2018年3月31日(土) |
3月最後の日 |
3月も最後の日。昨夜、この3月で別れを告げる職場の同僚に最後の送別会を開いてもらい、慌ただしい3月の最後の一日が、そして30数年働いた仕事の最後の一日が終わりました。4月2日からは別の会社で働くので、退職したという深い感慨はないのですが、それでも一つの区切りかなという気はします。今夜は息子と二人で飲みに行って、退職祝いにご馳走してもらいました(妻と娘はのんびりと東京に遊びに行ってしまいました(笑))。
4月からは新しい会社で働くので、休日でもまだ気持ちにゆとりがないだろう、今のうちに映画を観ておこうと考えて、今日は梯子をしてきました。「トゥームレイダー ファースト・ミッション」と「ペンタゴン・ペーパー」です。前者はアンジェリーナ・ジョリー主演の「トゥームレイダー」をオスカー女優であるアリシア・ビカンデルでリブートした作品です。あの強烈な個性のアンジェリーナ・ジョリーと比較すると、アリシア・ビカンデルはちょっと平凡な女性なんですが、お腹は割れてましたねえ。冒険の内容が卑弥呼の墓を探すというのは、日本人としては呆気にとられてしまうのですけどね。シリーズ化されるのかな。
一方、後者はスティーブン・スピルバーグ監督のベトナム戦争時における報道の自由を巡る国家と新聞との戦いを描いた硬派な作品です。主演がトム・ハンクスとメリル・ストリープというオスカー俳優ですから安心して観ていることができます。こうして国家の誤りを追及するニューヨーク・タイムズやワシントン・ポストのような骨のあるマスコミは日本にはあるのかなあと考えさせられます。
明日もまた梯子をする予定です。
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2018年3月28日(水) |
送別会 |
今日は20度を超える暖かい日で、桜が一斉に花を咲かせました。3月は出会いと別れの季節だと言われますが、私自身もこの3月をもって現在の会社を退職します。ここ2週間は、過去様々な部署で一緒に働いていた仲間が送別会を開いてくれる毎日を過ごしていました。自分にはそんなに友人は多くないと自覚しているのですが、忙しい年度末に集まってくれたかつての同僚たちには感謝をしてもしたりません。特に、私が出向していた頃の同僚たち、会社が違ってもあの頃大きなプロジェクトで集まっていた仲間たちが開いてくれた送別会には思わず涙が出そうになってしまいました。また、昨夜は逆に私がいた部署に出向してきた人たち、今はそれぞれの会社に戻っている人たちが県内各地から集まって送別会を開いてくれたのにも感激してしまいました。本当にもったいないくらいの皆さんの優しさに胸が熱くなるばかりです。大学卒業後に入社してから30数年、会社行きたくないなあと思う日も何度もありましたが、ここまでやりきれたのはこうした良き同僚がいたおかげですね。改めてみんなに感謝です。
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2018年3月18日(日) |
“TEAM NACS”観てきました |
昨日、初めて“TEAM NACS”の公演を観に行ってきました。TBS赤坂ACTシアターで公演中の「TEAM NACS 第16回公演 PARAMUSHIR~信じ続けた士魂の旗を掲げて~」です。メンバーの大泉洋さんはじめ、安田顕さん、戸次重幸さんらそれぞれが個人でテレビや映画で活動していますので、“TEAM NACS”としての公演は3年ぶりだそうです。
大泉洋さんのイメージが強いので、笑いのある舞台なのかなというのが観る前の印象だったのですが、これが非常に重いテーマでした。もちろん、笑いの起こるシーンもかなりありましたが、全体としてはかなり重い雰囲気で、ラストはあちこちから鼻をすする音が聞こえてきました。題名の“PARAMUSHIR”はふりがなもないので何と読むのかわからなかったのですが、これも演出の森崎さんの狙いだったようです。物語は1945年8月15日の太平洋戦争終結後の千島列島東端の占守島で実際に起こったソ連軍と日本軍との戦いを描いています。敗戦で終結したと思ったのに、ソ連軍が侵攻してきたために再び戦うことになった兵士たちのそれぞれの思いが描かれます。彼らは、なぜ再び戦うのか・・・。ラストに見せる泣くことができなくなっていた桜庭の慟哭には胸が熱くなります。舞台上には戦車が置かれていますが、今でも占守島には戦車の残骸がそのまま残っているそうです。
カーテンコールの挨拶では、本人たちも言っていましたが、公演の雰囲気がいっきに変わってしまう笑いに包まれた時間となりました。それもそれで、また楽しいひとときでした。定員1300名強の赤坂ACTシアターが満席になるという“TEAM NACS”の人気は凄いです。
観劇の前は、国立新美術館で開催中の「至上の印象派展 ビュールレ・コレクション」を観てきました。世界的に有名なプライベート・コレクションの一つ、スイスのビュールレ・コレクションがチューリッヒ美術館に移管される前の最後の日本での展覧会です。
ルノワール、モネ、マネ、ゴッホ、ドガ、ゴーギャン、セザンヌと誰もが知っている有名な画家の作品が主でしたので、安心して観ることができる展覧会でした。目玉は図録の表紙にも使用されているルノワールの「イレーヌ・カーン・ダンヴェール嬢」です。NHKの「日曜美術館」で語られていましたが、この絵については注文主のダンヴェール伯爵は満足しておらず、支払いも遅れたそうです。その後、絵はイレーヌの娘の所有となりましたが、ナチス・ドイツにより略奪され、戦後、イレーヌの娘が収容所で亡くなったため、イレーヌの元に返されたそうです。しかし、イレーヌはそれをビュールレに売り払ってしまったそうですから、彼女のこの絵に対する思いには何があったのでしょう。
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2018年3月5日(月) |
アカデミー賞発表 |
アカデミー賞が発表になりました。作品賞は大方の予想どおりギレルモ・デル・トロ監督の「シェイプ・オブ・ウォーター」が受賞しました。個人的には作品賞は「スリー・ビルボード」、主演女優賞が「シェイプ・オブ・ウォーター」のサリー・ホーキンスと予想していたのですが、逆でしたね。「シェイプ・オブ・ウォーター」は、ひとことで言えば半漁人と人間の女性との恋物語ですからねえ。こんなファンタジーが作品賞を受賞するとは意外でした。嫌いではありませんが。アカデミー賞としては硬派な「スリー・ビルボード」だと思ったのですが・・・。主演女優賞のフランシス・マクドーマンドは順当ですが、彼女は既に「ファーゴ」で受賞していますから、サラ・ホーキンスに受賞させたかったという気がします。
主演男優賞はこれも大方の予想どおり、「ウィンストン・チャーチル/ヒトラーから世界を救った男」のゲイリー・オールドマンが順当に受賞となりました。このチャーチルのメイクアップで、日本人の辻一弘さんが“メイクアップ&ヘアスタイリング賞”を受賞したのは嬉しいですね。今月末からの公開が楽しみになりました。
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2018年3月4日(日) |
週末は映画三昧 |
週末は映画三昧。金曜日の夜は会社帰りに「ブラック・パンサー」を、土曜日はクリント・イーストウッド監督の「15時17分、パリ行き」とアカデミー賞作品賞の最有力候補とされるギレルモ・デル・トロ監督の「シェイプ・オブ・ウォーター」を観てきました。
「ブラック・パンサー」は、2016年の「シビル・ウォー キャプテン・アメリカ」で登場した“ブラック・パンサー”の物語です。アフリカの未開の王国だと思われているが、実は世界のどの国よりも科学力が進んでいるワガンダ王国の国王としての“ブラック・パンサー”の姿が描かれます。6月に公開される「アベンジャーズ インフィニティ・ウォ-」にも登場するそうです。
クリント・イーストウッド監督の「15時17分、パリ行き」は、「アメリカン・スナイパー」、「ハドソン川の奇跡」に続く実話に基づいた作品です。更に、実話ということだけではなく、主役の3人の若者などを本人その人が演じているということ。観た感じでは素人のようにはまったく見えなかったですねえ。クリント・イーストウッド監督ももう87歳。今後あと何本、監督作品、いや主演作品を観ることができるのでしょうか。
ギレルモ・デル・トロ監督の「シェイプ・オブ・ウォーター」は、半漁人と人間の女性との愛の物語です。一歩間違うとB級映画になりそうなところを、ギリギリ土俵際で踏みこらえていたという感じです。個人的には半漁人は幼い頃、夏祭りで学校の校庭に張られたスクリーンに映された映画に登場した半漁人が怖くて、父親の身体に隠れて観た記憶があります(何の映画かはすっかり忘れましたが。)。どうもトラウマですよねえ。明日、アカデミー賞が発表になりますが、僕としては作品賞は「スリー・ビルボード」に1票です。主演女優賞は「スリー・ビルボード」のフランシス・マクドーマンドは受賞経験があるので、「シェイプ・オブ・ウォーター」のサリー・ホーキンスでもいいかな。さて、明日のアカデミー賞はどうなりますか。
今週末は、“TEAM NACS”の舞台「PARAMUSHIR~信じ続けた士魂の旗を掲げて」を観に行ってきます。初めて観る“TEAM NACS”なので、大いに楽しみです。
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2018年3月1日(木) |
3月になりました |
3月になりました。昼間は春のように暖かい日でしたが、夜は強風で大荒れです。
今月は読みたい本が次々に刊行されます。その中では、辻村深月さんの「青空と逃げる」(中央公論新社)、東野圭吾さんの5月に映画化もされる「ラプラスの魔女」の前日譚を描く「魔力の胎動」(角川書店)、山本幸久さんの「ふたりみち」(角川書店)が気になります。
映画は、今日から公開されたアカデミー賞作品賞候補作の「シェイプ・オブ・ウォーター」が一番気になる作品です。同じようにアカデミー賞にノミネートされている、ゲイリー・オールドマンが英国首相・チャーチルを演じた「ウィンストン・チャーチル ヒトラーから世界を救った男」とスティーブン・スピルバーグ監督、メリル・ストリープとトム・ハンクスというアカデミー賞俳優の共演による「ペンタゴン・パーパーズ 最高機密文書」も外すことはできません。クリント・イーストウッド監督の「15時17分、パリ行き」は実話だそうですが、プロの俳優ではなく実際に事件に遭遇した本人たちを主演に起用して描いているそうです。素人がどういう演技をしているのか、クリント・イーストウッド監督の腕の見せ所です。それ以外には、マーベル映画の「ブラック・パンサー」、アンジェリーナ・ジョリー主演の「トゥーム・レイダー」の再映画化である「トゥームレイダー ファースト・ミッション」も見逃すことはできません。日本映画では、芥川賞作家・中村文則さん原作の「去年の冬、きみと別れ」でしょうか。
舞台は、“TEAM NACS”の「PARAMUSHIR~信じ続けた士魂の旗を掲げて」を観に行ってきます。初めて観る“TEAM NACS”、楽しみです。舞台を観たついでに国立新美術館で開催中の「至上の印象派展 ビュールレ・コレクション」も観てくる予定です。
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