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身辺雑記(2016年11月)

2016年11月25日(金)
54年ぶりの11月の雪
  昨日、今日と一泊二日で東京へ出張でしたが、昨日は54年ぶりの11月の積雪。雨と雪に弱い中央線なので、出発前から嫌な予感がしたのですが、案の定、架線に雪の重みで垂れ下がった木が掛かったため運行見合わせとなり、予約していた電車は運行中止となってしまいました。その後運行再開したので、後発の特急に乗り込みましたが、しばらく進んだ駅で再び運行見合わせとなり、結局2時間以上電車の中で待たされました。いやぁ~参りました。雪の多いところで電車が支障なく動いているのに、たいした雪でもないのに、どうして中央線はいつも止まってしまうのか。竹が雪の重みで倒れるのなら、前もって線路の周辺に竹があるのはわかっているのだから、事前に処理するなど考えるべきです。これだけ毎回のように止まってしまうのは、JR東日本の怠慢としかいいようがありません。
 どうにか仕事を終えて、夜は紀伊國屋ホールの鴻上尚史さん作・演出の「サバイバーズ・ギルト&シェイム」を観に行ってきました。「サバイバーズ・ギルト&シェイム」とは「戦争や災害、事故で生き残った人々が、死んでしまった人たちを思い、生きていることに感じる罪悪感と恥ずかしさのこと」だそうです。物語は、戦争に行っていた青年が故郷に戻ってきて母親に「僕、死んじゃったよ」と話すシーンから始まります。更には青年の上官がやってきて、「青年は生きている。死んだのは自分だ!」と言い出し、いったい誰が死んでいて、誰が生きているのか、最後までわからないまま、ドタバタ騒ぎが繰り広げられます。青年が帰ってきたのは、好きな映画を撮るためで、その題材が「ロミオとジュリエット」の幼稚園生版というのですから、もう大笑いです。そして、ラストはちょっと悲しい。
 青年を演じるのはこれが初舞台の山本涼介くん。彼も仮面ライダー俳優のようです。その相手役である大学の先輩を演じるのは南沢奈央さん。そして脇を固めるのは鴻上尚史さんが主宰していた「第三舞台」の大高洋夫さんと長野里見さん。大高さんの半ズボン姿は毛深すぎます。長野さんといえば今年はNHK大河ドラマ「真田丸」の“真田信幸”の妻“おこう”役が印象的ですが、この舞台でも「これは“おこう”だ!」と笑いを取るシーンがありました。青年の上官役を演じたのはこのところテレビの露出が多くなった片桐仁さん。大いに笑わせてくれます。もう一人、青年の兄役を演じた伊礼彼方さんは、見事な歌声を聞かせてくれます。
 終演後は鴻上さん、大高さん、長野さんのアフタートークショーもあって大満足の2時間でした。
 今日は仕事が終わった夜には三件茶屋の「シアタートラム」で上演するケラリーノ・サンドロヴィッチさん演出の「キネマと恋人」を観に行く予定でしたが、なんと主演の妻夫木聡さんら出演者がインフルエンザに罹ってしまって公演が中止になってしまいました。楽しみにしていたのに残念です。予防接種していなかったんですかねえ。たまたまチケットを買った“ぴあ”から払い戻しのメールが来たので中止がわかったのですが、そうでなければ会場まで行っていたところでした。評判もよかったし、観たかったなあ・・・。
2016年11月21日(月)
11月に雪の予報が・・・
 11月も半ばを過ぎ、寒い日が続きます。今週木曜日には雪が降る予報も出ています。都心に11月に雪が降れば54年ぶりとのことだそうです。ちょうど東京に行き、夜は鴻上尚史さん作・演出の「サバイバーズ・ギルト&シェイム」を観に行く予定なので、雪は勘弁して欲しいです。
 今月は読みたい本が続々と刊行され、図書館からの貸出本も含め、読むのが大変です。現在、貫井徳郎さんの「壁の男」(文藝春秋)を読書中です。このあとは、須賀しのぶさんの大作「また、桜の国で」(祥伝社)が控えています。頑張らないと!
2016年11月9日(水)
アメリカ大統領が決まりました
 海の向こうの国では予想外の選挙結果となりました。いつもは民主党の支持基盤だったブルーカラーがトランプの移民排斥、雇用を守るという公約にトランプ支持に回ったようですね。さてさて、日本への影響はどうなるのか、そして世界の政治は変わるのか、気になります。とにかく、強硬なトランプによって、世界の平和が乱されたくないですね。ところで、大統領になる前だったら好き放題に何を言ってもよかったでしょうけど、思いもせず大統領になってしまって、そもそもメキシコとの国境に壁を本当に作るの?
 ネット書店で西澤保彦さんの「悪魔を憐れむ」(幻冬舎)の予約が始まっています。久しぶりの(何年ぶりでしょうか)タックシリーズです。これは楽しみです。 
2016年11月1日(火)
11月です
 今日から11月。このところ急に寒くなりましたね。今日からは久しぶりにネクタイ着用で、首の辺りが変な感じです。
 読書の秋らしく、今月は読みたい本がたくさん刊行されます。ただ、飛び抜けてこれといったものはなくて、中では、米澤穂信さんの古典部シリーズの新作「いまさら翼といわれても」(角川書店)が一番読みたい本でしょうか。久しぶりすぎて、登場人物たちも忘れてしまっています。朱川湊人さんの「幸せのプチ 町の名は琥珀」(日本経済新聞社)は朱川さんらしいノスタルジー溢れる作品のようなので期待大です。辻村深月さんの「クローバーナイト」(光文社)と道尾秀介さんの「サーモン・キャッチャー」(光文社)も気になります。
 今月の映画としては「続・深夜食堂」、トム・クルーズ主演のシリーズ第2弾「ジャック・リーチャー NEVER GO BACK」、小栗旬くん主演の「ミュージアム」、そして「ハリー・ポッター」シリーズの新作「ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅」といったところでしょうか。
 今月は舞台を2作品。鴻上尚史さん作・演出、山本涼介さん、南沢奈央さん、片桐仁さんら出演の「サバイバーズ・ギルト&シェイム」とケラリーノ・サンドロヴィッチ演出、妻夫木聡さん、緒川たまきさん、ともさかりえさんら出演の「キネマと恋人」です。
 “サバイバーズ・ギルト&シェイム”とは、“戦争や災害、事故でかろうじて生き残った人が、死んでしまった人たちを思い、生きていることに感じる罪悪感と恥ずかしさのこと”だそうです。舞台は、未来、戦争が起こり、戦場から故郷に帰ってきた男が、両親に「僕、死んじゃったよ」と陽気に微笑むところから始まる抱腹絶倒の爆笑悲劇だそうです。でも、“爆笑悲劇”ってどういうことでしょう。
 一方「キネマの恋人」はウディ・アレン監督の「カイロの紫のバラ」にインスパイアされた作品だそうです。設定を日本の架空の港町に置き換えて、もう少しだけややこしい展開にしたそうです。映画への愛溢れる、ロマンティックでファンタジックなコメディだそうですから、僕の趣味のど真ん中です。今から楽しみです。