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身辺雑記(2018年9月)

2018年9月29日(土)
「メタルマクベス disc2」と「クワイエット・プレイス」
 今日は台風の影響で雨の中、東京へ。IHIステージアラウンド東京で公演中の「メタルマクベス disc2」を観に行ってきました。 disc1の橋本さとしさんと濱田めぐみさんに代わって、主演は尾上松也さんと大原櫻子さん。劇団四季出身の濱田めぐみさんに代わった大原櫻子さんがどれだけやれるのだろうと危惧していたのですが、これが声量もあって意外にいい出来でしたねえ。単なる若手の歌手というわけではありませんでした。個人的には濱田めぐみさんより大原櫻子さんの方が好きかなぁ。歌舞伎が本職である尾上松也さんもなかなかの歌声。こちらも個人的には尾上松也さんの方が好きです。主演の二人に負けず劣らずの活躍を見せてくれたのは、グレコ役の浅利陽介さんです。「コード・ブルー」や10月からのテレビドラマ「相棒」でもカッコよくはないのですが、印象的な脇役を演じている役者さんですが、今日は珍しくカッコ良かったですねえ。カーテンコールでもかなりはしゃいでいましたが、本人も満足な役ではなかったのではないでしょうか。前半で退場するレスポール王役の木場勝己さんも素晴らしい演技で、とにかくセリフが聞き取りやすいのが最高ですね。出演者の中でナンバー1です。それから強烈な印象を残したのは、駅員のモノマネをする市川シンペーさん。これは最高でしたね。それに歌もうまいです。歌舞伎ネタや駅員ネタなど部分的にdisc1と異なる部分もありましたが、ストーリーは基本的に同じ。ただ、印象では、disc1に比べて、王の殺害の主導権を妻が握っていたところが、かなり強く打ち出されていた気がします。そんなこんなで、disc1と比較すると個人的にはdisc2に軍配です。
 「メタルマクベス」を見終わった後、まだ時間があったので、TOHOシネマズ新宿で「クワイエット・プレイス」を観ました。宇宙から飛来した生物によって、地球が滅亡に瀕している中でのある家族の話です。その生物が目は見えないが、聴力がよくて、音を聞きつけて人間を襲ってくるという設定です。したがって意思疎通を声ですることができずに、手話でしています。なので、冒頭から本当に静かな映画です。ポップコーンを食べるガサガサという音が劇場内に響きわたります。この映画は飲食禁止にした方がいいのではないでしょうか。音が出る最初のシーンはショッキングです。まさか、そんな展開になるとは(ネタバレになるので伏せます。)ちょっとビックリです。ちょっと音を立てると、顔は「バイオハザード」のラストに出てくる怪物か、これから公開される映画「ヴェノム」で、身体はカマキリのような怪物が襲ってくるのですから、怖いのなんのって。これでもか!これでもか!と家族に危機が襲ってくるのですから、ハラハラドキドキの90分です。でも、ラスト、あそこで終わるとはなぁ。もっとはっきりしたラストにしてくれないと、気になって眠れません(笑)。いやぁ?どう考えたらいいのでしょうか。お姉ちゃんは補聴器をつけているところをみると、耳が聞こえないのでしょうか。だからこの家族は手話で意思疎通ができるという、この辺り丁寧な作りになっていますね。ただ、突っ込みどころは満載です。細かいところからい大きな設定まで、これはないだろうという部分が多すぎますので、これは評価が分かれる映画です。
 明日は台風通過の予定です。被害がでなければいいのですが。
2018年9月27日(木)
夜に「ドカン」という音が
 仕事を終えて帰宅し、遅い夕食を食べていたら、「ドカン!」という大きな音。「これは交通事故か?まさか、まだ帰宅していない息子じゃないだろうな!」と、慌てて家の外に出たら、道路に面した前の家の塀に車が激突していました。息子の車ではないことにホッとしましたが、なんと運転手は足下が覚束ない様子。真っ直ぐの道なのにどうして塀にぶつかるのかと思ったら、酔っ払い運転だったようですねえ。秋の交通安全運動の真っ最中なのに、酔っ払い運転をするとは、法を法とも思っていないようですね。本当に馬鹿者です。つい先日の元モー娘のメンバーもそうですが、どうして酒を飲んで車を運転しようとするのでしょうか。今回は歩行者がいなかったら良かったけど、塀にぶつかった車の勢いを考えると、人だったら即死です。とにかく、こういう輩は厳罰に処して欲しいです。
 急に寒くなって、今日は気温が20度までいきませんでした。大型台風も近づいているようですし、このまま秋へと突入していくのでしょうか。読書の秋となり、図書館に予約しておいた本が続々と貸出可能に。これは期限までに読み終えることができるのか不安になってきました。現在は、久保寺健彦さんの「青少年のための小説入門」(集英社)を読書中です。この作品は、先日のTBSテレビ土曜日朝の「王様のブランチ」で紹介されたせいか、僕の後ろの予約が急に増えています。冒頭を読んだだけですが、これは面白そうな予感です。
2018年9月21日(金)
「コーヒーが冷めないうちに」を観てきました
 今夜は仕事帰りにレイトショーで今日から公開の「コーヒーが冷めないうちに」を観てきました。
 今月「思い出が消えないうちに」が刊行され、シリーズ3作となった川口俊和さんのシリーズ第1作目の同名小説の映画化です。その喫茶店「フニクリフニクラ」のある席に座ると過去に戻ることができるという噂があった。ルールは5つ。「1 過去に戻って鈍なことをしても、現実は変わらない」「2 過去に戻っても、この喫茶店を出ることはできない」「3 過去に戻れるのは、コーヒーをカップに注いでから、そのコーヒーが冷めてしまうまでの間だけ。コーヒーが冷めないうちに飲み干さなければならない」等々。今日も過去に戻りたい男女が「フニクリフニクラ」を訪ねてくる。原作は電子書籍で購入したのですが、いつでも読むことができると思うとなかなか読まないものですね。結局、映画を先に観ることになってしまいました。しかし、4回泣けるというキャッチフレーズでしたが、涙もろい僕でもまったく泣くことができませんでした。敢えていえば、松重さんと薬師丸さんが演じた夫婦の話のときだけ、ちょっと感動したくらいです。タイムトラベルものは大好きなジャンルなんですが、これはかなり期待外れでした。原作はどうなんでしょう。
2018年9月20日(木)
読書の秋です
 読書の秋です。今日は仕事帰りに図書館に行って、これからの連休に読む本を6冊借りてきました。伊岡瞬さんの「冷たい檻」、倉知淳さんの「ドッペルゲンガーの銃」、市川憂人さんの「グラスバードは還らない」、あさのあつこさんの「グリーン・グリーン 新米教師二年目の試練」、桂望実さんの「僕は金になる」、三木笙子さんの「帝都一の下宿屋」の6冊です。その中で、「グラスバードは還らない」は、「ジェリーフィッシュは凍らない」、「ブルーローズは眠らない」に続くマリアと漣のコンビの活躍を描くシリーズ第3弾です。「グリーン・グリーン」は、農林高校の教師となった翠川真緑の教師生活二年目を描く、これも続編です。「帝都一の下宿屋」の三木笙子さんは初めて読む作家さんなので、これはちょっと楽しみですね。さて、今夜から頑張って読まなくては。
2018年9月14日(金)
「藤田嗣治展」観てきました
  今日は残っていた最後の夏休みを取って東京へ。主たる目的は上野の東京都美術館で開催している「藤田嗣治展」を観ることだったのですが、せっかく東京へ行くのだからと、展覧会に行く前に地元で公開されそうもない映画を二本ハシゴしてきました。ロシア映画の「ヒトラーと戦った22日間」と韓国映画の「1987、ある闘いの真実」です。二本とも重い映画でした。
 前者は、第二次世界大戦下のドイツの強制収容所に入れられたユダヤ人の話です。冒頭からシャワーを浴びると騙して女性たちの髪の毛を切った上に裸でガス室へ送るシーンがあります。裸の死体が折り重なっているところはあまりに凄惨です。脱走者が有れば、その者はもちろん、他の者も何人か見せしめに殺されます。ユダヤ人は家畜以下の扱いです。結局主人公たちは脱走を計画するのですが、その結果がどうなったかは、ネタバレになるので伏せますが、「大脱走」のような爽快感はありません。これは実話のようです。
 一方、後者もフィクションもいくらか入っているようですが、基本的に実話です。1987年に起こった大統領直接選挙制を求める民主化運動を舞台とした映画です。1987年といえば日本では経済がバブルの幕開けでわいていた頃、そのとき韓国では反体制勢力を摘発するために、それを取締る警察の治安本部では、日常的に拷問が行われていたというのです。まるで太平洋戦争中の日本の特高警察と同じですね。物語は拷問死した大学生を病死にしてしまおうとする治安本部に対し、検事や新聞記者など心ある人の行動によって事件が公表されたことから、治安本部の警官たちの無法ぶりが次第に暴かれていきます。韓国映画ですから、そこは韓国の良心も描いています。ラストはちょっと感動のシーンです。隣の年配の男性もハンカチで目元を拭っていました。それにしても、やっぱり東京です。こんな硬派な映画の上に、平日でしたが年配の方を中心にかなりの観客の入りでした。両方の映画ともおススメです。
 映画の後に主目的の「藤田嗣治展」へ向かいました。金曜日は夜8時までなので、ゆっくり観ることができるだろうと思って先に映画を観たのですが、やはり人気が高く、夕方でも意外に多い観覧者でした。それでも押し合いへし合いということはなく、絵の前でじっくり鑑賞できました。混んでいると聞いていたのですが、正解だったかな。
 先頃、NHKの「日曜美術館」で藤田嗣治の特集をしていましたが、それによると、藤田のパリでの行状に批判的な日本人も多く、また戦時中は戦争画を描いたことで戦後批判されるなど、藤田にとっては日本はあまり居心地がよくなかったのでしょう。1949年に日本を出国後、フランス国籍を取得して二度と日本に戻ることはなかったようです。おかっぱ頭にロイドメガネと、その外見だけとっても日本の枠に収まるような人ではなかったのでしょう。
 藤田の代名詞ともいえる「乳白色の裸婦」が10点以上展示されているのが目玉のようですが、個人的にはカフェの店内で黒服の女性がテーブルの上に便せんを置いたまま物思いにふける「カフェ」が一番印象的でした。
 記念に図録とポストカードにチケットホルダーを購入しました。図録は会場限定の表紙のものがあり、断然そちらが売れていたようですが、僕は「カフェ」が表紙の通常版を購入。
 明日から三連休ということもあってか、帰りの特急の指定席が3時間後に発車の分まで満席でした。仕方がないので、ひと電車遅らせて自由席に並んでようやく座ることができました。金曜日の夜ですから、明日からの休みを利用して旅行に行く人だけではなく、単身赴任で週末に家に帰るという感じのサラリーマン風の人も多かったです。さて、3日間の休みは今のところこれといって予定なし。地元ではどうしても観たいという映画はやっていないし、積読本を読もうかな。
2018年9月12日(水)
秋めいてきました
 通勤時に小学校の横を通ったら、校庭で運動会の開会式を行っていました。秋ですねえ。気温も今日はぐっと下がって秋めいた気候になってきました。このまま涼しくなってくれればいいのですが。
 この4月に職場が変わったストレスもあってか、酒量も増え、年齢ゆえの新陳代謝の低下もあって体重が5キロ近く増えてしまいました。ウエスト周りの肉の付き方が気になります。食事をおいしく食べることができるのは健康だからでしょうけど、それで体重増加では逆に健康に影響が出てきてしまいます。今日からできるだけアルコール摂取は控え、体重減に挑戦です。目標年末までに5キロ減です。
2018年9月10日(月)
体操界の醜聞は
  体操女子の宮川選手へのコーチの暴力に端を発した体操界の醜聞は¤今では宮川選手が告発した塚原副会長と妻の強化本部長のパワハラ問題が中心となっていますが、テレビで放映された宮川選手へのコーチの平手打ちを見ると、もう絶対暴力としか思えません。完全に我を忘れて力任せに殴打したという感じです。もちろん、塚原夫妻のパワハラがあったかどうかは明らかにしなくてはなりませんが、あの暴力を振るうコーチに果たして宮川選手の指導をさせていいのでしょうか。体操協会にはきちんと二つの問題を解決してもらいたいですね。
 テニスの大坂なおみ選手が全米オープンで優勝しました。セリーナ・ウィリアムズのコーチの指示問題で会場内がブーイングの中、精神的に崩れることなく冷静に試合を進めたことは賞賛に値します。大坂選手、おめでとう!
2018年9月5日(水)
台風一過
  台風一過。今日は再び真夏日となりました。こちらも雨はかなり降ったのですが、それほど風は吹かなかったのですが、ニュースで見ると大阪の方は風がものすごくて被害が大きくなったようです。いまだに孤立化した関空から帰ってくることができない人もいるようで、本当に大変です。大阪に住んでいる息子のアパートの前の木もなぎ倒されてしまったそうですから、凄い風です。まったく、今年は関西は地震に大雨、そして台風と災害続きですね。
2018年9月2日(日)
劇団四季の「ソング&ダンス 65」を観に行ってきました。
 今日は妻と娘と3人で地元のホールで公演のあった劇団四季の「ソング&ダンス 65」を観に行ってきました。さすが劇団四季というべきか、定員2000人弱の田舎の文化ホールがほぼ満席。恐るべし、劇団四季ですね。途中で、「アラジン」を観たことのある人は手を挙げてという質問に¤かなりの人の手が上がりましたからねえ。2部構成で、前半は知っている曲があまりなかったのですが、後半は「キャッツ」から「メモリー」や「エビータ」、「オペラ座の怪人」、「ライオン・キング」と知っている曲が歌われてじっくり味わうことができました。欲を言わしてもらえば、ラストは「コーラス・ライン」の「ワン」で終わってもらいたかったなぁ。それにしても四季の皆さん、素晴らしい歌唱力です。
2018年9月1日(土)
9月になりました
 今日から9月です。今日は曇り空で猛暑日とはなりませんでしたが、まだまだ暑いです。
 今月は、いよいよ読書の秋ということで、読みたい本が続々刊行されます。その中では、まずは石田衣良さんの池袋ウエストゲートパークシリーズの新作「七つの試練」(文藝春秋)。このシリーズも今作で13作目。いったいマコトはどこへ向かうのでしょうか。三上延さんのビブリア古書堂シーリーズも再始動となります。題名が「ビブリア古書堂の事件手帖~扉子さんと不思議な客人たち」(メディアワークス文庫)とあるので、栞子さんが主人公ではなく、“扉子さん”という女性が新たに登場するのでしょうか。これはちょっと気になります。そして早くも「下町ロケット ゴースト」の続編が登場です。池井戸潤さんの「下町ロケット ヤタガラス」(小学館)が下旬に発売になります。「下町ロケット ゴースト」も購入したままでまだ読んでいません。早く読まなくては。そのほか、市川憂人さんの「グラスバードは還らない」(東京創元社)は「ジェリーフィッシュ」「ブルーローズ」に続くマリア・ソールズベリーと九条漣の活躍を描くシリーズ第3弾です。本格ミステリー好きには楽しみな1作です。
 映画は?今月はどうしても観に行きたいという作品がありません。あえてといえば、川口俊和さんの小説が原作の「コーヒーが冷めないうちに」と、暑い夏に怖ろしさで涼しくなるための「MEG ザ・モンスター」くらいでしょうか。
 舞台は明日、地元で行われる劇団四季の「ソング&ダンス 65」を観に行ってきます。