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身辺雑記(2014年3月)

2014年3月31日(月)
最後の出勤です

  今の職場での最後の日を過ごしてきました。わずか1年で、まったく予想もできなかった転勤ですが、これもサラリーマンの定め。行けと言われれば、行かないわけにはいきません。明日からは新しい職場で仕事をしなければなりませんが、最初は職場の人間関係もわからないので、疲れそうです。でも、新たな気持ちで頑張らなくては。
 先日、妻の父が熱が出て医者に行ったところ、肺炎に罹っているのですぐ入院と診断されました。高齢者の肺炎は、危険なようですが、発見が早かったのが功を奏して、だいぶ落ち着いてきたようです。転勤に義父の入院と、バタバタが重なったので、この土日は映画も観に行くことができませんでした。4月になって落ち着いたら、どんどん観るぞ!

2014年3月28日(金)
慌ただしい1週間

  思わぬ転勤が決まり、今週は仕事の片付けや送別会が続きバタバタとした1週間でした。今日、新任者への引き継ぎも終わり、今の職場に通うのも月曜日の一日だけです。せっかく気心が知れるようになった同僚とも別れ、新たな人たちとの関係を築いていかなければなりません。当初はちょっと気疲れしそうです。それに、4月からはバス通勤から車通勤に変わるので、通勤時の読書の時間がなくなるのが寂しい。
 米澤穂信さんの「満願」(新潮社)読了。「儚い羊たちの祝宴」系のどれも暗い作品でした。米澤さんには“古典部”シリーズと“小市民”シリーズの新作を期待したいですね。

2014年3月25日(火)
「福家警部補の挨拶」最終回

  火曜日の夜の楽しみだったフジテレビの「福家警部補の挨拶」が今日で最終回。ラストは原作でいうとシリーズ第3弾の「福家警部補の報告」のラストにあった「女神の微笑」でしたが、原作とは違うラストになってしまいました。あのラストだからこそ(ネタバレになるので伏せます)、今後の展開が楽しみだったのですが、テレビはシリーズ化はしないのでしょうか。檀れいさんの福家警部補役が気に入って見ていましたが、今回で終わりとなるとちょっと寂しいですね。
 年度末で、それに加えて職場が異動になってしまったので、バタバタとしていて読書はほとんど進まず。米澤穂信さんの「満願」(新潮社)に取りかかっていますが、収録された6編の短編のうちまだ2編しか読み切っていません。冒頭の「夜警」はなかなか面白い作品でした。残りも期待できそうです。

2014年3月24日(月)
3連休も終わり

 3連休が終わりました。この3連休、初日の金曜日は東京へキャラメルボックスの「あなたがここにいればよかったのに」を観るために上京。観劇が夕方からだったので、朝早く出発して、夕方までは地元では公開されない映画「7番房の奇跡」と「ワンチャンス」を観てきました。「7番房の奇跡」は幼女誘拐殺人罪に問われた知的障がいのある父と娘の物語でしたが、子役が上手すぎて、ずるいとしかいいようがありませんでした。泣かせられましたねえ。一方「ワン・チャンス」は、数々の挫折を乗り越えて、子どもの頃からの夢だったオペラ歌手になった男の物語でしたが、これも感動させられました。
 土曜日は昨年末に結婚した長男夫婦が来たので、富士山を近くで見たことのないというお嫁さんを連れて富士五湖までドライブ。天気が良くて風もほとんどなかったため、雲もなく、雪をかぶった富士山が綺麗に見えて、お嫁さんは大いに感動してくれました。毎日富士山を見ている僕らと違って、富士山を見慣れていない他県の人にとっては、ほかの山とはちょっと違う感動を覚えるようです。昼食は富士山の麓では有名な“吉田のうどん”をいただきました。歯ごたえのある堅いうどんに汁は醤油と味噌を混ぜ合わせたもの、必ず入っているのはキャベツ、それに肉うどんの肉は馬肉という、ちょっと変わったうどんです。これが意外といけるんですよねえ。お店はガイドブックでうどんが名物だと知った観光客も多かったようで、列ができるほどの大混雑でした。
 昼食のあとは、樹海の中の氷穴と風穴を見学し、河口湖畔のロープーウェイに乗って、山の上から富士山を見ました。本当に素晴らしい景色でした。
 今日は会社で異動の内示があり、残留希望にかかわらず、異動することとなりました。サラリーマンですから辞令1枚で異動しなければなりません。まったく予想していなかったので、準備が大変です。  

2014年3月18日(火)
「ダ・ヴィンチ」4月号

  本当に久しぶりに本屋さんに立ち寄ったら、「ダ・ヴィンチ」4月号で伊坂幸太郎さんが特集されていたのを発見。いつもは立ち読みのところ、思わず購入してしまいました。最新作「首折り男のための協奏曲」についてのインタビュー、5月に公開される映画「オー!ファーザー」の主演の岡田将生くんと藤井道人監督のインタビュー、さらに伊坂映画漸作品紹介など盛り沢山です。特に「伊坂幸太郎第2期作品自著解題ロングインタビュー」は読み甲斐がありました。ちなみに伊坂作品の映画化の中で好きなのは「アヒルと鴨のコインロッカー」です。当時仙台に住んでいた息子に会いに行ったときに、仙台駅の映画に出てきたロッカーを見に行きましたっけ。「オー!ファーザー」にも期待したいです。
 2010年から始まった、映画の黄金時代に生まれた特に素晴らしい傑作映画を選び出し1年間にわたり連続上映する「午前十時の映画祭」。今年度は「第二回 新・午前十時の映画祭」として4月から上映が始まりますが、ようやく地元の映画館もこのイベントに参加することとなりました。「スティング」や「砂の器」、「太陽がいっぱい」は劇場の大きなスクリーンで観たことがないので、ぜひ観に行きたいと思っています。「スタンド・バイ・ミー」や「ゴースト/ニューヨークの幻」もいいですねえ。

2014年3月16日(日)
STAP細胞問題その後

  STAP細胞の件は、14日の理研の中間報告の記者会見が行われましたが、小保方さんが責任を追及されるのは当然のこととしても、理研のお偉方が、他人事のように話しているのは、なんだかなあと思いました。こんな世紀の大発見という論文なのに、発表に際してあの方たちは何のチェックも行わなかったのでしょうか。あなたたちにも責任があると思った人も多いのではないでしょうか。もちろん、小保方さんについてはその責任は言うまでもありません。いまどき、コピペしたり、写真を切り張りしたりするのがいけないなんて、専門家でなくても誰でも知っています。娘が言うには、大学のレポートでコピペが発覚したら停学になるそうですよ。いったい、彼女はここに至るまで何を学んできたのでしょう。
 三連休に年末に結婚した息子夫婦が我が家にやってくるので、今日は朝からせっせと家の中の掃除です。風呂のカビ取りをしたり、トイレ掃除をしたりと、一日中掃除でグッタリです。お嫁さんに、あまり飾ったところを見せる必要はありませんが、できるだけのことはしておかないと。なにせ、当日は僕は東京に観劇に行く予定が以前から入っていて、家に帰ってくるのは夜遅くなので、掃除くらい頑張らないと妻の機嫌が悪くなります(笑) 

2014年3月13日(木)
STAP細胞で大騒ぎ

 このところSTAP細胞の小保方さん周辺が騒がしいです。発表された論文に、他の論文からの写真の使い回しと思われるものや、他の論文の盗用ではないかと思われる部分が発見されたということ、挙げ句の果てには、彼女の博士論文にも他の人の論文からの盗用が疑われています。それに対し、論文の共著者からも論文の取り下げの呼びかけがあるなど、問題はしだいに大きくなってきています。STAP細胞の発見の時は、“リケジョの星”などと小保方さんを持ち上げていたマスコミも、手のひらを返したように、疑惑の点をあげつらいます。STAP細胞が本当に作ることができるのかは、今後他の研究者が再現できるかどうかにより、はっきりする問題ですが、ここまで騒ぎが大きくなったのは、ひとつには小保方さんが盗用等の疑惑に対し、はっきり否定をしないことに問題があるのではないでしょうか。だから、研究成果までもが疑われてしまうのでしょう。発表のときは、積極的に割烹着姿でマスコミの取材を受けていたのに、今回はまったく本人が出てきません。写真の使い回しや、論文の盗用が違うなら、はっきり自らの口で否定すればいいのではないでしょうか。そうしないから、疑惑は事実ではないのかという思いがみんなの気持ちの中でどんどん大きくなってきてしまいます。梯子を外され、本人はショックでしょうけど、マスコミになど負けずに、盗用の事実だけでも真実と違うなら、反論すべきです。黙っていることは認めたことになります。所属する理研は、本人は淡々と研究を続けていますと言っていますが、それでは駄目でしょう。たとえ研究成果が正しかったと将来証明されても、盗用の事実が真実ならば、彼女の研究者としての生命は失われてしまいます。いつかは真実がわかるなどと、のんびりと構えていては駄目だと思うのですが。
 今日、10数年ぶりに友人が職場を訪ねてくれました。以前、東京での長期研修で同じ釜の飯を食べた仲間ですが、なかなか会う機会がなく、年賀状だけのやりとりでした。今日は奥さんがこちらに用事があったので、休暇を取って一緒に来たとのこと。仕事中だったのでゆっくり話もできませんでしたが、昔のバカなことをやっていた若い頃を思い出してしまいました。

2014年3月11日(火)
震災から3年

  3月11日です。東日本大震災の日から3年がたち、ここ何日か、テレビでは震災特集の番組が放映されています。3年前の震災では、こちらの住居には被害がありませんでしたが、その日は、当時仙台にいた二男が大学卒業で引っ越しをする手伝いに休暇を取って仙台に向かう直前でした。地震発生直後にかかってきた二男からの「凄い揺れている」という電話での一報以降、電話がまったく繋がらず、二男は大丈夫なのかと気が気ではない一日を過ごしました。その後、二男から無事を知らせる電話が入って、安心したのですが、テレビでは見るに堪えない震災の被害状況が次々と報道されていました。3年が経過してもまだまだ復興は進んでいません。いまだに2千数百人の行方不明者がいます。昨夜見たテレビでは、行方不明の妻を探すために、仕事の合間に勉強をして潜水士の資格を取った男性の話が放映されていました。被災された人々にとっては、震災はまだ続いているのでしょう。

2014年3月9日(日)
娘と父との就活

 娘が地元での就職活動で先週から今日まで帰省していました。就活も本格化で、そろそろ“お祈りメール”も届いてきているようです。父親としては娘には気にしないようにとの一言ぐらいしか言いようがありません。できるのは、娘が書くエントリーシートの添削をするくらいです。先日、娘に頼まれて添削したエントリーシートを出した先は、とりあえず第一段階通過をし、父親としては面目躍如。ここからの面接は娘次第ですので、親としてはもう何もできません。
 昨日は久しぶりに映画の梯子。万城目学さんの同名小説の映画化「偉大なる、しゅららぼん」と、今年のアカデミー賞作品賞受賞作「それでも夜は明ける」を観てきました。ようやくエンジンがかかってきました。
 大倉崇裕さんの「福家警部補の報告」(東京創元社)読了。現在テレビで主人公・福家警部補を檀れいさんが演じているので、読みながら頭の中では檀さんの顔が浮かんでしまいます。意外に檀さん、ピッタリで火曜日夜にテレビを見るのが密かな楽しみになっています。「オッカムの剃刀」では福家警部補最強の敵と思われる人物が登場しましたが、今回の「福家警部補の報告」の中の「女神の微笑」には、宿命のライバルかとも思われる人物が登場。今後の展開が気になります。
 今夜からは小路幸也さんの「スタンダップダブル」の続編「スタンダップダブル 甲子園ステージ」(角川春樹事務所)を読み始めます。

2014年3月3日(月)
女子中学生強盗殺人事件の犯人逮捕

 昨年8月に三重県で起こった女子中学生強盗殺人事件の犯人が逮捕されました。犯人は近所の高校三年生。卒業式を終えた翌日に警察は逮捕に踏み切ったようですが、報道によると本人も容疑を認めているようです。それにしても、中学生がそんな大金を持っているはずがないとわかりそうなものなのに、わずか6000円のために人を殺すとは、理解できません。いったい何が理由なのか、明らかにしてもらいたいですね。
 アメリカではアカデミー賞の授賞式が行われました。作品賞はスティーヴ・マックイーン監督の「それでも夜は明ける」でした。前哨戦のゴールデングローブ賞の映画ドラマ部門作品賞を皮切りに、放送映画批評家協会賞の作品賞、英国アカデミー賞の作品賞などに輝いており、順当なところでしょうか。ブラッド・ピットのプロデュース作品でもあります。才能のある人って違いますね。注目していた主演男優賞は「ダラス・バイヤーズクラブ」のマシュー・マコノヒー。またしてもレオナルド・ディカプリオは受賞できませんでした。もういい加減嫌になってしまうのでは。何はともあれ、今後の受賞作の公開が待ち遠しいです。

2014年3月1日(土)
3月の始まりです

  今日から3月です。このところの暖かさで庭の雪もようやく消えそうになってきたのに、明日はまた雪の予報です。もう大雪は勘弁してほしいですね。今のところ雨。気温がそれほど下がっていないので、明日目覚めたら庭が白くなっているということはないと思うのですが・・・。
 トップページの「今月の購入予定本」には何冊か挙げておきましたが、実はそれほど購入したいという本はありません。敢えて挙げれば、青春ミステリである長沢樹さんの「冬空トランス」(角川書店)と昨年亡くなった連城三紀彦さんの「小さな異邦人」(文藝春秋)でしょうか。
 映画も今月はぜひ観たいという作品が思い浮かびません。昨日は会社帰りのレイトショーで、我が町で撮影した法条遥さん原作の同名小説の映画化「バイ・ロケーション」を観に行ってきましたが、今日は映画の日で1000円で入場できるのに、映画館に行く気力が湧きませんでした。どうも、大雪で調子が狂ってしまいました。
 ウィリアム・ランディの「ジェイコブを守るため」読了。帯に書かれた「わたしが証言台に立ったときには、すべてが手遅れだった。」がラストになってわかります。リーガルサスペンスと思いましたが、家族愛の物語です。