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身辺雑記(2014年7月)

2014年7月31日(木)
久しぶりに本の感想をアップ

  昨夜は腹痛が起きることもなく熟睡ができ、今日は出勤し、机の上にあった書類を片付けてきました。明日は、また病院の受診です。手術がどうなるのか、一抹の不安が・・・。
 入院中に読んだ本の感想をアップしました。ユッシ・エーズラ・オールスンの「特捜部Q 知りすぎたマルコ」等4冊分です。本日アップした中では「特捜部Q〜」が読み応えが一番ありました。年末のベスト10にも入ってくるのではないでしょうか。
 昨夜観たフジテレビの「若者たち 2014」の中で、三男・陽がいよいよつかこうへいさん作の「飛龍伝」を上演することになりましたが、そこにかつて「飛龍伝」の舞台に立ちたかった女性という設定で、広末涼子さんが登場し、「飛龍伝」の一場面を演じました。広末さんといえば、2003年に「飛龍伝」のヒロイン・神林美智子を演じた人。「飛龍伝」が大好きな僕としては、テレビにくぎ付けになってしまいました。退院していてよかったぁ〜。でも、残念ながら広末さんの2003年の舞台を観たことがありません。観たいです。

2014年7月30日(水)
入院していました

  結局あれから腹痛が止まらず、かかりつけの医者に紹介状を書いてもらって総合病院を受診したらそのまま即入院の診断。いろいろな検査を受けた結果、急性胆のう炎という診断で、今日一時退院の許可が出るまで8日間入院していました。入院後3日間は絶食で、点滴だけ。ようやく4日目から重湯が出て、その後五分粥、お粥とバージョンアップしていき、ようやく昨日から普通食となったら退院になってしまいました。
 痛みは入院初日に胆嚢にチューブを刺して膿を抜いたことで治まっていたので、毎日が退屈。ただひたすら静養ということで寝ているだけだったので、読書は進んだのですが、やっぱり読書だけというのも退屈で、いつの間にか本を開いたまま寝ていることもしばしば。
 4人部屋のほかはお年寄りばかり。大部屋だからテレビはイヤホンで聞いてくれと看護師さんが何度頼んでも、「大きくないからいいじゃないか!」と絶対言うことを聞かない年寄り、検査数値が悪いから主治医から絶食を言い渡されたのに、売店に行っておにぎりやサンドウィッチ、その上パイまで買ってきて隠れて食べている年寄り(そのため、結局数値はいつまでもよくならず)、耳が遠いせいか声が大きいのに部屋の中では禁止されている携帯で消灯時間後も大声で話す年寄りと、人間ウォッチングには楽しい部屋でしたが、いい加減飽きてしまいました。
 昨日明け方からまたお腹の痛みが出てきたので、退院はどうなるかと思ったら、主治医は検査数値が向上しているから退院は大丈夫とのこと。看護師さんの方が心配してくれたけど、主治医の判断ならしょうがないですね。一時退院ということで、今後今度が外科を受診し、胆のう摘出手術をする予定です。手術となればまた入院しなくてはなりません。本当に、今度の入院で身に染みました。何を措いても「健康」が一番です。
 そうそう、よく医療ドラマで、教授が自分の取り巻きを引き連れて廊下を歩いて回診をするシーンがありますが、今まであれは大袈裟に演出しているんだと思っていました。でも、今日わかりました。あれって実際のことなんですね。今朝、我が病室にも一番偉い先生を先頭に、下は研修医と思える若い医者まで10人以上が列を作ってやってきました。ただ、二言三言話をするだけで、その偉い先生が診察をしてくれるわけでもないのに、何のためのパフォーマンスなんでしょう。やっぱり、ドラマ同様、自分の権威を示すためなんでしょうかねえ。
 さて、今夜お腹が痛くならなければいいのですが。

2014年7月21日(月)
救急医へ行きました

 昨夜から胃の辺りが重い感じがするなあと思っていたら、夜中に差し込むような痛みが始まって、眠ることができませんでした。どうにも我慢ができなかったので、夜間の救急医に行ってきました。とりあえず、点滴で痛み止めを入れ、薬をもらって帰ってきましたが、いまだに胃の鈍痛は続いたままです。傷みが続くようなら再度来てくださいということでしたが、胃癌とかだと困るなあと一抹の不安。まだまだ二男が就職していないので、当分働かなくてはなりません。来月には人間ドッグを控えているけど、痛みが引かないならその前に検査をする必要があるかなあ・・・。とにかく、今夜はこれで寝ます。

2014年7月19日(土)
オルセー美術館展ほか

  昨日は東京へ行って、さんざん歩きまわったので、帰ってきたのが今日になっていました。一日遅れで、昨日のことを。
 昨日の東京行きの第一目的は、国立新美術館で開催されているオルセー美術館展を観ること。開場前に着きましたが、すでに入口前には長蛇の列。平日だったので、そんなに混まないだろうと予想していたのですが、やっぱり都会は違いますねえ。今回の目玉は初来日となるモネの「草上の昼食」です。あのマネの「草上の昼食」を意識して描かれたと言われますが、マネの作品は服を着ている男性に対し、女性は裸婦ということで、かなりの衝撃的な作品ですが、モネの作品には裸婦は描かれていません。モネが描いたときは左右4メートルほどの大作だったようですが、生活に困って売却し、買い戻したときには傷みが激しかったため、今では左右二枚に分かれた作品となっています。正直のところ、やっぱりマネの方が印象的です。そのほかに、美術の教科書で観たことのあるミレーの「晩鐘」やマネの「笛を吹く少年」などが展示されており、入口前の混雑とは対照的に、中は有名な絵の前以外はじっくりと観ることができ、満足な時間を過ごすことができました。
 展覧会のあとは、新宿に戻って角川シネマ新宿で映画「グランド・ブタペスト・ホテル」を観てきました。評判がいいので期待して観に行ったのですが、前日の納涼会で疲れが残っていたのか、昼食後ということもあってか、不覚にもところどころで寝入ってしまい、結局どういうストーリーだったか、わからず。何のために東京まで観に行ったのか、大いに反省です。この映画の感想は、DVDレンタルとなってから再度観てから書きます。ホント、おバカさんです。
 次は、有楽町に行って、TOHOシネマズシャンテで公開初日の「複製された男」を観ました。綾辻行人さん、有栖川有栖さん、井上夢人さんらミステリ作家の皆さんが絶賛しているということだったので、「グランド〜」以上に期待していたのですが、この映画は結局何だったのかがまったくわかりません。大学の先生が、観た映画の中に自分と同じ顔の俳優がいたことに気付き、彼に会おうとすることから始まる映画ですが、いったい、自分と瓜二つの男は何者なのか最後までわかりませんし、都市の中を歩く巨大な蜘蛛は何なのかまったく説明がありません。今度は眠らないぞ!と最初から目をパッチリ開けて観ていたのですが、結論としては「グランド〜」と同じ。どういう映画かまったくわかりませんでした。原作はノーベル賞作家の本だそうですが、難しすぎます。
 この2本を観て帰る予定だったのですが、あまりに消化不良というか不完全燃焼?だったので、もう1本、もっとわかりやすい映画を観て帰ることにしました。韓国映画の「怪しい彼女」です。老女が「青春写真館」という名前の写真館で写真を撮って店から出たら20歳に戻っていたという、ファンタジー作品です。設定からして大いに僕好みでした。主人公役のシム・ウンギョンの演技が抜群。見た目は20歳でも、心は70歳の毒舌おばあちゃんを見事に演じています。韓国の女優さんといえば、スタイルが良くてほっそりとした美人という印象が強いのですが、シム・ウンギョンは子ども体型の顔もどちらかといえば美人とはいえません。でも、抜群の演技力ですね。歌も上手でしたが、本人が歌っているのでしょうか。先の2作に比べて観客が少なかったけど、これは拾いものの1作です。

2014年7月17日(木)
明日は東京へ

  明日は夏休みを取って、東京の国立新美術館で開催されている「オルセー美術館展」を観に行ってきます。みどころは、日本初公開のクロード・モネの「草上の昼食」です。同じ題名のマネの「草上の昼食」はきちんと服を着た男性と裸の女性ということで強烈な印象をもたらした絵ですが、モネにも同じ題名の絵があるとは知りませんでした。そのほか、母術の教科書にも出ていたマネの「笛を吹く少年」やミレーの「晩鐘」など、お馴染みの絵も出展されます。東出昌大さんの音声ガイドを聴きながら、ひととき美術の世界に浸ります。
 その後は、地元で公開されない映画を梯子の予定。「グランド・ブタペスト・ホテル」とミステリ作家の綾辻行人さんや有栖川有栖さんらが推薦の「複製された男」を観てきます。「複製された男」は1度観ただけではよくわからないようですが・・・。

2014年7月16日(水)
連日の猛暑

 連日の猛暑にも関わらず、設置から20年近くがたとうという職場のエアコンはあんまり効きません。新型の強力なものに交換してほしいけど、業績が厳しい昨今、贅沢も言えません。これから夏本番だというのに、当分我慢の日が続きます。
 図書館で借りてきた「南部芸能事務所」読了。新城・溝口のコンビをはじめ事務所の芸人たちが今後どうなっていくのか、シリーズを読み続けたいと思います。
 図書館で借りている本は一時おいといて、真梨幸子さんの「人生相談。」の続きを読み始めます。ネットでの感想を読むと、各話の登場人物に相関関係があるようですね。

2014年7月15日(火)
減量中

  8月末に控えた人間ドッグに備えて、減量を画策中です。なにせ、2年前の人間ドッグの時より4キロ体重が増加。このままではメタボの仲間にも入ってしまいそうです。とにかく1月半という短い期間の中、やれることといえば、ジョギングくらい。さっそくジョギングシューズを買ってきて日曜日から河川敷を走り始めました。まあ、同じように走る人が多いこと。軽快に走る若者から、僕と同じような走っているのか歩いているのかわからない年配の人まで、河川敷は雑多な人が走っています。今日で3日目。明日頑張れば、三日坊主からは脱出できそうです。 

2014年7月14日(月)
池袋ウエストゲートパーク新作読了

  石田衣良さんの池袋ウエストゲートパークシリーズ最新作「憎悪のパレード」読了。ファンとして待ちに待った3年半ぶりの新作です。相変わらずの日本の“今”を描くシリーズですが、最近問題になっている脱法ドラッグやヘイトスピーチのことも取り上げられています。帯にはシリーズ再始動と書いてありますが、池袋のトラブルシューターのマコトもそろそろ30歳。30台になるとシリーズの趣も変わってきそうな気がします。
 図書館から先日借りておもしろかった畑野智美さんの「メリーランド」の前作「南部芸能事務所」を借りてきて読書中です。冒頭で新城がお笑い芸人を目指したきっかけが語られているので、やっぱり、こちらから読むのがいいですね。
  今夜からフジテレビで「HERO」が始まりました。キムタク主演の作品はほとんど観たことはないのですが、この作品だけは別。共演者がいいのかなあ。松たか子さんに代わって北川景子さんになりましたが、今日観ると、北川さんはお嬢様然とした役よりも、こうした役どころの方がいいですね。13年前に放映していたときも夢中で観ていましたが、今回も期待です。
 今月下旬から公開される「ゴジラ」の試写会に家族の名前を使って応募したけど、ことごとくハズレ。本当に厳正な抽選を行っているのかなあと愚痴を言いたくなります。

2014年7月11日(金)
台風一過

 大型台風8号は、他県では土石流の災害等がありましたが、こちらは雨風も予想外に少なくあっという間に過ぎ去っていきました。今日は台風―過で気温は朝からうなぎ登り。午前中にはすでに30度を超え、35度までになりました。いよいよ梅雨明け間近かな。
  畑野智美さんの「メリーランド」(講談社)読了。南部芸能事務所に所属するお笑い芸人や彼らに関わる人々を描く7編が収録された連作短編集です。これが意外におもしろい(語彙が乏しくておもしろいとしか言えないのが残念ですが)。「南部芸能事務所」という前作があるそうなので、図書館で借りてこなくては。

2014年7月9日(水)
森絵都「クラスメイツ 前期」読了

 「本の雑誌」7月号の「新刊めったくたガイド」で北上次郎さんが絶賛していた、森絵都さんの「クラスメイツ 前期」(偕成社)を昨日図書館で借りてきましたが、文字も大き<、200ページほどの作品だったので、いっきに読了です。
 中学校1年生の1年間を24人のクラスメイトがそれぞれ主人公となって描いていく連作短編集です。12人ずつ「前期」「後期」の2冊に分かれており、「前期」は夏休みが終わって2学期の途中まで。40年前の自分自身の中学時代を思い出しながら楽しく読みました。さて、急いで「後期」を予約しないと。
 台風が近づいてきた影響で、昼間は晴れて蒸し暑かったのですが、夕方からものすごい雨です。“滝のよう”とはよく言ったもので、まさしく滝が落ちるように降る雨で、車のフロントガラスの前もワイパーが間に合わずよく見えない状態でした。ホント、あの雨の中の運転は危険です。明日もさらに近づいてくる台風の影響で雨風が強くなるのに、夜は職場の納涼会です。のんびり酒を飲んではいられないですねえ。

2014年7月8日(火)
大型台風接近のなか

 7月としては過去最大の台風と言われる8号が沖縄に最接近する中、こちらは朝から晴天で気温はうなぎ登り。エアコンを入れても汗が引きません。そんな猛暑の下で夕方からは職場周辺の除草作業です。環境整備を外注する経費もないので、社員自らで草刈りです。夕方とはいえ、この暑さの中、汗はだらだらで、家に帰ってシャワーを浴びて飲んだビール(発泡酒、いや第三のビールか)のおいしかったこと。最高です。
 家に早く帰りたいのを我慢して、図書館に本を返して予約しておいた本を借りてきました。吉永南央さんの「名もなき花の 紅雲町珈琲屋こよみ」、畑野智美さんの「メリーランド」、あさのあつこさんの「クラスメイツ 前期」、山本幸久さんの「GO!GO!アリゲーターズ」の4冊。ただでさえ、積読本があるのに、借りてしまうというアホな性格。結局、自分で購入して読み始めた真梨幸子さんの「人生相談。」は、まったく先に進まず。弱ったものです。

2014年7月7日(月)
新人さんは宇宙人

 ちょっと愚痴を・・・。近頃の若い者は(と、酔ったオヤジが若い人を貶すようには言いたくないのですが)、本当に打たれ弱いです。仕事のミスを注意しただけで、落ち込んでしまい、自分の仕事を放り投げて休んでしまう、挙げ句の果ては注意した人との人間関係がうまくいかないと言うのですから。まったく開いたロがふさがらないというのはこういうときのことを言うんだと改めて認識してしまいました。「仕事がきちんとできないあなたのことを『だいじょうぶ?』なんて、頭をなでてくれる人間関係なんてどこにもないぞ!」と、言いたくなってしまいます。締め切り直前になって放り出した仕事をいったい誰が代わってしたと思っているのか、気にもしていません。周りの人がどれだけ迷惑を被ったのかまったく理解できていないようです。きっと、そんなことは考えもしないのでしょう。本人の意識の外にあるようです。本人にとっては、自分に厳しいことを言う人は、理不尽に自分のことを苛めるという認識です。大事に育てられて、親からも怒られたことがく、気の合う仲間だけとしかつきあうことがなかったので、叱責されるということなんて今までの人生でなかったのでしょう。こんな部下を持った上司としては、ホント頭痛いです。そうそう、忘れていたけど、こんな部下の対処方法を探るためにも、阿川佐和子さんの「叱られる力 聞く力2」を読まなくては。

2014年7月3日(木)
予約本が続々

 図書館で予約していた本が、次々と順番が回ってきたため、読む許容量をオーバーという状況です。とにかく、返却日があるので、それまでに読み終えなければと、せっせと図書館の本を読むので、自分で購入した本は後回しです。今はこの17日に発表される直木賞にも候補作として選ばれている柚木麻子さんの前回の直木賞のやはり候補作だった「伊藤くんAtoE」を読んでいます。先日読み始めた真梨幸子さんの「人生相談。」は第1話を読んだままです。今後はなるべく図書館で借りて、本当に手元に取っておきたい本だけ購入することになりそうです。

2014年7月1日(火)
7月です

  7月です。今月発売の本の中では、久しぶりの石田衣良さんの池袋ウエストゲートパークシリーズ最新作の「憎悪のパレード 池袋ウエストゲートパーク]T」(文藝春秋)が一番の楽しみです。そのほか、万城目学さんの「悟浄出立」(新潮社)、小路幸也さんの「ビタースイートワルツ」(実業之日本社)、柳広司さんの「ナイト&シャドウ」(講談社)にも期待できそうです。海外ものでは、なんといってもユッシ・エーズラ・オールスンの特捜部Qシリーズの最新作「知りすぎたマルコ」(早川書房)ですね。果たして、本筋の事件とは別にマークの狙撃事件の真相や助手のアサドの正体がどこまで描かれるのかにも興味津々の新作です。
 映画は「ゴジラ」です。もうこれ以外にはありません。25日の公開が待たれます。
 今日は映画のサービスデーだったので、仕事の帰りに中島哲也監督の「渇き。」を観てきました。失踪した女子高校生の行方を元刑事の父親が追うという話です。女子高校生を題材にしているので、公開初日から8日間は高校生は1000円のキャンペーンを行っています。僕が観た上映回にも女子高校生のグループが何組かいましたが、この映画、高校生に率先して見せる映画ではないですねえ。殺しまくりで血がドバドバ出るシーンばかり。レイプシーンもあるし、テレビ放映は無理かなあというほどの映像です。いつもはかっこいい中年の役ばかりの役所広司さんがどうしようもない父親役を演じているところが見ものでしょうか。毒のある映画でした。
 昨年末に結婚式を挙げた長男夫婦が忙しい仕事のなかようやく新婚旅行に旅立ち、今日は旅先のプラハからラインで写真が送られてきました。プラハという町は綺麗ですね。いつか一度は行ってみたいと思わせます。