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身辺雑記(2014年6月)

2014年6月25日(水)
日本予選敗退

  図書館から借りてきた秋吉理香子さんの「暗黒女子」(双葉社)いっきに読了。イヤミスと言われるだけあって、読後感は非常に悪いです。というより、オジサンにとっては、女子高校生の怖さを教えてくれる作品です。
 いつものように、図書館に行くと、つい予約した本を受け取るだけでなく、それに加えて何冊かを借りてしまいます。おかげで返却日までに返そうと、読み始める予定だった真梨幸子さんの「人生相談。」は後回し。次は佐々木譲さんの「代官山コールドケース」を読み始めます。
  今朝は早起きしてサッカーワールドカップの日本対コロンビア戦を観戦。思ったとおり、コロンビアは決勝トーナメントに備えて、前の試合から8人を入れ替えてきました。そのため、前半は日本が押し気味でしたが、いかんせんシュートを決める選手がいません。PKで取られた1点を、どうにか前半終了間際の岡崎のヘディングシュートで同点にしたときは、期待を持ちましたが、コロンビアが後半からエースのロドリゲスを投入すると、まったく勝負になりませんでした。セルジオ越後さんが、これで日本が井の中の蛙ということが気がついたのではないのかなと厳しいことを言っていましたが、反論はできませんね。

2014年6月24日(火)
明日はいよいよ日本対コロンビア

 いよいよ明朝5時からワールドカップ予選リーグの日本対コロンビアが行われます。日本が決勝トーナメントに進出するためには、2点差以上で勝って、同じ組のギリシャ対コートジボワール戦でのギリシャの勝利を願いたいところです。両チームの実力から判断すればかなり厳しい戦いになるでしょうが、コロンビアは既に決勝トーナメント進出を決めているので、怪我を恐れてそれほど激しくぶつかってこないでしょうし、主力を温存する可能性もあります。まあ、そんなことは期待せずに、もう全力で戦うだけですね。
 真梨幸子さんの「人生相談。」(どうして名詞なのに句点がついているのでしょうか?)を読み始めました。初めての真梨作品です。真梨さんといえばイヤミスとの印象がありますが、さてどうでしょうか。

2014年6月23日(月)
図書館へ行くと

 このところ、読みたい新作があまりないので、積読本を読んだりしているのですが、よせばいいのに図書館でも本を借りてきてしまって、こちらは返却期限があるので、期限まで読み終えようと四苦八苦。図書館の棚を見ていると、ついつい、これも借りたいあれも借りたいと、許容量以上の本を借りてしまうという、これも悪癖でしょうか。図書館からは予約本の順番がきたと連絡が来ました。先日借りた「アルモニカ・ディアボリカ」、「特捜部Q カルテ番号64」はどうにか読み終えたので、明日図書館に寄ってきます。

2014年6月22日(日)
「サード・パーソン」「ノア」観てきました

  昨日はポール・ハギス監督の「サード・パーソン」、今日はダーレン・アロノフスキー監督の「ノア 約束の舟」を観に行ってきました。
 ポール・ハギス監督といえば、アカデミー作品賞を受賞した「クラッシュ」を思い起こしますが、この作品は「クラッシュ」同様の群像劇です。でも、正直のところ、よくわからない映画でした。ニューヨーク、ローマ、パリの3つの都市で3組の男女の恋愛劇が描かれていくのですが、途中で「あれ?」と気がついてから、「この映画はいったい何だ!」と理解できなくなりました。帰ってから、ネットの映画サイトでネタバレを見たりしましたが、それでも完全にはわからず。いったい、あの映画、1回観ただけで理解できる人がいるのかなぁ・・・
 「ノア」は、年配客で地元の映画館も珍しく7,8割の入り。「ノアの箱舟」の話は、キリスト教徒ではなく、聖書も読んだことのない僕でも知っていますが、箱舟を作り始める前のこととか、箱舟で大洪水を乗り切った後のことはまったく知りませんでした。キリスト教徒ではない僕にはまったく理解できませんでしたが、神のためならあそこまでできるんですかね(まあ、結局実行しませんでしたが。)。僕としては、何をするかは神ではなく自分自身で決めると考えるカインの末裔であるトバル・カインの考えの方が共感できます。それにしても、カインとアベルにセトなんていう弟がいるなんて知りませんでした。

2014年6月20日(金)
第151回芥川賞・直木賞候補作発表

 第151回芥川賞・直木賞の候補作が発表になりました。直木賞については次のとおり。
  伊吹有喜 「ミッドナイト・バス」(文芸春秋)
  黒川博行 「破門」(KADOKAWA)
  千早 茜 「男ともだち」(文芸春秋)
  貫井徳郎 「私に似た人」(朝日新聞出版)
  柚木麻子 「本屋さんのダイアナ」(親潮社)
  米渾穂信 「満願」(新潮社)
 この中で読んでいるのは、貫井さんと米潭さんの作品の2作だけです。ミステリのサイトでは米澤さんの「満願」の評判がいいようですが、どうでしょうか。貫井さんの「私に似た人」は、僕としてはいまひとつ。黒川さんが6回目の候補ということですから、そろそろという気もしますが、実際に読んでいない僕としては何とも言いようがありません。選考会は7月17日です。

 日本時間の今朝行われたワールドカップサッカー日本対ギリシャ戦は0対0の引き分けに終わりました。最終戦の他の試合の結果にもよりますが、もうほぼ決勝トーナメント進出はないと思った方がいいでしょう。今日も、前から言われているように決定力不足で点を奪うことができませんでした。前半38分の相手の1人退場で数的有利になったのにも関わらずです。スポーツ新聞の評論家が言っています。「チャンスがなかったわけではない。(W杯を戦う日本代表という)レベルで“惜しい”はいらない。」まったくそのとおりです。

2014年6月19日(木)
阿川佐和子「叱られる力 聞く力2」発売

 150万部超のベストセラーとなった阿川佐和子さんの「聞く力」の第2弾が発売されました。以下は文藝春秋のHPにある作品紹介です。

 『今回のテーマは、「叱る」です。「聞く力」についての取材を受けるうち、阿川さんは女性誌の編集者との雑談で、いかに部下を叱りにくいか、若い社員が叱られ弱いか、について聞かされる機会が何度もありました。注意したら会社に来なくなった、なんていうのは序の口で、隣の席の先輩が怒られているのを見ただけで辞表を出す、「人に叱られたのは初めてで、どうしたらいいかわからない」と茫然とする……などなど、異常に打たれ弱い新人・若手社員が増殖している現実に気づかされたのです。そこでアガワが、父親や仕事のボスに怒鳴られ続けた60年を振り返るとともに、上記のような実例を引き合いに、「叱る」「叱られる」も結局は「聞く」ことにつながる大事なコミュニケーションであると説きます「きっぱり、はっきり、しっかりと」「親は嫌われる生き物」「『いつもそうなんだから』は禁句」「『最悪の経験』を尺度にする」「『私、人見知りなんです』は甘え」など、アガワ流の「叱る覚悟」「叱られる勇気」をお楽しみください。』

 最近の若い社員を如何に叱るか。これって、部下のいる立場の人間にとっては切実な問題です。「なぜ、こんなことくらいで?」と、若い部下の理解できない行動にどうしたらいいのかと悩むことも多々あります。ちょっと注意をしただけでも、落ち込んでしまう姿に、「何甘えているんだ、お前よりこっちの方が神経すり減っちゃうよ」と言いたくなることも。阿川さん、どんな解決策を提示してくれるのでしょう。さっそく、購入です。

 世間の関心は、いよいよ明朝に迫ったサッカーワールドカップの日本対ギリシャ戦。先日のコートジボワール戦が逆転負けに終わったので、決勝リーグに行くには勝利をつかみたいところです。でも、サポーターの皆さんには悪いのですが、ヨーロッパや南米のチームをみていると、日本選手とは個々の力に大きな差があることは明白です。ブラジルのネイマール、オランダのロッペン、ファンペルシー、ドイツのミュラーなど、世界的なスターはここぞというところできちんと自分の仕事をします。そんな中、日本としてはチームとしての力で対抗するしかないのですが、さて、どうなるでしょうか。頑張れ、日本!

2014年6月16日(月)
ブルーマンデー

  週初めの月曜日はどっと疲れます。ブルーマンデーですね。そんな疲れを癒やしてくれるのが、夕食の時のビール一杯(発泡酒ですけど)。そのビールを父の日のプレゼントで長男夫婦が贈ってくれたタンブラーで飲みます。たぶん、お嫁さんが酒好きの僕のために選んでくれたことと思いますが、泡立ちがいいタンブラーで至福の一杯です。
 図書館から借りた皆川博子さんの「アルモニカ・ディアボリカ」を読了。「聞かせていただき光栄です」の続編ですが、前作に比べると話がより複雑で、誰が誰だか途中でわからなくなってしまって、元に戻って再確認を繰り返しました。この2冊、他の皆川作品に比べると読みやすいそうですが、これで頭の中の整理がつかない僕では他の皆川作品は厳しいのかも。

2014年6月11日(水)
ぬすまれた町

  先日、児童文学作家の古田足日さんが亡くなったとの記事が新聞に掲載されていました。昭和36年に「ぬすまれた町」で児童文学作家としての活動を始めたそうですが、僕自身も古田さんで印象に残っているのは、この「ぬすまれた町」です。以前、この身辺雑記にも書いたと思いますが、小学生の時、友だちが図書館で借りた「ぬすまれた町」を又貸ししてもらって読んだら、これがおもしろいのなんのって、ワクワクしながらページを繰った記憶があります。あまりのおもしろさに、友だちが返したあとに今度はきちんと自分で借りて読んだものでした。
 その後子どもが小学生の頃、保護者参観で立ち寄った図書館に「ぬすまれた町」があるのを見つけ、子どもに頼んで借りてもらって再読しました。残念ながら、子どものときのワクワク感を感じることはできませんでした。やっぱり、本にはそれぞれ読むタイミングがあるのでしょう。今でも本棚には子どもに買った古田足日さんの「おしいれのぼうけん」が入っています。

2014年6月10日(火)
久しぶりに図書館で本を借りました

  4月に勤務先が変わって車で通勤する途中に、ちょっと寄り道すれば公立の図書館があることに気付きました。さっそく今日の仕事帰りに意を決して(笑)、図書館に寄って利用者カードを作成、久しぶりに図書館で本を借りてきました。昨日読み終えたばかりの皆川博子さんの「開かせていただき光栄です」の続編、「アルモニア・ディアボリカ」と7月に新作の発売が予定されているユッシ・エーズラ・オールスンの“特捜部Qシリーズ”の「カルテ番号64」です。あと1冊、誉田哲也さんの「ケモノの城」を借りたかったのですが、こちらは予約が13人も入っていて、当分借りることができません。とりあえず。この2冊を返却日までに読まないと。
 梅雨に入ってから毎日曇りや雨の日ばかりです。ジメジメした天気で不快指数も急上昇です。

2014年6月7日(土)
1954年「ゴジラ」観てきました

  今日は予定どおり、帰省している息子と一緒に1954年に公開された「ゴジラ」第1作を観に行ってきました。さすがに劇場内は年配の客ばかり。一番若い客が息子ではなかったでしょうか。僕自身もまだ生まれていない頃の映画で、昔テレビで観た記憶はあるのですが、もちろんスクリーンで観るのは初めて。こんな白黒映画をCG全盛時代を生きる息子がどう観るのかと興味津々でしたが、観終わったあとに最初に言ったのが「昔の映画にしてはおもしろかった」でした。見ただけで模型であることがわかる船や電車に、僕自身は「ちゃちだなぁ〜」と思ってしまったのですが、息子は「戦争終わってまだ9年なのに、あそこまでやるなんて当時としてはすごいよ」とか、「やっぱり円谷さんが特撮しているだけあって、飛行機の飛ぶシーンなんてウルトラマンと同じだ」と、楽しんで観ていたようです。さて、次は7月25日公開のアメリカ映画の「ゴジラ」です。今日も上映前に、今までの予告編とは異なる予告編が流されました。1998年に公開されたローランド・エメリッヒ監督作品の「ゴジラ」の造型は、あまりに恐竜的なリアリティがありすぎて、がっかりしたものですが、今回のゴジラには大いに期待したいですね。出演する渡辺謙さんが、英語的に「ガッジ〜ラ」とは言わずに、日本語的に「ゴジラ」と発音していたのは嬉しい。

2014年6月6日(金)
いよいよ梅雨入りです

  梅雨に入って、今日は朝から一日中雨でした。それも時々激しい降りになりました。裏の田圃は田植えが終わり、雨乞いをする必要もないのにカエルたちは大合唱です。来週も雨模様の日が続くようで、ジメジメした嫌な日になりそうです。
 皆川博子さんの「開かせていただき光栄です」を読書中。初めての皆川作品です。最初は登場人物たちのカタカナ名と通称になかなか名前が覚えられなかったのですが、ようやく慣れてきて読書のスピードが上がってきました。とはいえ、まだ3分の1弱です。まだ展開が読めません。
 明日は、7月に公開されるアメリカ版の「ゴジラ」を記念して公開される「ゴジラ」第1作を観に行ってきます。

2014年6月5日(木)
小栗旬[BORDER」最終回

  木曜日の夜の楽しみといえば、テレビ朝日夜9時からの「BORDER」と、同じ時間帯のTBSの「MOZU」を観ることです。放映が始まった頃は「MOZU」を観て、「BORDER」は録画でしたが、今では反対に「MOZU」が録画となっています。
 小栗旬くん主演の「BORDER」の、脳に入ったままの弾丸のせいで幽霊が見えるようになってしまった刑事という設定が僕好みです。それに、脇役で出てくる小栗くん演じる石川刑事の協力者、“サイモンとガーファンクル”と“スズキ”のキャラがいいんですよね。そのうえ、金城一紀さんの脚本がまたいいです。先週の第7話「敗北」なんて最高です。視聴率も当初は「MOZU」の方が上だったようですが、今では逆転してしまったようです。どうも「MOZU」は残酷描写が多いのが視聴率の上がらない原因ではないでしょうか。西島秀俊さんファンの妻も観るのを止めてしまいました。ストーリー自体は原作とは違う部分が出てきて、なかなか面白いんですけどねえ。今夜は「BORDER」が最終回。果たして小栗くんの頭に入った弾丸はどうなるのか。

2014年6月1日(日)
猛暑日です

  いやぁ〜暑いです。先日もそんなこと言いましたが、今日の気温はこちらでは35.9度。ついに今年初めての猛暑日となりました。まだ6月の初日なのにねぇ。これでは今年の夏はいったいどこまで暑くなるのか、本当に怖ろしいです。
 昨日は、池袋でキャラメルボックスの「鍵泥棒のメソッド」を観てきました。今回の「鍵泥棒のメソッド」は「アフタースクール」の内田けんじ監督作品で、2012年に堺雅人さん、香川照之さん、広末涼子さん共演で映画化されたものの舞台化です。主演3人がダブルキャストでしたが、僕が観たのは、多田直人さん、岡田達也さん、岡内美喜子さんのホワイトキャスト。映画の3人と比較されてしまうのは仕方ないですが、キャラメルボックスの皆さん、それぞれ頑張っていました。ただ、岡内さん演じる水嶋香苗は、映画の広末さんのインパクトが大きかったのか、どうしても岡内さんの演技が広末さんから抜け出していないなあという気がしました(岡内さん、ごめんなさい。)。多田さん、岡田さんは、堺、香川コンビとはまた違う一面も見せてくれていたように思いますが、これもまあ、成井さんの脚本のせいでもあるのかな。
 3人以外では、ブラックキャストでコンドウを演じる阿部丈二さんが演じた監督役は強烈でしたねえ。今回コンドウを演じた岡田達也さんがブラックキャスト版でどう監督役を演じているのか観てみたかったです。それと、今回猫娘を演じた渡邊安理さん。かわいかったなあ。ホワイトキャストでは水嶋香苗役ですが、若い安理さんが結婚を急ぐ香苗役をどう演じているのか、これまた観たかったですねえ。DVD化されたら買って観たい気がします。
 泣きのキャラメルボックスと違って、いろんな楽屋落ちのセリフもあって、2時間大いに楽しませてもらいました。
 観劇のあとは東京にいる二男と長女と一緒に新宿の串揚げのお店「立吉」へ。5時過ぎに行ったら、既に1時間ほどの順番待ち。人気店だけありますね。それでも、せっかく来たのだからと、結局1時間待ってようやくカウンターに座ることができました。でも、待っただけのことはありました。春菊の真鯛巻きとかグリーンアスパラの肉巻き、筍の肉巻き等々旬の素材を生かした串揚げに大満足。あの揚げ方は見事としか言えません。美味しかったです。
 家に戻ったら、裏の田圃に水が入っていました。いよいよ田植えの準備です。今までまったく鳴き声が聞こえなかったというのに、どこから集まってきたのか、今年も蛙の大合唱が始まりました。