身辺雑記トップへ

身辺雑記(2013年7月)

2013年7月30日(火)
妻が寝込んでいます

 今夜は帰宅したら、我が家の奥さんが風邪をひいたらしく、仕事を早引きして寝ていました。夕飯は自分で簡単に作って、食欲がないという奥さんには買い置きしておいたお粥のパックを温めて出しました。映画「31年目の夫婦げんか」の夫・アーノルドより少しはましでしょ(笑)
  ネット書店に注文していた伊坂幸太郎さんの「死神の浮力」(文藝春秋)が届きました。死神の千葉が登場するこのシリーズ、前回は連作短編集でしたが、今回は長編です。帯に書いたある文を読むと、「25人に1人の、良心を持たない人間」に娘を殺された夫婦と千葉の7日間が描かれるようです。先日、小路幸也さんの「娘の結婚」という温かな気持ちになれる本を読んだのに、今回は娘が殺されてしまうとは辛い話です。さて、読み始めるのがもったいない気もしますが、寝る前にさわりだけでも読んでみようかな。

2013年7月28日(日)
昨日のことを

  昨日は朝から東京へ。キャラメルボックスの「雨と夢のあとに」を観ることが目的でしたが、せっかく東京へ行くのだからと、観劇は夜でしたが、朝から東京へ向かって地元では公開されない映画を観ることにしました。
 観た映画は、韓国映画の「ベルリンファイル」、「31年目の夫婦げんか」、「ペーパーボーイ 真夏の引力」の3本。さすがに、妻には、「観劇が目的だったのに、その上、映画を3本も梯子したの!」とあきられました。
 「ベルリンファイル」は、「シュリ」のハン・ソッキュと「哀しき獣」のハ・ジョンウ共演のスパイ・アクションです。僕が韓国映画を観るきっかけとなった「シュリ」の主役だったハン・ソッキュに、その妻役で「猟奇的な彼女」や「僕の彼女を紹介します」のチョン・ジヒョンも出演。チョン・ジヒョンは「猟奇的な彼女」や「僕の彼女〜」ではかわいらしい感じだったのですが、あれから10年近くが過ぎ、今回は雰囲気がガラっと一転、笑顔も見せない役柄を演じました。相変わらずすらっとしたスタイルは健在でした。ストーリーは、アラブ組織にCIA、韓国、北朝鮮の諜報機関が入り乱れ、観終わったお年寄りたちは、「何が何だかよくわからなかった」という感想を述べてましたが、確かに最初は理解するのが難しかったかもしれません。
 「31年目の夫婦げんか」は、メリル・ストリープ、トミー・リー・ジョーンズ共演のコメディです。結婚生活31年目で、いつの間にか寝室も別、夫婦の会話も大してなくなるという毎日に、メリル・ストリープ演じる妻は夫婦の絆を見つめ直したいと、夫婦のカウンセリングを受けることにします。観客は、僕もですが、映画の内容のせいもあってか、年配の人ばかり。夫婦で観にきている人も多かったですが、ちょっと、夫婦で観ていると気恥ずかしい場面も多かったと思います。大女優のメリル・ストリープがコメディとはいえ、あそこまでするとは。ある意味、さすが女優です。
 「ペーパーボーイ 真夏の引力」は、ミステリーということで期待したのですが、いまひとつ。ミステリーというより、年上の女性に恋する青年の苦い青春物語といった方がいいかもしれません。でも、前評判が良かったのか、公開初日でほぼ満席という状態でした。
 映画を梯子したあとは、池袋のサンシャイン劇場で、キャラメルボックスの「雨と夢のあとで」の公演を観てきました。7年ぶりの再演ですが、前回は娘と観に行きましたが、今回は娘を誘ったら「忙しい!」と簡単に断られてしまったので、ひとりでの観劇です。前回“雨”役を演じた福田麻由子さんに代わって、今回“雨”役を演じたのは吉田里琴さん。福田さんが当時小学生だったのに対し、今回の吉田さんは中学生。テレビドラマの「メイちゃんの執事」とか「ハガネの女」で生意気な女の子を演じていた子役出身の女優さんです。初日ということで、大丈夫かなあと思って観ていましたが、子役で数多くのドラマに出演していたせいか、舞台は初めてといっても、度胸は満点ですね。キャラメルボックスの公演の中でも「雨と夢のあとは」は好きな作品ですが、今回も泣かせてくれました。機会があればもう一度観に行きたいなあ。
 帰宅したのは、日が変わってから。さすがに今日は疲れて、ぼぉ〜としていました。

2013年7月24日(水)
寝不足です

  ただでさえ暑くて寝苦しい夜が続くのに、最近、明け方に盛りがついた猫が我が家の庭で大騒ぎ。おかげで、あまりにうるさくて目が覚めてしまい、寝不足です。今朝はいい加減に頭にきて、夜が明ける前の暗い庭に、猫を追い払うために飛び出しました。庭にウンコはするし、母親が丹精込めて作っている家庭菜園の苗を掘り起こしてしまうだけでなく、農家が作る畑も荒らしてしまうというというイタズラ猫に、近所中大迷惑していますが、飼い主は近所からの苦情にどこ吹く風という態度。自分が働いている間は、家の外に出しているんですよねえ。その飼い主、以前は飼っていた犬が食事を与えないのか、はたまた散歩もさせずに繋ぎっぱなしというためか、毎晩大鳴きして隣家の人が眠ることができず、争いになったりしたという近所のトラブルメーカー。弱ったものです。今夜はゆっくり眠りたいけど、どうなることやら。

2013年7月23日(火)
まるで横溝作品のような事件

  山口県の携帯電話も通じない山間部の集落で、怖ろしい事件が起こりました。火災が起こり、焼け跡から3人の遺体が発見されたほか、火災現場近くの民家から2人の遺体が発見され、結局、集落で暮らしている14人のうち5人の死亡が確認されました。火災現場の家の隣家には「つけびして煙り喜ぶ田舎者」という貼り紙が発見され、警察はその家の住人の男を重要参考人として200人体制で捜索を行っているそうですが、いまだ発見には至っていないようです。山奥の村での凄惨な事件と聞いて、まるで横溝正史の金田一耕介シリーズの作品世界のようだと思った人も多かったのではないでしょうか。果たして、事件の背景には何があるのでしょうか。

2013年7月22日(月)
参議院選挙が終わって

  昨日の参議院選挙は、予想どおりの自民党圧勝に終わりました。衆参両院の「ねじれ」も解消され、これで衆議院が解散総選挙にでもならない限り、3年間はこのままの状態が続きます。自民党が衆議院でも多数を占めている今の状況では、あえて解散総選挙に出ることは考えられません。これで原発は再稼働になる道を進むのでしょうけど(あの原発に苦しんでいる福島でも自民党が圧倒的勝利でしたしね)、これも国民が選択した道です。投票率が6割にも満たない中で勝利した自民党の舵取りに文句を言う人もいるようですが、棄権をした人については不満を言う機会を自ら放棄してしまったのですから、文句を言える立場にありません。さて、これから3年間、自民党政権がどんな政治運営を見せてくれるのか、子どもたちの未来が不安です。
 そんな政治のこと以上に、気になっているのは、自分自身の健康。まだまだ脛をかじる子どもがいるので、病気になるわけにはいきません。このところ上昇気味の体重に危機感を持ち、ついに体重計ならぬ体組成計を購入しました。体重だけでなく、BMIや体脂肪率、内臓脂肪率も測れるすぐれものです。さっそく測ってみたところ、どうにか極めて肥満に近いものの標準をキープ。このままもう少し体重を落としたいなあ!

2013年7月20日(土)
土用丑の日とウナギ

  土用の丑の日が22日に迫りましたが、我が家では一足早く今夜、うなぎをいただきました。コンビニを経営している妻の友人に頼まれて、お付き合いで注文したのですが、国産ウナギの極度の不漁と輸入ウナギの大幅な減少に伴う価格高騰で、昨年より値上がり。専門店でもなくても、国産ウナギを食べるのも懐具合と相談すると苦しいですねえ。美味しかったですけど。
 吉田修一さんの「愛に乱暴」(新潮社)読了。読んだ人の感想に「騙された!」とありましたし、本の帯にも「やがて、読者も騙される」とあったので、最初から注意深く読んでいったのですが、いやぁ〜、やっぱり騙されました。そうきたかぁ!という感じですね。“愛”なんて苦手なテーマで、途中で挫折しないかなあと思ったのですが、吉田さんのリーダヴィリティは凄いですね。どんどん読み進んでしまいました。これはおススメです。

2013年7月17日(水)
第149回直木賞発表

 第149回芥川賞・直木賞が発表になりました。直木賞は、桜木紫乃さんの「ホテルローヤル」が受賞しました。今回も恩田陸さんは残念ながら受賞ならず。これで5回目でしょうか。次に期待です。一方、前々回「楽園のカンヴァス」で受賞が期待された原田マハさんは、今回も同じ傾向の画家たちの生きざまを描いた「ジヴェルニーの食卓」が候補作になりましたが、受賞ならず。今、読んでいる「総理の夫」は、今までとは異なる雰囲気の作品で、おもしろいです。こういう甘い物語は直木賞というわけにはいかないでしょうか。桜木さんの「ホテルローヤル」はさっそくサイトで調べたところ、昨年末の刊行だったようです。ラブホテルを舞台にした連作短編集。ちょっと気になります。

2013年7月16日(火)
猛暑もひとやすみ

  このところ猛暑もひとやすみ。今夜も熱帯夜は免れそうです。
 第149回芥川賞・直木賞が明日発表になりますが、現在、直木賞の候補作「ジヴェルニーの食卓」の作者、原田マハさんの新作「総理の夫」を読書中です。初の女性総理大臣になった妻を守ろうと頑張るちょっと世間知らずな夫。現在、半分ほどまで読了。どこかにいそうな政治家も登場して、これは、おもしろいですよ。

2013年7月12日(金)
連日の暑さです

  いやぁ〜、言いたくないけど暑いです! こちらでは、今日で5日連続の38度超えとなりました。それも、あわや39度を超えるかという38.9度です。ひたすら部屋の中で冷房をガンガンかけて寝ていたいです。
 と、言いながらも、今日は休暇を取って、みなとみらいの横浜美術館で開催している「プーシキン美術館展」を観に行ってきました。ロシアのコレクターたちが収集したプーシキン美術館蔵のフランス絵画の展覧会です。目玉は展覧会のチラシにも載っているルノワールの「ジャンヌ・サマリーの肖像」です。題名どおり、ジャンヌ・サマリーという女優の肖像画ですが、ピンクの背景が非常に印象的です。そのほか、ゴッホ、セザンヌ、ドガ、モネ、ゴーギャンと有名どころの作品も展示されていて、楽しむことができました。音声ガイドの語りを担当していたのは水谷豊さん。ラストで「相棒」らしいところを聞かせてくれます。次の展覧会は、秋に東京都美術館で開催される「ターナー展」の予定です。
 美術館の後は、せっかく都会に出てきたので、田舎では公開されない映画を梯子してきました。テレンス・スタンプ、ヴァネッサ・レッドグレーヴ共演の「アンコール!!」と、シャイア・ラブーフ、トム・ハーディ、ジェシカ・チャスティン共演の「欲望のバージニア」です。
 「アンコール!!」は老夫婦の愛を描いた作品。映画の内容からか観客のほとんどが年配の人ばかりでした。僕自身も主人公たちほどではないけど、中年から老年に向かう年齢なので、自分に置き換えて見入ってしまいました。今年観た映画の中で、心に残る作品のひとつになりそうです。
 一方「欲望のバージニア」は、R15+作品で、派手に殺し合うシーンもあるギャング映画。禁酒法時代にバージニア州に実際にいたボンデュラント三兄弟を描いた作品です。シャイア・ラブーフが背伸びをしたがる末弟を演じていますが、彼の行動がいつも兄弟に危機を呼びこみます。観ていてアホな弟に腹立たしくなりました。女優がジェシカ・チャスティンにミア・ワシコウスカ、男優がトム・ハーディ、ガイ・ピアースにチョイ役でゲイリー・オールドマンが出演するという贅沢な配役陣で最後まで飽きさせません
 さて、気分転換の一日でしたが、明日もまた暑いのかな・・・

2013年7月11日(木)
言いたくないけど猛暑です

  こちらでは、今日も気温が38度を超え、今年最高の38.7度となりました。昨日、日本一暑かった甲州市勝沼は、今日も39.2度と連日の日本一の暑さ。テレビのインタビューに答えたおばさんが、「富士山が日本一なのはいいが、こんなことで日本一になりたくない!」と言っていたのには同感です。昨晩も熱帯夜でしたし、今夜も連日の熱帯夜で寝不足になりそう。エアコンを一晩中つけた部屋で眠るのも電気代がもったいないですしねえ。
 先日から始まったドラマ「半沢直樹」が好調の池井戸潤さんの「ようこそ、わが家へ」(小学館文庫)を読み始めました。温かな雰囲気を感じさせる題名とは違って、ストーカーに怯える家族を描く、ちょっと怖そうな話です。ノリにのっている池井戸さんの文庫オリジナル作品です。

2013年7月9日(火)
連日の猛暑です

  気温が昨日、今日と連日の38度越えです。同じ県の中では39度を越え、日本一の暑さを記録したところもありました。7月半ばにまだならないというのに、ちょっと異常です。妻より早く帰ってきて家を開けると、部屋の中は、ムワッとしたもの凄い暑さです。昨夜も熱帯夜で、寝苦しくてなかなか眠ることができませんでした。この分だと、今夜も熱帯夜のようです。こちらでは、九州地方のような豪雨もなく、最近各地で起こるゲリラ豪雨とも無縁なので、今年の夏の水不足が思いやられます。
 福島第一原発の東電の元所長さんががんで亡くなりました。元所長さんも事故さえなければ、事故の陣頭指揮を寝ずに行うということもなく、がんの早期発見もできたかもしれないし、療養も早くからできたでしょうから、もしかしたら命を永らえたかもしれません。原発事故で亡くなった人はいないと言いきった自民党の女性国会議員がいましたが、彼女は、原発の直接の被害を受けるだけでなく、こういう人もいるということをまったく考えることができない人なんでしょうね。

2013年7月7日(日)
「半沢直樹」がおもしろい!

 先ほどまでTBSテレビで放映していた「半沢直樹」を観ていました。池井戸潤さん原作の「オレたちバブル入行組」のテレビ化です。本を読んだ時にもサラリーマンとしてすっきりした気分になりましたが、テレビも面白いです。主人公の半沢直樹を演じる堺雅人さんもピッタリですが、妻役の上戸彩さんもいいなあ。あんな奥さんに励まされたら頑張れそうです(笑) それと、国税庁の査察官を演じる片岡愛之助さんのおねえ言葉には笑ってしまいました。これからも期待できそうです。
 それにしても、蒸し暑いです。昨夜以上の暑さです。寝苦しい夜になりそうです。

2013年7月6日(土)
梅雨明けです

  関東甲信越地方の梅雨が明けました。このところ九州では大雨が降っていますが、こちらでは今年の梅雨は空梅雨でした。降りそうで降らない日が続いていたと思ったら、梅雨明け宣言ですからねえ。このままでは今年の夏は水不足になりそうです。それにしても蒸し暑い夜です。これは熱帯夜かな。
 今夜は妻の希望で、東野圭吾さん原作の「真夏の方程式」の映画を観に行ってきました。公開後初めての土曜日、それもテレビで視聴率も高いガリレオシリーズの最新作ということで、いくら田舎でも混雑するかもと思っていたのですが、予想に反してガラガラ。隣を気にすることもなく、ゆったりとして観ることができました。この映画の見所は、子供嫌いで、子どもが近づくとじんましんが出るという湯川が、親戚の旅館にやってきた少年とペットボトルのロケットを飛ばすなどいつもと違う一面を見せるところです。そしてラストの、少年に見せる心配り。彼にかけた言葉には泣かせます。
 今夜からは、加納朋子さんの「はるひのの、はる」(幻冬舎)を読みながら眠ります。

2013年7月4日(木)
今野敏「宰領」読書中

 参議院選が公示され、選挙カーがうるさく走り回り始めました。うるさいと言うのは何ですが、ただ名前を連呼したり、実現する気もない綺麗事ばかりを叫ぶのは勘弁してほしいです。
 朱川湊人さんの「なごり歌」(新潮社)、宮部みゆきさんの「泣き童子 三島屋変調百物語参之続」(文藝春秋)と読み終えて、今は今野敏さんの隠蔽捜査シリーズ第6弾「宰領」(新潮社)を読書中。話はおもしろいけど、どうも竜崎という男は好きになれないなあ。

2013年7月1日(月)
今年も半分が過ぎました

  あっという間に今年も半年が過ぎました。歳を取るにしたがい、時の経過が早くなると感じます。竹内まりやさんの「人生の扉」という歌の歌詞が胸に響きます。
 今月の本は、何といっても伊坂幸太郎さんの「死神の浮力」(文藝春秋)です。「死神の精度」の続編。今度は長編だそうです。月末発売が待ちきれません。綾辻行人さんの「Another」の続編、「Another エピソードS」(角川書店)も気になります。あと題名だけで読みたくなったのは小路幸也さんの「娘の結婚」(祥伝社)です。年頃の娘を持つ身としては娘の結婚に際して父親はどうするのか、大いに興味深いです。
 映画は、先週公開されたガリレオシリーズ「真夏の方程式」を今週末に観に行く予定ですが、今月は夏休みに入るので、映画もお子様映画が公開満載で、今のところこれといって観に行く予定はありません。何か面白い作品はないか探しているところです。
 そのほか、今月末にはトップページにも公開情報を掲載しているキャラメルボックスの「雨と夢のあとに」を観に行きます。7年前の再演、キャラメルボックスを観に行った2回目の作品でした。柳美里さん原作の泣かせる物語。こういう話には弱いんですよねえ。当日は横浜経由で横浜美術館で開催中の「プーシキン美術館展」も観に行ってくる予定ですが、美術館とキャラメルボックスの間に時間があるので、映画でも見ようかなと思案中です。