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身辺雑記(2016年7月)

2016年7月31日(日)
キャラメルボックスとシン・ゴジラ
 昨日は池袋のサンシャイン劇場へキャラメルボックスの「彼は波の音がする」と「彼女は雨の音がする」を観に行ってきました。 
  今回の作品は、脚本の成井豊さんが高校生の頃観たウォーレン・ベイティとジュリー・クリスティ共演の映画「天国から来たチャンピオン」へのオマージュ作品です。「天国から来たチャンピオン」は、アカデミー賞にもノミネートされ(受賞は逃しましたが)、ゴールデン・グローブ賞を受賞した作品で、僕自身も大学生の頃観て、すっかり魅了されてしまい、何度も観に行った大好きな作品です。今でも僕のマイ・ベスト10に入ります。今回の公演の話を聞いたときに、これは観に行かなくてはと、思い切って2作品のチケットを購入してしまいました。
 映画ではアメリカン・フットボールのクォーターバックが、本当はまだ寿命がありながら、天使のミスで死ぬことになってしまい、違う人の体に入って別の人生を生き直すというストーリーでしたが、今回の作品では「彼は~」は死ぬことになってしまった役者である男性の視点から、「彼女は~」は死んだ役者が入ることになった身体の持ち主(?)である大企業の経営者の自伝のゴーストライターを勤める女性の視点から一つの話が語られる作品となっています。これから観る人へのアドバイスとしては、2作品を観る場合には「彼は~」から観るのがオススメです。「彼は~」では福澤朗さん演じる天使が登場し、主人公と話をするのですが、「彼女は~」には福澤朗さん演じる天使は登場せず(姿が見えない設定です)、そのため「彼女は~」では天使が話している部分が“間”になっています。「彼は~」を観ていると、ここでは天使がこんなこと言っているんだなあと思いながら観ることができますが、観ていないとちょっと戸惑うかもしれません。
 畑中智行さんと実川貴美子さんが熱演です。福澤朗さんはアナウンサーだから声は通るだろうけど演技はどうかなあと思っていたのですが、元々福澤さんは演劇集団円の養成所にいたそうですね。どおりで、日本テレビのアナウンサーだったときも芝居っけがあったはずです。もうひとりのゲスト、武田航平さんもなかなか爽やかな感じのいい男です。男性から見ても好感度高いので、これは女性はほっとかないなあ。
 映画では、再度別の身体に入って天使により記憶を消された主人公のある言葉から、女性がその身体の中には自分が好きになった主人公が入ったんだということに気づくのですが、今回の作品では、その言葉が「タマゴの殻を割らなければ、目玉焼きは食べられない」。これは気づきますよね。
 2作品を見終わって、頭の中では映画のソプラノサックスが奏でるテーマ曲が流れていました。家に帰ってさっそく、DVDで映画のラストシーンを観て温かな気持ちで就寝です。
 今日は「シン・ゴジラ」を観てきました。フルCGのゴジラでしたが、進化する前のゴジラが安っぽいぬいぐるみみたいですし、都会のミニチュアも昔の怪獣映画のように、これまた安っぽいです。映画の主体は、ゴジラ上陸に対応する政府の姿を描くことにあったようです。懐かしのゴジラ映画のテーマ曲や自衛隊が出動するときの音楽が鳴ったのは嬉しかったです。やはり、ゴジラ映画には伊福部昭さんの音楽は欠かせません。一緒に行った息子の話では、総監督の庵野秀明さんの「エヴァンゲリオン」の音楽も使用されていたそうです。大勢の俳優さんがちょい役で出演していました。キャラメルボックスの大内厚雄さんも出演者に名を連ねていましたが、どこに出ていたのでしょうか。 
2016年7月29日(金)
明日はキャラメルボックス
 明日はキャラメルボックスの公演「彼は波の音がする」と「彼女は雨の音がする」を観に東京に行ってきます。脚本の成井豊さんが大学生の頃に観た映画「天国から来たチャンピオン」がこの作品の元のアイデアだそうですが、「彼は~」が男の視点で、「彼女は~」が女の視点で一つの物語が描かれるそうです。「天国から来たチャンピオン」は僕自身も大学生の頃に何度も観た大好きな映画です。ウォーレン・ベイティとジュリー・クリスティ共演のハートウォーミングな映画でした。舞台もこの映画と同じに、天使のミスで寿命より早く死ぬこととなってしまった男が、もう一度他人の体を借りて新しい人生を生きるというストーリーのようです。これは観ないわけには行きません。天使役をフリーアナウンサーの福澤朗さんが演じるというのも話題ですね。
 ピアニストの中村紘子さんが亡くなりました。本県出身ということだけではなく、ご主人が作家の庄司薫さんということもあって、CDを買ったりもしました。ご冥福をお祈りします。
2016年7月26日(火)
ポケモン騒動
 先週金曜日に「ポケモン・GO」が配信されてから、世間はこの話題でいっぱいです。一番はやっぱり事故ですよね。心配していたとおり、車や自転車に乗ったまま「ポケモン・GO」をしていて、追突事故を起こしたり人にぶつかったりという事故が起こっています。今日帰宅する際、車が急にノロノロ運転になったと思ったら、突然止まりました。横を通り過ぎるときに運転手を見ると、なんと「ポケモン・GO」に夢中です。ノロノロ運転しながらポケモン探しをし、発見したので急ブレーキを踏んで捕獲に取り掛かったようです。危ないですよねえ。これではいつ事故が起きても不思議ではありません。任天堂はゲームをする際注意喚起をしているので、それでいいと思っているようですが、日本ではともかく、訴訟社会のアメリカのことですから、いつか事故が起こったときに任天堂の責任を問うケースが出てくるのではないでしょうか。まだまだ騒動は続きそうです。
2016年7月22日(金)
「ポケモン・GO」配信
 このところ巷で大きな話題となっていたスマホゲームの「ポケモン・GO」が今日いよいよ日本での配信が始まりました。ゲームというと家の中でやるものという今までの常識とは異なり、外へ出て歩くというのはいいですが、ただ困るのは先に配信されたアメリカでも問題となった“歩きスマホ”による事故や私有地への不法侵入、更には本来ゲームをする場所ではないところ、例えば戦没者が眠るアーリントン墓地やアウシュヴィッツの大量虐殺者を慰霊するホロコースト博物館にまでポケモンを捕まえるために走り回る人がいるという状況です。日本だって原爆ドームで展示に見向きもせずにポケモン捕獲のために走り回る人がいたら問題ですよね。さてさて、この大騒動、どういうことになることやら・・・。
2016年7月19日(火)
第155回芥川賞・直木賞発表
 第155回芥川賞・直木賞の受賞作の発表がありました。直木賞は荻原浩さんの「海の見える理髪店」(集英社)が受賞。個人的には原田マハさんの「暗闇のゲルニカ」(新潮社)がいち押しだったのですが、予想が外れました。とはいえ、「海の見える理髪店」も今年読んだ中ではオススメですし、荻原さんも5回目のノミネートですから時期が来たということでしょうか。米澤穂信さんの「真実の10メートル手前」(東京創元社)は、前作の「王とサーカス」がインパクトが強かったので、今回の短編集は不利だったかも。この短編集で受賞するくらいなら「王とサーカス」で受賞すべきだったでしょうから。原田マハさんには次作に期待です。
2016年7月18日(月)
三連休終了
 三連休も今日で終わり。今日は暑かったですねえ。こちらは午後3時現在で35.7度と猛暑日を記録。日中、買物に出かけましたが、炎天下に駐車した車は、買い物から戻ってくると蒸し風呂状態。軽く40度を超えていたという感じの暑さでした。今夜が寝苦しくないかが心配です。
 借りていた図書館の本をせっせと読んで、とりあえず三冊を返却。代わりに予約していた小林由香さんの第33回小説推理新人賞受賞作「ジャッジメント」(双葉社)と佐藤青南さんの「市立ノアの箱舟」(祥伝社)を借りてきました。まずは、今週末に返却期限の来る朝井リョウさんの「ままならないから私とあなた」(文藝春秋)と第23回松本清張賞受賞作の蜂須賀敬明さんの「待ってよ」(文藝春秋)を読み切らないと。
2016年7月17日(日)
windows10へアップグレード
 今月28日の無償アップグレード期限を前にして、ようやくWindows10にアップグレードしました。先頃、こちらの意思とは関係なく勝手にアップグレードされてしまい、プリンターが使用できなくなったため、再び8.1にダウングレード。でも、いろいろサイトを見ていたら、僕の古いプリンターでもWindows10で動くことがわかったので、再度アップグレードに挑戦しました。プリンターはWi-Fi接続は諦めて、USB接続にすれば印刷、スキャナーとも使用可です。しかし、エプソンがかなり古いプリンターでもWindows10対応のドライバーを配布しているのに、僕の使用しているキャノンはMP980はドライバーの配布がないということで、メーカーの対応の違いが大きいですよね。キャノンは、これを契機にプリンターを買い換えさせようと思っているのでしょうか。MP980はなかなかすぐれたプリンターなので、もったいないです。今回はどうにか8.1対応のドライバーでもUSB接続で動いたのでよかったですが、キャノンがこんな対応なら次に買い換える際は、エプソン製にしようかと考えてしまいます。
 肝心のWindows10の使い勝手はこれからです。
2016年7月16日(土)
三連休の始まり
  月曜日が海の日で祝日なので、今日から三連休です。といっても、どこかに旅行に行く予定もなく、観たい映画もないので、読書をするくらいです。図書館から借りている本が期限が迫っており、あと1週間で五冊を読み終わらなければなりません。自転車操業状態です。そのため、このところ購入した真保裕一さんの「遊園地に行こう!」、宮部みゆきさんの「希望荘」、近藤史恵さんの「スティグマータ」、池井戸潤さんの「陸王」、道尾秀介さんの「スタフ」にまったく手がつきません。止めればいいのに、借りたい本があると、つい予約をしてしまい、あとが大変になるという悪循環です。図書館からは、予約した本の順番が来たという連絡が今日また入りましたので、またまた大変厳しいことになりそうです。
2016年7月10日(日)
「新・幕末純情伝」
  昨日、紀伊國屋ホールで観た「新・幕末純情伝」の感想です。つかこうへいさんの「新・幕末純情伝」を観るのは今回で5回目になります。今回、実は女であったという設定の沖田荘司を演じるのは元SKEの松井玲奈さん。今まで観た沖田荘司を演じた女優さんは平栗あつみさん、鈴木杏さん、桐谷美玲さん、河北麻友子さん、そして今回の松井玲奈さんですが、初代の平栗あつみさん、名演技と言われた鈴木杏さんは特別として、松井玲奈さんは意外に頑張っていたと思います。前回観た河北麻友子さんはセリフが聞き取りづらかったのですが、松井さんはマイクを付けていたとはいえ、セリフは歯切れがよかったです。ラストのいいところで噛んでしまったのは残念でしたけど。彼女のファンクラブがチケットの先行販売があったため、元々のつかファンとしてはいい席は取れなかったし、元SKEというだけで選ばれたのだろうと、まったく期待していなかったのですが、見直しました。一方、相手役となる坂本竜馬を演じるのはお笑いコンビ「NON STYLE」の石田明さん。どうしてお笑い芸人に重要な坂本竜馬を演じさせるんだと演出の岡村俊一さんをなじったのですが、ここ2度竜馬を演じる神尾佑さんには負けますが、これがまた十分観るに耐える演技でした。石田さん、実はお笑いだけでなく、舞台に出たりしているそうです。
 アドリブも一杯で(石田純一さんのことも出ましたからねえ。)、場内からは笑いが何度も起きましたが、でも、やっぱり「新・幕末純情伝」は泣かせます。将来教師になりたかった二宮を荘司が切るシーンは何回観ても泣いてしまいます。昨年末に「熱海殺人事件」を観て、今回「新・幕末純情伝」ですから、次は「飛龍伝」を観たいです。
 今日は、参議院選挙です。さて、自民党が勝利して選挙戦ではまったく口にしなかった憲法改正論議を持ち出すか、それとも共産党も加わって野党統一候補を出した戦略が功を奏するか。日本の未来はどうなるのでしょう。 
2016年7月9日(土)
今日は東京へ観劇に
 今日は東京へ、つかこうへい七回忌特別公演「新・幕末純情伝」を観に行ってきました。今回主役の沖田荘司には元SKE48の松井玲奈さん、坂本竜馬役にはお笑いコンビ“ノン・スタイル”の石田明さんという予想もできなかった二人が演じました。正直のところ、松井玲奈さんは元SKEというだけで選ばれたのだろうなあと期待もしませんでしたし、石田さんの方は配役を知ったときには「えー!ガッカリ」という思いが強かったのですが、これが意外に大健闘。詳細はまた明日にでも語ります。
 観劇のほかは、映画を2本観てきました。シャーリーズ・セロン主演の「ゴーン・ガール」と同じ原作者の作品である「ダーク・プレイス」と20年ぶりの続編となるローランド・エメリッヒ監督の「インデペンデンス・デイ リサージェンス」。 
 「インデペンデンス・デイ リサージェンス」は初めてのIMAXデビューでしたが、3Dメガネ代も入れて高い入場料を払った割には期待していたほどではありませんでした。まあ、確かに画面は大きいし、音も凄かったですけど。息子に言わせると、豊島園のIMAXは本当に凄いと言うのですけどねえ・・・。感想はまた後日に。
2016年7月5日(火)
今年初のあの虫が
  妻が夜になって窓のシャッターを閉めようとしたら、突然外から虫が飛んできて、部屋の中のコーヒーの木にとまりました。何だろうと思って近づいて目をこらして見ると、茶色い脂ぎった姿が!「ゴキブリだぁ~」の声に家族は悲鳴を上げて逃げ出しました。急いで納戸からゴキブリジェットを持ってきてゴキブリ目がけてシューと発射。ところがゴキブリの逃げ足の速さは予想以上。コーヒーの木から落ちて、本棚の下へ。隙間から再び本棚の下に発射すると、姿を現し今度はソファーの下へ逃走。しかし、次第に薬が効いてきたのか動きが遅くなって、ついにお腹を上にして絶命しました。いやぁ~久しぶりにゴキブリに立ち向かいました。ゴキブリが飛ぶのを見たのも久しぶりです。
 図書館から借りている本をせっせと読書中です。先日、下村敦史さんの「難民調査官」を読み終えて、今夜は伊井直行さんのお仕事小説とも言うべき「尻尾と心臓」を読了。次は浅田次郎さんの「帰郷」に取り掛かります。
2016年7月3日(日)
エアコン始動
 今日は暑かったですねえ。こちらは最高気温36.8度という猛暑日でした。この夏初めてのエアコン始動です。梅雨はどこへ行ったのでしょう。
 今朝は朝早くから起きてサッカー欧州選手権のドイツ対イタリア戦を観ました。いやぁ~おもしろかったです。これぞサッカー。PK戦での緊迫感は凄かったです。どちらのチームもキーパーが世界ナンバー1を争う名選手。そのせいか、蹴る選手がプレッシャーを感じてミスキックをしてしまいます。負けはしましたが、イタリアのキーパーのブッフォンはドイツ選手の蹴る方向をほとんど見抜いていました。もう少し若い頃なら、シュートを止めることができたかもしれません。日本代表には申し訳ないですが、レベルの違いが歴然ですね。
2016年7月1日(金)
今日から7月です
  今日から7月です。今年もあっという間に半分が過ぎてしまいましたね。毎回言っていますが、時の過ぎるのは早いです。梅雨の合間の晴れ空で気温も30度を超え、もうすっかり夏です。今年は暑い夏になりそうで、今から気が重いです。
 このところ、図書館に予約しておいた本が順調に順番が来て、読むのが大変です。ほとんど自転車操業状態で読書をしています。現在手元に7冊あるのに、今日もまた順番が来たという連絡がありました。葉真中顕さんの「ブラック・ドック」(講談社)、中村文則さんの「私の消滅」(文藝春秋)、浅田次郎さんの「帰郷」(集英社)、小路幸也さんの「ストレンジャー・イン・パラダイス」(中央公論新社)の4冊。もう限界です。
 今月の読書は、池井戸潤さんの「陸王」(集英社)、道尾秀介さんの「スタフ」(文芸春秋)、辻村深月さんの「東京會舘と私」(毎日新聞出版)をはじめ、今野敏さんの隠蔽捜査シリーズの「去就」と盛り沢山です。その前に図書館の本をどうにかしなくてはいけませんけど。先月購入した宮部みゆきさんの「希望荘」、近藤史恵さんの「スティグマータ」、真保裕一さんの「遊園地に行こう!」も積ん読ままです。
 今月は観劇は3本。まずは、つかこうへいさんの「幕末純情伝」。今回、沖田荘司を演じるのは元SKE48の松井玲奈さん。う~ん・・・SKEかぁというところは残念ですが、ストーリーが好きなので我慢です。彼女のファンが多いのか、休日のチケットを取るのが大変でした。後半はキャラメルボックスを2本立てで観に行ってきます。「彼は波の音がする」と「彼女は雨の音がする」の2本。同じストーリーを男性主人公の視線と女性主人公の視線で描いているそうです。元々のストーリーは脚本の成井豊さんの好きな映画「天国から来たチャンピオン」のようですが、僕も大好きな作品なので、楽しみです。
 映画は、何をおいても「インデペンデンス・デイ リサージェンス」です。20年ぶりの続編です。うまく時間があれば観劇に行ったついでに東京の映画館の大画面で観てみたいものです。そして、7月後半は、久しぶりの日本のゴジラ映画、庵野秀明監督の「シン・ゴジラ」です。まあ、残念ながらゴジラは着ぐるみではなくフルCGのようですが。