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身辺雑記(2012年8月)

2012年8月26日(日)
サイボーグ009

  ぶらぶらと本屋さんに行ったら、1冊の雑誌に目が留まりました。「pen」という雑誌の9月1日号です。特集が『サイボーグ009完全読本』。「サイボーグ009」といったら、僕が漫画を読むことになった原点の作品です。今でも忘れません。小学校の低学年の頃、父親に連れられて行った父親の知人の家でつまらなそうにしていた僕に、知人の息子が「少年キング」というマンガ雑誌を買ってきてくれました。そこに連載されていたのが、「サイボーグ009」でした。初めて手にしたマンガ雑誌でしたが、その中に掲載されていた「サイボーグ009」を読んですっかりとりこになってしまったのです。
 悪の組織“ブラックゴースト”によって戦争用に改造されたサイボーグ戦士が、ブラックゴーストを裏切り、世界の平和のために彼らと戦う姿に、戦争や平和などということはよくわからないのに、感動しながら読んでいました。
 「地下帝国ヨミ編」のラストシーン、宇宙でブラックゴーストを打ち破った009=ジョーを空を飛ぶことができる002=ジェットが助けに来ます。しかし、二人で地球に戻るにはジェット燃料が足りず、ジョーはジェットに無駄死にしてはダメだと言います。ジェットは「おっともうおそい、大気圏突入!」「ジョー!きみはどこに落ちたい?」と聞きます。流れ星のように落ちて行く彼らに、空を見ていた何も知らぬ少女が平和を祈ります。もう、泣いてしまいましたねえ。何度も何度も読み返しました。
 あれから、何度か連載が再開しましたが、話が難解となり、ストーリーが中断したまま作者の石ノ森章太郎さんが亡くなってしまいましたが、今年息子の小野寺丈さんの手によって小説として蘇り、さらに新たなストーリーとしてこの秋映画化もされます。今の世の中に、石ノ森さんが作品に託したメッセージが伝わることができるのか、気になります。
 宮部みゆきさんの「ソロモンの偽証」を読み始めました。ようやく150ページほどまで進みましたが、話はまだ一人の少年の死体が発見されたところまで。果たして、殺人なのか自殺なのかもまだわかりません。先はまだ長いです。

2012年8月24日(金)
猛暑日です

  夏の甲子園も終わって、夏も終わりと思ったら、今日も暑さは和らぎません。相変わらずの35度以上の猛暑日です。仕事場の温度設定は昨年の節電時の29度から、今年は28度になりましたが、この28度というのが曲者です。28度というのは冷房の吹き出しが28度ということで、部屋の中は結局それ以上の室温になっています。扇風機も用いているのですが、効果はほとんどありません。秋が待ち遠しい。
 オンライン書店に注文しておいた宮部みゆきさんの「ソロモンの偽証」が届きました。宮部さんの5年ぶりの現代ミステリーということで、第1部ですが、700ページ以上の大部です。読むのが楽しみです。

2012年8月22日(水)
健闘を称える

  夏の甲子園で県代表の東海大甲府高校が準決勝で青森代表の光星学院に破れました。破れたとはいえ、ここまで頑張った選手の皆さんの健闘に拍手です。これで夏もいよいよ終わりですね。
 貫井徳郎さんの「微笑む人」読了。エリート銀行員がなぜ妻子を殺したのかという謎にぐいぐい引き込まれ、今日は昼休みまで仕事場で読み続けて、いっきに読み終わりました。でも、この終わり方は消化不良ですよ、貫井さん。

2012年8月21日(火)
夏の甲子園

  8月も残すところあと10日となり、いつもならもう夏も終盤という雰囲気ですが、今年は我が地元では久しぶりに夏の甲子園で県代表の東海大甲府高校がベスト4に残り、まだまだ熱気はさめません。明日はいよいよ準決勝、相手は昨夏、今春と二期連続準優勝の青森代表の光星学院です。悔いのないよう、県勢初の決勝進出目指して全力を出し切ってもらいたいと思います。

2012年8月18日(土)
「プロメテウス」

  リドリー・スコット監督の「プロメテウス」の先行ロードショーを観に行ってきました。いつも思うことですが、3D上映にする必要があったのかなあ。それほど3Dだからと、「おぉ〜!」という場面はありませんでした。
 この映画が製作されているときの話では「エイリアン」の前日譚ということだと聞いて、期待して観に行ったのですが、それよりもオフィシャルサイトにもあるとおり「人類の起源」というテーマで描かれた作品といった方がいいでしょう。確かに「エイリアン」を思い起こさせる同じようなシーンもありましたし、エイリアンも登場します。でも、「エイリアン」のようなSFホラーでもなく、ちょっと哲学的な作品でした。観ていて、よく理解できないシーンもありました。もう一度よくどういうことか考えないと!

2012年8月16日(木)
お盆も終わり

  二人の息子が帰ったので、急に家が広く感じられます。息子たちが滞在中は彼らに合わせて飲み食いしてしまったので、ちょっと体重が増加気味です。少しダイエットしなくては。
 世間がお盆ということもあって、仕事がのんびりできるのは今週限りです。この土・日はできれば「プロメテウス」の先行ロードショーと「アベンジャーズ」を観に行きたいですね。

2012年8月14日(火)
お盆休みも終わりです

  4連休の夏休みも終わり、明日からまた出勤です。大阪にいる長男と東京にいる二男、長女が帰省してきたので、今夜は久しぶりに家族全員が揃いました。お盆で妹家族も来たので、息子たちを始め義弟や甥っ子と心ゆくまで飲んでしまいました。いつもと違い賑やかな夕食となりました。ちょっと飲みすぎですかねぇ。まあ、たまにはいいでしょう。
 夏川草介さんの「神様のカルテ2」を読み終わったので、新刊の「神様のカルテ3」を読み始めます。 

2012年8月12日(日)
オリンピックも終わりです

  昨夜の女子バレーボールは、見事に日本がストレート勝ちで銅メダルを獲得しました。28年ぶりのメダル獲得ですからねえ。選手の皆さん、おめでとうございます。
  競技最終日の今日は、男子レスリング66キロ級の米満選手が金メダルを獲得しました。地元の高校出身の選手なので、より嬉しい金メダルでした。
 2週間にわたったロンドンオリンピックも明日の閉会式で終わりです。オリンピックの影に隠れていましたが、夏の風物詩、高校野球も熱戦が続いています。今日は県代表の高校が危なげなく1回戦を突破しました。このところ、何年も初戦敗退が続いていましたが、今年は期待できそうです。さて、これからはオリンピックから高校野球です。

2012年8月11日(土)
今日から4連休

  昨日、仕事に一応のけりがついたので、来週月、火と夏休みを取って、今日から4連休です。休日という安心感があったので、今朝の3時半からはオリンピックの男子サッカー、日本対韓国戦をテレビ観戦しました。前半、日本がいい形に攻めていた一瞬のすきを突かれて失点、後半も更に1点を取られ、結局そのまま日本は得点できず敗戦となってしまいました。メダルを取りたいという気持ちは同じだったのでしょうが、韓国選手の場合はメダルを取れば兵役免除という特典があったようなので、日本選手以上の必死さがあったのでしょう。せっかく予選リーグでスペインを破るという大金星をあげながら、メダルを取れなかったというのは、非常に残念です。予選リーグで見られた、ボールをどこまでも追っていくという気持ちが決勝トーナメントになってから、あまり見られなかった気がします。今夜は、女子バレーの日本対韓国戦です。昨日は韓国大統領が竹島に上陸するという事態があり、なんだか、大統領が自分が行動で示すことによって対日本戦に向けての韓国選手を鼓舞しているように感じてしまいました。頑張れ日本!
 夏川草介さんの「神様のカルテ3」が発売になりました。「神様のカルテ2」がブック・オフで購入したままになっているので、まずはそれを読むことにします。

2012年8月8日(水)
十二国記シリーズ

  蒸し暑くて身体もだるくてちょっと疲れ気味です。このところ、オリンピックで深夜にサッカーなど観たい試合が続きますが、眠くてとても起きていられません。ゆっくり夏休みをとって、身体を休めたいところですが・・・。
 小野不由美さんの十二国記シリーズ本編第1作「月の影 影の海」(新潮文庫)上下巻をいっきに読了しました。今まで人気があるのは知っていましたが、読まず嫌いで、手に取ったこともなかった作品でしたが、読み始めたらこれがおもしろい。オリンピックを観るより夢中になって読んでしまいました。本編第2作「風の海 迷宮の岸」は9月末刊行予定ですが、待ち遠しいです。
 仕事帰りに小野不由美さんの特集が組まれていた「ダ・ヴィンチ」9月号と結城充孝さんの「エコイック・メモリ」(光文社文庫)を購入しました。「エコイック・メモリ」は、「プラ・バロック」に続くクロハシリーズ第2弾です。

2012年8月5日(日)
暑い上にイライラ

  いい加減、嫌になるほど暑い日が続きます。盆地という土地柄から、夏は蒸し暑いんですよねえ。今日も日中は35度を超えたし、今もまだ30度近い暑さで、今夜は寝苦しい夜になりそうです。
 昨日は、あまりの暑さに涼を求めて映画館に行ってきました。観たのは「アナザー」。2009年末の「このミス」で第3位となった綾辻行人さんの同名作品の映画化です。さすがに「このミス」第3位の作品だけあって、多くのミステリファンの支持を受け、僕自身も大いに堪能した作品だったので期待して観に行ったのですが・・・。正直のところ、ちょっと期待外れ。まあ叙述トリックを映像化するのは、難しいでしょうから、あの程度でやむを得ないかもしれません。
 小説が発表されて以降、コミック化、アニメ化されたせいもあってか、劇場内は中学生くらいの年代が中心でした。煩いオジサンと言われてしまいますが、この中学生たちがマナーがなっていない。上映中も携帯を開けてメールを確認するためか、あちこちで携帯の明るい画面の光が・・・。さらには、静かな場面になるとどこからかイヤフォンで音楽を聴いているときに外に漏れるカシャカシャという音が聞こえてきました。映画館で映画を見ながら音楽を聴いているんですねぇ。電車の中でさえイヤフォンから漏れる音で迷惑なのに、映画館の静寂の中で聞こえてくる音は本当に腹立たしい。上映の前にもマナーのことを言っているのに。たぶん、近くにいた中学生くらいの女の子の集団の中の一人だと思うのですが、特定できたら怒るところです。あ〜気分悪い。携帯はオフにしなさい! 音楽聴くなら外へ出なさい!
  この土・日で小路幸也さんの「キシャツー」(河出書房新社)と島村洋子さんの「野球小僧」(講談社)を読了。島村さんの「野球小僧」は、読んでいて、映画の「フィールド・オブ・ドリーム」を思い出しました。

2012年8月1日(水)
オリンピック観戦の毎日

  連日、ロンドンオリンピックでは熱い戦いが繰り広げられています。日本時間の真夜中まで競技を行ってるので、このところ寝不足で疲れ気味です。今夜の男子サッカーを観るのは無理かなあ。
 ここまでの日本選手ですが、体操男子がエースの内村選手のミスなど、各選手にミスが相次ぎ、目指していた金メダルを逃して銀だったほか、柔道も期待どおりの結果を出すことができず、苦戦が続いています。オリンピックの舞台で、実力通りの力を発揮するのはなかなか難しいようですね。
 毎晩のオリンピック観戦で、読書の時間が減っています。今週は、今野敏さんの「確証」と湊かなえさんの「白ゆき姫殺人事件」を読了。次は小路幸也さんの「キシャツー」を読み始めます。