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身辺雑記(2018年10月)

2018年10月31日(水)
「ビブリア古書堂の事件手帖」が明日公開
 明日から三上延さんの同名小説の映画化である「ビブリア古書堂の事件手帖」が公開されます。以前テレビ化された際は、主人公篠川栞子を剛力彩芽さんが演じたのですが、原作では栞子が容姿端麗で何より髪の毛が長いということで、剛力さんではイメージが違うとだいぶ原作ファンからパッシングを浴びました。今回映画で栞子を演じるのは黒木華さん。今度は髪の毛は長いのですが、純和風の顔立ちの彼女ではやはりイメージが違いますかね。とにかく、原作のカバー絵のイメージがどうしても印象に残ってしまうので、誰が演じても原作ファンからすればイメージが違うということになってしまうのではないでしょうか。演技力抜群の黒木華さんですから、演技で魅力を発揮してもらいたいです。
2018年10月30日(火)
「キネマと恋人」再演決定
 一昨年、出演俳優のインフルエンザ罹患で当日急に公演中止になって観ることができなかった「キネマと恋人」の再演の発表がありました。来年6月から7月。今度は前回のシアタートラムより座席数の多い世田谷パブリックシアターでの上演になります。ウディ・アレン監督の「カイロの紫のバラ」へのオマージュということで、どうしても観たかったのですが(あの収容人数のシアタートラムでチケットが取れるなんて奇跡としか言いようがなかったのですが。)、まさかのインフルエンザによる公演中止で、当時はだいぶがっかりしました。その後発売されたDVDを購入しましたが、やはり舞台は生で観たいです。チケットを確保する可能性を高めるために、先行販売のあるパブリックシアターの友の会会員になって準備万端です。
2018年10月29日(月)
ガソリン高騰
  このところガソリン価格の高騰が止まりません。昨日、自家用車を満タンにしたら、1リッター161円で7000円以上支払うことになってしまいました。1回の給油で7000円は家計には痛いです。ハイブリッドでもないし、四駆のせいもあるのでしょうか、とにかくガソリンの消費が激しいです。サウジアラビアの政権に批判的な記者がトルコのサウジアラビア大使館内で殺害され、世界の批判をサウジアラビアが浴びていることもガソリンの高騰に影響があるでしょうか。そもそも原油は限りある資源ですから、急激に安くなることは考えられませんし、そろそろ電気自動車はまだでもハイブリッド車に変えないとならないかなと考えてしまいます。
2018年10月27日(土)
職場旅行です
  4月から勤め始めた今の職場では、毎年秋に日帰り旅行をすることが恒例になっているそうで、今日はその旅行の日。朝7時前にバスで出発して、まずは埼玉県秩父へ。ここではおきまりの長瀞ライン下り。東京湾に流れ込む荒川の遥か上流を船で3キロ下ります。所々の急流で予め用意されたビニールを上げて、船に波で水が入らないようにしますが、今日は水量が少ないという船頭さんの話でそれほどの迫力は見られず。ちょっと残念。
 ライン下りの後は天然氷のかき氷を食べるために「阿佐美冷蔵」へ。ここは秩父の天然氷のかき氷ランキングで1位になるほどの有名なお店ですが、この時期のそれも開店早々に行ったので、並ぶこともなく店内へ。秘伝蜜と粒あんのかき氷を注文。あんな山盛りのかき氷、食べられないだろうと思ったら、食べ始めると口の中でさっと溶けてしまってあっという間に完食です。いやぁ、美味しかったです。全然頭もキーンとしませんでした。女性陣の希望で食べることになったものの、食べる前はこの時期かき氷なんて!と思っていましたが、大満足でした。
 今日の旅行の目的は美味しいものを食べることが第一の目的ということで、昼は川越にある「いも膳」というこれまた有名な店で「うな重」を食べました。川越というと、やはりサツマイモということで、この店では「いもうな重」といってご飯のなかにサツマイモが入っている「うな重」があり、多くの人がそちらを食べました。おなかいっぱいです。
 昼食の後は、最近小江戸というキャッチフレーズで人気のある川越の街中を散策でしたが、まあすごい人並みです。ところどころには、いろいろな食べ物を求める人の行列もありました。家族へのお土産にお土産ランキングで上位にある「いも恋」と「あまたまかりん」を。そして自分のために「「COEDOビール」を買ったのですが、瓶を6本も買ったのでバスに戻るまで重いのなんのって。参りました。
 その後は有名な氷川神社へ。今日は日にちが良かったのでしょうか。神前結婚式も2組あったし、それとこの時期といえば七五三ということで、お参りに来た家族連れで神社は大混雑。釣った鯛に入っていたおみくじは「吉」でした。まあまあでしょうか。
 旅の最後は夕食。帰路、八王子に向かって、鉄板料理の「八王子うかい亭」へ。ここで、ディナーコースを食べました。「鯛のカルパッチョ」、「ホッキ貝とキノコのソテー」、「サーロインステーキ」といったメニューをコックさんがいろいろ説明しながら目の前で調理してくれます。僕らのテーブルのコックさんは他のコックさんと比べると一番若手のようでしたが、鮮やかな手並みで僕らの質問にも丁寧に答えながら調理してくれました。ステーキはもちろん、スープも、そして最後のガーリックライスも美味しかったです。ソムリエに選んでもらった赤ワインも堪能しました。
 大満足の一日でしたが、ただ食事が美味しかったせいで、帰宅してから体重計に乗ったら、かなりの体重増加になっていました。このところ、お酒も控えて、昼休みに散歩するなどして少しずつ体重を減らしていたのに、元の木阿弥です。
2018年10月21日(日)
「フェルメール展」ほか
  昨日は朝から東京へ。帰宅したのが遅かったので一日遅れの日記です。
 目的は今月から「上野の森美術館」で開催された「フェルメール展」を見に行くこと。ただ、入場時間指定制をとっている「フェルメール展」は昼間は混むだろうと夕方5時のチケットを購入したため、それまでの時間を他の展覧会も回ることにしました。
 朝からまずは、「国立西洋美術館」で開催している「ルーベンス展」へ。先日開催して初めての週末だったので、混雑するかなと思ったら、これが意外に空いていて、長澤まさみさんの音声ガイドを聴きながら絵の前でじっくり鑑賞することができました。絵のサイズが大きいものが多かったのも、ゆっくり鑑賞できた理由でしょうか。小さい絵だと、その前にドッと人が集まって混雑するということがありますからね。
 次は「東京国立博物館」で開催している「京都大報恩寺 快慶・定慶のみほとけ展」へ。こちらは仏像が主なので、「ルーベンス展」より入場客の年齢層が高めです。それと外国人の方も多くみられました。昨年、同じ「東京国立博物館」で開催された「運慶展」に圧倒されましたが、こちらの仏像は快慶とその弟子によるもの。展示されていた重要文化財の6観音像は6体とも後ろの光背の欠落がなく、非常に珍しいそうです。今月末からはその光背を外して展示されるそうですから、それも観てみたいです。快慶の弟子、行快作の「釈迦如来座像」は寺外初公開だそうです。あの目には引き込まれそうです。それら以上に興味深かったのは、釈迦の10人の弟子「十大弟子立像」です。イケメンから超能力者まで、様々な弟子たちの像が展示されていました。個人的に印象的だったのは、やっぱり超能力使いの「目?連」です。いかにも超能力が仕えそうな表情です。
 両方を観てもまだ夕方まで時間があったので、新宿に戻って、新宿武蔵野館で「エンジェル、見えない恋人」を観ました。目の見えない少女と姿の見えない、つまり透明人間の男の子の恋物語です。少女が手術で目が見えることになるのですが、男の子が自分は透明人間だということを彼女に話してなかったので、さあ大変という物語です。アメリカ映画なら、もっと暖かなファンタジー映画になりそうですが、フランス映画だと何だか難しい漢字になってしまいます。ホワッとした感じになりません。ちょっとエロもありますし。あらすじを読んで持った印象とは全然違う作品でした。正直のところ、期待外れかな。
 今日最後にようやく「フェルメール展」へ。時間指定の入場で、その時間から次の指定時間までならいつでも入って出るのはいつでも構わないということだったので、混雑していないだろうなぁと思って行ったら、長蛇の列でした。最後尾はどこだとかなり歩いてしまいました。それでも入場はそれほど待たされることなく、10分ほどで会場内へ。ただ、さすがに中は大混雑。特にフェルメール作品が8点展示された部屋は当然ながら一番の混雑でした。なかなか列が進まず、空いている人の隙間を見つけながら鑑賞しました。日本初公開が3点あるのですが、一点は年明けから公開されるので、もう一度見に来てもいいかなと思っています。3千円とちょっと高かったけど、図録も買ってしまいました(本当は図録とも5000円のチケットを買いたかったのですが、売り切れでした。)。今度はぜひ「デルフトの眺望」を観てみたいけど、無理かなあ。
2018年10月12日(金)
「あの頃、君を追いかけた」観てきました
 仕事帰りに「あの頃、君を追いかけた」をレイトショーで観てきました。台湾で大ヒットした同名映画のリメイクです。オリジナルは何年か前に東京で公開されたときに観たのですが、パンフレットにもあったように、おじさんたちが観ても心揺さぶられる映画で、当時観に行ったときも劇場内は年配のおじさん、おばさんがほとんどだったのですが、今回はやはりヒロイン役が“乃木坂46”の齋藤飛鳥さんだったせいもあって、劇場内には男の子2人組、3人組の姿が多く目につきました。逆に年配客は一人だけという寂しさ。 
 映画自体は、ストーリーもほぼ同じ、構図もまったくオリジナルどおりというシーンもかなり目につきました。異なるのは、オリジナルでは、監督が自分の青春時代をそのまま撮りたいように撮ったため、若い男子の性欲を発散させる場面もおもしろおかしく描かれていましたが(そのせいで、DVDを娘と一緒に観ることができません。)、今回のリメイク版ではその部分だけはカットされています。斎藤飛鳥さんの主演ということも、カットにかなり影響していたでしょうね。

 主役の浩介役の山田裕貴くんはオリジナルのコートンの雰囲気にぴったりでしたが、真愛役の斎藤飛鳥さんはファンには申し訳ありませんが、オリジナルのチアイーを知っている者としてはちょっとがっかり。確かに可愛い女の子ですけど、オリジナルのチアイーの芯の強さは感じられませんでした。やっぱり、個人的にはオリジナルの方が好きです。ラスト、ちょっと流れたのはオリジナルの音楽でしょうか。
2018年10月8日(月)
北海道旅行に行ってきました
  先週の金曜日に休暇を取って、昨日まで2泊3日で家族で北海道旅行に行ってきました。
 金曜日の早朝、3時に起きて高速バスで羽田空港へ。あいにくの大型台風襲来で飛行機が飛ぶのか心配だったのですが、まだ影響がなく時間どおりに出発し、10時には新千歳空港へ到着。その日は札幌市内観光の予定だったのですが、台風が来る前に小樽観光をしようと、予定を変更してレンタカーで小樽に向かいました。小樽といえば、小樽運河に沿った倉庫や石造りの洋館が有名ですが、なるほど時代を感じさせる街並みでした。ここで昼食。三角市場内にある海鮮丼で有名な「滝波食堂」へ。しかし、有名店とあって長蛇の列。並んだ前には20組以上の待つ人がいましたが、それでも昼食時間を過ぎると、順調に回転し、1時間も待たずに席に着くことができました。いやぁ~評判の店だけあって海のない地元では見たことのない海鮮丼で、僕と息子は1番人気の「滝波丼」、妻と娘は好きなネタを選べる「わがまま丼」を注文、新鮮で豪華なネタに大満足の食事となりました。
 ブラブラと市内観光をした後は、一路札幌へ。意外に早く到着したので、ホテルにチェックイン後、「サッポロビール博物館」へ向かいました。博物館の中を見学した後は、1階のホールで3種(黒ラベル・クラシック・開拓使麦酒)飲み比べセット(600円)を飲んでみましたが、この中では「開拓使麦酒」のおいしさが一番。持って帰るのが重くて大変なので、あとでネットで買えばいいやと思っていたら、これが売っていないんですね。残念です。そのあと、レストランで、やっぱり北海道の定番はこれでしょうと、夕食はサッポロビールを飲みながらジンギスカンを。個人的にはラムは癖があって苦手なんですが、妻子たちはおいしい!と言って、食べ放題ということもあって豪勢に食べまくりました。
 2日目は台風がしだいに近づいてきたせいか、曇り空の朝でしたが、予定の旭山動物園に向かいました。「行動展示」という展示方法で有名になった動物園です。最初は動物園なんて子どものためのものだろうと思っていましたが、予想に反して楽しい時間を過ごすことができました。ペンギン、ホッキョクグマのもぐもぐタイムは見ているだけで楽しいですし、チンパンジーの家族が布を敷いて、その上にわらを置いて、食事をしているシーンなんて、まるで人間が家族が食事をしているのと同じで、彼らの仕草に思わず笑ってしまいました。また、見学者を威嚇するように檻の中を歩き回っている虎もいるし、逆に見学者をまったく無視して檻のすぐ近くで寝ているヒョウもいました。最近、動物園にきたばかりというライオンは慣れていないのか、檻の片隅で小さくなっていました。百獣の王という威厳はまったくありません。テナガザルが近くのオランウータンを威嚇している様子(オランウータンはまったく相手にしていません)は見ていて飽きません。時間が過ぎるのを忘れるくらい楽しい時間を過ごさせてくれる動物園でした。これが民間ではなく市立というのが意外です。公務員も侮れません。
 札幌に戻る前に、ちょっと寄り道で「白金 青い池」に行きました。アップルのマックの壁紙に採用されたことから一躍世界的に有名になった人造の池です。元々十勝岳の噴火による堆積物による火山泥流災害を防ぐための堰堤の一つに水がたまったものだそうですが、アルミニウムを含む地下水が美瑛川の水と混ざることで青く見えるようです。印象的な青い水面で、なかなかの景観でした。
 札幌に帰る途中で、とうとう雨が降り始めました。しかし、風はまだ強くなかったので、すすきの評判の海鮮居酒屋へ夕食を食べに行きましたが、土曜の夜のすすきのとあってか、満席。他の店も当たったのですが、どこも満席で入ることができず、結局札幌駅に戻って居酒屋へ。雑誌に載っているような店ではありませんでしたが、北海道の幸を十分堪能することができました。
 3日目は台風から変わった温帯低気圧の通過で朝から雨。雨でも大丈夫な観光地を探して、定番の「白い恋人パーク」へ。ところが、製造ラインが改装中ということで製造過程は見ることができませんでした(そのため、入館料は無料でしたが)。飴の製造は興味深く見学することはできましたが、あの会社って、「白い恋人」だけを作っているわけではないんですね。
 雨が小雨になったので、羊ヶ丘展望台へ。雨で残念ながら展望はいまいちでしたが、定番のクラーク像の前で定番のクラークと同様に腕を伸ばして写真を撮りました。
 その後、空港に向かい、最期に新千歳空港でお土産を買って帰路につきました。疲れましたが、台風もどうにか回避でき、美味しい食事もいっぱい食べることができ、満足な旅行でした。
2018年10月2日(火)
10月です
  早くも10月で季節は秋ですが、台風一過の昨日は気温が30度越え、今日も30度近くまで上がり、暑い一日となっています。
 読書の秋を迎え、今月も続々と読みたい本が発売になります。中でも一番は東野圭吾さんの「沈黙のパレード」(文芸春秋)です。6年ぶりの単行本となるガリレオシリーズ9作目となります。個人的には中田永一さんの「ダンデライオン」(小学館)に期待しています。本の紹介によると、11歳の少年が病院で目覚めると大人になっていたというところから始まる物語です。僕好みのタイムスリップものかと楽しみです。そのほか、白河三兎さんの「無事に返してほしければ」(小学館)は死んだはずの子どもを誘拐したという電話が入ることから始まります。これも気になります。海外ものでは、恒例のジェフr-・ディーヴァーのリンカーン・ライム新作「ブラック・スクリーム」が発売になります。
 映画は、日本映画ではまずは「あの頃、君を追いかけた」を。台湾映画のリメイクですが、台湾映画が面白かったので、期待したいですね。乃木坂46の斎藤飛鳥さんがヒロインという点がちょっと気がかりですが。先日なくなった樹木希林さんの遺作が「日日是好日」です。樹木希林さんは主人公の黒木華さんが習いに通うお茶の先生です。川村元気さんの同名小説の映画化は「億男」です。兄の借金返済に苦しむ男が3億円の宝くじに当たったことから起こる騒動を描く作品です。宝くじに当たったときのことを考えて、観に行こうかな。あとは有川浩さんの同名小説の映画化「旅猫リポート」と波瑠さんと西島秀俊さん共演の「オズランド」も気になります。