雰囲気が異なるその内容に一気読みです。
2022年8月9日(火)
長崎に原爆が落ちた日
  今日は長崎に原爆が投下されて77年目の8月9日です。長崎の原爆といって頭に浮かぶのは、アメリカ人カメラマンのジョー・オダネルが撮った「焼き場に立つ少年」です。赤ちゃんを背負った坊主頭の少年が直立不動のままどこか遠くの一点を見つめている写真です。赤ちゃんは少年の弟で、既に亡くなっており、少年は火葬の順番を待っているとされています。弟が死んで悲しいはずなのに、そんな様子はまったく見せずに口を固く結んだその姿に何度見ても涙を禁じえません。2017年末にはローマ教皇がこの写真を印刷したカードを「戦争がもたらすもの」という言葉を添えて世界の教会に配布するよう指示したそうです。2022年の今になってもこの少年の身元は分かっていないようですが、彼がこの後、無事に戦後を生き抜くことができたことを望みたいです。
 昨日、今日と、二人の声優さんの訃報が報じられました。ひとりは「ルパン三世」の次元大介の声を放映当初から50年以上務めた小林清志さん。アニメだけではありません。「荒野の七人」のジェームズ・コバーンの吹替もやっていましたねえ。もう一人は「サイボーグ009」の004,「パーマン」のパーマン2号、「Dr.スランプ アラレちゃん」のニコチャン大王など様々な役を演じた大竹宏さん、どちらも、私の子どもの頃からアニメを楽しませてくれた声優さんでした。お二人の冥福をお祈りいたします。
2022年8月1日(月)
熱中症警戒アラート
 今日から8月。いよいよ夏本番。このところ猛暑が続き、エアコンなしでの生活が考えられません。
 今月は、辻村深月さんの「嘘つきジェンガ」(文芸春秋)、小野寺史宜さんの「レジデンス」(KADOKAWA)、小野不由美さんの「営繕かるかや怪異譚3」(KADOKAWA)と好きな作家さんの新刊が発売になります。そうそう、今年の江戸川乱歩賞を受賞した荒木あかねさんの「此の世の果ての殺人」(講談社)は22日発売です。
 今月の映画は、夏休み映画の「ジュラシック・ワールド」も「キングダム」も先月観てしまったし、これといった大作はありません。観るとすれば、洋画では「ゲット・アウト」「アス」のジョーダン・ピール監督の「NOPEノープ」、邦画では池井戸潤さんの同名小説の映画化である「アキラとあきら」、阿部寛さん主演の「異動辞令は音楽隊!」くらいでしょうか。ちょっと寂しい。
 舞台はNODA・MAP「Q」を観に行く予定ですが、先日も「ハリー・ポッター」の舞台が2回目のコロナの感染による休演があったように、現在のコロナの感染拡大の中では、果たして無事に上演できるのか先行き不透明です。舞台役者さんも休演になってしまえば収入がなくなってしまうし、大変なことですよね。