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身辺雑記(2015年1月)

2015年2月1日(日)
「ジョーカー・ゲーム」と「アニー」

 昨日とは一転、快晴となりましたが、気温は上がらず凍えるような一日でした。強い北風の中、家から見える雲一つかかっていない雪景色の富士山が絶景です。やはり富士山を見るなら空気の澄んだ冬が一番です。
 今日は午前中は今日から公開の「ジョーカー・ゲーム」を観るためにシネコンへ。柳広司さん原作の同名小説の映画化で期待したのですが、これはもう原作の「ジョーカー・ゲーム」とは映画は異なる作品だと割り切って観たほうがいいです。だいたい、D機関員がハニートラップに引っかかるという、原作ならば考えられないようなミスをするし、深田恭子さんの出演はその役柄がまるで峰不二子で、「この映画はルパン三世か?」と言いたくなってしまいます。期待が大きかっただけにがっかり感は大きいです。申し訳ないけど亀梨くんではなぁ・・・。
 夜は妻と娘の希望で「アニー」を観に行ってきました。こちらはおすすめです。舞台を観たことがある妻と娘はストーリーを知っているのですが、観たことのない僕でもだいたいのストーリーは知っているほどの有名なミュージカルです。今回2度目の映画化ですが、主演のアニーを演じたのが「ハッシュパピー〜バスタブ島の少女〜」でアカデミー賞主演女優賞に最年少ノミネートをされたクワベンジャネ・ウォレスだけあって、うまいですねえ。演技だけでなく歌とダンスにも注目です。マイケル・J・フォックスが本人役でカメオ出演しているほか、あれっと思うところにアシュトン・カッチャーやミラ・クニス、歌手のリアーナがカメオ出演しています(実は僕は気が付かなかったのですが、終映後に娘に教えてもらいました。)。

2015年1月30日(金)
雪です

 今日は明け方から雪という天気予報で、昨夜は出勤を早めるために早寝。今朝はいつもより1時間早く目覚めました。外はまだ雪が降り始めたばかりでしたが、その後もあまり大降りとはならず、仕事から帰るころは雨となってわずかに道路に積もった雪もすっかり溶けてしまいました。雪となると、どうしても昨年2月の大雪を思い出してしまいます。いやぁ〜積もらなくてよかったです。明日は妻と娘の希望で「アニー」を観に行ってきます。

2015年1月27日(火)
「キャプテンサンダーボルト」を読み始めます

 このところ読書が進み、宮部みゆきさんの「悲嘆の門 上・下」合わせて800ページをいっきに読了。2月の新刊が発売される前にようやく積読本になっていた阿部和重・伊坂幸太郎さんの共作「キャプテンサンダーボルト」に取り掛かります。伊坂さんの作風が阿部和重さんと共作することによってどんな風になっているのか楽しみです。

2015年1月23日(金)
ティム・バートン監督「ビッグ・アイズ」

 仕事帰りに今日から公開のティム・バートン監督作品「ビッグ・アイズ」を観てきました。実際にあった出来事を映画化したそうです。ウォルター・キーンは大きな目が印象的な子どもの絵で人気の出た画家だったが、実は絵を描いていたのは彼の妻だったという話です。昨年、佐村河内氏の替え玉問題があった日本ではグッドタイミングの公開でしょうか。ティム・バートン監督作品といえばファンタジー系やダークな話ばかりの印象ですが、今回は割とティム・バートンらしくないまともな(!)作品でした。

2015年1月21日(水)
下村敦史さんの新作「叛徒」発売

 昨年の江戸川乱歩賞受賞作「闇に香る嘘」を著した下村敦史さんの新作「叛徒」(講談社)が発売になりました。「闇に香る嘘」は最近の江戸川乱歩賞受賞作には珍しく週刊文春のミステリーベスト10の第2位、このミスの第3位という高位を占めたせいもあって、受賞後第1作が期待されていましたが、早くも第2作の発売です。 さっそく購入。月村了衛さんの「機龍警察 火宅」を読み終えたところなので、今夜から読み始めます。
 明日は雪の予報です。出勤時間に降っていなければいいのですが・・・。

2015年1月19日(月)
テレビドラマの新シリーズ

 1月になってテレビドラマも新しいシリーズが始まっています。テレビ朝日の木曜日9時からの「ドクターズ3 最強の名医」は、沢村一樹さん主演のシリーズ第3弾です。患者を救うためなら何でもやる相良医師が、今回は何を企んでいるのかが見所です。そしてもう一点、このシリーズの売りは森山院長代理を演じる高嶋政伸さんの快演ですね。やり過ぎという気がしないでもありませんが。
 日本テレビで水曜日10時から始まった柴咲コウさん主演の「○○妻」も、まだ1回目を観ただけですが、おもしろいです。柴咲コウさんがいつもの役どころと違って、夫のために家事をこなす貞淑な妻役と思いきや、ニュース・キャスターの夫のためにかなり際どいこともやるという謎の女を演じます。「○○」に何が入るのか、あの題名は気になりますね。第1回が終わったところでは、柴咲コウさん演じるひかりと東山紀之さん演じる久保田正純は実は正式には結婚していない、夫婦を演じる契約を交わしているだけだったということが明らかになります。いったいひかりの正体は何者なのか。次回以降大いに期待できます。「家政婦ミタ」のスタッフが手がけているので、二番煎じだという批評もあるようですが、それは今後の展開を見てからですね。それにしても最後に登場した黒木瞳さんの蓮っ葉な感じの女性の役は黒木さんには合いませんねえ。
 今シーズンの一番の期待作は、昨日のTBSテレビ夜9時から始まった「流星ワゴン」です。原作は重松清さんの同名小説です。僕にとっては、「流星ワゴン」は重松清さんの作品の中で一番好きな作品ですが、それを西島秀俊さんと香川照之さんのコンビで描いていくのですから、おもしろくないわけがありません。男親としては落涙の作品ですね(笑)。原作同様オデッセイを運転する事故死した男を演じているのは吉岡秀隆さんという、こちらも芸達者ですから、安心して見ていられます。

2015年1月17日(土)
阪神大震災かr20年

 阪神大震災から20年が過ぎました。20年前のこの日は、そんな大きな地震だったとは思いもせず、いつもどおり、顧客を回るために車で職場を出かけました。地震のその後を聞こうとカーラジオをかけてニュースを聞くと、いまだに火災が続いており、予想以上の大災害となっているという記者の声。もう20年かと思いますが、まだこの前と思う方もいるのでしょうね。思えばこの年はその後すぐに「地下鉄サリン事件」が起こったりして、激動の年でした。
 アカデミー賞のノミネートが発表されました。その中で作品賞にノミネートされた「6才のボクが、大人になるまで。」が地元のシネコンで急遽今日から上映が始まったので、さっそく観に行ってきました。6歳の少年が18歳になるまでを描いた、ただそれだけの映画ですが、すごいのは主人公を演じた6歳の少年が18歳になるまでを演じていること。12年間をかけて作られた映画ですからねえ、びっくりです。地味な映画で客も入らないだろうと思っていましたが、予想に反して30人ほどの入場客。東京から見ると少ないですが、この映画で30人は立派なものです。何が起きるわけでもないのに(まあお母さんが3度結婚して3度離婚するというのが大きな出来事ですが)、2時間45分という他に比べて長い上演時間でしたが、意外に飽きずに見入ってしまいました。

2015年1月15日(木)
直木賞は西さん

 今年初めてのまとまった雪が降りました。水分の多い重たい雪で、すごい勢いの降り方に昨年2月の大雪を思い出しましたが、前線が早く過ぎたためか昼休みを挟んで4時間ほど降っただけで、多くは積もらずひと安心です。ただ、道路にはまだ雪が残っており、明朝の出勤は慎重に運転していかなければ。
 第152回芥川賞・直木賞が発表されました。そのうち直木賞は、西加奈子さんの「サラバ!」(小学館)に決定しました。期待していた作品だったので、ちょっとうれしいですね。
 辻村深月さんの「家族シアター」(講談社)を読書中です。これは辻村さん、うまいですねえ。

2015年1月14日(水)
明日は芥川賞・直木賞の発表です

 明日、第152回芥川賞・直木賞が発表されますが、そのうち直木賞の候補作は次のとおりです。
  青山文平 「鬼はもとより」(徳間書店)
  大島真寿美 「あなたの本当の人生は」(文語春秋)
  木下昌鐸 「宇喜多の捨て嫁」(文語春秋)
  西加奈子 「サラバ!」(小学館)
  万城目学 「悟浄出立」(新潮社)
 この中で読んでいるのは西さんの作品のみ。万城目作品は短編集ですが、読み始めたまま1話だけで断念して積ん読状態。5作全部を読んでいないので予想しようがないのですが、読んでおもしろかった西さんの受賞に期待です。でも、文語春秋から2作入っているので、受賞はこのどちらかかな。

2015年1月12日(月)
三連休も終わり

 三連休もあっという間に終わりです。予定どおり、どこといって遠出をすることもなく、車を車検に出したり(痛い出費です。)、家族で夕食に出かけたりしたくらいで、のんびりとした三連休となりました。読書は、坂木司さんの短編集「何が困るかって」(東京創元社)と、ようやく手に取った誉田哲也さんの姫川玲子シリーズ最新作「インデックス」(光文社)の2冊を読み終えました。今夜からは三上延さんの「ビブリア古書堂の事件手帖6〜栞子さんと巡るさだめ」(メディアワークス文庫)に取り掛かります。
 今年最初の観劇として2月に公演がある「初級革命講座 飛龍伝」のチケット抽選に申し込みました。今回、神林美智子役はこのところの桐谷美玲さんや黒木メイサさんのように有名女優さんではありませんが、山崎一平役は再び神尾祐さん。当選すればいいけど。

2015年1月9日(金)
2015年最初の映画

 仕事帰りにシネコンに映画を観に行ってきました。
 2015年最初の作品はリーアム・ニーソン主演の「98時間/レクイエム」です。リーアム・ニーソンが元CIA工作員を演じるシリーズ第3弾。前2作は愛する娘を救うために奮闘するリーアム・ニーソン演じるブライアンを描きましたが、今回もまた娘のために頑張ります。それにしてもこの家族、こんなにいつも危険に晒されるのではたまったものではありませんね。
 帰宅してからは録画しておいた「鬼平犯科帳」を観ました。最近テレビでは時代劇が少なくなってきましたが、中村吉右衛門さん演じる鬼平とその部下や密偵たちの活躍を描くこの作品はいつ観ても心に残ります。相変わらすのエンディングに流れるジプシー・キングスの「インスピレイション」が不思議と日本の風景に似合います。
 明日から成人の日があって三連休ですが、映画も観たいというものもないので、ゆっくりと家でのんびりの連休になりそうです。

2015年1月7日(水)
スター・ウォーズ エピソード7

 公開が12月18日とまだ1年近く先なのに、「スター・ウォーズ エピソード7」の予告編がテレビで放映され始めました。さすがにルーカスフィルムから権利を買い取った、お金があるディズニーらしいですね。これからはルーカスが製作してきたときのように次作を何年も待たされることなく観ることができるようです。そのうえ、スピンオフ作品も製作されるとのこと。「スター・ウォーズ」ファンにとってはうれしい限りです。それにしても、雑誌に掲載された写真を見ると、エピソード7に出演する第1作の出演者であるハリソン・フォードはじめマーク・ハミル、キャリー・フィッシャーとも歳を取りましたね。特にキャリー・フィッシャーは見る影もありません。まあ、エピソード4の公開から、はや38年になりますから、無理もないですが。それはそれとして、1年先の公開が待ち遠しいです。これから1年にわたって、いろいろな情報が公開されて、ファンとして楽しむことができそうです。

2015年1月5日(月)
仕事始めです

  今日は仕事始めです。9日間という長い休みだったので、なかなか仕事のエンジンがかかりません。読書も同様ですが、とりあえず昨年積み残してあった大崎梢さんの「忘れ物が届きます」の感想をアップしました。
 パソコンを新しくして、HPのデータも移行したつもりですが、移行がうまくいっていない部分があるかもしれません。またHP作成ソフトも新たなものにしたので、まだ使用方法がよくわからず、右往左往しています。徐々に慣れていくつもりですが、更新は蟻の歩みになりそうです。さて、「その女アレックス」を読みながら眠ることにします。

2015年1月4日(日)
明日から仕事です

 今日で年末年始休暇も終了。明日から出勤です。9日間の休みの後に月曜日からまるまる1週間あるというのはちょっと辛いですね。明朝早く起きることができるのかが、まずは心配です。
 ようやく読書を始めました。昨年の「このミス」等で海外部門の第1位を獲得したピエール・ルメートルの「その女アレックス」(文春文庫)です。本当は昨年のうちに読んでおきたかったのですが、今となってしまいました。冒頭、アレックスという名の女性が誘拐され、かつて愛する女性を誘拐されて殺害されたパリ警視庁警部が捜査を始めます。カヴァーにかかれた惹句からすると、単なる誘拐もののサスペンスではない感じです。さて、新年第1冊目は期待通りの作品となるでしょうか・・・

2015年1月3日(土)
箱根駅伝・復路

  今日も朝から箱根駅伝のテレビ観戦。往路13位で、予選会免除となる10位まで3分30秒差だったので、もう無理だと思ったら、6区の桃沢選手が予想外の(失礼!)区間5位という走りで、シード校への夢が復活。その後も少しづつ10位までに迫って、最終区・兼子選手の区間3位の走りで総合9位でゴールテープを切りました。ゴールで待っていた井上キャプテンの本当に嬉しそうな笑顔には感動しましたね。優勝争いにはまったく加われませんでしたが、留学生を欠きながらの1区20位から9位までの山梨学院大学の選手の頑張りに久しぶりに楽しんだ箱根駅伝でした。来年は今年頑張った井上キャプテン、桃沢選手、兼子選手、阿部選手が抜けますが、今日走った市谷くんだけでなく、高校駅伝で優勝した1年生メンバーが成長して、走ってもらいたいものです。
  さてさて、休みも明日で終わりです。そろそろ読書を始めなくては。

2015年1月2日(金)
箱根駅伝は今年も・・・

  正月のテレビといえば箱根駅伝。毎年2日、3日は朝からテレビの前で地元の山梨学院大学の応援をしているのですが、昨年は2区で留学生のオムワンバ選手が疲労骨折で途中棄権という残念な結果。今年こそリベンジを!と早起きしてテレビの前に座ったのですが、なんとスタート前に期待のオムワンバ選手が故障で交代という情報が流れました。「え!」と唖然。さらに1区予定の選手も発熱交代ということで嫌な予感を抱えたまま始まりました。1区交代で入った田代選手は今年調子が悪くて他の大会も回避していたので大丈夫かなと思ったとおり、最初から遅れ始めてしまいました。1区から最下位という最悪のスタート。次の佐藤選手もオムワンバ選手の代わりということでかなりのプレッシャーを感じたでしょうし、前が見えない最下位という順位で気負ったせいもあったのでしょう。自己の持ちタイムに見合った結果は出せず、最下位のまま。次のキャプテン・井上選手の区間3位の頑張りにより、最終的にはどうにか13位まで上がりましたが、予選会免除の10位までとは3分30秒ほどの差で、明日の復路もかなり厳しいと言わざるを得ません。毎年肝心なところで体調不良のせいでベストオーダーを組めないのでは、体調管理をどうしているんだと、指導陣に批判が挙がるのも無理ないところかもしれません。まあ、首都圏の大学と異なって、大学の名前で来てくれる選手が少なくて、駒澤大学や東洋大学などのように交代選手に同レベルの選手がいないということも原因があるのでしょうけど・・・。
 それはともかく、井上キャプテン、4年間御苦労さまでした。何の大会でもブレーキすることなく頑張ってきたあなたには頭が下がります。社会人になってマラソンに転向するそうですが、ぜひ東京オリンピック目指して頑張ってください。あなたならできます。
 全国高校サッカー大会に出場している学院大学の附属高校がどうにかPK戦で勝ったので、明日はそちらの3回戦の応援がメインです。

2015年1月1日(木)
2015年の始まりです

  2015年の始まりです。あいにくの天気で、こちらは昼ごろには雪が舞いました。気温も上がらず寒い一日となりました。
 2015年の年頭に購入する予定の本は、まずは宮部みゆきさんの「悲嘆の門」(毎日新聞社)です。ただ、公式サイトによると『ミステリーを超え、ファンタジーを超えた、宮部みゆきの新世界、開幕。大ベストセラー『英雄の書』に続く待望の新刊』とあります。となると、ファンタジー系の雰囲気が強い作品かなと思うのですが、そうであれば購入を躊躇するかもしれません。発売した時に中を覗いてからの判断になるかも。それより、無条件で購入するのは、柳広司さんのジョーカー・ゲームシリーズの新作「ラスト・ワルツ」(角川書店)と道尾秀介さんの「透明カメレオン」(角川書店)ですね。そのほか、昨年の江戸川乱歩賞を受賞した下村敦史さんの受賞後書き下ろし第1弾となる「叛徒」(講談社)も気になるところです。
 映画は、今月はリーアム・ニーソンの「96時間 レクイエム」と下旬に公開されるブロードウェイ・ミュージカルの映画化「アニー」くらいでしょうか。
 今年も読書は100冊以上、映画は50本を目標にして、このHPを更新していく予定です。皆さま、どうぞ今年もよろしくお願いします。