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身辺雑記(2020年5月)

2020年5月29日(金)
シネコンが再開しました
 いよいよ今日から地元のシネコンが営業を再開しました。そのラインアップを見てみると、新作映画の公開が延期されたためか、「ベン・ハー」、「タワーリング・インフェルノ」、「リオ・ブラボー」、「俺たちに明日はない」、「エデンの東」、「ブレードランナー」といった往年の名作が並びます。この中で映画館の大きなスクリーンで観たことがあるのは、「タワーリング・インフェルノ」と「ブレードランナー」だけです。「ベン・ハー」の競技場での戦車の競争シーンなどは、大きなスクリーンで観るのが迫力があっていいとは思いますが、まだちょっと行くには躊躇があります。座席は前後左右に1席ずつ空席を設けての上映になるようです。恋人同士や友人同士で来て、上映前にぺちゃくちゃ大きな声で話すことだけを我慢してもらえば、上映中は話はしないのでエアロゾル感染は考えられませんし、昔の煙草の煙が充満していた頃と違って空調もいいそうなので、マスクをしていれば、感染を避けることができるのではないかと映画好きとしては期待してしまいます。早く、感染を恐れることなく映画を観に行きたいですねえ。
2020年5月28日(木)
再び感染者増
 緊急事態宣言が解除され、様々な施設が営業を再開しましたが、感染者が再び増えてきました。ちょうど2週間前に東京等を除いて宣言が解除された頃に感染した人が症状が出てきたということでしょうが、それを考えると、今後も感染者は増加していくことが予想されます。学校も再開されたばかりだというのに、宣言解除は早すぎたのでしょうか。
 図書館もインターネットでの予約による貸出だけが再開されました。ただし、予約した本を受け取りに行く際には、前もって電話で来館する時間を告げ、同じ時間内に多くの人が一斉に来館しないよう調整がされます。また、入口では非接触の体温計で体温を測り、熱がある場合は入館を断るということにもなっています。なかなか面倒くさいのですが、それもやむを得ないところですね。それでも図書館利用者としては嬉しいです。感染者の増加で再度の閉館にならないのか心配です。現在、図書館から借りた額賀澪さんの「できない男」(集英社)を読書中。
2020年5月27日(水)
今更のアベノマスク
  “アベノマスク”と揶揄されていた政府が各世帯に2枚ずつ配布するマスクがようやく届きました。薬局やホームセンターにマスクが並べられてきた今となっては今さらという感は否めません。これに費やした何百億がもったいないですね。その分、コロナ禍で被害を受けた人々の救済に少しでも回した方がずっとよかったのに。アベノマスクが配布されたから市場でのマスクの値段が下がったと官房長官が言っていましたが、よくもまああんなに頭のいい人がバカなことを言いますよねえ。
  “新しい生活様式”が提案されていますが、ネットで飲み会とか、直接会うこともできず、何だか人間関係が希薄になるような気がしてなりません。それを考えると、新型コロナウィルスというのは、人の生命を奪うだけでなく、今まで築いてきた人間の社会関係も壊す恐ろしい病気と言わざるを得ませんね。
2020年5月22日(金)
あまりに腹立たしい
 閣議決定によって定年を延長され、次は検事総長への道が開くはずだった東京高検の黒川検事長が、文春によってコロナでの緊急事態宣言で外出自粛期間中に産経新聞記者の自宅で賭けマージャンをしていたことが曝露され、結局辞任に追い込まれました。マージャンなんて当然不要不急ですし、4人で麻雀卓を囲むのは密も密ですし、そもそも犯罪を取り締まる検事、それも検察のナンバー2の立場にいる人が、賭けマージャンなんてとんでもないことですよね。1円でも金をかけていれば賭博罪になるなんて、よく承知しているでしょうに。更には、このことに対し、法務大臣は訓告に留め、懲戒免職ではないので結局退職金は全額支払われることになるとのこと。甘いですよねえ。検事だからこそ逆に厳しい対応をしなくてはならないのに。これでは賭博罪で逮捕なんて、これからできないですよ。森法務大臣自身も進退伺を出したけど総理に遺留されたので続投するなんて、まったく茶番劇ですね。総理は他人事のように言うし。あなたでしょ!余人をもって代えがたいと言ったのは!堀江さんが言うように、“上級国民”は何をやっても許されるんですねえ。ここには政治的なことは書きたくないのに、あまりに腹が立って書いてしまいました。
2020年5月20日(水)
非常事態宣言は解除されたものの
  地元は非常事態宣言が解除され、様々な施設やお店が再開されました。しかし、まだまだ人出は少なく、今までのような活気は見られません。感染者が少なくなったとはいえ、それはGWでステイ・ホームの徹底が叫ばれていた結果が今出ているということで、まだワクチンが開発されていない段階では、なかなか以前のような人出を期待するのは無理でしょうね。飲食店等の人も大変です。問題はこの先2週間後に解除されたときの結果が出てきますが、感染者の増加がないよう祈るばかりです。
 映画館はまだ開館せず、飲みに行く気分にもなれず、寄り道もせず早く帰宅しても、再放送ばかりのテレビは見る気になれず、読書をしながらいつの間にか寝てしまうという怠惰な生活を送っています。今回の騒動で唯一良かったことといえば、家の中の片付け、断捨離ができたこと。もったいないと思ってとっておいた本やCD、納戸の中で使用もされず何年にもわたって埋もれていた電化製品等あらゆるものを思い切って捨てました。家がだいぶ軽くなったのではないかなあ。
 ようやく今日から図書館がインターネット予約に限り受け付けてくれることになりました。さっそく、予約をしましたが、貸出の回転がないため、どの本も予約数がかなりあり、当分借りることはできそうもありません。とりあえずは積読本の消化を続けますが、今日は道尾秀介さんの「カエルの小指」を読了。次は柚月裕子さんの「暴虎の牙」です。
 そうそう、高校球児の晴れの舞台である「夏の甲子園大会」が中止になりました。春の選抜大会も中止になったし、野球に青春をかけた3年生はあまりにかわいそう。
2020年5月13日(水)
明日には解除か
 いよいよ明日は多くの県で緊急事態宣言が解除される予定です。東京都でも今日は感染者が10人とかなり少なくなってきていますが、お隣の韓国を見ても規制が緩められたとたんにクラブでの大規模なクラスターが発生するなど、宣言が解除されたからといって安心することはできません。とはいえ、先日発表された“新しい生活様式”では正直のところあまりに人間関係が味気ないです。まあ、病気になることを思えば、それもやむを得ないかもしれませんが。
 映画館のTOHOシネマズも全国で10劇場で営業が再開されますが、残念ながら地元は再開されません。でも、映画館の場合、蜜にならないためにはどうするのでしょう。座席を一つ空けながら座るのでしょうかねえ。やっぱり、安心して映画を観るためにもワクチンが早く開発されるしかないですね。
 図書館は県立図書館がインターネットの予約貸出のみ行い始めましたが、県立図書館は新館図書があまり入りません。いつも借りている市立図書館は今月いっぱい閉館の予定です。既に借りていた本は読了し、今は積ん読本を消化しています。読んでいるのは、宮部みゆきさんの「三島屋変調百物語六之続 黒武御神火御殿」(毎日新聞出版)です。“変わり百物語”の語り手が、おちかから三島屋の次男・富治郎に変わっての最初の作品となります。このシリーズ、相変わらず分厚いです。
2020年5月5日(火)
GWもあと少し
 5月になり、ゴールデンウィークも終わりを迎えようとしていますが、新型コロナウィルスの蔓延で、自宅待機が要請されていたため、今年は日常の買い物に出かけるくらいでほとんど家に籠もっていました。テレビは新型コロナウィルスに関連するもの以外は再放送ばかりで観るものもありません。
 ニュース報道ではどこの高速道路も渋滞は全くなく、多くの人が“ステイホーム”のようですが、中には自宅にいることが耐えられない人もいるようです。先日は、味覚・嗅覚異常を自覚していたにもかかわらず、バスで東京から帰省し、地元の友達とバーベキューやゴルフに興じ、更には東京での友達が陽性となったため濃厚接触者としてPCR検査を受け陽性だったのにも関わらずバスで東京に戻った女性のことが批判されていましたが、彼女に限らず、屋外だからと大勢でBQに興じたり、サーフィンをやったりと相変わらず人のことを思いやることができない人は多いようです。
 連休明けには緊急事態宣言が延長されることが決まり、経済が回らないので多くの人が大変なようです。特に営業自粛を要請されている方々にとっては、自粛をしてもその補償がわずかでは再び大きな痛手です。いったいどこまで続くのでしょうか。
 図書館も閉鎖で本も借りることもできず、気分的にも読書をする感じになりません。とりあえずは、積読本を片付けていきましょうか。映画館も閉鎖されているので、新作もいつ公開になるかわかりません。レンタルショップに行くのも憚れるので、アマゾンプライムで観るしかないようです。舞台も上演中止になるし、舞台俳優の人たちも大変ですね。