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身辺雑記(2022年3月)

2022年3月29日(火)
昨日のアカデミー賞授賞式は
 昨日のアカデミー賞授賞式では作品賞などにノミネートされていた濱口竜介監督の「ドライブ・マイ・カー」が国際長編映画賞を受賞しました。13年前の外国語映画賞時代の「おくりびと」以来です。それにしても、昨日のアカデミー賞授賞式は受賞作品より妻を侮辱されたと怒ったウィル・スミスのクリス・ロックを平手打ちした事件の方が話題になってしまいましたねえ。そのことに対し、日本とアメリカの捉え方が違って、日本では妻を侮辱されて怒ったウィル・スミスに好意的な意見が多いようですが、アメリカでは暴力をふるったウィル・スミスを非難する声が大きいようですね。とはいえ、その出来事が起こった時、会場は笑いもあったということですから、観客もクリス・ロックと同類。そこで非難する声が上がれば、こんな大事にはならなかったと思うのですけどね。ウィル・スミスの主演男優賞受賞取り消しも検討されているそうですから、大変です。
 年明けからのオミクロン株の猛威のため、映画館に行くことを自重していたのですが、アカデミー賞授賞式を前に、この日曜日と年休を取得した昨日で3本の映画を観に行ってきました。アカデミー賞作品賞にもノミネートされていた「ナイトメア・アリー」と「ベルファスト」、そしてロバート・パティンソンが新たにバットマンを演じた「THE BATMAN ザ・バットマン」です。
 「ナイトメア・アリー」で重要なモチーフになるのは、カーニバルの一座の怪しげな“獣人”ですが、日本でも昔のお祭りには“ろくろっくび”とか“蛇娘”とか、おどろおどろしい見世物小屋があったものです。学校の先生からは絶対に近づかないようにと注意されていました。嘘だと思いながらも見たかったんですね。一方、「ベルファスト」は北アイルランド紛争の中で翻弄される家族を描いた作品です。とにかく、子役がうますぎです。個人的には一昨年の「ジョジョ・ラビット」同様、これを作品賞にしたかったですね。「THE BATMAN ザ・バットマン」はミステリ的な要素もあって3時間近くの上映時間でしたが、飽きずに最後まで楽しむことができました。やっぱり、映画館の大きなスクリーンで観る映画はいいですね。
2022年3月26日(土)
2年ぶりに東京へ
 今日は久しぶりに東京に行ってきました。一昨年の2月に舞台の「飛龍伝2020」を観に行って以来、新型コロナの感染が始まってからは、東京に行くのを避けていました。東京に行ったのは、息子が東京に転勤になったため。この時期、引越業者を頼むと高いし、とりあえず、眠るための布団さえあればいいと、自家用車に積んでいざ東京へ。相変わらず高止まりしている感染者数の中、東京へ行くのは怖いのですが、息子の転勤だから仕方ないよなあと思いながら東京へ向かいました。住むのは三権茶屋。三軒茶屋といえば、先月世田谷パブリックシアターで上演した舞台「マーキュリー・ファー」をチケットを買ったのに行くのを辞めたんですよねえ。いつもは駅と世田谷パブリックシアターの往復だけでしたが、今日は駅周辺をぶらぶらしました。食事や飲み処がいっぱいありましたねえ。これは息子がうらやましい。
 感染者数が高止まりしているといっても、東京の人は普通に生活をし、電車も混雑しています。もう新型コロナの感染は日常になったのですね。3度目のワクチンも接種したし、これをきっかけに舞台や美術館に行こうかなと考えています。
2022年3月21日(月)
副反応の3連休
  土曜日の朝、3回目のワクチン接種に行ってきましたが、夜遅くになって熱が出始め、朝には解熱剤を飲んでいても38度以上の熱が出て、昨日は一日中布団の中で寝ていました。今朝になっても解熱剤を飲んでもまだ37度台の微熱が続き、ようやく夕方になって36度台まで下がりました。2回目より副反応が強くて、大変でした。ずっと寝ていたせいか腰も痛いし、副反応がひどすぎます。これが2回目までのファイザーと異なるモデルナのせいかわかりませんが、こんな強い副反応があるのでは、感染した方が軽いのではと思ってしまいます。こんな副反応があるのでは次はやめようか、接種するにしてもモデルナは絶対しないぞと思います。ところで、モデルナを避ける人が多くて岸田総理はモデルナを接種すると言っていたはずですが、接種したんですかねえ。国民にはモデルナ接種しますといいながら、実はファイザー接種しているのではないですかねえ。政治家って信じられませんから。
 こちらでは桜の開花宣言が出されました。歓送迎会のシーズンとなってきましたが、相変わらずの新型コロナの感染では、歓送迎会もできませんねえ。
2022年3月19日(土)
3回目のワクチン接種に行ってきました
 3回目のワクチンの接種に行ってきました。朝1番の会を予約して行ったのですが、会場に到着した15分前にはもう多くの人が順番を待っていました。今までの2回の接種と異なって、今回はモデルナでの接種。やはり、モデルナの接種は避けられているのか、それとも2回までの接種で副反応が思ったより大変だったせいか、予約枠は全部は埋まらず、予約なしで打つこともできたようです。スムーズに接種も終わり、着いてから30分ほどで終了。副反応が出る前にやるべきことをやってしまおうと、図書館に本の返却と予約した本の貸し出しに行き、その後は母親を買物に連れて行きました。最近、このあたりもスーパーやコンビニが閉店し、一人暮らしの老人が歩いて買物に行く店がなく、買物難民の問題が顕在化しています。スーパーもネットで注文すれば配達をしてくれますが、そもそも老人の多くはネットなんて使えませんからねえ。
 今のところ、体のだるさと接種をした部分のわずかな痛みはありますが、熱はありません。このまま、副反応がなければいいのですが。
2022年3月18日(金)
ディープフェイク動画
 ゼレンスキー大統領が投降を呼びかけるディープフェイク動画がフェイスブックに流れたようです。テレビで見ましたが、偽物かどうかなんて、見ただけではわかりません。恐ろしいですよねえ。こうしたディープ・フェイク動画に騙されないで真実を見ることができるのか、正直のところ自信がありません。でも、できるだけ落ち着いて、真実かどうかを見定めなくてはなりませんよね。
 一昨日深夜の地震は大きかったですね。東日本大震災並みでしたが、津波が大きくなかったのがよかったです。ただ、先ほども岩手で震度5の地震が起き、まだまだ余震を気をつけなくてはいけません。福島では断水しているところもあり、少しでも早くライフラインの回復に行政は手を尽くしてほしいです。
 明日は、3回目のワクチンの接種です。市の年齢別の接種を待っているより、少しでも早くと思って、県の大規模接種会場の接種を予約しました。ただ、前2回のファイザーと違って今度はモデルナです。ファイザーの後モデルナだと抗体価がファイザーを3回打つより上がると言われていますが、反面、副反応がモデルナの方が強く出ると言われていますからねえ。2回目のファイザーの際は微熱でしたが、ダルさがひどくて休みをとったほどでしたが、さて、モデルナはどうなるのでしょう。一足早く3回目をモデルナで打った同僚は翌日、微熱と腕の痛みがあって解熱剤飲んで寝ていたそうなので、不安です。明日はともかく、明後日は一日寝ているつもりで明日中にやることはやっておかないと。
2022年3月11日(金)
11年目の東日本大震災の日です
 今年も3月11日がやってきました。東日本大震災の日です。もう11年が過ぎたのか、まだ11年しか過ぎないのか、思いは人それぞれです。私自身は、当時息子が仙台で大学生活を送っており、卒業目前で、当日は私が引越しの手伝いで仙台へ向かう直前だったこともあり、深く記憶に刻まれています。その後の息子の仙台脱出行、3月末の息子と二人で車で行った引越しのやり直しの仙台行きでの仙台の町の有様は今でも忘れられません。コンビニがみんなガラスに新聞紙で目隠しがされている様子にはびっくりしました。それにしても、夜,お腹がすいて、食堂もやっていない中、どうにか探して、水がないからテールスープはできないけど、牛タンだけならと営業していた牛タン屋さんの牛タンはおいしかったなあ・・・。
 つい、先ほどまでテレビで日本アカデミー賞樹授賞式が放映されていました。作品賞、主演男優賞は「ドライブ・マイ・カー」でした。本家のアカデミー賞でも日本映画初めてのアカデミー作品賞にノミネートされていますから、勢いですね。主演女優賞は有村架純さん。個人的には「そして、バトンは渡された」の永野芽郁さんだと思っていたのですが、残念。助演男優賞は予想どおり、「孤狼の血 LEVEL2」の鈴木亮平さん。当時、テレビで放映していた「TOKYO MER」での善人の医者とは正反対の狂気の男を見事に演じていましたねえ。誰もが納得の受賞ではないでしょうか。
 本日から「ザ・バットマン」が公開。観に行きたいけど、地元のシネコンでは字幕版は一日2回だけの上映。それも、夜は9時近くから12時近くまで。う~ん、相変わらず感染者数が高止まりの中で、観に行くことができるかなあ。
2022年3月9日(水)
新型コロナの感染が身近に
 新型コロナの感染が身近に迫ってきました。息子の会社の同じ課で感染者が出て、当日働いていた人たちがPCR検査を受けたところ、無症状の陽性者が何名も判明しました。たまたま息子は、最初の感染者が出たときは出張していたので、PCR検査の対象とはならなかったのですが、無症状の陽性者が判明したため、改めてPCR検査の対象となりました。もし、陽性となれば私たち同居の親族は濃厚接触者となって1週間は休まざるを得なくなり、この忙しい年度末にどうしようと思ったのですが・・・。今日、午前中PCR検査を受けた息子からは陰性だったとの連絡が入り、ホッとしました。息子は会社の方針で陰性でも来週月曜日までは自宅待機ということになりましたが、まずはひと安心です。東京は感染者が減っているようですが、こちらは高止まりのままです。いったい、いつになったらマスクを外せるときがくるのでしょうか。
 ウクライナ情勢も悪くなるばかり。プーチン、更に狂気を増幅させています。 
2022年3月5日(土)
狂気の沙汰
  ロシア軍の侵攻が止まりません。先日はついに原子力発電所を攻撃したという報道がありました。直接原子炉を狙ったものではなかったようですが、それにしても、プーチンという男、核攻撃をちらつかせるし、今度は原子力発電所を攻撃するとは、狂気の沙汰もここまできたかという感じです。これ以上進むと、本当に核戦争が起こって世界が破滅してしまうという最悪のシナリオも想像とは言えなくなってしまいました。本当に子どもたちのために戦争は終えてほしいです。
 今日は、東京でも春一番が吹いたようで、ようやく暖かくなってきました。とはいえ、新型コロナの感染者数は高止まりで、なかなか東京に舞台や展覧会を観に行くことができません。大好きなつかこうへいさんの「熱海殺人事件」もまた公演があるようで、観に行きたいのですが。とりあえず、今度の金曜日から公開される「THE BATMAN ザ・バットマン」は絶対観に行きたいです。
2022年3月1日(火)
3月です
 3月になりました。日本から遠くで起こっている戦争ですが、ロシアのウクライナへの軍事侵攻は気になります。停戦交渉が始まったようですが、ロシアは自分勝手なことばかりいっているようで、交渉がうまくまとまるかは先行き不透明です。停戦交渉中もロシアは戦闘を続けているし、信用できないですね。プーチンは完全におかしくなっています。
 3月の映画は、何といっても「THE BATMAN ザ・バットマン」です。今回、バットマンを演じるのは「TENET テネット」のロバート・パティンソンです。今までバットマンを演じた俳優では、個人的にはマイケル・キートンとクリスチャン・ベイルがゴッサム・シティの元でのバットマン役にイメージがピッタリだと思うのですが、果たしてロバート・パティンソンはどうでしょうか。作品的には評判がいいようなので、楽しみです。あとは、今年のアカデミー賞作品賞にノミネートされているブラッドリー・クーパー、ケイト・ブランシェット共演の「ナイトメア・メアリー」を観たいのですが、これは地元の映画館での公開がないようです。残念。
 今月の読書は読みたい本はいっぱいあるのですが、これは絶対というものはありません。その中では天童荒太さんの「包帯クラブ ルック・アット・ミー」(筑摩書房)は気になります。前作「包帯クラブ」から16年、前作の終わりから話が始まるそうです。前作は読んでこのHPにも感想が書いてあるのですが、もうすっかり覚えていません。本も捨ててしまったかなあ。扉子が主人公となったビブリア古書堂シリーズの3作目「ビブリア古書堂の事件手帖Ⅲ 扉子と虚ろな夢」(メディアワークス文庫)も刊行されます。そのほか、山本幸久さん、西澤保彦さん、原田ひ香さん、薬丸岳さんらの新作が刊行されますので、忙しい3月にはなりそうです。