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身辺雑記(2020年11月)

2020年11月27日(金)
三島由紀夫没後50年
  今週もどうにか終了。バタバタしていてすっかり忘れていましたが、今週の水曜日、25日はあの三島由紀夫の没後50年だったんですね。50年前の1970年11月25日、三島由紀夫が市ヶ谷の自衛隊駐屯地を訪れ、東部方面総監を監禁したうえ、自衛隊にクーデター決起を呼びかけるという事件が起きました。しかし、自衛隊員は動かず、結局三島は割腹自殺をし、縦の会隊員によって介錯されるというショッキングな事件でした。今でも、庁舎のバルコニーから軍服に似せた服を着た三島が演説をする姿が子どもでしたが記憶に残っています。三島と言えば、その著書は「金閣寺」を途中で挫折したほかは今でも1冊も読んだことはありませんが、教科書にも載るくらいの大作家だということは知っていました。ただ、当時は、三島由紀夫が楯の会などという右翼的な団体を組織していることなど知らなかったので、作家がああした政治的な行動をとるとは、思いもしませんでした。三島の演説に自衛隊員が同調しなかったのは、本当に良かったですね。ただ、今の時代に三島のような人物が登場したら自衛隊はどうするのか、右傾化している時代なので心配ではありますね。
2020年11月24日(火)
絵本初の700万部突破
 絵本の「いないいないばあ」が24日付けの増刷で日本の絵本で初めて発行部数700万部を突破することがわかったそうです。作者は松谷みよ子さんで、瀬川康男さんが絵を担当していますが、我が家にも子どもに読んであげたものがいまだに残っています。絵本と同じように“いないいないばあ!”とすると子どもが不思議と喜んだので、何度もやりましたねえ。
 「いないいないばあ」に続くのが「ぐりとぐら」、その次が「はらぺこあおむし」で、どちらも絵本の定番で、我が家でも購入した本です。累計発行部数ベスト10は、そのあと、「しろくまちゃんのほっとけーき」、「てぶくろ」、「ねないこだれだ」、「おおきなかぶ」、「だるまさんが」、「ぐりとぐらのおきゃくさま」、「じゃあじゃあびりびり」と続きます。知らないのは第10位の「じゃあじゃあびりびり」で、あとの本は子どもたちに何度も読みましたねえ。個人的にはバージニア・リー・バートンの「ちいさなおうち」や佐野洋子さんの「100万回生きた猫」も入っているかと思いましたが。「100万回生きた猫」は子どもよりそれを子どもに読んであげた大人のほうが好きかもしれませんね。
2020年11月23日(月)
三連休も終わり
 先頃、東映の会長、岡田裕介さんが亡くなられたと発表がありました。岡田さんといえば“映画界のドン”と言われた岡田茂東映元会長の長男として有名ですが、僕個人にとっては、庄司薫さんの芥川賞受賞作「赤頭巾ちゃん気をつけて」の映画化で主演の“薫くん”を演じたことが強く印象に残っています。ウィキペディアによると、主演当時は慶応大学の2年生ということでした。昨日記事を読んで懐かしくなって、改めてアマゾンプライムで映画を久しぶりに見ましたが、大学2年生が高校3年生を演じたわけですが、それにしても昔の人って年齢より大人びていましたね。“由美”役の森和代さんなんて、当時20歳ということもあったと思いますが、それ以上に高校3年生としてはあまりに大人すぎました。薫くんと由美のデートシーンなんて、どう見ても高校3年生のデートには見えません。それにしても50年前の映画、時代を感じさせますねえ。
 この三連休、不要不急の外出はせずに、読書に勤しんでいました。その甲斐あって、「13・67」の陳浩基さんの550ページ弱の大部だった「網内人」(文芸春秋)を読了。これはたぶん今年のミステリベスト10にランクインするのではないでしょうか。
2020年11月20日(金)
連日の最多更新
  新型コロナの感染者が連日の最多を更新しました。東京はついに二日続きで500人を超えました。小池東京都知事は何することもなく、ただ単にお得意の言葉遊びをしているだけ。何が「5つの小」ですかねえ。あれで自分が凄いことやっていると思っているのでしょうかねえ。あきれてしまいます。一方、東京都医師会では、「GO TO トラベル」の一時停止を求めました。それもあってか、ようやく今夜国のコロナ分科会で「GO TO」見直しの提言がなされたようです。さて、政府はどんな対応を打ち出すのでしょうか。それとも何もしないのか。明日からの三連休、とりあえず遠出はせずに、基本的に家にいることにします。
 今夜の金曜ロードショーは宮崎駿監督の「ルパン三世 カリオストロの城」でした。何度見ても、ラストのルパンたちが何も盗んでいないというクラリスの言葉に返す銭形警部の「奴はとんでもないものを盗んでいきました。あなたの心です。」は素敵だなあと思ってしまいます。
2020年11月18日(水)
新型コロナの感染者が過去最多を更新
  新型コロナの感染者が過去最多となりました。近県でも東京、神奈川、埼玉、静岡、長野が過去最多を更新、特に東京は493人と、500人に迫る勢いです。でも、小池都知事は検査者が過去最多だからという、だから何だという理由しか言いませんし、国も相変わらず「GO TO キャンペーン」を止めようとしません。官房長官は地方から止めてほしいと言われていないとアホなことを言っていますが、止めるかどうかを決めるのはあなたたちでしょうと言いたいです。地方に責任を押し付けるとは、さすがある意味“政治家”です。誰も責任を取ろうとしないんですよねえ。医療の現場を担う医師会は、この3連休は家にいてほしいと言っていますが、国は「GO TO キャンペーン」ですからねえ。経済の動きを止めたくないからでしょうけど、ここで、感染を防がないと、結局来年の東京オリンピックも再び開催できなくなり、逆に経済は停滞してしまうと思うのですが・・・。
2020年11月13日(金)
新型コロナの感染者が最多更新
  新型コロナの感染者が2日連続で過去最多を更新しています。北海道医師会では「GO TO トラベル」の停止に言及していますが、国も自治体も停止しようとはしません。緊急事態宣言時より事態は深刻化しているのにも関わらずです。もう、経済を止めることはできないということでしょうね。いくら3密に注意しろ、マスクをしてと言っても、それだけでは感染はもう止められないのでしょうね。誰かこの事態を打開する政治家はいないのでしょうか。
 わが地元も、小さいのに感染者が増加してしまい、東京ではありませんが他県の知事からは行くことを自粛する県に指定されてしまいました。まあ、わが県の知事は東京が「GO TO トラベル」の対象から外れている時でさえ、早く東京を対象にして遊びに来てほしいと積極的に「GO TO トラベル」の活用を叫んでいたので、今そのツケが回ってきたのでしょう。今になって感染の徹底を叫んでも遅いでしょうに。それも自分の責任は何も言わないのですからねえ。さすが政治家です。
2020年11月11日(水)
新型コロナの感染が増加
  新型コロナの感染者が増加の一途を辿っています。今日は東京も8月20日以来の300人超えとなりました。このところ増加している北海道は197人と増加の勢いは止まりません。大阪、埼玉でも過去最高の感染者となりました。もうこれは第3波ですね。政府はまだ経済を回すために何ら策を講じないのでしょうか。
  冬になると湿度が下がりウィルスに感染しやすくなるということで、少しでも感染予防の対策を講じなければと加湿器を購入しました。先日、友人からミカンが送られてきたので、ビタミンCもしっかりとって、コロナに負けないようにしないと。さてさて、この冬、無事に過ごせるかなあ。
2020年11月9日(月)
アメリカ大統領選の結果は
 アメリカ大統領選挙はバイデン候補が過半数を獲得しましたが、トランプ大統領は郵便投票に不正があった等として、自分の負けを認めません。法廷闘争をするとのことで、まだまだ最終的な結果が出ていません。各国首脳はバイデン候補が勝ったとしてお祝いを述べていますが、もし、法廷闘争でひっくり返ったらどうするのでしょうね。
 それにしても、バイデン候補が大統領になったとしても、僅差でしたからトランプ支持者はおとなしくしていそうもない感じですね。バイデンさんは赤も青もない、皆アメリカ国民だと分断をなくそうとしていますが、さて、どうなるでしょう。
 北海道で新型コロナの感染者が200人となるなど、感染がまた拡大しています。“GO TO トラベル”で観光客も増えたので、感染者の増加は予想できましたよね。とはいえ、これだけ経済を回してしまっては、もう“GO TO トラベル”から北海道を除外するなんて誰も言えないのでしょうね。知事が決断するしかありません。決断できるでしょうか。
2020年11月6日(金)
「おらおらでひとりいぐも」観てきました
 アメリカ大統領選挙は大変なことになっていますね。激戦区では郵便投票の開票が始まるとバイデン候補の票が伸び、トランプ優勢だったジョージア州も現時点でバイデンが逆転しているようです。ただ、トランプ陣営は郵便投票は不正だ等の理由で裁判に訴えているので、決着はまだまだのようです。それにしても、トランプのあがきは民主主義の手本であったアメリカとはとても思えないですね。間違えていても、大きな声を上げる者が有利になるなんてことは許してはダメです。
 会社帰りに、映画館で田中裕子さん主演の「おらおらでひとりいぐも」を観てきました。第158回芥川賞を受賞した若竹千佐子さんの同名作品の映画化です。田中裕子さんは懐かしいですね。題名の「おらおらでひとりいぐも」は、宮沢賢治の詩「永訣の朝」の一節だそうです。子育てが終わったとたん、愛する夫を亡くし一人暮らしとなった女性を描く物語です。男性と女性の違いはありますが、これから先の老いていく自分自身のことを考えさせられるようでした。
 映画館は相変わらず「鬼滅の刃」だけは混雑しているようです。金曜日の夜ということもあって、ほとんど売り切れ直前です。凄いですねえ。それに比べて「おらおらでひとりいぐも」はわずか6人だけの観客でしたが。
2020年11月2日(月)
ショーン・コネリーさん、亡くなる
  先日、俳優のショーン・コネリーさんが亡くなりましたね。007のボンド役でお馴染みですが、個人的には「アンタッチャブル」でのベテラン警官のマローン役など年齢を重ねてからの脇役も印象的で、大好きです。既に引退していたようですが、90歳という高齢だったのですね。ご冥福をお祈りします。 
 新型コロナの影響で経営が厳しくなる企業が多くなっています。新型コロナの影響ばかりではないですが、老舗アパレルメーカーのレナウンが民事再生法の適用を受けることができず、破産手続きに入るようです。びっくりです。そのほか、全日空や日航は他社への出向を行い、あの大企業の三菱重工や川崎重工業も不採算部門の分社化や配置転換を行うそうです。日本経済、どうなるのでしょう。
 明日は、いよいよアメリカ大統領選挙ですね。トランプ大統領は負けを認めずに勝利宣言をしたり、選挙の結果を裁判に持ち込むとかで、相当な混乱が予想されますが、ああいう人格的にどうかという人がアメリカの大統領になってしまうのはアメリカ国民は恥ずかしくないのですかねえ。
2020年11月1日(日)
11月になりました
  11月になりました。今日は朝からテレビの前で全日本大学駅伝の山梨学院大学を応援。1区で山梨学院大学久しぶりの一桁順位で期待したのですが、その後3区が大ブレーキで関東勢の最下位に落ち、結局13位に終わりました。それでも、1区の瀬戸選手や4区を走った1年生の新本選手と手応えがあった選手もいたので、今日の反省を生かして正月の箱根駅伝ではシード権目指して頑張ってもらいたいですね。
 今月の読書で一番の楽しみは、ローレンス・ブロックのマット・スカダーシリーズの新作「石を放つとき」(二見書房)が久しぶりに刊行です。酔いどれ探偵だったマット・スカダーも相当の年齢になったでしょうけど、さて、今回はどんな活躍を見せてくれるのか期待したい1作です。小野寺史宜さんの「今夜」はボクサー、タクシードライバー、警察官、教師の4人の男女の物語です。今回も小野寺さんの他の作品とリンクがあるのか探す楽しみがあります。東野圭吾さんの書下ろし長編「ブラック・ショーマンと名もなき街の殺人」(光文社)はコロナ時代の名探偵の話だそうです。さすが東野さん、時代を先取りします。
 今月の映画は、洋画の大作の公開が延期となっているため、これといって観たい作品もなく、邦画で綾野剛さん、北川景子さん主演の「ドクター・デスの遺産」と地元で撮影がされた西加奈子さん原作の「さくら」くらいでしょうか。洋画の大作がないのは寂しいですねえ。