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身辺雑記(2014年10月)

2014年10月31日(金)
イノシシ出現

 柚木麻子さんの「3時のアッコちゃん」を読んでいたら、六甲山から下りてくるイノシシに気に入られてしまう女性の話が載っていました。住宅街にある我が家ですが、裏には田圃がまだあるように、それほど都会とは言えないのですが、つい最近、我が家から300メートルほど離れた場所にイノシシが出現した痕跡(足跡、それも親子の足跡だったそうです。)が残っていました。山から下りてきてゴミを漁っていたようですが、それにしてもこんな人里に下りてくるなんて、山に食べるものがないのか、それとも人間の怖さを知らないイノシシなのか。こちらとしては、あまりお目にかかりたくないですが。
 三連休は妻が東京の娘のところに行くので、のんびりと(笑)家で読書とDVD鑑賞で過ごす予定です。今読んでいる「3時のアッコちゃん」の次は図書館から借りている小路幸也さんの「壁と孔雀」です。

2014年10月30日(木)
不時現象

 このところ、いっきに朝の冷え込みが厳しくなりました。そんななか、職場の近くの水路際に植えられている何本かの桜の木に花が咲いているのに気づきました。桜といえば春なのに、今なぜ?何か凶事が起きる前触れか?などと考えましたが(笑)、ネットで調べると、季節外れの開花は「不時現象」といって、起こることがあるそうです。
 ネットで見た日本経済新聞の記事(2012年10月30日)によると、『桜は本来、夏の間に翌春の花芽を作ってから休眠に入ります。このとき、花芽には、葉で作られ、花芽に届く「休眠(成長抑制)ホルモン」によって、咲くことを「待て」の状態にされているのです。そして、葉が落ち、冬の寒さで休眠から目覚め、次第に春の暖かさを感じて、つぼみが成長して開花を迎える、というサイクルです。ところが、夏に何らかの原因で葉が落ちてしまうと、継続的に花芽に届けられる休眠ホルモンが十分に届かなくなってしまいます。そして、夏の終わりを告げる涼しさを冬と間違え、その後再び気温が高くなると「あ、春が来た」と勘違いしてしまうのです。すると、開花まてのサイクルが早まり、秋に花を咲かせてしまうことがあるのです』だそうです。せっかくの秋の桜、昼休み時間にでも散歩しながら楽しみましょう。

2014年10月27日(月)
エボラ出血熱が日本上陸か

  アフリカのリベリアに滞在していた男性ジャーナリストが羽田空港で発熱を訴え、エボラ出血熱などの1類感染症に対応する国立国際医療研究センターに運ばれ、検査を受けることとなったそうです。滞在中に感染者との接触はないと言っているそうですが、果たして大丈夫でしょうか。エボラ出血熱が日本に上陸したのではないことを祈りたいですね。
 柚木麻子さんの「3時のアッコちゃん」(双葉社)を読み始めます。評判の良かった「ランチのアッコちゃん」の続編です。さて、今回のアッコちゃんの活躍は如何に。楽しみです。

2014年10月21日(火)
地区の運動会に脅迫状

  地元では、毎年11月3日の文化の日に地域の自治会対抗の運動会が開催されるのが恒例となっています。ところが、先日、会場となる小学校に「危険なものがいくつもおかれる。巻き添えもでるので中止がよいでしょう」と書かれた脅迫文が届き、結局今年は中止と決定されました。人それぞれ色々な意見を持っているから、運動会に反対という意見もあるのも当然です。最近は自治会活動などの近所づきあいを嫌う人も多いですしね。中には夜の仕事で昼間は寝ているのに運動会が開催されるとうるさくて眠れないという人もいるかもしれません。ただ、反対だからといって脅迫文を出すとはとんでもないことです。これが愉快犯ならなおさら許されないところです。運動会に向けて準備をしてきた自治会の人たちにとっては、残念で仕方がないでしょう。隣の町では今年の夏祭りの開催に際し、やはり爆弾を仕掛けるとの脅迫文が自治会長の家に届けられて夏祭りが中止になるなど、このところ同じような事件が続いています。やっぱり、愉快犯ですかねえ。
 今夜のフジテレビの夜の9時からは森博嗣さん原作の「すべてがFになる」が始まりました。原作は(第1話の原作は実際はS&Mシリーズの「冷たい密室と博士たち」ですが)1996年の記念すべき第1回メフィスト賞受賞作ですが、受賞からもう20年近くがたち、今さらという感がしないでもありません。そう言いながらもしっかり最後まで見てしまいましたけど。

2014年10月16日(木)
やはりこの秋も「ドクターX」か

 秋のテレビの改編期となり、新しいドラマが始まっています。昨夜は「相棒」シーズン が始まりましたが、ゲストは仲間由紀恵さん。ラストで仲間さんは警視庁広報課長へ異動になりましたので、この後もゲスト出演する可能性がありますね。
  今夜は西島秀俊さん主演の「MOZU」シリーズ続編「MOZU 幻の翼」が始まりますが、裏番組が前シリーズでその期のドラマの最高視聴率を獲得した米倉涼子さん主演の「ドクターX」なので、視聴率的には苦しいですね。我が家でも「MOZU」は録画して観ることに。
 現在、歌野晶午さんの「ずっとあなたが好きだった」(文藝春秋)を読んでいます。本の帯に『サプライズ・ミステリーの名手が贈る恋愛小説集・・・だが?』とあったので、期待して読んでいるのですが、今のところ1話1話はそれほどの驚きはありません。この先のラストでのあっと驚く展開に期待です。
 明日から三菱一号館美術館で「ボストン美術館ミレー展」が開催されます。ボストン美術館の「種をまく人」も展示されるし、今、国立新美術館で開催している「チューリヒ美術館展」とともに観に行きたいのですが、体調は絶好調というにはほど遠く、長く歩くのは傷にこたえます。どうしようかなあ・・・。

2014年10月13日(月)
再びの台風襲来

  先週に引き続いての台風襲来で今日は朝から雨のため、1日中どこにも出かけず家でのんびりしていました。というより、昨日娘の要望で御殿場のアウトレットに朝から出かけて退院以来久しぶりに歩き回ったので、今日は身体のあちこちが痛かったためですが(笑)。それにしても、1日歩いただけで身体が痛くなるなんて、やはり入院したこともあって運動不足がこたえます。まだ、傷口は引き攣ったような痛みがあるし、運動できるようになるまではまだまだです。
 伊坂幸太郎さんと阿部和重さんの合作「キャプテンサンダーボルト」が文藝春秋から11月28日に発売になるとの発表がありました。二人がどんな作品を書いたのか、興味がありますね。 

2014年10月11日(土)
アルコール解禁

  昨日は病院に行って術後の傷の様子を診てもらったところ、「綺麗にふさがっている、もうこれで大丈夫」ということで、通院はこれで終わりとなりました。傷の周辺が痺れた感じがすると訴えたところ、楯に走っている神経の部分を横に切っているので、切った上と下で感覚が異なるのはやむを得ないとのこと。これはもう一生このままのようです。
 ともかく、アルコールも解禁となったので、昨晩はビールで乾杯。このところの禁酒のせいか、酔いのまわりが早くてあっという間に爆睡してしまいました。
 図書館で借りたあさのあつこさんの「グリーン・グリーン」と小路幸也さんの「スターダストパレード」読了。今夜は昨年の鮎川哲也賞受賞作「眼鏡屋は消えた」を読み始めます。 

2014年10月9日(木)
村上春樹さん、残念

  残念ながら、今夜発表されたノーベル文学賞は、村上春樹さんではありませんでした。やっぱり地域性ということもあったのでしょうか。いわゆる“ハルキスト”たちのがっかりした様子がテレビで流されていました。
 明日は術後の傷の様子を見てもらうために病院へ行ってきます。傷はふさがり、動かない分にはまったく痛くないのですが、さっさと歩くと腹部にはまだ痛みがあります。何だか傷口が両側から引っ張られている感じです。背伸びしたら傷口がパカッと開いてしまうのではないかと不安です。傷口周辺はまだ痺れたような感じがしますし。さて、明日はどんな診断が下るのか。お酒の許可が下りたら夜は乾杯といきたいところですが・・・。
 図書館から予約していた本の連絡が続々きました。この連休は頑張って読まないと返却日に間に合わなくなってしまいそうです。現在、あさのあつこさんの「グリーン・グリーン」(徳間書店)を読書中。

2014年10月8日(水)
明日のノーベル文学賞は

  ノーベル物理学賞を日本人3人が受賞しました。明日はいよいよ期待のノーベル文学賞の発表です。このところ毎年候補に挙がっている村上春樹さんが受賞することができるのか。この前、中国の方が受賞したばかりなので、地域性を考慮すると難しいと言われていますが、賭け会社の倍率はいいようですね。期待したいです。
 先月の入院・胆嚢摘出手術の模様を覚書的に記録として書き留めてみました。こちらから→胆嚢摘出手術体験記

2014年10月6日(月)
台風一過

 通勤するときは殴りつけるような雨でしたが、昼前には台風一過、青空が広がりました。そのためか気温がぐんぐん上がり昨日の寒さが嘘のようです。
 今週末には病院の外来で手術後の傷の様子を見てもらう予定です。まだ傷は痛みますが、順調に回復していれば、アルコール禁止も解除される予定。この夏は入院していたこともあって(もちろんアルコールや脂っぽいもの禁止でした)、体重は5キロ減少、体脂肪率も14%台となりました。出ていた下っ腹もだいぶへこんで、メタボからはほど遠くなり大満足です。痛い思いをしただけのことはあったかなと自己満足。この秋冬はリバウンドしないように、アルコールもできるだけ控える予定です。とはいえ、アルコール禁止が解除されたら、飲み友だちからの誘いが待っていますが。
 図書館から借りていた小林泰三さんの「アリス殺し」(東京創元社)とアーナルデュル・インドリダソンの「緑衣の女」(東京創元社)読了。

2014年10月4日(土)
映画のハシゴです

  傷はまだ痛むけど座っているだけなら問題ないと、呆れる妻に言い訳をして、朝から映画を3本梯子してきました。
 最初は僕が大好きな映画「ラヴ・アクチュアリー」の監督リチャード・カーティスの最後の監督作とされる「アバウト・タイム」です。タイムトラベル能力がある青年が女性との恋や家族のために何度もタイムトラベルをする話。主人公の青年がちょっとさえない風貌のところがいいですね。リチャード・カーティスらしい心温まる映画です。
 2本目は「太陽の座る場所」。これは原作が地元出身の作家、辻村深月さんであり、監督も山梨県出身の矢崎仁司さんということで、撮影が地元で行われたため、あまりこういう映画を観そうもないおじいちゃん、おばあちゃんの姿も観客の中に見られました。みなさん、近所で撮影がされたということで見に来ていたみたいです。原作では様々な人に焦点が当てられていましたが、映画では二人の“キョウコ”とクラス会の幹事をする地元銀行の東京支店に勤める島津、大手アパレルメーカーのデザイナーだと嘘をついている由希の4人が中心となります。原作にあったミステリ的な部分は映画にはなく、映画を観て「ああ、あそこだ」と撮影場所を楽しみましたが、残念ながらそれ以上のものはありませんでした。
 最後は葉室麟さん原作で直木賞を受賞した「蜩ノ記」。2時間強の上映時間だったためか、戸田秋谷とお由の方との関わりが原作ほど深く描かれていないなど、原作を読んだ人にとっては物足りなかったのではないでしょうか。。相変わらず、こういう男の中の男を演じさせると役所広司さんはうまいですねえ。安心して見ていられます。岡田准一くんもかっこいい。
 明日は台風の接近で雨のようです。雨でまた災害が起こらなければいいのですが。明日は出かけずに、図書館から借りている本を読み終えないと。

2014年10月2日(木)
今月の読書など

 読書の秋を迎え、今月の目玉は昨年亡くなられた連城三紀彦さんの作品が2冊出版されるということでしょうか。光文社より「処刑までの十章」と講談社より「女王」です。ただ、それぞれ2052円と2160円と高額なので、買うとしてもどちらか1冊です。今のところ「処刑までの十章」に食指が動いていますが・・・。あとは、今野敏さんの隠蔽捜査シリーズの新作「自覚 隠蔽捜査5.5」(新潮社)と地元出身の作家、辻村深月さんの「家族シアター」(講談社)、そして久しぶりの加納朋子さんの「トオリヌケキン」(文藝春秋)も気になるところです。そうそう、歌野晶午さんの「ずっとあなたが好きでした」(文藝春秋)も思わせぶりな紹介に期待できそうです。
 テレビCMで黒柳徹子さんが国立新美術館で開催されている「チューリッヒ美術館展」の紹介をしているのを見ました。モネの横6メートルの大作「睡蓮の池 夕暮れ」やゴーギャン、セザンヌ、ムンク、アンリリレソーと見所いっぱいの展覧会のようです。また、三菱一号館美術館では17日から「ボストン美術館ミレー展」が開催されます。ミレーの「種をまく人」、「羊飼いの娘」「刈り入れ人たちの休息(ルツとボアズ)」をはじめ、バルビゾン派の画家などの作品が展示されます。“ミレーの美術館”を抱える県人としてはやっぱり観ておきたい展覧会です。

2014年10月1日(水)
映画の日なので

 今日は10月1日、映画の日。入院前に映画を観てから2週間以上がたち、そろそろ禁断症状が・・・。傷がまだ痛いのに、座っているだけなら大丈夫とばかり、仕事帰りにシネコンに寄ってきました(妻にはばかじゃないと冷たく言われました。)。観たのは中井貴一さん、阿部寛さん共演の「柘榴坂の仇討」。江戸時代末期に起こった“桜田門外の変”に関わり、時代の波に翻弄された男たちとそれを支えた女の物語です。中井貴一さんの時代劇といえば「四十七人の刺客」や「壬生義士伝」等が思い浮かぶのですが、一方阿部寛さんはあまり時代劇という印象がありません。今回も、阿部さんの場合は髷は冒頭だけであとは普通の髪型に人力車夫姿になってしまいましたから、時代劇という感じではありませんでした。映画の日なのに、入場者は10人にも満たず。いくら田舎とはいえ、この入場者では寂しいですね。
 伊坂幸太郎さんの「アイネクライネナハトムジーク」読了。派手なことが起きるわけでもないのに、ついついのめり込んでしまいます。あ〜楽しい読書の時間でした。