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身辺雑記(2012年11月)

2012年11月29日(木)
初霜です

  今朝はこの冬初めての霜が降り、車のフロントガラスが真っ白になりました。今日は富士山のふもとの町に仕事で行ったのですが、富士山もすっかり雪を抱いて綺麗な姿を見せてくれました。これから、一段と寒さが増してくるのでしょうね。朝起きて布団から抜け出るのがだんだん太変になりそうです。
 高村薫さんの「冷血」が発売になりました。合田雄一郎シリーズのようですが、高村さんの作品はレディ・ジョーカーを読んで以降はまったく読んでいません。久しぶりの高村作品を読むことになりそうです。

2012年11月26日(月)
東西ミステリーベスト100

  週刊文春臨時増刊の「東西ミステリーベスト100」を購入しました。総合ランキング国内編は72冊を、海外編は61冊を読んだことがあると、数えて自己満足に浸りました。海外編では、僕がホームズやルパン以外のミステリを読むきっかけとなったエラリー・クイーンの「Yの悲劇」が戦前の作品でありながらでも、第2位に入っていたのを見て嬉しかったですね。読了本も内容は相当忘れてしまっています。この本を参考に、読んでいない作品をつぶしていきたいと思っています。
 有川浩さんの「旅猫リポート」を読了しました。猫を飼った経験のない僕にはわかりませんが、ネットで感想を読むと、猫好きさんは号泣のようです。確かに読んでいてラストの落としどころは途中でわかってしまったのですが、それでもラストはジ〜ンときます。おススメです。

2012年11月25日(日)
「カラスの親指」と「人生の特等席」

  三連休の中日。雨模様だった昨日とうってかわって今日は晴れたので、時期はちょっと遅いけど紅葉を見にドライブに行ってきました。高速道路の両側はまだまだ紅葉が綺麗でしたが、海抜1000メートルほどになると、さすがに落葉が目立ち、寒かったですねぇ。いよいよ本格的な冬に突入です。
 昨夜は、妻のリクエストで道尾秀介さん原作の「カラスの親指」の映画を観に行ってきました。はっきり言って、村上ショージさんが演じた入川役は、それなりの役者さんを配した方が良かったかも。残念ながら素人演技が目立ちました。主演は阿部寛さんですが「テルマエ・ロマエ」のようには観客も動員できないようです。公開されたばかりなのに30人ほどの入りでした。
 午前中に観た「人生の特等席」はクリント・イーストウッドらしい映画です。老いぼれの烙印を下されたイーストウッド演じるガスの姿に「まだまだそこまでは」と思いながらも、自分の姿を重ね合わせてしまう年齢になってきたのが、寂しい・・・。

2012年11月20日(火)
「悪の教典」を観て

  「悪の教典」のAKB特別上映会で、メンバーの大島優子さんが、上映後に涙を浮かべて退場する一幕があったと芸能ニュースで伝えられています。「わたしはこの映画が嫌いです」とコメントしていますが、正直ですね。確かに彼女と同じくらいの年齢の女生徒(男生徒もですが)が、信頼していた教師に次々と撃ち殺される様子は、R15に指定されたとおり、かなり残虐な描写続いたので、彼女も観ていて辛いものがあったのでしょう。かなり感受性の強い女性なんでしょうね。それに比べて、うちの娘は、僕の新書版を読んだ上に、自分で文庫版まで買って再読するとは、全然違います。ある意味、強い女性なんですが、どちらがいいんでしょうねぇ。
 誉田哲也さんの「ブルーマーダー」を読み終え、今夜からは大山誠一郎さんの「密室蒐集家」(原書房)を読み始めます。密室ものですから、コテコテのミステリのようです。

2012年11月19日(月)
「ブルーマーダー」読了

 昨晩は夕食を食べて、8時頃から布団の中で誉田哲也さんの「ブルーマーダー」を読んでいたら、いつの間にか意識がなくなり・・・。目が覚めたら、草木も眠る丑三つ時。眠気も覚め、再び「ブルーマーダー」を読み始め、読了してしまいました。いやぁ〜、相変わらず姫川玲子シリーズは面白いです。正月明けには映画化もされますし(シリーズの中の「インビジブルレイン」が映画化されるようです。)、このシリーズは当分楽しめそうです。
 休日明けは疲れますねぇ。それでも今週は勤労感謝の日があるので、木曜日まで頑張れば3連休です。そこまで、どうにか頑張るぞ。

2012年11月17日(土)
北のカナリアたち

  今日は妻のリクエストで映画「北のカナリアたち」を観に行ってきました。湊かなえさんの「往復書簡」に収録されている「二十年後の宿題」が原作ということでしたが、観ているとどうも違和感が。2年以上前に読んだ本なので、ほとんどストーリーは忘れていたのですが、こんな話だったかなあと、帰ってきてからページを開いて確認したら、同じなのは喧嘩をした生徒たちを仲直りさせるために教師とその夫が生徒を連れてピクニックに行ったことだけ(ただ、原作は山ですが、映画は海です)。まったく、別の話と思った方がいいかもしれません。結局、この映画は吉永小百合さんのための映画なんですねぇ。とても67歳の年齢には見えませんが、ちょっと無理もあったかな。
 今夜のフジテレビ「高校入試」も佳境に入ってきました。果たして、この騒動の裏には教師も絡んでいるのか。まだ、全体の構図が見えてきません。おもしろいです。

2012年11月13日(火)
ミステリベスト10もそろそろ

  11月も中旬となり、ミステリ読みの間では今年のベスト10の話が上がってくるようになりました。予想では宮部みゆきさんの「ソロモンの偽証」か横山秀夫さんの「64」のどちらかという声が大きいですね。僕としては「ソロモンの偽証」がVでちょっとブレーキがかかったものの、「64」を上回るのではないかと考えています。横山さんの7年ぶりの新作「64」も捨てがたいですけどね。
 仕事の忙しさで、帰宅するとボケーとテレビを見るだけで、読書が全然進みません。こんなときは、考えながら読むものよりはライトなものをと思って、今は第19回日本ホラー小説大賞読者賞を受賞した櫛木理宇さんの「ホーンテッド・キャンパス」を読み始めました。霊が見える大学生を主人公にしたオカルト・ミステリです。カバー絵がちょっとオジサンが購入するには恥ずかしかったです。

2012年11月9日(金)
冬間近です

  急激に寒くなってきました。あまりに寒くてとうとうストーブの登場です。我が家では、居間がフローリングのせいもありますが、妻が炬燵だと僕が潜り込んで寝転んだままダラダラしてしまうとして、この20年以上炬燵は使わずに、ストーブとエアコンの使用で冬を耐えています(笑)
 11月になってから仕事が忙しくなり、仕事から帰ってきて寝るまでの間、どうにか本を読むのですが、感想を書く気力がなかなか出ません。池井戸潤さんの「七つの会議」、湊かなえさんの「母性」を読む終え、昨日から有栖川有栖さんの「江神二郎の洞察」を読み始めました。江神とアリスシリーズ初めての短編集です。
 さて、明日は朝から映画「悪の教典」を観に行ってきます。映画でも観てストレス発散しないと、とてもじゃないけど仕事をやっていられません。

2012年11月4日(日)
全日本大学駅伝

  駅伝シーズンを迎え、今日は全日本大学対抗駅伝でした。地元の山梨学院大学が出場するので、朝からテレビの前で声援していたのですが、目立ったのは2区まででした。1区で2位と好スタートを切り、2区でケニアからの留学生が1位に上がりましたが、3区以降は下がるばかり。結局8位に終わり、シード権を獲得できませんでした。最近は都内の有名私立大学が駅伝に力を入れ始めているので、地方の大学にはなかなか高校陸上界の有力選手が入学しません。まあ、高校生にしてみれば、例えば青山学院と山梨学院から誘われたら、華やかなイメージの青学を選択してしまうのは無理ないかもしれません。山梨学院としては、無名の選手をどうにか育成してレースに臨まなければならないのですが、かなり厳しい状況にあるようです。正月の箱根駅伝は、どうにかシード権獲得に頑張ってもらいたいものです。

2012年11月3日(土)
ウン歳の誕生日です

  今日はウン歳の誕生日。それとともに結婚ウン周年の記念日であるし、更には明日は一日違いの妻の誕生日でもあるので、帰省していた二男坊とともに夜は外食へ。久しぶりに二男と思う存分飲んでいい気分です。それにしても長男と長女からは音沙汰なし。お〜い!大事なお父さんとお母さんの誕生日、そして結婚記念日を忘れてしまったのかぁ〜
 自分の誕生日を自ら祝って、朝から映画に。「のぼうの城」と「黄金を抱いて翔べ」を観に行ってきました。「のぼうの城」は水責めのシーンがあることから、昨年の東日本大震災を慮って、公開が延期されていました。確かに、津波に会われた人にとっては、水責めのシーンは辛かったかもしれません。原作を読んでいたこともあって、楽しく見ることができました。主人公の“のぼう”を演じた野村萬斉さんは、ピッタリの役柄でした。
 一方「黄金〜」は、高村薫さんのデビュー作であり、日本推理サスペンス大賞受賞作で、僕も刊行されたハードカバーを買って読んでいるのですが、すっかり内容は忘れていました。登場人物の一人に韓国の人気歌手“東方神起”のチャンミンが起用されていたこともあって、韓流ファンのおばさん方が観にきていて、いちいちチャンミンの演技に友達同士でいろいろ感想を述べあっているのでうるさくて仕方なかったです。まったく、おばさん軍団の遠慮のなさというのはいかんともしがたいです。