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身辺雑記(2017年12月)

2017年12月31日(日)
一年を振り返って(本・映画)
 「Koba’s Library」を訪問していただいた皆様、どうもありがとうございました。来年もどうぞよろしくお願いします。最後に今年の本と映画のマイベスト10です。

2017マイベスト10(本)
 1 かがみの孤城  辻村深月
 2 AX      伊坂幸太郎
 3 ホワイトラビット 伊坂幸太郎
 4 屍人荘の殺人  今村昌弘
 5 この世の春   宮部みゆき
 6 R帝国     中村文則
 7 ブルーローズは眠らない  市川憂人
 8 パーマネント神喜劇 万城目学
 9 カンパニー   伊吹有喜
10 盤上の向日葵  柚月裕子
10 13・67   陳浩基
    
 今年読んだ本は「リボルバー・リリー」から昨日読み終えた「か「」く「」し「」ご「」と」まで、全部で144冊です。昨年が177冊でしたから、33冊の減となりました。今年は仕事が忙しく、心の余裕が昨年よりなかったせいか、昨年に比較して大幅な減少です。ベスト10の上位の月村了衛さんの「機龍警察 狼眼殺手」や有栖川有栖さんの「狩人の悪夢」、佐藤正午さんの「月の満ち欠け」、そして海外編でいえばR・D・ウィングフィールドの「フロスト始末」が積ん読状態のままです。 
 その中で、あえてベスト10を選ぶとすると、第1位は辻村深月さんの「かがみの孤城」です。引き籠もり、不登校の少年・少女が主人公のファンタジー作品かと思って読み始めましたが、大人の読者にも十分堪えうる作品です。ストーリーにある仕掛けが施されており、ラストは感動です。辻村作品の中で、個人的に№1を争う作品であり、今年の中でダントツに面白かった作品でした。
 大好きな伊坂作品は今年は「AX」と「ホワイトラビット」の2作品。「AX」は、「グラスホッパー」「マリアビートル」に続く殺し屋シリーズ第3弾です。この作品では、“兜”という殺し屋が主人公ですが、妻も子もいる恐妻家の殺し屋という設定が笑えます。ラストがジーンとくる家族愛の作品に仕上がっています。一方「ホワイトラビット」は、あの泥棒の黒澤が久しぶりに登場する作品です。そのうえ、「ポテチ」の中村親分と今村も登場するのですから伊坂ファンとしてはそれだけで嬉しい作品です。ストーリーは、仙台市の住宅街で起こった人質立て籠もり事件を描きますが、様々に張られた伏線を最後に次々と回収するのはいつもどおり。騙されまいと思って気をつけて読み進めたのですが、ものの見事に騙されました。
 「屍人荘の殺人」は、「週刊文春」「本格ミステリ」「このミス」の国内部門3冠に輝いた作品です。クローズド・サークルになる理由が孤島や嵐、雪ではないところにびっくりです。探偵役がすぐ退場となってしまうのにも驚かされます。
 「この世の春」は、宮部みゆきさんの時代ミステリーです(というよりホラーといった方が相応しいかもしれません。)。ある大名家で起こる怪異を描いていきますが、さすが宮部さん、上下2巻、800ページという大部ですが、飽きさせません。
 「R帝国」は、近未来の架空の島国「R帝国」を舞台にしていますが、随所に現在の日本で起こっていることが出てきます。作者の中村さんが日本の状況を憂えて書かれたことが想像できる作品です。
 「ブルーローズは眠らない」は、「ジェリーフィッシュは凍らない」に続く、パラレルワールドの警察官、まりあと九条漣の活躍を描くシリーズ第2弾です。「ジェリーフィッシュ~」は本格ファンからかなりの高評価を受けましたが、こちらも密室殺人事件を扱った本格ものです。個人的には、こちらの方が読みやすくて好きです。
 「パーマネント神喜劇」は、このベスト10の中で唯一笑いの部分が多い作品です。サラリーマンと同じようにノルマを課された縁結びの神様が愚痴をこぼしながら悪戦苦闘する様子が描かれていきます。息抜きには最適です。
 「カンパニー」は、リストラでバレエ団に出向させられたサラリーマンが、まったく畑違いの場所でも頑張っていく様子を描きます。僕らサラリーマンに元気を与えてくれる1作です。
 「盤上の向日葵」は、松本清張の「砂の器」へのオマージュ作品です。山中で発見された白骨死体とともに埋められていた名人駒師により作られた将棋の駒。物語は、将棋の駒の持ち主を探すふたりの刑事の捜査とともにひとりの男の半生が語られて行きます。さすがに「砂の器」を凌ぐとまでは言えませんが、ドラマ化にぴったりな重厚な作品です。
 「13・67」は、初めて読んだ香港の作家の作品です。冒頭、病気で意識のない元名刑事が事件の謎を解くという設定に驚きますが、ストーリーが時を遡っていきながら香港社会を描いていくという手法が新鮮です。ラストの話が冒頭の話に繋がるという構成も見事です。

2017マイベスト10(映画)
 邦画
  1 湯を沸かすほどの熱い愛
  2 君の膵臓を食べたい
  3 探偵はBARにいる3
  4 ちょっと今から仕事やめてくる
  5 家族はつらいよ2

 今年観た映画は「アズミ・ハルコは行方不明」から「スター・ウォーズ 最後のジェダイ」まで55本。本と同様12本の減となりました。
 まずは邦画から。全部で17本を観ましたが、その中からは、宮沢りえさん主演の「湯を沸かすほどの熱い愛」、原作がその題名のユニークさとその内容のギャップで話題となった「君の膵臓を食べたい」、大泉洋さん、松田龍平さん主演の「探偵はBARにいる3」、山田洋次監督の「家族はつらいよ2」、そして「ちょっと今から仕事やめてくる」の5作です。
 「湯を沸かすほど~」は、何といっても宮沢りえさんの熱演です。余命幾ばくもない母の残された日々を家族のために使おうとする愛の強さに泣かされます。娘役を演じる杉咲花さんもうまい!
 「君の膵臓を~」は、これまた病気で余命幾ばくもない女子高校生の話です。死を目前にして本当は辛いのに“僕”に向ける桜良の笑顔に何とも言えず心を揺さぶられます。桜良を演じる浜辺美波さんが、かわいいですね。
 「探偵はBAR~」は、おなじみススキノ探偵シリーズ第3弾です。相変わらずとぼけた味の大泉さん演じる“俺”と無口だけど腕っ節は強い松田龍平さん演じる高田のコンビが最高です。
 「家族はつらいよ2」は橋爪功さん演じる平田周三を家長とする平田家のドタバタを描くシリーズ第2弾です。テーマは“無縁社会”ですが、テーマの深刻さとは別に今回も大いに笑わせてくれます。
 「ちょっと今から~」は、北川恵海さん原作の同名小説の映画化です。電通のようなブラック企業が話題となっている中、会社人間にとってはちょっと切実なストーリーです。吉田鋼太郎さん演じる部長のパワハラは凄かったですねえ。あれでは、本当に精神的に弱い人なら駅で・・・と考えかねません。

 洋画
 1 ローガン
 2 ワンダーウーマン
 3 スター・ウォーズ 最後のジェダイ
 4 ラ・ラ・ランド
 5 美女と野獣
 6 新感染
 7 ザ・コンサルタント
 8 IT
 9 ダンケルク
10 ハクソー・リッジ
10 ブレードランナー2049

 洋画は38本。今年は「エイリアン」、「ブレードランナー」の続編、特に35年ぶりの続編となった「ブレードランナー 2049」には大いに期待したのですが、期待ほどではなかったというのが正直な感想です。それにしても、ハリソン・フォードは「スター・ウォーズ」、「ブレードランナー」と、歳を取っても頑張ります。
 さて、ベスト10ですが、第1位はヒュー・ジャックマン演じる「ローガン」です。ウルヴァリンシリーズ第3弾にして最終作です。前作では日本を舞台にして、何だか安っぽいヒーローになった感があったのですが、今回はひと味違いました。ウルヴァリンがすっかり老け込んで遠視のメガネをかけ新聞を読む様子に、老いたヒーローの悲しさを感じてしまいました。
 第2位は、このところのヒーロー映画の中では出色のできだったのではないかと思われる「ワンダーウーマン」です。DCコミックスのヒーローものの1作です。「バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生」でスクリーンに登場したワンダーウーマンの活躍を描く作品ですが、単なるヒーローものにとどまらず、泣かせるシーンもあって楽しみことができました。ワンダーウーマンを演じたガル・ガドットがカッコいいし、美しい。
 第3位は、「スター・ウォーズ 最後のジェダイ」です。シリーズ9作のうちの第8作目です。姿を消していたルークをレイが探し出してからのことが描かれます。ストーリーとしては、昨年のスピンオフ作品である「ローグ・ワン」には及びませんが、シリーズファンとしては落とすわけにはいきません。ちょっとおまけの第3位です。
 第4位は、アカデミー賞作品賞を受賞した「ラ・ラ・ランド」。ストーリーとしては平凡ですが、ミュージカル好きとしては挙げないわけにはいきません。ミュージカルといえばエマ・ワトソンが「ラ・ラ・ランド」のオファーを蹴って出演したという「美女と野獣」の実写版も無視できません。第5位です。意外にエマ・ワトソンの歌が上手でした。
 第6位は、B級映画から1作品。韓国映画の「新感染」です。題名はウィルスの“感染”と、舞台となる日本の新幹線に当たる韓国の高速鉄道とを掛け合わせるというなかなかふざけた邦題ですが、これが予想以上の面白さでした。列車内という閉鎖空間の中でゾンビが襲いかかってくるという怖さいっぱいの映画ですが、それだけでなく、親子愛や夫婦愛なども描かれた人間ドラマとなっています。
 第7位は地味ですが、ベン・アフレックが高機能自閉症スペクトラムの凄腕スナイパーを演じた「ザ・コンサルタント」です。至る所に張られた伏線が時間の経過とともに回収されて、「そうだったんだぁ!」と驚きの連続です。続編を期待の1作です。 
 第8位は、スティーヴン・キング原作の同名小説の映画化の「IT」です。ある田舎町で子どもたちの失踪事件が続発するのですが、その犯人がピエロの姿をした“それ”。笑いの象徴であるピエロが恐怖の存在になるという点が原作者であるキングのうまいところ。著名な俳優は出演していませんが(ピエロのベニー・ワイズを演じたビル・スカルスガルドくらいです。)、これはストーリーの勝利です。
 第9位は、第二次世界大戦中、フランスのダンケルクにドイツ軍によって追い詰められたイギリス軍の脱出劇を描いた「ダンケルク」です。「プライベート・ライアン」のように爆撃で手足が吹き飛ぶ、内臓が飛び出すというような派手な戦闘シーンはなかったので、拍子抜けでしたが、他の人を押しのけてでも脱出しようとする若い兵士の姿が現実の戦争を感じさせます。
 第10位は、日米の沖縄戦を舞台に良心的兵役拒否者を描いた「ハクソー・リッジ」です。「ダンケルク」とは対照的に派手な戦闘シーンの連続の映画です。相手が日本軍なのでちょっと複雑です。
 同じ第10位で「ブレードランナー2049」を。前作を観たときに圧倒されたリドリー・スコットが描いた世界を凌ぐほどのヴィジュアルはありませんでしたが、やはり、待ち望んだ「ブレードランナー」の続編です。これもちょっとおまけのランクインです。 
2017年12月30日(土)
一年を振り返って(展覧会・演劇)
今年観に行った展覧会
 1 オルセーのナビ派展
 2 ミュシャ展
 3 これぞ暁斎展
 4 バロックの巨匠たち
 5 バベルの塔展
 6 雪村~奇想の誕生
 7 アルチンボルト展
 8 ベルギー奇想の系譜展
 9 狩野元信展
10 運慶展
11 怖い絵展
12 ロートレックとアートになった版画・ポスター展

 今年行った展覧会は12。その中では、東京国立博物館で開催された「運慶展」が個人的には今年最高の展覧会でした。運慶といえば、今回出品はありませんでしたが、奈良・東大寺の快慶らと製作した金剛力士像を修学旅行の時に見ただけだったのですが、今回、国宝の毘沙門天立像をはじめ、八大童子立像、無著菩薩立像、世親菩薩立像、四天王立像など、その展示作品には圧倒されました。360度から見ることができるという展示方法もよかったです。あまりに素晴らしくて2回観に行ってしまいました。
  「運慶展」に劣らず感動したのは「ミュシャ展」です。大作の「スラヴ叙事詩」20枚全てが展示されるという、もう二度と見ることはできないだろうというほどの展覧会でした。
 来年の目玉は、秋に上野の森美術館で開催される「フェルメール展」です。30数点しか現存しないというフェルメールの作品が8点来日するということですから、今からもう大混雑が予想されます。個人的は1月末から東京都美術館で開催される「ブリューゲル展」と秋にやはり東京都美術館で開催される「ムンク展」が気になります。

今年観に行った演劇
 1 世界
 2 足跡姫
 3 陥没
 4 鍵泥棒のメソッド
 5 スロウハイツの神様
 6 髑髏城の七人 Season鳥
 7 プレイヤー
 8 人間風車
 9 ケンジ先生
10 ティアーズライン

 今年観に行った舞台は10本。その中では劇団☆新感線の「髑髏城の七人 鳥」が圧倒的なおもしろさでした。それまでは、時代劇ということで敬遠していたのですが、会場がアジア初の360度回転する観客席というIHIステージアラウンド東京に惹かれて観に行ったら、これが一気にハマりました。これまでの「髑髏城の七人」にはない歌と踊りがある舞台だったそうですが(僕自身は以前の舞台を観たことがないので比較のしようがなかったのですが)、これがまた僕の好みのど真ん中でした。3時間半以上の長丁場でしたが、その長さがまったく気にならない面白さでした。
 そのほか、宮沢りえさん、妻夫木聡さん・古田新太さん出演のNODA・MAP第21回公演の「足跡姫」と、後藤ひろひとさん作の「人間風車」が印象的でした。「ダブリンの鐘つきカビ人間」もそうでしたが、後藤さんの作品は後味悪いですねえ。
 来年の観劇始めが「髑髏城の七人 Season月」で、ラストを飾る「修羅天馬~髑髏城の七人 Season極」も幸運にもチケットを購入することができました。どんな「髑髏城の七人」になるのか、今から楽しみです。
 そのほかには、フェルディナンド・フォン・シーラッハ原作、橋爪功さん主演の「テロ」と“TEAM NACS”の「PARAMUSHIR 信じ続けた士魂の旗を掲げて」を観に行く予定です。「熱海殺人事件」もまた観たいなあ。
2017年12月29日(金)
年末年始の休みに入りました
  今日から年末年始の休みに入りました。今日はまずは家の中の掃除です。担当は風呂場。カビキラーでカビを取り、鏡を磨き、できるだけピカピカに。そのあとは、家の中に置いてある観葉植物のコーヒーの木を外に出して、葉の上のほこりを一枚一枚綺麗に落としました。双葉から何枚か葉が出たばかりの頃に買ってから20年以上、丈が長くなれば短くしながら、育ててきたコーヒーの木です。若い頃は花も咲き、コーヒー豆も取れたのですが、ここ数年は木も弱っているのか、花が咲くことはありません。来年暖かくなったら短く切って植え替えてやろうかなと考えています。そうすれば、もう一度花を咲かすことができるかもしれません。
 現在、たぶん今年最後になるだろう本を読んでいます。図書館からようやく順番が回ってきた住野よるさんの「か「」く「」し「」ご「」と」(新潮社)です。まだ半分程度ですが、このへんてこな題名は、そういうことだったのかぁ。いいなあ青春って。
2017年12月26日(火)
今年もあと少し
 仕事納めまであと2日です。今年残された日は、書き残している感想をアップすることに全力を傾けるつもりです。ようやく今夜は9月以降書いていなかった映画の感想を4本アップしました。まだまだ書き残している映画と本がいくつも残っています。年末までに間に合うか不安ですが、今年はマイベスト10も新しい年になる前にアップしたいと考えています。さて、頑張るぞ。
2017年12月23日(土)
師走の東京へ
  今日は妻と娘と3人で朝から東京へ行ってきました。といっても、妻と娘の目的と僕の目的は別。妻と娘は東京国際フォーラムで公演中の「4Stars 2017」へ、僕はサンシャイン劇場で公演中のキャラメルボックスの「ティアーズライン」へ行ってきました。
 キャラメルボックスの「ティアーズライン」は、久しぶりの成井豊さん書き下ろしのオリジナル作品です。といっても、内容はファンタジーであるし、テーマは家族の愛であるしで、雰囲気はやっぱりキャラメルボックスらしい作品でした。主役は岡田達也さん、大内厚雄さんの次を背負って立つというべき畑中智行さん、阿部丈二さん、多田直人さんの中堅3人の男性。キャラメルボックスファンの女性にはたまらない配役でしょうね。ストーリーとしては母の愛の強さに鼻をすする女性の方も多かったようです。満足の2時間でした。
 妻と娘も、ミュージカル俳優のラミン・カリムルとシエラ・ボーゲスの歌を日本で直接聞くことができるなんて!と大満足だったようです。日本代表(?)として出演していた城田優さんも4年前よりかなり歌がうまくなっていたそうですよ。
 僕の方が早く終わったので、池袋から有楽町まで足を伸ばして三菱一号館美術館で開催中の「ロートレックとアートになった版画・ポスター展」を観てきました。3月に観に行った「ミュシャ展」でもそうでしたが、今回の展覧会でも一部写真撮影可の部屋があったので、せっかくだからと写真を撮ってきました。今年最後の展覧会でした。
 新宿は、土曜日でクリスマス直前ということもあってか、ものすごい人出で、田舎から出てきた者としては疲れました。東急ハンズでいろいろと見て帰りたかったのですが、レジに並ぶ列の凄さを見ただけで、ちょっとこれは買えないなあと断念。東京の人は、辛抱強いですねえ。
2017年12月16日(土)
「スター・ウォーズ 最後のジェダイ」観に行ってきました
  12月に入ってから仕事が忙しく、休日出勤もするし、帰宅してからもなかなかゆっくり読書をする余裕がありません。ただ、今日は休みが取れて、娘と昨日から公開された「スター・ウォーズ 最後のジェダイ」を観に行ってきました。さすがに「スター・ウォーズ」ともなると、地方のシネコンでもほぼ満席状態。最初に大音響でジョン・ウィリアムズ作曲のテーマ曲が流れたときには、ちょっと興奮。思わず拍手をしたくなってしまいました。ネタバレになるので細かい内容は話せませんが、“最後のジェダイ”とは、そういうことだったのですね。来年はハン・ソロを主人公にしたスピンオフ作品が公開されるので、シリーズ最後の第9作は再来年の予定です。落としどころはどこになるのか、今から楽しみですね。帰りにたいして内容は違わないのに、ついつい通常版と限定版のパンフレットの両方を購入して帰宅。
 昨年11月に観る予定だったのに出演者のインフルエンザ罹患で公演中止になってしまった舞台「シネマと恋人」のDVDの予約が始まったので、さっそく予約。舞台の評判が良くて公演中止が残念で仕方がなかったのですが、まあDVDで我慢です。
2017年12月4日(月)
師走に入りました
 今年もあっという間に師走です。今月の読書は、加納朋子さんの「カーテンコール!」(新潮社)くらいでしょうか。ベスト10の対象月が過ぎたので、これといった大作がなく、ちょっと寂しいですね。今週は「このミス」も発売され、いよいよ世間は今年のベスト10で賑やかになります。楽しみですよねえ。
 映画は、これはもう何を措いても「スター・ウォーズ 最後のジェダイ」です。前作の「フォースの覚醒」のラストでレイがルーク・スカイウォーカーと出会うシーンが描かれましたが、さて、このあとどうなるのでしょう。また、「最後のジェダイ」という意味深なタイトルですが、“最後のジェダイ”とは誰のことなんでしょうか。公開が待ちきれません。初日に仕事帰りにレイトショーを観に行こうかな。
 今月の舞台はこの時期いつもどおり、サンシャイン劇場でのキャラメルボックスの「ティアーズライン」です。原作ものではないオリジナル作品ということで、期待したいですね。