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身辺雑記(2020年12月)

2020年12月31日(木)
大晦日です
 今日は大晦日。今日の東京の新型コロナの感染者数は1300人を超えました。1000人を超えたと思ったら1300人ですからねえ。感染の拡大は止まりません。
 今年は新型コロナウィルスに翻弄された一年でしたね。感染拡大で2月に舞台「飛龍伝」を東京に観に行って以降、東京へ行くことができず、舞台はおろか展覧会、映画にも行くことができませんでした。今年読了した本は116冊と昨年よりわずかの減少でしたが、舞台は「飛龍伝」を2回観ただけ、映画も緊急事態宣言で閉館があったほか、続々と洋画の大作が公開延期になったせいもあり、観ることができたのはわずか18本。昨年の四分の一ほどにとどまりました。展覧会は「ハマスホイとデンマーク美術展」と地元の美術館で開催された「クールベと海展」の二つだけ。東京に行くことができないと舞台にも展覧会にも足を運ぶことができません。来年は感染が落ち着いて東京に安心していくことができるようになることを祈っています。
 「Koba's Library」を訪問していただいた皆様、来年も少しずつですが更新をしていきますので、どうぞよろしくお願いいたします。新型コロナの感染にはくれぐれも気をつけてください。今年はどうもありがとうございました。
2020年12月28日(月)
今日は仕事納めです
 今日は仕事納め。先週金曜日まで仕事がバタバタしていましたが、今日は何事もなく机の周りを片付けて終わり。いつもなら職員が集まって仕事納めの会をするところですが、この状況下で大勢が集まるのはよくないとのことで、今年はそれもなく、「良いお年を!」と声を交わしながら帰路につきました。今日も曜日の感染者数の最多を更新。いったいいつまでこの状況が続くのでしょうか。
 現在、アンソニー・ホロヴィッツの「その裁きは死」を読書中。この本が今年最後の読書になりそうです。
2020年12月26日(土)
いよいよ1000人超えるか
 今年最後の土曜日です。いよいよ帰省も始まりましたが、今日の東京の新型コロナの感染者数は949人といよいよ1000人を超える目前までの数字となりました。相変わらずの人出のようで、このままでは1000人を超えての年越しになるかもしれません。我が家は大阪に住む息子家族の帰省は取りやめとし、静かに箱根駅伝でも観ながらのんびり正月を過ごす予定です。でも、箱根駅伝は実施できるのかなあ。
2020年12月25日(金)
増加が止まりません
 今日の東京の新型コロナの感染者数は884人と過去最多を更新した昨日に次ぐ多さでした。昨日のクリスマス・イブも東京では人出が多かったようですから、このままでは当分感染者数の減少は見込むことができないですね。オリンピックの開催も厳しくなってきそうです。
 斜線堂有紀さんの「」(早川書房)読了。二人を殺害すると地獄に引きずり込む天使が存在する世界という特殊設定の中での殺人事件を描くミステリですが、ミステリとしては定番のクローズドサークル(孤島)での殺人という本格ミステリとなっています。読む前は天使のいる世界での殺人事件という設定に最後まで投げ出さずに読み切ることができるのかなあと不安でしたが、読み始めると物語に引き込まれて、あっという間に読み切りました。「このミス」第6位、「本格ミステリ・ベスト10」第4位という評価に納得です。今年中には、ベスト10ランクイン作品として深木章子んの「欺瞞の殺意」と、海外作品としてはベスト10の第1位を独占したアンソニー・ホロヴィッツの「その裁きは死」を読み終わりたいです。
2020年12月18日(金)
「ワンダーウーマン 1984」観に行ってきました
 今日はたぶん今年最後の映画鑑賞で「ワンダーウーマン 1984」を観に行ってきました。新型コロナの感染拡大により当初6月の公開が10月に延期され、更に12月に再延期されて、ようやくアメリカより一足早く今日公開となりました。前作は第一次世界大戦時が舞台となっていましたが、今作の舞台は題名にあるとおり1984年です。1984年の世相やファッションが登場するのでちょっと懐かしいです。相変わらずワンダーウーマン役のガル・ガドットは美しいし、カッコいいです。不老のワンダーウーマンが美しいままなのはわかりますが、なぜか第一次世界大戦時に死んだはずのスティーブ・トレバーが登場します。そういう理由だったのですねえ。 
 新型コロナの感染者が爆発的に増えてきているので、来月から映画を見に行くことができるのかが心配です。来月1日からは「新感染 ファイナル・エクスプレス」の続編である「新感染半島 ファイナル・ステージ」が公開されるし、洋画はともかく「おとなの事情」を始めとする邦画では観たい作品がこれから公開されます。どうにか正月後は感染が収まって欲しいものです。
 1月に新宿の紀伊国屋ホールで上演される、つかこうへいさんの「熱海殺人事件 ラストレジェンド」は観に行きたいけど、これだけ東京の感染者数が多いと、さすがに家族や職場の人のことを考えると観に行くことはできないですよねえ。万が一感染したらどれだけ迷惑かけてしまうだろうと思わないわけにはいきません。味方良介さんの木村伝兵衛、石田明さんの熊田留吉をまた観たかったなあ。
2020年12月17日(木)
連日の過去最多を更新
 東京都の感染者数が822人と昨日の過去最高678人を大幅に更新しました。これって、もちろん冬の乾燥期で以前から言われていたように感染しやすい環境であるにせよ、これだけ増加したのは何もしない政治の責任もあるのではないでしょうか。「GO TO トラベル」の一時停止は28日からですが、前倒ししてもよいのでは。
 加藤官房長官が今日の記者会見で「大人数の忘年会、新年会は感染リスクが高いので見送りを」と呼び掛けたそうです。菅総理の8人での忘年会を感染対策がしっかりしてあるから問題ないと擁護した人が、舌の根が乾かないうちに国民に対してはこんなことを言いだしました。さすが政治家。まあ、これだけ神経が図太くなくては政治家なんてできないということですね。
2020年12月16日(水)
東京の感染者が過去最高
 本日の東京の新型コロナの感染者は678人となり、過去最高を記録しました。通常は木曜日、金曜日が多いのに、水曜日でこの数字では明日が危惧されます。
 ニュースによれば、菅総理は二階幹事長やソフトバンクの王球団会長、俳優の杉良太郎さんらと8人で会食(杉さんに言わせると忘年会)を先日行っていたそうです。それも、「GO TO キャンペーン」の一時停止を発表した夜です。5人以上の会食は避けるようにと政府は言っているのに、総理自身がこれを守らないでは示しがつきませんねえ。西村経済再生相は、一律で5人以上の会食を否定しているわけではない、感染防止対策をしっかり行っていたから問題ないと菅総理らを擁護していますが、これでは誰でも対策をしっかりすれば何人で会食しようがかまわないということでしょう。こんなことなら、分科会で忘年会は少人数でなんて言っても誰も聞きませんよ。いわゆる「マスク会食」なんてもちろん行っていなかったのでしょうね。
 阿津川辰海さんの「透明人間は密室に潜む」(光文社)読了。今年のミステリーランキングで上位にランクインしただけのことはありますね。4編が収録されていますが、個人的には表題作が一番です。
2020年12月15日(火)
寒さが厳しくなりました
 昨日から急に寒さが厳しくなりました。こちらの山沿いでは雪がうっすらと積もったところもあるようです。いよいよ本悪的な冬ですね。
 「GO TO キャンペーン」も昨日菅首相がようやく28日からの全国一斉停止を決定しましたが、遅きに失した感があります。早くから停止を決めていれば、逆に年末年始には停止しなくてもよかったかもしれません。観光業にとってはそちらの方がよかったのでは。まあそれも結果論ですけどね。とにかく、この停止が感染拡大の防止に少しでも役に立ってくれればいいのですが。
 年末のミステリベスト10にランクインした作品を読み始めました。今は「本格ミステリ・ベスト10」で第1位、「このミス」で第2位となった阿津川辰海さんの「透明人間は密室に潜む」(光文社)を読書中です。そのあとは「本格ミステリ・ベスト10」で第4位、「このミス」で第6位となった斜線堂有紀さんの「楽園とは探偵の不在なり」に取り掛かる予定です。
2020年12月7日(月)
「本格ミステリ・ベスト10」発表
  原書房の「2021本格ミステリ・ベスト10」が発表になりました。こちらのベスト3は、第1位が阿津川辰海さんの「透明人間は密室に潜む」(光文社)、第2位が櫻田智也さんの「蟬かえる」(東京創元社)、第3位が白井智之さんの「名探偵のはらわた」(新潮社)でした。
 本格ミステリが対象とあって、「このミス」とはちょっと違います。「本格ミステリ」と「このミス」のベスト10で一致しているのは阿津川辰海さんの「透明人間は密室に潜む」(光文社)、白井智之さんの「名探偵のはらわた」(新潮社)のほか、第4位の辻真先さんの「たかが殺人じゃないか」(東京創元社)、同じく第4位の斜線堂有紀さんの「楽園とは探偵の不在なり」(早川書房)、第7位の深木章子さんの「欺瞞の殺意」(原書房)、第9位の五十嵐律人さんの「法廷遊戯」(講談社)の6冊です。10位に入った門前典之さんの「エンデンジャード・トリック」(南雲堂)だけが「このミス」では圏外にも入っていませんでした。
2020年12月6日(日)
“青春”ていいなあ
 姫野カオルコさんの「青春とは、」と伊吹有喜さんの「犬がいた季節」を続けて読みました。前者は僕と同年代の女性が高校生だった頃を振り返る話、後者は1988年から2000年までの高校生たちを主人公にした話という、どちらもいわゆる“青春”という時代の話で、読みながら自分自身の高校生の頃の思い出が蘇ってきてしまいました。もう何十年も昔のことで、かなり記憶にも脚色がされているのでしょうけど、もう一度あの頃に戻ってみたいですねえ。
2020年12月5日(土)
恒例の“このミス”発売
 年末恒例の「このミステリーがすごい! 2021年版」が発売されました。コロナの影響かどうかわかりませんが、今年は今までと異なって1月早い9月末まで(昨年の11月から)に発売になった作品が対象となっています。
 国内編のベスト10は、第1位が辻真先さんの「たかが殺人じゃないか」(東京創元社)、第2位が阿津川辰海さんの「透明人間は密室に潜む」(光文社)、第3位が綾辻行人「Another 2001」(角川書店)、同じく第3位が五十嵐律人さんの「法廷遊戯」(講談社)、第5位が長浦京さんの「アンダードッグス」(角川書店)、第6位が斜線堂有紀さんの「楽園とは探偵の不在なり」(早川書房)、第7位が深木章子さんの「欺瞞の殺意」(原書房)、第8位が白井智之さんの「名探偵のはらわた」(新潮社)、第9位が大沢在昌さんの「暗約領域」(光文社)、第10位が若竹七海さんの「不穏な眠り」(文春文庫)となりました。第1位の「たかが殺人じゃないか」は、このミスだけではなく、週刊文春のミステリーランキングでも、また早川書房の「ミステリが読みたい」でも第1位を獲得したそうなので、圧倒的な第1位のようですね。
 ベスト10の中で読んだのは、第1位の「たかが殺人じゃないか」、第3位の綾辻行人「Another 2001」、第3位の「法廷遊戯」、第9位の「暗約領域」の4冊だけです。12月の図書館予約は、残りの6冊となりそうです。
 なお、海外編はベスト3だけ挙げると、第1位がアンソニー・ホロヴィッツの「その裁きは死」(創元推理文庫)、第2位はディーリア・オーエンズの「ザリガニの鳴くところ」(早川書房)、イーアン・ベアーズ「指差す標識の事例」(創元推理文庫)となりました。「その裁きは死」は購入してありますが積読状態。海外編で読んだのは第4位の周浩暉の「死亡通知書 暗黒者」(ハヤカワ・ミステリ)と第14位の陳浩基の「網内人」(文芸春秋)、ランク外のユッシ・エーズラ・オールスンの「アサドの祈り 特捜部Q」(ハヤカワ・ミステリ)の3冊だけでした。このところ、中国系のミステリがおもしろいですね。個人的にも「死亡通知書 暗黒者」はマイ・ベスト10の上位にランクインです。
 今月発売の「ダ・ヴィンチ 1月号」は、恒例の「BOOK OF THE YEAR 2020」です。「小説ランキング50」の第1位は、小野不由美さんの十二国記シリーズの新作「白銀の墟 玄の月」(新潮文庫)です。この作品は全4作ですが、購入後どこかにしまったまま行方不明で、いまだ読んでいません。今年中に探さなくては。ちなみに第2位は伊坂幸太郎さんの「逆ソクラテス」(集英社)でした。伊坂さんの今年唯一の単行本ですが、やっぱり伊坂さんは面白い。この作品もマイ・ベスト10の上位ランクイン作品です。
 昨夜は昨日から公開された「サイレント・トーキョー」を観てきました。爆破テロ犯は誰かという謎がこの映画の一番の面白いところですが、ある俳優のあまりに下手な演技にすぐに真犯人はこの人だなあと思ってしまい、結局その通りでした。映画開始前の舞台挨拶で一番犯人らしい登場人物を演じた俳優さんが犯人ではないようなことをポロっと言ってしまったのもちょっとまずかったんですけどねえ。でも、犯人役の俳優さん、ファンの方には申し訳ないのですが、これだけ俳優をやってきても全然うまくなりませんねえ。
2020年12月3日(木)
感染は拡大するばかり
 大阪府では今日、新型コロナの感染者の急増に知事が15日までの不要不急の外出の自粛を要請しましたが、それにしても、東京都の「GO TO トラベル」に65歳以上の高齢者と持病のある人は“自粛”というのは何なんでしょうね。正直に、「経済を止めたくないので、せめて高齢者に限っては自粛にしたい」と言えばいいのに、総理も小池知事もはっきり言いませんねえ。責任をとりたくないのでしょうか。
 香港では昨日、周庭さんらに禁固刑が言い渡され、そのまま収監されました。今日は、中国政府に批判的な報道を続けてきた“りんご日報”の創業者が逮捕され起訴、保釈も認められませんでした。体制への批判者を次々と逮捕するとは、やっぱり中国は経済は自由主義でも、政治の体制は北朝鮮と変わりないですね。本当に表現の自由のない国は恐ろしいです。自分を批判するものは力で抑え込むなんて、国としていつか武力に訴えるのではないかと不安です。 
2020年12月1日(火)
師走です
  早いもので今年も残りあと1月になってしまいました。昨年の今頃は、今年がこんなコロナ禍の中にあるとは誰も想像していなかったでしょう。まさか東京オリンピックも延期になってしまうとはねえ。このまま感染が終息しなければ来年のオリンピックの開催も難しいでしょうね。
  そんなコロナ禍の中で、映画館で元気なのは「鬼滅」を上映しているところばかりで、洋画の大作が公開延期を重ねているため、今一つ活気がありません。ただ、今月は、延期となっていた「ワンダーウーマン1984」がどうにか公開を迎えることができるのが、何と言っても一番の朗報でしょう。シリーズ第2弾、ワンダーウーマンを演じるガル・ガドットの美しくてカッコいい姿をまた見ることができるのは嬉しいです。
 邦画では佐藤浩市さん、西島秀俊さん、石田ゆり子さんらが出演する「サイレント・トーキョー」と、大泉洋さんが項羽、ムロツヨシさんが諸葛孔明を演じる「新解釈 三國志」がおもしろそうです。大泉さんとムロさんですからねえ、どんな「三國志」になることやら。
 それにしても、結局今年は映画館で観る映画は20本に満たないことになりそうです。
 今月の読書は、これだけは絶対という作品が見当たりません。それより今月は様々な年間ベスト10が発表になるので、ベスト10の中で読んでいない本を読む月間になりそうです。