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身辺雑記(2016年10月)

2016年10月28日(金)
東京国立博物館へ
 今日は仕事で東京へ出張。仕事を終えた後、金曜日で入館時間が延長されていた東京国立博物館で開催されている「禅 心をかたちに」展を観に行ってきました。禅宗(臨済宗・黄檗宗)の各本山が所蔵する高僧の肖像や書、仏像、絵画等が展示されていました。今夜は冷たい雨が降っており、平日の夜ということもあってか、会場内は割と空いていて、ゆっくりと観ることができました。入場口にある蘭渓道隆による「達磨図」にまず圧倒され、「喝!」の声が聞こえてきそうな「臨済義玄像」、まるで生きているかのような鋭い眼光に真正面から向き合うことができる「蘭渓道隆座像」、ユニークな白隠慧鶴による「達磨像(どふ見ても)」、更には狩野探幽の「群虎図」や伊藤若冲の「群鶏図」、池大雅の「五百羅漢図」もあって、見所はたくさん。期間途中で展示替えがあるので、できればもう一度見たいなあ。
 時間を忘れて観ていたので、このあと映画のチケットを買ってあるのをうっかり忘れるところでした。慌てて新宿に向かったのですが、電車は久しぶりに遭遇した大混雑。ぎゅうぎゅう詰めで身動きも取れず、グッタリ疲れました。押し合いへし合いの中でもスマホでゲームをしている人がいましたが、東京の人は逞しいですねえ。今夜は金曜日の夜ということもあって、新宿駅はものすごい人並みでしたし、映画館までの道もまともに歩くことができませんでした。遊ぶには東京は楽しいけど、住むのは疲れるなあと改めて実感しました。
 どうにか映画館にたどり着いて観た映画は「ザ・ギフト」。地元では公開されないので、観に行ったのですが、サイコスリラーとしてはなかなか怖かったです。最初は大きな音と急に顔の前にワッと出てくるといった、怖がらせるパターンのシーンが続いて、当たり前すぎる驚かせ方だなあと思ったのですが、実は題名の「ザ・ギフト」があんなに恐ろしいものだったとは。ネタバレになるので、話すことができませんが、ラストのその後はどうなるのか、興味深いです。監督でもあるゴード役のジョエル・エドガートンの表情が何とも言えず不気味です。
2016年10月21日(金)
「スタートレック BEYOND」観てきました
  今夜はレイトショーで「スター・トレック BEYOND」を観てきました。J・J・エイブラムス監督の手によりリブートされた新「スター・トレック」シリーズ第3弾です。今回、J・J・エイブラムスはプロデューサーに専念し、監督は「ワイルド・スピード」のジャスティン・リンが務めています。新たな敵との遭遇でエンタープライズ号が凄いことになってしまいます。印象に残ったのは、カークたちを助ける異星人のジェイラ。見事な格闘技を見せてくれますが、世界的に評価の高いダンサーのソフィア・ブテラという女性ですが、ラストの一場面からすると、次作にも登場してくるようです。今年6月に事故で亡くなった航法士のチェコフ役のアントン・イェルチンも活躍を見せていましたが、本当に残念です。次作で彼がいない理由をどう説明するのか・・・。
 ゴールド・ダガー賞とエドガー賞を受賞したマイケル・ロボサムの「生か、死か」(早川書房)を読み始めました。4名が死亡した現金輸送車襲撃事件の共犯として逮捕され,10年の刑に服していた男が,満期出所前日に脱獄をすることから始まる物語です。あと一日待てば大手を振って刑務所から出ることができたのに、なぜ脱獄したのか。スティーヴン・キング絶賛という帯の文句だけでなく、惹きつけられるストーリーです。 
2016年10月15日(土)
「永い言い訳」と「何者」
 先日、TOHOシネマズの貯まったマイルを1ヶ月フリーパスと交換したので、せっかくタダで観ることができるのだからと、今日は西川美和監督、本木雅弘さん主演の「永い言い訳」と就職活動を通じて自分が何者かを模索する大学生を描く「何者」の2本を梯子してきました。
 「永い言い訳」は直木賞候補にもなった西川監督自身の書いた同名小説の映画化ですから、小説の世界がそのまま映画の世界に移されたといってもいいのでしょう。主人公の衣笠幸夫を演じた本木さんも、ホントうまいです。衣笠役がぴったりです。当たり前ですよね。書いた監督が選んだ衣笠役なんですから。子役二人も上手すぎます。
 「何者」は、こちらは直木賞を受賞した朝井リョウさんの同名小説の映画化です。原作を読んだときには、就職活動に翻弄される大学生を描く中で、ラストに明らかにされる事実は衝撃的で強く印象に残ったのですが、映画の予告編は一部ネタバレされてしまっていますね。
 映画館は公開からすでに1月半以上がたつのに、いまだに「君の名は。」の入場客が多いです。う~ん、これだけ評判を呼ぶとアニメだけど観たいなあ。
2016年10月13日(木)
ノーベル文学賞発表
  ノーベル文学賞が発表されました。ボブ・ディランとはねえ。候補として名前が挙がっていたんでしょうか。期待していた村上春樹さんは残念ながら今回も受賞を逸しました。ブックメーカーの最新掛け率では第2位に付けていたようですが・・・。また来年に期待しましょう。
 今夜は仕事帰りに中井貴一さん主演の「グッドモーニングショー」を観てきました。冒頭から大いに笑ってこのところ仕事で溜まっていたストレスが発散できました。この緩さはやっぱり君塚良一監督・脚本だからでしょう。中井貴一さんに時任三郎さんとくれば、ぼくらの世代には「ふぞろいの林檎たち」を思い起こさせますねえ。彼らだけではなく、お互いに歳を取りました。女子アナ役の長澤まさみさんは、NHKの大河ドラマもそうですが、おきゃんな役柄がお似合いです。
2016年10月10日(月)
大学駅伝シーズン到来
 三連休最後の日。10月になって、いよいよ大学駅伝シーズンの到来です。今日は大学三大駅伝の一つ、出雲駅伝が開催されました。応援している山梨学院大学はアンカーに留学生のニャイロ選手を配し、三大駅伝の中では一番距離の短い出雲駅伝は優勝の可能性が高かったのですが、試合前の予想どおり、青山学院大学を追いかける展開となったものの、追いつくことはできずに残念ながら第2位に終わりました。選手の皆さんは,よく頑張ったと思うのですが、青山学院の選手の頑張りがそれを上回りましたね。次は距離が長くなる全日本大学駅伝で、今日以上に苦しい戦いとなると思いますが、上位目指して力を尽くしてもらいたいです。
  三連休中に畑野智美さんの「罪のあとさき」(双葉社)と原田マハさんの「デトロイト美術館の奇跡」(新潮社)を読み終え、現在「海の見える理髪店」で直木賞を受賞した荻原浩さんの「ストロベリーライフ」(毎日新聞出版)を読書中です。このあとは図書館から借りている佐藤多佳子さんの「明るい夜に出かけて」(新潮社)と初めて読む村山早紀さんの「桜風堂ものがたり」(PHP研究所)に取り掛かる予定です。ネットで注文しておいたスティーヴン・キング「11/22/63」(文春文庫)も届いたし、ちょっと自転車操業状態です。 
2016年10月6日(木)
起死回生のシュート
 見事な山口蛍選手のシュート。今夜のサッカーワールドカップ、対イラク戦はこれに尽きます。いやぁ~思わず叫んでしまいました。香川、長友選手は出場せず、本田選手はいまひとつシュートに精度がない中で、引き分けかと思ったところでの強烈なシュートに大興奮でした。次戦のオーストラリア戦は完全アウェーでの正念場です。勝利を期待したいですね。
2016年10月3日(月)
ノーベル賞ウィーク
  今日からは毎日様々なノーベル賞が発表されるノーベル賞ウィークだそうです。皮切りの今日はノーベル医学生理学賞でしたが、東京工業大学名誉教授の大隈良典さんが受賞されました。拍手です。「オートファジー」と呼ばれる仕組みを解明したことが受賞の理由だそうですが、「オートファジー」とはいったい何のことやら。そういえば昔、電気製品で“ファジー”という言葉が流行りましたねえ。あれとは関係ないのでしょうか。
 これで日本人のノーベル賞受賞は3年連続です。日本人は世界に誇っていいんですかねえ。問題は,ノーベル文学賞です。毎年候補に挙がっている村上春樹さんが今年は受賞できるのか。イギリスのブックメーカーの予想では村上さんは一番人気だそうです。今年こそ期待したいです。
2016年10月1日(土)
10月です
 今日から10月。今年も残すところ3ヶ月となりました。ここ何日か太陽が顔を覗かせていましたが、今日は一日どんよりとした曇り空。来週も台風がやってくるため、雨模様の日が続くようで、爽やかな秋空は見ることができそうもありません。
 秋といえば、スポーツの秋。いよいよ大学駅伝の季節がやってきました。今月10日の出雲駅伝を皮切りに来年正月の箱根駅伝まで、地元チームの応援に熱が入りそうです。
 さて、今月の読書ですが、読書の秋でもあるせいか、新刊が続々刊行されます。吉田修一さんの「犯罪小説集」(角川書店)、森見登美彦さんの「夜行」(小学館)は購入して読みたい作品です。それから今月から来月にかけて刊行される京極夏彦さんの「虚実妖怪百物語」(角川書店)の3部作は気になります。HPの本の紹介によると、「魔神・加藤保憲らしき男も現れ・・・」とあります。“加藤保憲”といえば昔読んだ荒俣宏さんの「帝都物語」に登場していましたよね。映画化された際に加藤保徳を演じた嶋田久作さんのキャラは強烈な印象を残しました。京極夏彦さんの作品が荒俣宏さんの作品とどう関係があるのか、気になります。
 海外作品ではスティーヴン・キングの「11/22/63」(文春文庫)がようやく文庫化されます。ようやくといっても、通常の文庫化どおり3年後の文庫化で決して遅くはないのですが、待ち望んでいました。タイムトラベルもので、ケネディ暗殺を防ぐために過去のタイムトラベルするという、それだけで読みたいと思ってしまう作品です。ハードカバーは厚くて値段も高くて購入できませんでしたが、この文庫は絶対購入です。もう一冊はピエール・ルメートルの新作「傷だらけのカミーユ」(文春文庫)です。積ん読ままの前作の「死のドレスを花婿に」を読まなくては!
 今月は観たい映画が盛り沢山です。7日から公開されるマット・デイモン主演の「ジェイソン・ボーン」から始まって、洋画は、「スター・トレックBEYOND」、トム・ハンクス主演の「インフェルノ」、レニー・ゼルウィガー主演のシリーズ第3弾の「ブリジット・ジョーンズの日記 ダメな私の最後のモテ期」、ミニシアター系の「ザ・ギフト」、邦画は、中井貴一さん主演の「グッドモーニングショー」、西川美和監督の「永い言い訳」、朝井リョウさん原作の「何者」、闇金ウシジマくんシリーズ最終章「闇金ウシジマくん ザ・ファイナル」、シリーズ続編「デスノート Light up the New world」と、休日の計画が大変です。