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身辺雑記(2013年9月)

2013年9月29日(日)
更新がなかなかできず

  先週1週間は仕事がバタバタしていて、HPの更新をする気持ちの余裕がありませんでした。読書量も激減。初期の池井戸作品を読み始めていましたが、なかなか進みません。今週は体制の立て直しをして、少しづつまた読み始めることにします。
 それでも、ストレス発散で、金曜日の夜は仕事帰りにレイトショーで2週間限定上映の「クロニクル」を、土曜日の夜は妻と帰省していた娘の3人で「謝罪の王様」を観に行ってきました。「謝罪の王様」は、水田伸生、宮藤官九郎、阿部サダヲのコンビが大いに笑わせてくれました。ストレス発散には最適の映画です。
 日曜日の夜ですが、先週でTBSドラマ「半沢直樹」が終了してしまったので、見る番組がなくなってしまいました。最終回のあのラストでは(目がしだいに怒りに燃えてくるところが凄かったですね。)、当然続編を予定していると思いますが(原作は続編として「ロスジェネの逆襲」がすでに書かれているので、続編があることは間違いないところでしょうが)、半沢直樹役の堺雅人さんが忙しいですからねえ。TBSとしては、高視聴率で人気の高いうちに続編を放送したいでしょうけど、 この10月からは、今度はフジテレビの「リーガル・ハイ」で人格破綻の弁護士を演じなければなりませんから、早くても来年の春以降の番組ですね。視聴者の一人としても、早い放映を期待したいです。

2013年9月21日(土)
キャラメルボックス「ケンジ先生」を観に行ってきました

  今日は東京へキャラメルボックスの公演「ケンジ先生」を観に行ってきました。
 学校から先生という職業がなくなってしまった時代に、宮沢賢治をモデルにしたアンドロイドの先生が家にやってきたことから起こる騒動を描いていきます。2つのチームで上演していますが、僕が観たのは、ケンジ先生役が左東広之さん、ケンジ先生の授業を受けることとなる少女・レミ役が林貴子さんの“どんぐり”チーム。そのほかレミの友人ソラコの姉の歌手・トシコ役が渡邊安理さん、トシコの事務所の所長・シラキ役に岡内美喜子さんと、あえて言えばもう一つの山猫チームより僕の好きな役者さんがいるチームでした。物語は、「銀河旋律」、「広くてすてきな宇宙じゃないか」、「僕のポケットは星でいっぱい」の延長線上にあり、いつもより短めな1時間半の上映時間、暗転しないラスト、ミュージカルのような他のチームも加わっての歌と、いつもと違う部分も新鮮な感じでした。
 せっかく東京に行くのだからと、今回は観劇の前に映画を2本。台湾映画の「あの頃、君を追いかけて」と福士蒼汰くん主演のタイム・トラベル映画「江ノ島プリズム」です。
 「あの頃〜」は、台湾で大ヒットした青春映画です。台湾映画なんてなかなか観る機会がありませんが、新聞の映画欄に掲載されていた“台湾で大ヒットした青春映画”という映画評を読んで観に行きたくなりました。これは儲けものの映画でした。観ているうちにもう一度あの頃に戻りたいと本当に思いました。観客は年配の人が多かったのですが、僕と同じように思った人も多かったのではないでしょうか。ラストの終わり方もありきたりでなくて最高です。日本のマンガやAVも登場しています。日本の文化の影響力ってすごいです。
 一方「江ノ島〜」も青春映画です。「あまちゃん」での福士蒼汰くんの人気のせいか、観客には女子中高校生のグループが何組かみられました。親友を死から救おうとタイムトラベルを繰り返す青年の話です。なぜタイムトラベルができるのかという点はまったく説明がされていませんが、そんなことは二の次なんでしょう。親友を救うためにはある犠牲を払わなければなりませんが、主人公の彼はそれでも敢えて親友を救うことを選びます。あまりに悲しい青春物語でした。 

2013年9月19日(木)
古本処分

  先日頑張って片付けた本を宅配買取業者に引き取ってもらいましたが、A業者は、買取価格はハードカバー、文庫、コミック合わせて140冊に対し、2000円弱となりました。とはいえ、読んだばかりで思い切って処分した直木賞受賞作の「ホテルローヤル」が700円ということだったので、ほかは結局1冊10円ほど。B業者は、ハードカバーと文庫合わせて100冊が700円弱。こちらは1冊10円にもなりませんでした。今年1月に刊行されたばかりの海堂さんの「輝天炎上」も入れたので、1000円以上になるのではと期待していたのに、がっかりです。まあ他のハードカバーも文庫もほとんど3年以上前のものでしたから、仕方がないのでしょうね。買取業者に出す場合には買取金額に期待しては駄目だということがよくわかりました。本を処分してもらっただけで良かったと思わざるを得ません。さて、また処分する本を選ばないと。

2013年9月18日(水)
いよいよ秋

  台風が過ぎてからいっきに朝晩の気温が下がりました。まだまだ日中は30度を超えていますが、朝出勤するときには半袖では寒いくらいです。夜も今までは何も上にかけないでも眠ることができたのに(それでも暑いくらいだったのに)、今週は毛布をかけないと風邪を引きそうです。いよいよ本格的に秋が近づいてきたようです。
 東野圭吾さんの「祈りの幕が下りる時」読了。加賀恭一郎の母親も登場するファンには外せない1冊です。

2013年9月16日(月)
台風通過

  今日は朝から台風のため大雨でした。今日一日でこちらの地方の9月ひと月分の雨が降ったようです。7月8月はほとんど雨が降らないで水不足だったのに、今日だけで今度は川の氾濫を心配しなくてはならないとは、自然の怖ろしいところです。
 そんな天候で、出かけることもできずに、朝からぐだぐだと家の中に籠っていました。そのおかげと言うべきか、池井戸潤さんの「銀行総務特命」を読了。続けて、東野圭吾さんの新作「祈りの幕が下りる時」を読み始めました。

2013年9月15日(日)
台風が近づいています

  昨日から3連休ですが、台風が近づいているため、今日は朝起きたらあいにくの雨。それでも日中は台風はどこに行ったんだろうと思えるほどの晴天で暑くなりました。妻が昨日から実家に行っているため、のんびりひとりで好きなように暮らしています。昨夜はシネコンが映画の日ということで1000円で入場できるため、渡辺謙さん主演の「許されざる者」を観に行ってきました。クリント・イーストウッド監督・主演のハリウッド映画のリメイクです。ハリウッド映画を観ていないので、比較ができないのですが、人を殺すのを止めた男が、再び剣をとる理由は、きっと正義のためとか、悪人から愛する人を守るためとか、とにかくそれなりのカッコいい理由だと思っていたのですが、実際はお金のため。う〜ん、確かに厳しい現実のためにやむを得ないのですが、それにしてもなあ・・・。クリント・イーストウッドも同じだったのでしょうか。
 眠る前は、レンタルしてきたDVDを眠くなるまで観ていました。アメリカのドラマシリーズのゾンビがうようよいる中で生きる人間を描いた「ウォーキング・デッド」。ここに至って、ついにここまで一緒に生き残ってきたあの人が死亡。いやぁ〜泣けてしまいます。それにしても、あまりにグロいです。ゾンビを倒すために頭を撃ち抜いたり、叩き割ったり、テレビでここまでするのかと思えるほどです。アメリカは特定の人が観る映画と違って、誰もが観ることができるテレビでのこういう描写は厳しいと思っていましたが、どうなっているのでしょう。
 そのほかレンタルしてきた「ロスト・メモリー」と「キャビン」を観賞。前者はドイツのサスペンス・スリラーです。子ども時代の悪によって大人になった主人公に降りかかる恐怖を描いていきます。ミステリー好きにも十分視聴に耐える作品に仕上がっています。後者は、若者たちが人里離れた山小屋で戦慄の恐怖に見舞われるという従来のホラー映画のお約束を踏まえた作品と思いきや、急に「トゥルーマン・ショー」みたいな話となり、最後はトンデモナイ映画となっています。B級作品のようでありながら、「マイティ・ソー」のクリス・ヘムズワースや「扉をたたく人」のリチャード・ジェンキンスという有名俳優も出演しています。

2013年9月11日(水)
半沢直樹

 TBSの日曜日夜9時から放送中の「半沢直樹」がもの凄い評判で、視聴率もあの“家政婦ミタ”に迫る勢いだそうです。原作は池井戸潤さんの「オレたちバブル入行組」と「オレたち花のバブル組」。僕自身は両作の続編の「ロスジェネの逆襲」を、題名に惹かれて読んだのですが、これがあまりにおもしろかったので、遡って「オレたちバブル入行組」と「オレたち花のバブル組」を読みました。テレビでは主人公の半沢直樹に共感する視聴者が多いようですが、理不尽な上司と闘う彼に、自分もああできたらと思うサラリーマンは多いでしょうね。かくいう僕もそうです。そんなテレビの人気の影響で、池井戸さんの作品が増刷を重ねていますが、僕も改めて池井戸作品を通勤バスの読書本として読み始めています。昨日は「金融探偵」を読了し、今日からは「銀行狐」に取りかかりました。正直のところ、「金融探偵」は一連の半沢シリーズほどのインパクトはありませんでした。さて、「銀行狐」はどうでしょう。

2013年9月10日(火)
まだまだ続く本の片付け

  まだまだ残る本をどうにか片付けようと、会社から帰ると、ダンボールに入っている本を保存する本と処分する本に分けていますが、「ああ、こんなところにあったんだ」とか「こんな本も買っていたんだ」と、ついつい1冊仕分けするだけで時間がかかってしまい、なかなか先に進みません。まあ、年末までに部屋からダンボール箱をすべてなくすことを目標に少しずつ片付けていく予定です。
 道尾秀介さんの「鏡の花」(集英社)読了。最近の道尾さんの作品らしくミステリではありません。直木賞受賞作の「月と蟹」よりはスラスラ読むことができましたが、う〜ん、ちょっと感想が述べにくい作品です。

2013年9月8日(日)
2020年のオリンピックは東京に

 2020年のオリンピックの開催地が東京に決定しました。1964年の東京オリンピックの記憶はまったくありませんが、今度は実際に自分の目で直接見たいですね。
 ところで、今回東京が開催地になるに当たって一番問題になるであろうと言われた福島原発の問題ですが、安倍総理は福島原発の汚染水問題について、プレゼンテーションでまったく問題ないと発言しました。これで総理は世界に対して責任を負ったことになります。オリンピックのためではなく、福島のためにも、全精力を注いでもらいたいです。
 この件に対して、あるスポーツ関係者が、東京は福島から離れているからという発言をしていました。まったく福島に住む人のことを考えられない、スポーツバカとしか言いようがない発言です。オリンピックが開催できればそれでいいというものではありません。ちょっと状況を真剣に考えて発言してもらいたいものです。
  アメリカのテレビドラマシリーズ「ウォーキング・デッド」のシーズン3のレンタルが始まりました。物語は、“ウォーカー”と呼ばれるゾンビがはびこるアメリカで、保安官リックが、妻子や生存者たちと共に救いの地を求めて旅を続けていく様子を描く作品です。よくこれがテレビで放映されると思うほどの目を背けたくなる残虐シーンが続出ですが、人間ドラマとして、そのストーリーに大いに魅かれる作品でもあります。さっそく1、2巻を借りてきましたが、思わず涙を流してしまいそうになるシーンも・・・。次の3巻が気になりますが、平日はゆっくり観ている時間がないので、次の休日までお預けです。 
 こちらのゾンビは、最近流行りの走るゾンビではなく、伝統的な(?)ゆっくり歩くタイプ。やっぱりゾンビは、こうでなくては。

2013年9月7日(土)
サイド・エフェクト

 昨夜はスティーヴン・ソダーバーグ監督の「サイド・エフェクト」を会社帰りに観に行ってきました。日本では先日、宮崎駿監督が引退を表明しましたが、ソダーバーグもこの作品で劇場映画製作からの引退を表明しているそうです。
 題名の「サイド・エフェクト」は、“副作用”という意味。サスペンス映画なので、ネタバレは未見の人に申し訳ないので、内容には言及しませんが、ジュード・ロウ、ルーニー・マーラ(「ドラゴン・タトゥーの女」でリスベット・サランデル役を演じた女優さんです。)、キャサリン・ゼタ=ジョーンズ、それにチャニング・テイタムという出演陣は豪華でしたが、それに反し内容は地味な映画でした。特に、先の「ホワイトハウス・ダウン」で派手なアクションを見せていたチャニング・テイタムが、全然目立たず、今回はあっという間に途中退場したのにはびっくりです。この映画、チャニング・テイタムにとっては出演したのはマイナスだったのではないかなあと思えるほどです。

 テレビ東京の「美の巨人」で、ターナーを取り上げていましたが、来月8日から東京都美術館で「ターナー展」が開催されます。来月は青山劇場で上演される「飛龍伝21」を観に行くので、ついでに寄って観てくる予定です。
 さて、あと数時間で2020年のオリンピックの開催地が決定します。果たして、東京が2回目の開催となるのか。大いに気になるところです。 

2013年9月5日(木)
蔵書の苦しみ

  先日、新聞の読書欄で目に入った「蔵書の苦しみ」という題名の本。本が部屋の中に溢れ、もうこれはどうにかしなくてはいけないと思っていた僕にとって、手に取らざるを得ないような題名です。同じように蔵書の増加に苦しんでいる人がどうしているのだろうと気になって、すぐに購入しました(でも、これでまた蔵書が1冊増えてしまいましたけど。)。
 著者はライター、書評家である岡崎武志さん。内容は何万冊も蔵書がある岡崎さんの蔵書を減らす方法や蔵書の多い過去の人物たちの話等々が描かれています。うんうんと頷かされることが何度もありました。特に男は集める生き物というくだりには、「だから妻は本の増加を理解できないんだ!」とひとりで納得。
  各話の最後に置かれた教訓にもいちいち頷かされます。中でも教訓その六「本棚は地震に弱い。地震が起きたら、蔵書は凶器と化すことを心得ておくべし。」には、自分も危険と隣り合わせにあることを再認識です。また、教訓その十二「紙の本を愛する人間は電子書籍に向かない。よって蔵書の苦しみは解決しない。」には、あのインクの匂いがする紙の本が好きな僕は蔵書の苦しみから解放されないのかと不安に・・・。
 岡崎さんは古本屋に売ったり、最終的には蔵書で古本市を開いたりして、蔵書を処分するのですが、これは職業柄貴重な本も蔵書としてあり、仲間もいる著者ならではのこと。普通に新刊書を買い溜めている僕としては、ひとりで古本市を開くこともできないし、結局ブックオフとかで買い叩かれるしかないのかなあ。

2013年9月4日(水)
久しぶりの大雨です

  久しぶりの雨、それも洪水警報が出るほどのもの凄い降りです。雷もゴロゴロと地響きのような音を立てて光っています。これで、水不足も解消。暑い夏も終わりになるのでしょうか。
 8月に一念発起してやり始めた部屋の片付け。昨日20年以上前に子どものために購入した電子ピアノを業者に引き取ってもらい、だいたいの片付けが終了しました。このままでは、本当に部屋の床が抜けてしまいかねないと思い、その前に本棚にも入らないものは、思い切って処分しようと決断しました。ついでに仕事に役立つだろうと、捨てずに物置に保存しておいた学生時代の専門書はすべて廃棄。部屋の中に積み重ねていた本は、古いものは値段がつかないまでも(少しでも値段がつけば儲けものです。)、片付けのためにネットの古書店に売り払おうと箱詰めをしました。処分するか保存しておくか1冊1冊手にとって悩みながらの選別だったので、時間がかかりました。とはいえ、まだ保留で段ボール箱に入れた本がたくさんあります。これを処分するには決心がいるなあ。

2013年9月2日(月)
9月です

  今年も1年の3分の2が経過しました。月が変わるたびにいつも思うのは、時間の経過が早いこと。このままでは、あっという間に正月です。もう少し、じっくり毎日を過ごしたいと思うのですが。
 あまりの本の増加に、このままでは床が抜けかねないと危惧し、本の購入を厳選することとしました。今月の購入予定本として何冊か挙げてありますが、とりあえず実際に購入を決めてあるのは、東野圭吾さんの「祈りの幕が下りる時」(講談社)、柿崎優さんの「リバーサイド・チルドレン」(東京創元社)、道尾秀介さんの「鏡の花」(集英社)の3冊。あとは懐とスペースとの相談です。
 今月の映画は、渡辺謙さん主演の「許されざる者」。クリント・イーストウッド監督・主演による西部劇のリメイクです。あとは、マット・デイモン、ジョディ・フォスター主演のSF映画「エリジウム」、ジュード・ロウ、ルーニー・マーラ主演のサスペンス映画「サイド・エフェクト」くらいかな。あとは気分しだいですね。
 島田雅彦さんの「ニッチを探して」(新潮社)がようやく半分まで。伊坂さんの推薦どおり、ここまではおもしろいです。後半に向けて期待できそうです。