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身辺雑記(2017年3月)

2017年3月29日(水)
人事異動です
 人事異動の発表があり、職場が異動することになりました。今週は今の仕事の片付けに慌ただしい日を過ごしており、読書もゆっくりとできません。いくつになっても新しい職場になるというのは緊張しますね。そこで新しい人間関係を築かなくてはならないと思うと、ちょっと疲れます。それに異動先は今の職場以上に忙しそうなので、今までのように読書ができるのか不安です。今夜はとりあえず、先週観た映画の感想を2本アップしました。
2017年3月22日(水)
別れの季節到来
  3月も半ばを過ぎたというのに、北風が強い寒い一日となりました。3月は人事異動の季節です。今夜は異動発表を前にして職場の解散会を行い、先ほど帰ってきました。定年間近で、人事異動もあと1回あるかないか。今年は周期から考えて異動がありそうな年です。でも、何度経験しても、職場の異動というものは緊張しますね。さてさて、今週末に発表されますが、どうなることやら。定年退職する友人もいるし、送別会やらで当分ゆっくり読書ができそうもありません。 
2017年3月18日(土)
ふきのとうが顔を出しました
  3月も半ばを過ぎ、そろそろ春の息吹を感じるようになってきました。今夜の食卓にのったのは、自家製のふきのとうのおひたし。母親が野菜を作っている家庭菜園の片隅から今年も顔を覗かせたようです。おひたしなので、ふきのとうの苦みがそのまま効いていて、何とも味わいがあります。次に顔を覗かせたふきのとうの運命は天ぷらです。
 3連休の初日。仕事の疲れで今日はグタ~として1日を過ごしました。読書をする気にもならず、久しぶりにDVDを鑑賞。昨年、地元では公開されなかったミニシアター系の作品「パーフェクト・ルーム」を観ましたが、これが意外とミステリー的にもなかなかできた作品で堪能しました。5人の男が女性と遊ぶために購入したロフトで、ひとりの女性が死んでおり、いったい5人のうちの誰が犯人なのかという謎解きミステリーだと思ったのですが、これが捻りが効いていて、一筋縄ではいきませんでした。ミステリー好きにはオススメです。
2017年3月12日(日)
「スラヴ叙事詩」最高です
 今日は国立新美術館で開催している「ミュシャ展」と、Bunkamuraミュージアムで開催している「これぞ暁斎!」展、更にはサンシャイン劇場で開催している劇団キャラメルボックスの「鍵泥棒のメソッド」を観に行ってきました。
 最初に行った「ミュシャ展」は開場30分前に着きましたが、すでに長蛇の列。オンラインチケットを前もって買っておいて正解でした。そうでなければ、チケットを購入するのに並んで、更に入場するのにも並ばなければいけないところでした。見ものは何と言っても「スラヴ叙事詩」全20作品です。ミュシャがスラヴ民族の歴史を描いたこの作品は、どれもかなり大きな作品で、会場内はかなり混雑していましたが、離れての鑑賞ができるため、押し合いへし合いということがなく、ゆっくりと鑑賞することができました。できれば単眼鏡か双眼鏡が必要だったですね。5作品は写真撮影OKという主催者の太っ腹な対応で、思わず僕もスマホで写真を撮ってしまいました。音声ガイドを借りましたが、これは正解でした。「スラヴ叙事詩」最高です。
 会場以上に混雑していたのがグッズ売り場でした。「スラヴ叙事詩」の「原故郷のスラヴ民族」のポストカードを買いたかったのですが、まだ開催したばかりなのに売り切れ。あまりに混みすぎていて、補充ができていないようでした。残念。図録は前もってネットで購入済み。帰宅したら届いていました。今夜は眠る前に「スラヴ叙事詩」をもう一度ゆっくり図録で鑑賞です。
 「ミュシャ展」のあとはサンシャイン劇場へ。「鍵泥棒のメソッド」の再演です。正直のところ映画の堺雅人さんと香川照之さんのコンビに比べると畑中智行さんと岡田達也さんのコンビは見劣りはしますが、彼らなりに熱演で2時間飽きずに楽しめました。映画で広末涼子さんが演じた水嶋香苗役を實川貴美子さんが演じましたが、声は通るし、僕的には好きですねえ。次作は地元出身の作家である辻村深月さんの「スロウハイツの神様」だそうで、これも楽しみです。観に行かなくては!
 最後はBunkamuraミュージアムの「これぞ暁斎!」展へ。以前、三菱一号館美術館で開催した「暁斎展」を観て、気になる画家の一人になっていました。カラスの絵やカエルや亀を擬人化した絵、更には幽霊画など盛りだくさんの作品の展示に満足です。「ミュシャ展」と違ってそれほど混雑していなかったので、目の前でゆっくり鑑賞できました。暁斎自身が酒好きということもあってか、グッズにおちょこが売っていたのですが、三菱一号館美術館の時と比べて倍の値段だったため、欲しかったけど手が出ませんでした。
 1日に3カ所の梯子はさすがに疲れました。あすからまた1週間が始まるというのに、これは大変です。
2017年3月8日(水)
「ミュシャ展」開幕
 今日から国立新美術館で「ミュシャ展」が開幕となりました。ミュシャ作品には今までまったく思い入れはなかったのですが、今回展示される“スラヴ叙事詩”をネットで観たら圧倒されました。ぜひ目の前で観たいと思って、今度の日曜日に観劇に東京に行くついでに観に行ってきます。前売り券も購入し、準備万端。開館前に並んで入場する予定です。
 観劇はキャラメルボックスの「鍵泥棒のメソッド」の再演を観に行きますが、それより、先日発表された夏と秋の公演予定を見てびっくりです。夏は辻村深月さんの「スロウハイツの神様」を、秋には恩田陸さんの「光の帝国」を上演するそうです。どちらも好きな作家の作品なのでぜひ観に行きたいです。どうも劇団の経営が苦しいようで、最近は大きなホールを長い間押さえておくのも大変なのか、上演期日も短くなっていますが、せめて僕ができるのは観に行くことだけです。まずは「鍵泥棒のメソッド」、楽しみに観に行きます。
 「ビブリア古書堂の事件手帖7 栞子さんと果てない舞台」読了。シリーズ最終作で、大団円となりました。ただ、あとがきによるとスピンオフ作品や番外編が書かれるようなので、kのシリーズ、もう少し楽しむことができるようです。
2017年3月5日(日)
姪の結婚式
 昨日は姪の結婚式で横浜へ。キリスト教でもないのに教会での結婚式で、賛美歌や神への誓いなど、姪には悪いけどどうも馴染めません(賛美歌を歌えと言われても無理です。)。とはいっても、信じてもいない神前結婚式も同じことなんですけどね。料理のフレンチは美味しくてお腹いっぱいです。妹夫婦が来ないのに、「おばあちゃんに会いに来た」と時々ひとりで訪ねてきた姪っ子が、いつの間にか彼ができて、まさか結婚とは。伯父としてびっくりです。娘も早く見習ってほしいものです。
 今日は昨日の結婚式の疲れでグダグダの1日でした。寝転びながら開いたのは新潮文庫の高野悦子さんの「二十歳の原点」です。先頃本屋さんに行ったときに、平台に置いてあった本の“NHK番組で大反響”と書かれた帯に惹かれて久しぶりに手に取ってみました。大学生の頃にやはり“独りであること、未熟であること、これが私の二十歳の原点である。”が強烈に心に迫ってきて、購入して読んだことがあります。学生運動に乗り遅れた僕らの世代にとって、学生運動が激しかった時代に自殺をしてしまった女子大学生が何を考えていたのか、知りたかったのかもしれません。今では内容はすっかり忘れてしまったものの、“独りであること~”のフレーズはいまだに覚えています。捨てた記憶がないので今でも押入の段ボール箱の中にでもあるでしょうけど、再購入してしまいました。再読して思うのは、大学生の頃、こんなに真剣に物事を考え、悩んだかということ。僕らの時代は、学生運動も下火で、試験期間になるとなぜか騒ぎ出す過激な学生たちに対して学校がロックアウトを行ったため、試験がレポートになって、「やったぁ!」などと思うだけでしたからねえ。当時、高橋和巳を読むのも今思えば、単に格好つけだったかもしれません。
2017年3月1日(水)
3月です
 今日から3月です。3月の読書は、まずは恩田陸さんの「錆びた太陽」(朝日新聞出版)です。2月に刊行された2冊とも、直木賞受賞作の「蜜蜂と遠雷」とはまったく異なるSF系・怪奇系のストーリーだったのですが、「錆びた太陽」もSF系の近未来を舞台にした作品のようです。あとは長岡弘樹さんの「血縁」(集英社)と東野圭吾さんの「素敵な日本人東野圭吾短編集」(光文社)といったところでしょうか。
 映画は今月は観たいと思う作品があまり公開されません。下旬に公開となるクリス・プラットとジェニファー・ローレンス主演のSF映画「パッセンジャー」と「キングコング 髑髏島の巨神」くらいでしょうか。
 舞台はキャラメルボックスの「鍵泥棒のメソッド」、展覧会はBunkamuraミュージアムで開催中の「これぞ暁斎!」と国立新美術館で開催される「ミュシャ展」を観に行く予定です。特に「ミュシャ展」で展示される“スラヴ叙事詩”は楽しみです。