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身辺雑記(2015年5月)

2015年5月31日(日)
地震に噴火と・・・
  昨夜の大きな地震に先日の口永良部島の噴火、箱根山の活動活発化と日本全国であまり楽しくない事態が頻発しています。今日のテレビ番組の中でも火山学者がいつかは大きな噴火もあるという話をしていましたし、心配ですねえ(とはいえ、昨夜の地震の際は、家族で食事に行って久しぶりにビール等のお酒を飲んでしまって家に帰ったところだったので、酔っていたのか揺れていたのかがよく分かりませんでした(笑))。
 図書館に予約していた本がいっきに5冊順番が来たとの連絡がありました。2週間の貸出期間に5冊を読み切るのはかなり厳しいです。まずは、中村文則さんが書いたミステリ作品「あなたが消えた夜に」(毎日新聞出版)を読み始めます。
2015年5月27日(水)
訪問者数50万人突破に感謝
 訪問者数のカウントが50万人を超えました。自分が訪問している書評に関するサイトがいつの間にか閉鎖されているのを見て、もう僕もやめようかなあと思ったこともありましたが、訪問者の皆さんのおかげで、どうにかここまで頑張ることができました。これからも無理せず少しずつ更新をしていきますので、どうぞよろしくお願いします。
 自宅の裏の田圃に水が入りました。いよいよ田植えの季節になってきました。水が入ったとたん、カエルがさっそく大合唱を始めました。いったい昨日までどこに隠れていたのでしょう?
 昨日は東京出張の帰りに「鳥獣戯画展」の後期展示を観に行こうと思ったのですが、相変わらずの混雑で、甲巻を観るまでに3時間という待ち時間に、これは駄目だと断念しました。来週土曜日にまた東京へ行く予定があるのですが、閉会2日前ですから、大混雑になりそうで、列に並ぶ気力はもうありません。まあ、前期の展示を観たことで良しとしましょうか。
2015年5月24日(日)
予告編がネタバレ
 昨日、乾くるみさん原作の映画「イニシエーション・ラブ」を観に行ってきたのですが、これはひどい。何がって、予告編がすでにネタバレになっています。「最後の5分、すべてが覆る」というキャッチ・コピーどおり、最後の5分でこのストーリーのネタバレがされるのですが、それより何より、予告編を見た人なら映画が始まってすぐの合コンの場面で「あれ?おかしい」と思ってしまったのではないでしょうか。その後の大きなストーリーの転換の場面でこの映画の構成をすべてを理解してしまうと思います。堤監督、あの予告編はないですよねえ。
 内容の感想はといえば、前田さんファンには申し訳ないですが、学芸会の延長のような演技を観ただけで、もう勘弁して欲しいと思ってしまいました。僕らの年代にとっては、時代背景が80年代ということで、当時のヒット曲やアイテムが登場して懐かしさを感じさせてくれたのが唯一よかったところです。当時テレビで放映していた「男女7人秋物語」のことが映画の中で話題になりますが、これに出演していた片岡鶴太郎さんと手塚理美さんがちょい役で顔を出しているのも、当時を知っている僕らにとっては楽しいところです。
 東野圭吾さんの「ラプラスの魔女」(角川書店)読了。ノン・シリーズ作品ですが、どちらかというとガリレオ系の作品です。帯に「東野圭吾が小説の常識をくつがえして挑んだ、空想科学ミステリ」とありましたが、くつがえされた“小説の常識”が何かは読了後もわかりません。
2015年5月19日(火)
真梨幸子「5人のジュンコ」読了
 真梨幸子さんの「5人のジュンコ」読了。イヤミス感100%で、登場人物みんなが嫌な人物でした。誰一人として共感できる人がいません。でも、殺人を犯すことはないにしても、この作品に登場する人物の中には自分に似た人もいるのではないかという気がします。次は第28回山本周五郎賞にノミネートされた(受賞は逃しましたが)早見和真さんの「イノセント・デイズ」を読み始めます。
  先日オリーブの木に花が咲きましたが、今日コーヒーの木に水をやっている時にコーヒーの木に花芽があるのに気づきました。今年は久しぶりに植え替えをしたのがよかったみたいです。大事に育てて、久しぶりに白い花を見たいなあ。
2015年5月17日(日)
オリーブの花が咲きました
 先日購入したオリーブの木に花が咲きました。買った時に蕾みたいなものがあるなあと思っていたのですが、付いていた説明書きに実がなるのは4、5年先とあったので、まさか花とは。小さな白い花が咲いています。オリーブは1本の木だけでは実が付かないそうなので、花だけで終わるでしょうが、これから先が期待が持てます。
 相変わらず、「鳥獣戯画展」の人出はすごいですね。前期展示の最終日で日曜日ということもあって、11時40分現在では、入場まで約200分待ち、会場内の甲巻観覧まで約150分待ち、合計で甲巻を観るためには350分待ちという考えただけで嫌になる待ち時間になったようです。日傘を貸してくれるとはいえ、この暑さの中に200分も待つのですから、もう拷問ですよね。火曜日からの後期展示も混雑は変わらないでしょうから、観に行くのを躊躇してしまいます。
 真梨幸子さんの「引っ越し」がおもしろかったので、真梨さんの「5人のジュンコ」を読み始めたのですが、イヤミスの旗手らしいストーリー展開で、読み始めたばかりなのに、読むのが嫌になってきました。
2015年5月16日(土)
相変わらずすごいことに
 「鳥獣戯画展」、すごいことになっているようですね。昨日で入場者10万人を超えたようですが、今日は土曜日とあって、公式ツイッターの「混雑状況お知らせ」によると、開館前の9時の時点で既に約1050人の待ち。昨日もすごかったですが、それを上回る待ち人数です。最高、入場まで100分、甲巻待ち160分、合計260分だったというのですから、すごいですよねえ。具合悪くなる人いなかったでしょうか。来週から後期の展示が始まります。東京出張の帰りに寄ってこようかと考えているのですが、後期もすごい混みようでしょう。覚悟しなくては。
 今日は、今日から公開の大泉洋さん主演の「駆込み女と駆出し男」を観てきました。幕府公認の縁切寺、鎌倉の東慶寺を巡る物語です。予告編を観ると、大泉洋さんは縁切寺に駆け込む女房を追いかける亭主のように思えたのですが、違いました。見習い医者であり、駆け出し戯作者の中村信次郎という男を演じますが、信次郎は江戸に居づらくなって親戚である東慶寺の御用宿・柏屋の主人・源兵衛を頼って出てきたところを追っ手に間違われたんですね。信次郎と源兵衛の関係を信次郎が柏屋の賄い方のお勝つに話すシーンは笑えます。東慶寺の院代・法秀尼役を演じた陽月華さん、この映画で初めて知りましたが、尼役が凜々しくて綺麗でした。宝塚の娘役トップだったんですね。 
2015年5月15日(金)
「鳥獣戯画展」行ってきました
 いやぁ~疲れました。「鳥獣戯画 京都高山寺の至宝展」、覚悟していたこととはいえ、予想以上でした。
 とにかく、出足から躓きました。は朝1番の特急で出かけたのですが、東京に入って前の電車が乗客の乗降のため遅れているということで、遅れて新宿に到着。中央線に乗り換えたら、お茶の水駅手前で停車。新宿駅の線路に人が立ち入ったため全線で電車が止まっているということで、しばらく立ち往生。電車の中では出勤途上の人が携帯で会社に遅刻する電話を一斉にかけていました。ようやく動き出したのですが、御茶ノ水駅で当分の間停車するということで、動いている総武線に乗り換えて秋葉原へ向かい、そこから山手線でどうにか上野駅へ到着。予定より30分遅れて駅を出ました。
 東京国立博物館の前には既に入館まで100分待ちという長い列が。とはいえ、それを覚悟して来たので、さぁ~並ぶぞと力を入れて列へ並びました。その勢いが良かったわけではないのですが、60分で入館。ネットにあった助言どおりに、さっそく一番人気のある甲巻(というより、僕自身はこの甲巻の絵しか観たことありません。)の列に並びました。90分待ちとあったので、入館の待ち時間から推し測れば60分くらいで観ることができるのかなあと思ったのですが・・・。甘かったです。展示会場に30分くらいで入ったので、いよいよだなという気持ちになったのですが、ここからでした。会場内は行って戻っての折り曲がった列が延々と続いていました。折れているから、その先がどれだけ長いかわからないんですよねえ。結局実際に観ることができるところまで着くのに120分かかりました。今回の展示会は前期と後期に分けての展示で、半分は写真。本物は5メートル強くらいで、係員の止まらず歩きながら観てくださいとの注意でほんの2、3分で鑑賞終了。3時間かけて2、3分。何だかなあと思いますが、本物を観る機会はもうないでしょうからね。鳥獣戯画以外の高山寺の宝物や明恵上人ゆかりの作品など国宝や重要文化財もあって見所いっぱいです。待つ気があるならオススメの展覧会です。
 「鳥獣戯画展」の後は、同じ上野公園の中にある東京都美術館で開催している「大英博物館展」へ。「鳥獣戯画展」の人並みを見ていたせいか、入口に団体客が入っているので混雑しているとあっても、全然混んでいる気がしません。展覧会は、さすが世界に膨大な植民地を有していた大英帝国だけあって、世界中の“モノ”が展示されています。僕としては「ルイス島のチェス駒」が一番印象的でした。やっぱり、「ハリー・ポッター」第1作に登場したからかな。
 その後は、TOHOシネマズ新宿で今日から公開の「シグナル」を観てきました。『「シグナル」は、スタンリー・キューブリックとデヴィッド・リンチを合わせたような作品だ」』という宣伝文句に惹かれて観たのですが、よく理解できませんでした。パンフレットに掲載されていた監督インタビューを読んで一部は分かったのですが、まだ分からないところばかり。この作品は、観る人を選びます。
2015年5月14日(木)
明日はいよいよ「鳥獣戯画展」へ
 いよいよ明日は東京国立博物館で開催中の「鳥獣戯画展」を観に行ってきます。今日も開館前の9時の時点で、すでに450人が待ち、開館直後でさえ入場まで90分待ちという状況だそうですから、朝一番の特急に乗っても10時前でないと到着しないことを考えると、相当並ぶことを覚悟しなければいけないようです。待ち時間をどうやって過ごすかが問題です。文庫本でも持って行けば1冊読み切ってしまうかも。もう電車の切符も買ってしまったし、後戻りできないので根性で列に並びます。
 オンライン書店に注文しておいた東野圭吾さんの新作「ラプラスの魔女」(角川書店)が届きました。帯には“空想科学ミステリ”と書いてありますが、内容はいったいどうなんでしょう?
 さて、明日のために今夜は早寝です。
2015年5月12日(火)
台風到来
  まだ5月だというのに早くも台風到来で災害を心配したのですが、スピードが速かったのか、風が吹いたかなと思ったら、台風は通り過ぎたようで、もう今は雲が切れてきています。帰宅してから慌てて風に弱いと言われている先日植え替えたばかりのオリーブの木を一時的に家の中に避難させましたが、必要なかったかなあ。明日は台風一過で気温が上がりそうです。
 大倉崇裕さんの福家警部補シリーズ第4弾「福家警部補の追及」(東京創元社)読書中です。福家のイメージとしては永作博美さん、檀れいさん、どちらもありですね。
2015年5月11日(月)
週末は「鳥獣戯画展」へ
 今週金曜日は休みを取って東京国立博物館で開催している「鳥獣戯画展」を観に行こうと思っているのですが、大混雑、それも尋常ではない混みようだそうです。もちろん休日は混雑するだろうと思って平日休みを取って行こうと考えていたのですが、平日でものんびり観るというわけにはいかないようです。とにかく、まずは入館するまでに行列があって、やっと入館したと思ったら、今度は一番人気の「甲巻」を観る行列が2時間以上並ぶそうです。これは4時間は覚悟しないといけないですねえ。我が家では先週末から妻と娘が風邪で熱が出ているのですが、移されないように体調万全で行かないと。
 小路幸也さんの東京バンドワゴンシリーズ10作目「ヒア・カムズ・ザ・サン」いっきに読了しました。たまには、こういうほのぼのとした作品もいいですよね。  
2015年5月8日(金)
その名はシャーロット
 『高崎山自然動物園(大分市)が、雌の赤ちゃんザルに、今月2日誕生した英王女と同じ「シャーロット」と名付けたことに批判が殺到した問題で、英王室広報官は、「王室としては公式にはノーコメント。もっぱら動物園側の問題だ」と述べ、特に問題視しない考えを示した』(読売新聞)そうです。さすがに自由の国は違います。大っ腹。きっと日本だと外野がうるさくてこうはいかなかったでしょうね。
 小規模噴火の恐れがあるとして噴火警戒レベルが1から2へ引き上げられた箱根山ですが、大涌谷周辺が立ち入り禁止になり、観光客の姿を見ることができません。心配なのはこの状況が長期化することです。楽しみにしているお正月の箱根駅伝に影響が出ないといいのですが。噴火の恐れかあるのに、まさか駅伝というわけにもいかないでしょうからね。
2015年5月7日(木)
ゴールデンウィーク終了
 ゴールデンウィークもあっという間に終了。久しぶりの出勤は疲れます。
 ゴールデンウィーク中に読み終わった本の感想をアップしました。「お引っ越し」は、初めて読んだ真梨幸子さんの作品。これが一筋縄ではいかない作品でしたが、なかなかのおもしろさ。積ん読ままの「殺人鬼フジコの衝動」や「人生相談。」も読みたくなったし、図書館に「5人のジュンコ」を予約しました。さて、今回の「お引っ越し」はそんな感じはしなかったのですが、真梨さんといえばイヤミスと言われます。他の作品はどんな感じか読むのが楽しみです。
2015年5月5日(火)
映画「フォーカス」と展覧会「夜の画家たち」
 今日はウィル・スミス主演の「フォーカス」を観に行ってきました。ウィル・スミス演じる天才詐欺師の騙しのテクニックを描いた作品です。詐欺師の映画といえば、すぐ頭に思い浮かぶのはロバート・レッドフォードとポール・ニューマン主演の「スティング」ですが、あの傑作と比較してはかわいそうですが、ストーリーの行方が想像できてしまいました。観客を騙すという点ではいまひとつだったでしょうか。
 映画の後は県立美術館で開催中の特別展「夜の画家たちー蝋燭の光とテネブリスム」を観に行ってきました。チラシによると「ラ・トゥール、レンブラントに魅了された日本の絵画」ということで、夜や暗闇の場面に自然光や蝋燭などの人工光によってモティーフをほのかに浮かび上がらせる表現方法(これをテネリズム(暗闇主義)というそうです。)で描かれた日本絵画が展示されていました。名前を知っている画家は少なかったのですが、暗闇の中に月光や蝋燭の光で浮かび上がる風景や人物がなかなか独特の雰囲気があって惹かれました。東京の展覧会と異なって入場者も少なかったので、気に入った絵はじっくり見ることができて、充実した時間を過ごすことができました。
  現在、吉田修一さんの「森は知っている」(幻冬舎)読書中です。今までの吉田作品と違った感じの作品です。
2015年5月3日(日)
軽井沢アウトレットへ
 GWの予定はなかったのですが、娘の希望で軽井沢のアウトレットに行ってきました。しかし、やっぱりGWに人で混雑するところに行くものではないですね。分かっていたのですが、まさかあんなに道路が混むとは思いませんでした。到着まで通常2時間ほどかかるので、混雑を予想して朝7時に出発。途中までは順調だったのですが、あと10キロというところから車が動かなくなりました。なんと残り2キロに2時間かかりました。いや~参りましたねぇ。当然アウトレットは大混雑で、食事するところはどこも長蛇の列。結局時間がもったいないので、コンビニでおにぎりを買って芝生広場で座って食べることに。目的のある妻と娘はさっさとおにぎりを食べると、さっそく買い物に出かけました。彼女らに付き合ったら疲れてしまうので、別行動でフラフラしましたが、歩きましたねぇ。携帯の万歩計ではなんと9キロを歩いていました。妻と娘は気に入ったものが買えたと大満足。まだ見たいというのを引っ張って帰路につきましたが、アウトレット周辺から抜け出すのに時間がかかり、帰宅は9時になってしまいました。いや~疲れましたぁ~。あんな渋滞は初めての経験です。もう連休には二度と行かないぞ~。
 真梨幸子さんの「お引っ越し」(角川書店)読了。初めての真梨作品でしたが、いっき読みでした。なんとも怖ろしい作品でしたが、構成も見事です。 
2015年5月1日(金)
5月です
 5月になりました。今月の読書はまずは東野圭吾さんの「ラプラスの魔女」(角川書店)ノン・シリーズ作品のようですね。久しぶりの恩田陸さんの「ブラック・ベルベット」(双葉社)も気になります。中村文則さんの「あなたが消えた夜に」(毎日新聞出版)は中村さんの初めての警察小説だそうです。
  映画はこれといって積極的に観たい作品はありません。気が向いたら乾くるみさん原作の「イニシエーション・ラブ」でも観に行こうかなとは思うのですが、主演が元AKBの前田さんではちょっとなあ。
 今月どうしても観たいと思っているのは、現在、東京国立博物館で開催されている特別展「鳥獣戯画ー京都高山寺の至宝」です。あの国宝の鳥獣戯画の甲・乙・丙・丁4巻とともに、この4巻から分かれ、国内外に所蔵される断簡5幅も集結。現存する全ての鳥獣戯画を観ることができるそうです。これは必見です。前期、後期に分かれて展示作品が異なるようなので、できれば会期中2度観に行くことができれば。