身辺雑記トップへ

身辺雑記(2016年4月)

2016年4月28日(木)
いよいよゴールデンウィーク
 いよいよ明日からゴールデン・ウィークです。職場の中で調整して5月2日と6日を交代で休むことにしました。僕は6日を休むことにしたので、三連休のあと1日出勤、その後6連休になります。これといって何をする予定もないのですが、前半の3連休の中で、妻や娘の希望で森林浴にドライブでもしようかなと思っています。
2016年4月22日(金)
「レヴェナント」観てきました
  今宵は今日から公開の今年のアカデミー賞監督賞受賞作で、そして主演のレオナルド・ディカプリオが念願の主演男優賞を獲得した「レヴェナント」を観てきました。やっぱり主演男優賞を獲得しただけあって、ディカプリオの演技が見ものです。簡単に言ってしまえば、子どもを殺された男の復讐劇ですが、復讐をするところよりは、死の間際から復活してからも何度も訪れる死の危機を乗り越える場面が凄いです。地元のシネコンは、レイトショーにはあまり人が入らないのに、今夜は珍しく人が入っていました。ディカプリオ人気でしょうか。
 珍しくレイトショーに人が入っていることにびっくりしましたが、それ以上に驚いたのは、見終わってロビーに出てきたら、12時近かったのに若い人でいっぱいだったこと。なんと12時からのアニメの「劇場版遊戯王」の上映を待つ人たちだったようです。アニメ人気に圧倒されます。
 アントン・フークワ監督が「荒野の七人」をリメイクした「ザ・マグニフィセント・セブン(原題)」の予告編が公開されています。クリス・プラット、デンゼル・ワシントン、イーサン・ホークらが出演。今は亡き友人に誘われて、中学生の頃リバイバルで見たユル・ブリンナー主演のオリジナル「荒野の七人」は未だに僕の中で忘れられない作品になっています。確かオリジナルも原題は「ザ・マグニフィセント・セブン」たったはず。オリジナルでナイフ使いの名人・ブリット役のジェームズ・コバーンが大好きだった友人はリメイク版を観たらどう感じたのだろう。
2016年4月19日(火)
春の味覚
  今夜は先日、義弟が実家の山で採れたタケノコを持ってきてくれたので、タケノコご飯にしました。それに加えて、日曜日にドライブに行った先で買ったワラビと菜の花を使って、ワラビの卵とじに、菜の花のマヨネーズ和えと春の味覚満載の夕ご飯となりました。土から掘ったばかりの新鮮なタケノコを使ったタケノコご飯は最高です。ワラビも菜の花の春の味覚も何とも言えないおいしさです。
  ご飯がおいしくなって気になるのはお腹のでっぱり。毎年、この時期が来ると気になるのはウエスト周り。春になり、着ているものも薄くなってくる季節です。今までは上着で隠れていたお腹が目立ってきます。冬の暴飲暴食で増えた体重を減らさなくてはなりません。今年は例年になく体重増加が著しいです。このままでは昨年購入した夏用のスラックスが入らないかもしれません。そうなったら家計に影響が及ぶし、妻から厳しい言葉が投げかけられそうです。目標は月1キロ減で!!
2016年4月17日(日)
熊本地震
  熊本で起こった地震は当初は震度の割に大きな被害がないという印象でしたが、その後の更に強い地震が続く中で、至る所に大きな被害が発生しています。深夜に発生した本震で大学に入ったばかりの学生がアパートの倒壊で亡くなったのはあまりに悲しすぎます。娘の同級生の熊本の実家では義姉が出産予定日となっており、病院の受け入れ体制が整えられなくて、大変な状況だそうです。地元新聞にも、地元サッカーチームのGKの奥さんが出産でたまたま実家の益城町に帰省しているときに地震に遭い、今は3月に産まれた赤ちゃんと車の中で寝ているという記事が出ていました。早いライフラインの回復に行政は力を注いでもらいたいです。 
2016年4月15日(金)
アカデミー賞作品賞
 仕事帰りに映画館に寄って、今年のアカデミー賞作品賞脚本賞をW受賞した「スポットライト 世紀のスクーブ」を観てきました。キリスト教会における神父たちによる児童虐待を追及した新聞・ボストン・グローブの記者たちを描く作品です。教会といえばアメリカ社会の中では大きな権力を持っている団体です。そもそも神に仕える者が子どもたちに性的虐待を加えているなどと誰が信じることでしょう。ボストン・グローブの記者たちは、圧力に屈せず、真実を掘り起こしていきます。チームのボスを演じるマイケル・キートンの落ち着いた雰囲気もよかったですし、レイチェル・マクアダムスの知的な美貌も素敵でしたねえ。いわゆる社会派ドラマで眠くなるかと心配しましたが、2時間8分の上映時間、スクリーンに釘付けでした。
  昨夜熊本を中心に起きた地震は、今日被害地の状況を見ると、一階部分が壊れた住宅が多く見られました。亡くなった人は1階にいた人が多く、僕自身も1階で寝ているため、人ごとではありません。富士山の麓で、東海地震もいつかは起きると言われていますし、身の安全の備えを常日頃からしておかなくてはと改めて思います。
2016年4月13日(水)
本屋大賞発表
 2016年の「本屋大賞」が昨日発表されました。大賞に選ばれたのは、宮下奈都さんの「羊と鋼の森」(文藝春秋)。2位以下は、住野よるさんの「君の膵臓をたべたい」、中脇初枝さんの「世界の果てのこどもたち」、西川美和さんの「永い言い訳」、辻村深月さんの「朝が来る」、米澤穂信さんの「王とサーカス」、深緑野分さんの「戦場のコックたち」、東山彰良さんの「流」、中村文則さんの「教団X」、又吉直樹さんの「火花」の順でした。
 ランクイン作品を見ると、大賞の「羊と鋼の森」、「永い言い訳」、「戦場のコックたち」は今年1月に発表があった第154回直木賞の候補作でしたし、「流」は直木賞、「火花」は芥川賞受賞作、「王とサーカス」は昨年の「このミス」等ミステリベスト10で第1位を獲得した作品、辻村深月さんは直木賞作家、中村文則さんは芥川賞作家といった具合に、もうみんな有名ですし、売れてもいます。新人の住野さんの作品でも、すでに何十万部も売れている作品です。この中でそれほど売れていないのは、失礼ながら中脇さんくらいではないでしょうか。もちろん、どの作品も読み甲斐のある面白い作品だということは否定しません。でも。今更、店員さんがこれを売りたいということもないでしょうにと思ってしまいます。本屋大賞の意義は、始まった頃とはだいぶ違ってきてしまったようです。単なる投票者が本屋の店員さんに限った人気投票に過ぎなくなってしまいました。売れていないけど、実はこの本は面白いんだよと教えてもらうことを期待していたのに。これでは賞の存在意義はないとしか言えません。
2016年4月10日(日)
来週から若冲展
  今朝のNHKEテレ「日曜美術館」で今年生誕300年を迎えた若冲の特集を放映していました。今月22日からは東京都美術館で「若冲展」が開催されます。最大の目玉は、「釈迦三尊像」三幅と、「動植綵絵」30幅の展示です。開催期間が5月24日までのわずか1月ほどなので、相当の混雑を覚悟する必要がありそうです。GW期間中はとても観に行くことはできないし、有給休暇を取って平日に見に行くしかないかなあ。
 今日は何をする予定もなかったので、少し遅れてしまったけど、鉢が小さくなった檸檬の木とオリーブの木を植え替えました。檸檬の木は昨年摘果を躊躇して、小さい木にもかかわらず6つも実を残してしまったので、木が弱ってしまったのか、暖かくなってきたのにまだ新しい芽が出てきません。もう一つの昨年実がひとつしか実らなかった方は、勢いよく芽吹いています。さて、今年はいくつの実を収穫することができるのか、そして、オリーブの木に実はなるのか、今年の大きな楽しみです。
 原田マハさんの「暗幕のゲルニカ」(新潮社)を読み始めました。ピカソがスペイン内戦の際フランコを支援するドイツによって空爆された都市・ゲルニカを題材に描いた「ゲルニカ」という絵を巡っての物語です。
2016年4月8日(金)
「ルーム」観てきました
 今日は会社帰りに今年のアカデミー賞でブリー・ラーソンが主演女優賞を獲得した「ルーム」を観てきました。17歳で誘拐されて納屋に監禁されたまま7年間を過ごし、誘拐犯の子どもを産んだ女性とその子どもを描いた作品です。観るまでは、監禁された納屋での生活からラスト脱出に成功するまでを描く作品かと思いましたが、脱出に成功するのは前半の1時間を過ぎたとき。実は物語はここから女性と息子とが前を向いて歩いて行くまでになる辛い過程を描いていきます。息子のジャックが入院した母親にある“もの”を届けたいとばあばに言うシーンは胸にジ~ンときます。でも、アカデミー賞受賞作品の公開初日にもかかわらず、観客は10人に満たず、このままでは早々打ち切りになりそうです。
 新しい仲間を迎えての歓迎会が多かったのでしょうか。いつもは9時を過ぎれば歩く人もまばらになってしまう駅前が、今夜は集団で歩く人たち、それもまだ新しそうなスーツを着た若い人たちでいっぱいでした。明日は信玄公祭りで夜は武田24将の武者行列もあるので、今夜のうちからやってくる観光客も多かったようです。久しぶりの町中の賑わいです。
 万城目学さんの「バベル九朔」(角川書店)読了。相変わらずの摩訶不思議な万城目ワールドです。
2016年4月6日(水)
オリンピック代表決定戦
  今週はリオオリンピックの水泳の日本代表を決める代表決定戦が行われています。この大会での一発勝負で、更には標準記録を超えないと代表に選ばれないという厳しい戦いです。でも、マラソンや柔道のように代表を決めるたびに騒ぎになるのとは違って、非常に選考基準がはっきりしていていいですね。今夜は女子100メートル平泳ぎで、ロンドンオリンピック200メートルと100メートル平泳ぎで銀メダルと銅メダルを獲得した地元・山梨学院大学出身の鈴木聡美さんが標準記録を突破してリオオリンピックの代表に選出されました。オリンピック後調子が上がらず、更に若手の台頭でこれまで苦しんできましたが、見事代表を射止めたことに大きな拍手を送りたいです。
 HPを訪れていただいているひろみんさんから誉田哲也さんの姫川玲子シリーズの刊行情報を教えていただきました。「硝子の太陽N ノワール」(中央公論社)です。ジウと姫川玲子シリーズとのコラボのようです。Amazonでは5月9日、hontでは5月13日発売になっています。「硝子の太陽R ルージュ』(光文社)も同時刊行と商品の説明には書いてありましたが、そちらはまだ予約にはなっていないようです。これは楽しみです。  
2016年4月3日(日)
義父の三回忌
 今日は義父の三回忌で朝から菩提寺に。我が家と妻の家は同じ仏教でも宗派が違っているので、本尊も違っているし、お経も異なります。我が家の宗派のお経は割とリズム感があって、寝不足の時はお坊さんの奏でるその心地よいリズムに、ついつい眠気が襲ってくるのですが、今日のお経は何だか唸っているだけのように聞こえてリズム感がまったくありませんでした。これって、宗派だけでなく、お坊さんのお経の唱え方にもよるのでしょうかねえ。まあ、自分の家の宗派はずっとAだと思っていたのに、父親が死んで初めてBだったことを知った僕が宗教についていろいろ言えませんけど。
 桜は満開になり、川辺の桜並木でも花見をしている人が大勢いました。明日は雨模様の天気のようなので、花見も今日までですね。先週は入社式、今週は学校も入学式を迎え、いよいよ世間全体が新しい年度で回り始めます。
 図書館から借りていた白岩玄さんの「ヒーロー」(河出書房新社)、小路幸也さんの「恭一郎と七人の叔母」(徳間書店)、伊吹有吾さんの「今はちょっと、ついていないだけ」(光文社)をこの週末で一気に読み終え、今夜からは伊坂幸太郎さんの「サブマリン」(講談社)に取り掛かります。「チルドレン」の続編です。
2016年4月1日(金)
新年度最初の日です
  新年度最初の日です。街は入社式を迎えたいかにも新入社員というスーツをまとった若者でいっぱいです。我が社でも入社式があり、初々しい社員(中にはおっさんくさい者もいましたが)を迎えました。彼らを見ていると、つい自分の若かった時を思い出してしまいました。過去を振り返るのも歳を取った証拠ですね。
 今日は映画の日。入場料が1100円なので、仕事帰りに多部未華子さん主演の「あやしい彼女」を観てきました。2014年に公開された韓国映画「怪しい彼女」のリメイクです。オリジナルの韓国版は公開時に東京に行った際に観ましたが、ストーリーはほぼ同じ。オリジナルでは主人公には息子がいたのですが、日本版では娘という点だけが異なっています。73歳のおばあさんが20歳に戻って、スタイルのいい足の長い女優さんだったら映画が嘘くさくなりますが、多部未華子さんが主人公というところがぴったりの配役です。多部未華子さんのコメディアンヌぶりは見ものですし、歌もなかなかのものです。オリジナルもおもしろかったですが、日本版も負けていません。オススメです。
 今月の読書は、まずは毎年4月に発売される小路幸也さんの“東京バンドワゴン”の新作「ザ・ロング・アンド・ワインディング・ロード」(集英社)です。毎月何冊も出される多作の小路作品を、このところ全部追いかけることができなくなりましたが、それでも、“東京バンドワゴン”だけは読まないわけにはいきません。あとは三崎亜記さんの「ニセモノの妻」(新潮社)でしょうか。そのほかでは、ギャビン・ライアルの「深夜プラス1」(ハヤカワ文庫)とロス・マクドナルドのリュウ・アーチャーシリーズの1作「象牙色の嘲笑」(ハヤカワ文庫)の新訳版が出るそうなので、久しぶりに再読しようかなと考えています。
 今月の映画は、アカデミー賞主演女優賞を獲得した「ルーム」、作品賞、脚本賞を獲得した「スポットライト 世紀のスクープ」、監督賞、主演男優賞を獲得した「レヴェナント 蘇えりし者」と、アカデミー関連の作品が続々上映されます。更にクロエ・グレース・モレッツの「フィフス・ウェイブ」と日本映画では「アイアムアヒーロー」も観に行きたいと思っています。