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身辺雑記(2013年3月)

2013年3月30日(土)
年度末

  昨日をもってようやく大きな仕事が完了しました。4月から別の職場への異動内示も出たのに、最後まで働かされました(笑)おかげで、今日は休みだというのに出勤をして、机の整理や書類の後片付けをしてきました。今年度は、どうしても3月末までにある仕事を完成させる、遅れは許されないという中で、精神的に疲れた1年でした。4月からは今までに経験したことのない仕事へ変わります。不安はありますが、毎日を緊張した中で過ごしたこの1年を考えると、ようやくホッとでき、読書も進みそうです。

2013年3月24日(日)
桜満開まであと少し

  いよいよ3月も残り1週間となりました。桜もあと少しで満開になりそうです。仕事が佳境に入り、このところゆっくりと本を読む心の余裕がありません。4月からは違う部署に移ることができそうなので、それを楽しみにこの1週間頑張らなくては。
 村上龍さんの「55歳からのハローライフ」を読み終えた後は、買ってから3年間積読ままになっていた佐々木譲さんの「警官の血」(新潮文庫)をようやく読み終えました。2007年度版の「このミス」で第1位になっただけあって、これは掛け値なしにおもしろかったです。3年間もほおっておいたのに、読み出したらあっという間に上・下巻を読み終えてしまいました。今更ながら、これはおススメです。今は、気分的に軽い作品をと思って、天祢涼さんの「セシューズ・ハイ 議員探偵・漆原翔太郎」(講談社)を読んでいます。

2013年3月18日(月)
今夜の「ビブリア古書堂の事件手帖」

  月曜日夜のテレビの愉しみは、フジテレビの9時から放送している「ビブリア古書堂の事件手帖」です。
 当初は主人公の栞子さん役が剛力彩芽さんということで、イメージが違うんじゃないかとがっかりしていたのですが、文句を言いながらも仕事が遅くて放送時間に間に合わないと気も録画をするなどして毎週欠かさず観ています(笑)
 それにしても、今日の放送はちょっとひどいです。話が、先月末に発売になったばかりの「ビブリア古書堂事件手帖4」そのものです。僕の場合は、すでに読み終えているのでよかったのですが、「4」を読もうと思っていて、まだ読んでいない人にとっては、ストーリーがわかってしまってがっかりではないでしょうか。出版社にしても、話がわかったからもう買わないと思う人が出てきてマイナスだと思うのですが、よく許したものです。話は来週に続くので、本を読もうと思っている人は、来週は観ない方がいいですね。
 村上龍さんの「55歳からのハローライフ」を読んでいると、同年代として読むのがちょっと辛いです。この中編集の主人公たちみたいに躓いても前向きになれるでしょうか。

2013年3月16日(土)
久しぶりの寝坊

  1週間の疲れで、今朝はなかなか起きることができませんでした。3月末に仕事の山を迎えます。これが成功すれば、どうにか異動ができそうなのですが。これ以上ストレスの溜まる仕事は勘弁してほしいです。
 ストレス解消に少しづつでも読書に勤しんでいます。宮部みゆきさんの「桜ほうさら」、朱川湊人さんの「サクラ秘密基地」と読み終えて、次は村上龍さんの「55歳からのハローライフ」に取り掛かります。
 村上春樹さんの新作が発表になりました。題名は、「色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年」(文藝春秋)で、4月12日発売予定です。「IQ84」の売れ行きを見ると、今回はかなり売れるんでしょうねぇ。もちろん、僕は買いますが。

2013年3月13日(水)
「桜ほうさら」読書中

 今日は暖かい一日でした。コートはもちろん、室内では上着も要りません。夜もまだ15度以上あって、いよいよ春かなという気候でした。もう冬に戻りたくないですね。
  宮部みゆきさんの「桜ほうさら」読書中です。さすがに600ページの大部となると、仕事から帰ってわずかな読書時間ですぐに読み終えることはできません。毎日1話ずつ読んで、ようやく今は第3話です。でも、読んでいて暖かな気持ちになれる作品です。ささくれだった現実逃避には最適です。
 このところ、読むだけで書いていない感想が増えるばかり。今週末にはどうにかしたいと思っています。その後は、朱川湊人さんの「サクラ秘密基地」を読む予定です。朱川さんの時代背景って好きなんですよねぇ。

2013年3月11日(月)
3年目の今日

  大震災から3年目の今日、政府主催の追悼式が行われました。大震災で家族を失った人は3回忌といっても、まだまだあの日のことを忘れることはできないでしょう。家族を失うということを、そんなに簡単に記憶の奥底に閉じ込めるということはできません。あの日、仙台に住む息子のところに引っ越しで行こうとしていた、ちょうどそのときに息子からの凄い揺れだという電話。揺れが収まったら電話し直せと言ったけど、電話は繋がらず、息子の安否をどれだけ気にしたか。息子は無事でしたが、家族を失った人のことを思うと、何も言うことができません。まだまだ復興にはほど遠い状況です。少しでも前へ進むことができればいいのですが・・・。
 葉真中顕さんの「ロスト・ケア」読了。今の日本らしい問題を鮮やかに浮き彫りにした作品でした。ものの見事に騙されましたし、これはおススメですね。
 今は宮部みゆきさんの「桜ほうさら」(PHP研究所)を読書中。題名は甲州弁の「ささらほうさら」からとったようですが、僕自身は「ささらほうさら」なんて方言は知りませんでした。でも、妻に聞いたら知っていました。同じ市で生まれたのに、どうして僕は知らずに妻は知っているのか、不思議です。

2013年3月9日(土)
春の暖かさ

  このところ暖かい日が続くと思ったら、今日は何と25度を超える暖かさでした。つい先日まで寒くてストーブが欠かせず、外出時もコートが必要だったのに、今日は上着もいらないくらい。まったく、どうなっているのでしょう。このまま春になってくれるといいのですが。
 毎週土曜日は、歯医者の日。歯医者も過剰気味と言われていますが、近所の歯医者さんは、周辺に歯医者がないためか、いつ行っても患者で大賑わい。予約をしても、その時間に治療が始まることはなく、30分以上、ときには1時間以上待たされることは当たり前。患者もみんなそれをわかってるので、文句も出ないのですが、今日はさすがに、予約時間から治療が終わったのは2時間半後というとんでもなく時間がかかりました。別に文句もなかったのですが、先生は申し訳ないと思ったのか、帰りに歯ブラシをプレゼントしてくれました。僕としては今日はお気に入りの歯科衛生士さんが担当してくれたし、持参した文庫本が半分まで読むことができたので、何も言うことはなかったのですが・・・。
 伊坂幸太郎さんの「ガソリン生活」(朝日新聞出版)読了。張り巡らされた伏線が、最後に回収されていく、いつもの伊坂さんらしい雰囲気の作品でした。今夜からは2012年日本ミステリー文学大賞新人賞を受賞した葉真中顕さんの「ロスト・ケア」(光文社)を読み始めます。

2013年3月7日(木)
「ビブリア古書堂事件手帖4」読了

  三上延さんの「ビブリア古書堂の事件手帖4〜栞子さんと二つの顔〜」(メディアワークス文庫)読了。シリーズ4作目にして初の長編です。ついにあの人も登場するし、栞子さんと大輔の恋の行方も気になるしで、楽しく読むことができました。今回登場する本が江戸川乱歩の作品というのも、今までがほとんど知らない作品だったのに比べ、物語の中に入りやすかったですね。なにせ、小学生時代は江戸川乱歩の少年探偵団シリーズとコナン・ドイルの名探偵ホームズシリーズ、そしてモーリス・ルブランのアルセーヌ・ルパンシリーズに夢中でしたから。ポプラ社版の「怪人二十面相」、懐かしいなあ。
 今夜からは伊坂幸太郎さんの「ガソリン生活」を読み始めます。

2013年3月6日(水)
「ドンアビアンカ」読了

  誉田哲也さんの「ドンナビアンカ」(新潮社)読了。姫川玲子シリーズのような派手さはありませんでしたが、“誰かの死の謎を解くことより、誰かが死なずに済むような、そんな仕事をしたいと思う”主人公、魚住久江らしい事件でした。
 今日からは三上延さんの「ビブリア古書堂事件手帖4〜栞子さんと二つの顔〜」(メディアワークス文庫)を読み始めました。テレビで放映されているせいか、読みながら剛力彩芽さんの顔が浮かんできてしまいます。彼女は栞子さんのイメージではないと思うのですが(彼女以上に五浦役のエクザイルの何とかさんはもっとイメージが合いませんけど。)、テレビの影響はすごいです。
 仕事帰りに伊坂幸太郎さんの「ガソリン生活」(朝日新聞出版)を購入しました。伊坂さんの新作、今回は語り手が車(!?)のようです。早く読みたいし、でも読むのはもったいないし、どうしましょう。

2013年3月4日(月)
「ドンナビアンカ」読書中

  マイクル・コナリーの「スケアクロウ」(講談社文庫)を読了し、現在は誉田哲也さんの「ドンナビアンカ」(新潮社)を読書中です。同じ誉田さんの女性刑事を描いた姫川玲子シリーズに比べて、ちょっと地味な魚住久江を主人公にした「ドルチェ」に続くシリーズ第2弾です。姫川シリーズと異なり、派手な事件ではありませんが(誘拐事件もある意味派手ですが)、じっくり読ませます。只今半分まで読み進みましたが、この後の展開が気になる1冊です。ところで、「スケアクロウ」はいっき読みのなかなかのおもしろさ。コナリーファンの期待は裏切りません。

2013年3月1日(金)
今日から3月

  今日から3月。映画の日なので、仕事帰りにストレス解消のために映画館に寄って、今日から公開のデンゼル・ワシントン主演の「フライト」を観てきました。アカデミー主演男優賞は逃しましたが、デンゼル・ワシントンは善人だけでなく、こうした嫌な男を演じさせてもうまいです。
 妻は仕事でストレス溜まるなら、映画なんて観ないで早く帰ってくればいいのにと言いますが、2時間という短い時間ですが、現実の時間を忘れられるのもストレス発散になるんですよね。
 このところ、仕事の忙しさもあって、家に帰ってきても読書が進みません。今はマイクル・コナリーの「スケアクロウ」(講談社文庫)を読書中。やはり、マイクル・コナリーはおもしろいです。今回はハリー・ボッシュではなく主役は「ポエット」に登場していた新聞記者ジャック・マカヴォイですが、レイチェル・ウォリングも登場したり、ハリー・ボッシュやリンカーン弁護士のことも書かれていて、コナリーファンにはたまりません。