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身辺雑記(2013年2月)

2013年2月25日(月)
アカデミー賞発表

 アカデミー賞が発表になりました。作品賞は「アルゴ」。監督賞にノミネートされずに作品賞だけにノミネートされた作品が受賞するのはあまり例がないといわれていましたが、それを跳ね返しての受賞です。今回、作品賞にはアメリカとイスラムとの戦いを描いた作品が、この「アルゴ」のほかに「ゼロ・ダーク・サーティ」と2作品ありましたが、どちらも緊迫感溢れる作品でした。この2作品では甲乙つけがたいと思っていました。個人的には「レ・ミゼラブル」を―押しでしたが、受賞ならず残念です。でも、「レ・ミゼラブル」関係では助演女優賞をアン・ハサウェイが受賞しました。髪の毛をばっさり切っての熱演、歌唱力もなかなかのものでしたし、順当な受賞でした。あとは主演男優賞が「リンカーン」のダニエル・デイ・ルイス、主演女優賞が「世界にひとつのプレイブック」のジェニファー・ローレンスなど。これから公開される作品もあるし、楽しみです。 

2013年2月23日(土)
アカデミー賞発表まであと少し

  第85回アカデミー賞の発表まであと少し。昨夜は仕事帰りにレイトショーで「ゼロ・ダーク・サーティ」を、今日は「世界で一つのプレイバック」を観に行ってきました。これで作品賞にノミネートされている9作品のうち4作品を観ました。「ゼロ・ダーク・サーティ」は、ビンラディン暗殺作戦の中心にいたCIAの女性を描いた作品であり、「アルゴ」は、イランからアメリカ大使館員を脱出させるCIA職員を描いた作品と、どちらもCIAの活躍を描いた作品という共通性があります。アメリカとしては両作品とも嬉しい作品でしょうが、なぜか監督賞からは「ゼロ〜」のキャスリン・ビグローも「アルゴ」のベン・アフレックも漏れてしまいました。監督賞にノミネートされない作品が、作品賞を受賞するのは稀ということなので、この2作の受賞はないでしょうか。となれば、可能性の高いのはスティーブン・スピルバーグの「リンカーン」とデヴィッド・O・ラッセルの「世界にひとつのプレイブック」。「リンカーン」は日本未公開ですが、昨日から公開された「世界に〜」は、予定調和的なラストは嫌いではないですが、前半の主人公パットの元妻への執着心にちょっとひけてしまいます。今週の仕事疲れというせいもあったためか、前半はウトウトしそうになってしまいました。前評判はいいようですが、受賞までいくのか疑問です。僕としては、観た4作品の中では、ダントツに「レ・ミゼラブル」なんですが。

2013年2月17日(日)
テレビの影響力

  今更ながらですが、テレビの影響力というものは凄いものです。昨日TBSテレビの「王様のブランチ」の読書コーナーで紹介された松田青子(「まつだせいこ」ではなく、「まつだあおこ」さんだそうです。間違えられるのを意識して、ペンネームを付けたそうですから、なかなかお茶目な人です。)さんの「スタッキング可能」(河出書房新社)が、昨日は行きつけの本屋さんの平台に積まれていたのに、今日は1冊残らず売れていました。1月の新刊ですから、何もなく急に1日で売れるはずがなく、間違いなくテレビを見た人が買いに来たのでしょう。ないとなると欲しくなるもので、ジュンク堂に行って購入しました。さすがジュンク堂。まだ3冊ありましたよ。 

2013年2月16日(土)
隕石落下

  ロシアに隕石が落下して1200人以上の人が負傷したというニュースを見ました。隕石落下なんて、映画の世界の話かと思っていましたが、まさか実際に起こるなんて、びっくりです。広島の原爆の30倍以上のエネルギーが放出されたそうで、衝撃波でガラスが割れ、怪我人が出たようです。隕石の墜落って、前もってわからないのでしょうか。人家の密集しているところに落ちなかったのが幸いでした。
 誉田哲也さんの「ドンナビアンカ」を購入。所轄の女性刑事である魚住久江を主人公とするシリーズ第2弾です。

2013年2月14日(木)
バレンタインデー

  今日はバレンタインデー。とはいえ、僕のようなオジサン達にはあまり関係のない日です。我が課には女性は一人もいないのですが、それをかわいそうと思ったのか、隣の課の女性たちが我が課の男性陣(それもオジサン達ですが)に義理チョコならぬ義理お菓子を配ってくれました(笑) ありがたく頂戴し、残業でお腹が空いたときにいただきました。ホント、ごちそうさまです。
 このところ残業続きで、本が思ったようには読めません。眠る前のわずかな時間に、恩田陸さんの「私と踊って」を読書中です。短編集なので、少ない時間に読むのに最適です。ただ、統一したテーマがない作品集なので、今のところちょっと心に残るものがありません。

2013年2月11日(月)
英国アカデミー賞発表

  アカデミー賞より一足早く、10日に英国アカデミー賞が発表になりました。作品賞はベン・アフレック監督の「アルゴ」となりました。ノミネートされていたのが、このほか「レ・ミゼラブル」「ライフ・オブ・パイ」「リンカーン」「ゼロ・ダーク・サーティ」と、すべて本場のアカデミー賞にノミネートされている作品ですから、2月24日発表のアカデミー賞に影響を与えるのでは。「アルゴ」は、僕としては緊迫感のある面白い作品でしたが、アカデミー賞を受賞するほどの作品かなあという感想です。「レ・ミゼラブル」の方がより面白かったのですが。
 今夜から読書は奥田英朗さんの「沈黙の町で」を読み始めます。これも、どうもいじめ問題が根底にあるようです。
 三連休もあっという間に終わりです。大学が入試で入れないからと帰省していた息子も、ゼミの仲間が好きだからと信玄餅をお土産に持って東京に戻りました。山梨のお土産といえば、夏はブドウや桃ですが、季節に変わりなくといえば、やっぱり信玄餅ですね。僕自身はあまり好きではないのですが、意外と県外の人には評判がいいようです。

2013年2月8日(金)
息子と一杯

  今夜は妻は女子会。若くても歳をとっていても、女性の集まりは最近は女子会と言うそうな。そんなわけで、今夜は大学が入試のために入れないからといって帰ってきていた次男坊と食事に行ってきました。刺身の美味しいお店がいいという次男坊の希望で、寒い風の中を二人でてくてく歩いて評判の店に。刺身も美味しかったですが、息子と話しながら酒を傾けるのもいいものです。大満足の一時でした。

2013年2月6日(水)
キャラメルボックスと「ナミヤ雑貨店の奇蹟」

  演劇集団キャラメルボックスのスプリングツアーが東野圭吾さん原作の「ナミヤ雑貨店の奇蹟」に決まりました。キャラメルボックスと東野圭吾さんといえば、過去「容疑者Xの献身」を2回公演していますが、今回はいかにもキャラメルボックスらしいタイムトラベルものできましたかぁ。原作は、大好きなタイムトラベルものだったので、刊行時に読んでいるのですが、評判とは異なって僕としてはいまひとつでした。でも、キャラメルボックスがやるとなると、また話は別です。脚本の成井豊さんが、原作をどう料理してくれるのか楽しみです。
 人と会う約束の時間までかなりの余裕があったので、近くの図書館で時間をつぶすことにしました。たくさん並べられた本の背表紙を見ているだけで、楽しくなります。「あ〜この本読んだなあ。これはラストのどんでん返しが最高!」などと思いながら著者のあ行からわ行まで見ていきました。図書館で働くことができたら良かったのになあ。 

2013年2月5日(火)
明日は大雪か

  ここ何日か暖かい日が続きましたが、明日はまた冬に逆戻りで、大雪注意報が出ています。明日は、富士山の麓の町に仕事で行く予定があり、雪になったら果たして行くことができることやら。すでに東京へ向かう午前中の特急列車は運休が決まりましたし、明日が思いやられます。
 仕事のストレスから、控えていたお酒を飲みたくなり、お酒を飲むと今度は体重が増加するという事態になっています。先月、体調を崩していっきに体重が減って喜んだのに、また元に戻ってしまいそうです。自分の意志の弱さにがっくりです。
 湊かなえさんの「望郷」(文藝春秋)読了。次は海堂尊さんの「螺鈿迷宮」の続編にして「バチスタ」シリーズ完結作と銘打った「輝天炎上」(角川書店)に取り掛かります。

2013年2月3日(日)
春のような暖かさです

  昨日、今日と急に気温が上がり、春のような暖かさです。このまま暖かくなればいいですが、まだ節分。春はもう少し先ですね。
 恩田陸さんの「夜の底は柔らかな幻」(文藝春秋)読了。上巻は恩田ワールドにわくわくしながら読み進みましたが、いったいこれは何なのといった感じの終わり方に、上巻のわくわく感がいっきに下降。ちょっと残念な1作でした。
 今は湊かなえさんの新刊「望郷」(文藝春秋)を読書中。収録作の1編「海の星」は、第65回日本推理作家協会賞短編部門受賞作です。

2013年2月2日(土)
2月の映画と読書

  このところ土曜日は歯医者さんへ通っています。何度聞いても、歯を削るときのウィ〜ンという音は慣れません。毎回、診療台に座ると、「マラソンマン」のダスティン・ホフマンになった気で、頭の中で「ナチの拷問には負けないぞ!」と妄想しながら痛みに耐えています。歯肉も後退してきてしまうし、ここでも歳をとったことを感じさせられてしまいました。
 午後は、今日から公開になった宮アあおいさん、向井理さん主演の「きいろいゾウ」を観に行ってきました。西加奈子さん原作の同名小説の映画化です。積読ままになっている文庫本の帯には「いつか、この小説の『ツマ』役を演じてみたい」と宮アさんがメッセージを寄せていましたが、そのとおりになりました。それにしても、映画の中の宮アさんはすっぴん?
 2月に観に行きたい映画は、アカデミー賞作品賞最有力と噂される「ゼロ・ダーク・サーティ」、同じくアカデミー賞8部門ノミネートの「世界にひとつのプレイバック」(笑いと涙の僕好みの作品です。)、ロバート・デ・ニーロ出演の「レッド・ライト」、そしてまだやります「ダイ・ハード ラスト・デイ」と盛りだくさんです。そうそう日本映画では、江戸川乱歩賞を受賞した首藤瓜於さんの同名小説の映画化「脳男」も観たい作品です。仕事は忙しいけど、時間を見つけて、挙げた作品は絶対観に行きたいです。
 2月発売の本では、誉田哲也さんの「ドルチェ」の続編となる「ドンナビアンカ」、真保裕一さんの「ローカル線で行こう!」、三上延さんのビブリア古書堂シリーズ第4弾といったところが楽しみです。

2013年2月1日(金)
テレビ放送60周年

  今日はテレビ放送が始まって60周年だそうです。夜NHKでテレビ60周年を記念した特集番組が放送されていました。その中で「ひょっこりひょうたん島」とか「南総里見八犬伝」とか、懐かしい番組の一場面が流れていましたが、やはり僕にとっての一番は少年ドラマシリーズの第1作「タイムトラベラー」です。懐かしかったなあ。ケン・ソゴルと芳山和子。あの番組が放映されていたときは。まだ10代前半。あ〜歳取ってしまった・・・
  家で夕食を食べてから、今日は1日、映画の日で入場料が1000円だったので、トム・クルーズ主演の「アウトロー」を観に行ってきました。トム・クルーズの新たなシリーズものになるのではないかと言われている作品ですが、なかなかのおもしろさ。これではもし次作があったら観に行ってもいいなという作品でした。でも、題名の「アウトロー」はちょっとセンスないですね。
 恩田陸さんの「夜の底は柔らかな幻 上」読了。恩田ワールドにすっかりのめり込んでいっき読みです。おもしろい。ただ、超能力者たちの殺し合いは、読む人を選ぶかもしれません。