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身辺雑記(2012年9月)

2012年9月29日(土)
中心街の凋落

  昨夜は仕事帰りに中心街にある映画館に「ボーン・レガシー」を観に行ったのですが、なんと公開初日にもかかわらず、観客は僕一人だけ。我が町だけに限らず、地方都市では大きな駐車場のある郊外店にお客を取られて、中心街は廃れる一方です。中心街にあったシネコンも閉館となり、今では細々と営業を続けている小さな映画館ですが、一応「ボーン・レガシー」となれば全国公開される作品なのに、公開初日に一人では、この映画館の経営も思いやられます。時々、郊外の大型店にあるシネコンでは公開されないようなミニシアター系の作品も上映してくれるので、映画ファンの僕としては頑張ってもらいたいのですが・・・。まあ昨夜は、僕としては大きなスクリーンで、僕だけのロードショーという感じで大満足でした。

2012年9月25日(火)
「ソロモンの偽証 第U部決意」読了

 宮部みゆきさんの「ソロモンの偽証 第U部決意」読了。とにかく面白くて、昨夜遅くまでかかって読み終えました。まだ第V部が残っていますが、第U部までで、僕としては今年のマイベスト10の第1位は間違いありません。それも、ぶっちぎりの第1位ですね。第V部の裁判がどう展開するのか楽しみです。
 山下達郎さんのオール・タイム・ベスト「オーパス」を購入しました。山下さん自身のセレクトによるベスト盤です。もちろん、「クリスマス・イブ」も収録されていますし、最新作のテレビドラマ「遺留捜査」の主題歌「愛を数えて」も収録されています。今夜は山下さんを聞きながら、石持浅海さんの「煽動者」を読み始めます。閉鎖状況の中での殺人。犯人は仲間の中の一人という本格推理です。

2012年9月23日(日)
「ソロモンの偽証 第二部」読み始めました

  宮部みゆきさんの「ソロモンの偽証 第二部決意」が届いたので、さっそく読み始めと思いましたが、昨日のTBS「光さまのブランチ」の読書コーナーに道尾秀介さんが新刊「ノエル」の紹介で出演していたのを見て、方針変更、「ノエル」を読み始めました。どこかで読んだことあるなあと思ったら、冒頭の「光の箱」は先に新潮社から刊行されていた「Story Seller」に収録されていました。道尾さんが7年の歳月をかけて書かれた作品だそうで、ちょっと読者を騙しますが、心温まる作品に仕上がっています。おススメです。
 「ノエル」に寄り道をしましたが、今日からは「ソロモンの偽証 第二部」を読み始めています。いよいよ生徒たちによる裁判が始まろうとしています。ページを繰る手が止まりません。期待を違えないおもしろさです。

2012年9月20日(木)
再びの真夏日

 天気予報どおり、今日は昨日とは一転して再び夏に逆戻り。気温は30度を超えました。いよいよ宮部みゆきさんの「ソロモンの偽証 第2部決意」が発売となりました。第1部だけで、かなりの好評を博しており、今年のミステリベスト10の上位を占めるのは確実と予想されていますが、さて、この第2部はどういう展開になるのでしょう。注文しておいたオンライン書店から届くのが楽しみです。
  円居挽さんの「丸太町ルヴォワール」読了。「ソロモンの偽証」が届くまでの間、日明恩さんの「ロード&ゴー」(双葉文庫)を読もうと思います。

2012年9月19日(水)
真夏日途切れる

  昨夜からの雨模様の一日で、ついに58日間続いていた真夏日が途切れました。ただ、湿度は高かったのか、気温の割には汗だくの一日でした。明日はまた、真夏日に逆戻りの予報です。今週から我が会社は冷房を入れないという最悪の環境にあるので、明日の仕事環境が思いやられます。
 現在、円居挽さんの「丸太町ルヴォワール」(講談社文庫)を読書中です。ちょっと読みづらいです。

2012年9月17日(月)
三連休終了

  三連休もあっという間に終了です。この三連休、初日は東京へ行って、シネスイッチ銀座で公開初日の「人生、いろどり」を観て、午後は演劇集団キャラメルボックスの「広くてすてきな宇宙じゃないか」を観劇。帰ってきて、今度は地元の映画館でやはり公開初日の「天地明察」を観てきました。
 「人生、いろどり」は、徳島県の過疎の町で“葉っぱビジネス”で町おこしに成功した実話が元になった映画です。人生には生き甲斐が必要だということがよくわかる映画でした。観客の多くが年配のご老人たちでしたが、皆さん、思うところがあったでしょうね。たかが葉っぱ、されど葉っぱです。考えついた農協の職員の人、凄いです。
 「天地明察」は、冲方丁さん原作の同名小説の映画化です。物語は、江戸時代に改暦に尽力した安井算哲、のちの渋川春海の人生を描きます。算哲の妻・えん役の宮アあおいさん、相変わらずかわいいですねぇ。えん役にぴったりでした。
 キャラメルボックスの「広くてすてきな宇宙じゃないか」は、サポーターズ・クラブ結成20周年記念公演と銘打った劇団員が3チームに分かれたハーフタイムシアターでした。僕が観たのはアンドロイドのおばあちゃん役を大森美紀子さんが演じるフォレストチームと、石川寛美さんが演じるリバーチームの作品です。脚本・演出は同じということでしたが、それぞれの特色を生かして同じ役、同じ場面でも、ちょっとずつセリフが異なり、続けて観ても十分楽しむことができました。大森さんのおばあちゃんはDVDで観たことがあるのですが、石川さんのおばあちゃんも背の低さと甲高い声を生かした(?)なかなかおもしろいおばあちゃんでした。今回観なかったスロープチームの坂口理恵さんのおばあちゃんは、きっと迫力あるおばあちゃんだったでしょうね。
 日曜日は、待ちに待った内田けんじ監督作品「鍵泥棒のメソッド」を観に行ってきました。仕掛のあった「運命じゃない人」「アフタースクール」とは異なって、素直な作品でしたが、そこは内田監督、やはり読者を騙す仕掛けが張られています。堺さんと香川さんという芸達者な役者さんということも相まって、楽しい作品に仕上がっていました。
  今日はゆっくり家でグタァ〜としていましたが、明日から仕事。嫌ですねぇ。 

2012年9月13日(木)
残暑厳しい

  9月も半ばというのにいっこうに涼しくなりません。ついに、こちらでは真夏日が53日連続となり、記録を更新しました。職場の室温もエアコンを使用していても30度近くまで上がり、汗だくです。
 明日1日出勤すれば、三連休です。明日は仕事帰りにレイトショーで「バイオハザード」を観てくる予定。連休初日の土曜日は東京でキャラメルボックスの「広くてすてきな宇宙じゃないか」を観に行ってくる予定です。あとは映画を観る以外はのんびりと過ごして、このところの疲れを取りたいと思っています。
  夏川草介さんの「神様のカルテ3」読了。

2012年9月8日(土)
「踊る大捜査線」と「夢売る二人」

  いよいよ「踊る大捜査線 THE FINAL 新たなる希望」が公開されました。昨日の夜、再び家に帰ってきている娘と公開初日のレイトショーを観に行ってきました。1997年のテレビドラマの放映開始から16年目にして、最後の作品です(とはいえ、ここで大ヒットするとまたわかりませんけど。)。終わるのが翌日になってしまうのにもかかわらず、6分くらいの観客の入り。これは地方の劇場のこの時間ではすごいことです。
 スマップの香取くんが犯人役なのは、TVコマーシャルでもわかりますが、その他にも意外な真実が明かされます。ネタバレになるといけないので、ストーリーの話はここまで。ラストということだけあって、登場人物は豪華です。レギュラー陣はもちろん、テレビシリーズや映画の1,2に出演していた筧さんや、映画の2に出演していた真矢みきさんも顔を出してくれます。事務所移籍騒動で干されてしまった水野美紀さんが出演したのはシリーズファンとしては嬉しいところです。ただ、いかりや長介さんがいないのが本当に寂しいですね。
 上映終了後劇場を出て行く人が「前作に比べて面白かった!」と友達と話していましたが、確かに3よりおもしろいです。ひとつ、文句を言いたい。今流れているTVコマーシャルは、見た人を誤解させます。
 今日は、妻の希望で松たか子さん、阿部サダヲさん共演の「夢売るふたり」を観に行ってきました。これは、松たか子さんの演技が凄い作品ですよ。良家のお嬢様という印象の強い(印象だけでなく確かに名門のお嬢さんですね。)松たか子さんがあそこまでするのか!という驚きがありました。

2012年9月3日(月)
久しぶりの更新

  久しぶりのHPの更新です。別に病気をしていたとか、旅行に行って留守だったというわけではありません。では、なぜかというと・・・、ついに僕もスマホデビューを果たし、読書する暇を惜しんでスマホをあれこれといじっていたためです。息子や娘から、どうせ電話とメールしか使わないのだから、スマホにしてはもったいないと言われていたので、子どもたちを見返してやろうと、せっせとスマホ関連の本を読んで、彼らの前で見事に使いこなそうとせっせと知識を蓄えていました(笑)
 とはいえ、何もしなかったわけでもなく、先週は夏休みを取って上野の東京国立西洋美術館で開催していた国立ベルリン美術館展を観に行き、映画も「遊星からの物体X」、「桐島、部活やめるってよ」、「最強のふたり」の3本を観てきました。この中では「最強のふたり」は、今年のマイベスト10の上位に入ることが確実な素敵な映画でした。
 読書だけは、スマホの関連本を読むのに夢中で、読了したのは宮部みゆきさんの「ソロモンの偽証 第T部事件」と川崎草志さんの「長い腕」の2冊だけでした。
  今月の期待の新刊は、もちろん宮部みゆきさんの「ソロモンの偽証 第U部」です。それと、ローレンス・ブロックのマット・スカダーシリーズ最新作の「償いの報酬」です。前作の「死への祈り」から6年がたって、やっと新作の発売です。これは楽しみです。
 今月は観たい映画がいっぱいです。今、観たいと思っている映画だけでも、邦画では「鍵泥棒のメソッド」、「夢売るふたり」、「天地明察」、「踊る大捜査線」、洋画では「バイオ・ハザードX」、「ボーン・レガシー」、「ハンガー・ゲーム」と盛り沢山。時間を作るのが大変です。