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身辺雑記(2012年6月)

2012年6月30日(土)
「臨場」観てきました

 昨夜は会議で遅くまで残業だったので、終了後久しぶりに同僚と飲みに行き、歌も歌ってきました。愕然としたのは、声量がかなりなくなったことに気付かされたこと。以前はうまく歌えた歌が、自分で歌いながらどうしてこんなに下手なんだろうと思ってしまうほど、うまく歌えませんでした。それに比べて、趣味で楽器を吹いている同僚は、さすがに音を外さないし、声量もあってうまい! いやぁ〜がっかりです。 
 今日は、内野聖陽さん主演の「臨場」を観に行ってきました。横山秀夫さん原作でテレビドラマともなった作品の映画化です。予告編が先頃の大阪の無差別通り魔事件の関係で差し替えられたそうですが、冒頭は、事件を思い起こさせるような凄惨な場面で始まります。4人を殺しながら心神喪失で無罪となる中で、残された被害者家族は何に怒りや悲しみをぶつけたらいいのか。非常に難しい問題を観ている人に突きつけます。もし大阪の事件が自分の家族の身に起こったと考えたら、絶対犯人を許すことはできません。大学では法学部の授業で刑法39条も学びましたが、たとえ犯人が心神喪失状態だとしても、とても刑法39条があるからと無罪になるのを納得することはできません。このほか冤罪の問題も扱い、単なる犯人探しに終わっていない作品でした。
 三谷幸喜さんの次作は時代劇の「清須会議」だそうです。原作となる書き下ろしの「清須会議」(幻冬社)を買いました。今年はこれから「天地明察」や「のぼうの城」などの時代劇映画が公開を控えていますが、三谷さんが書かれた時代劇はどうなのか、ちょっと期待です。

2012年6月23日(土)
映画を梯子

  今日は1日一人の予定だったので、友人に久しぶりにご飯でも食べないか?と誘ったら、仕事で忙しいと断られてしまいました。となれば、あとは映画でも観に行くしかないかと思って、映画館を梯子。ミラ・ジョヴォヴィッチ主演の「フェイシズ」と先行ロードショーの「アメイジング・スパイダーマン」の2本を観に行ってきました。
 「フェイシズ」は、よくこんな田舎の小さな映画館で公開してくれたと映画館の経営者にお礼を言いたくなりましたが、残念ながら内容的には観客を呼ぶことができる映画ではありません。今日も、僕一人のための上映になってしまいました。僕としては、ど真ん中の席で一人だけで観るなんて、こんないいことはありませんが、これでは大作以外の作品が地方に来なくなってしまいます。
 一方、「アメイジング・スパイダーマン」は、シネコンの一番大きなスクリーンでの3D上映でした。スパイダーマンは混むだろうなあと思って、一昨日インターネットで席を取っておいたのですが、今日行ってみたら、一番大きなスクリーンだったのに、観客は50人もいません。3Dで2Dより3Dメガネを持参でも300円高いせいもあったのでしょうか。今日東京は混雑したんだろうなあと思いながら、ここでもど真ん中の席でゆったりと観ることができました。でも、経営的にどうなのでしょう。経営不振で撤退されては困ります。
 今回スパイダーマンを演じるアンドリュー・ガーフィールドは、前シリーズのトビー・マグワイアに比べてカッコ良すぎ。恋人も前シリーズのメリー・ジェーンではなく、グウェン・ステイシーとなり、演じるのはエマ・ストーン。メリー・ジェーンを演じていたキリステン・ダンストよりずっとかわいいです。戦う相手も前シリーズと違いますし、主人公ピーター・パーカーの両親の失踪にも謎があるようですし、前シリーズのことは忘れて観た方がいいですね。 

2012年6月20日(水)
台風一過

  台風一過、朝からすっかり晴れ渡り、今日は真夏日になりました。暑いのなんのって、仕事になりません。
 伊坂幸太郎さんの「夜の国のクーパー」を読み終わりました。おもしろくて、ページを繰る手が止まりませんでした。最初は猫が話すというファンタジーに戸惑いましたが、しだいに面白くなるストーリーにいっき読みでした。伊坂さんの作品にはいつも印象的なセリフが出てきますが、今回もありましたよ。おススメです。
 今は綾辻行人さんの「時計館の殺人」(講談社文庫)を読書中です。1991年発売の講談社ノベルスを読んでから21年ぶりの再読です。やっぱり館シリーズはおもしろい。

2012年6月18日(月)
いよいよ暑くなってきました

 最高気温が昨日は30度を超え、今日も29度と、いよいよ本格的に暑くなってきました。湿度も高く、じめじめしていて梅雨らしく嫌な天候です。
 ようやく伊坂幸太郎さんの「夜の国のクーパー」を読み始めました。男が釣りに出て嵐にあって船が転覆、気がついたら蔓で縛られて身動きができない状態になっており、胸の上には猫が座っていた。その猫が語る不思議な国の物語を聞くという体裁で話が進んでいきますが、さて、この話の行く着く先は、どこなんでしょうか。現在3分の1ほど読了。
 長男から1日遅れで父の日のプレゼントが届きました。酒好きにあわせて、昨年は酒の肴でしたが、今年はズバリ吟醸酒。1日遅れというところが、のんびりとした長男らしい(母の日も1日遅れでした。)。おいしく飲ませていただきますよ。それにしても、以前は本好きの父親のために、しゃれたブックカバーだったりしたけど、あれはきっと彼女に見立ててもらったんだろうなあ。どうしたんでしょう、彼女は?

2012年6月16日(土)
韓国映画「サニー永遠の仲間たち」観てきました

  日本全国、地方都市の商圏はドーナツ状に郊外に広がっていき、中心街はさびれるばかり。行政は活性化のプロジェクトを立ち上げていますが、効果はありません。そんな中、娯楽としての映画館も街中から徐々に姿を消し、シネコンも郊外の大型駐車場のあるショッピング・モールの中へと移っていきます。こちらの地方都市も例外ではなく、街中には小さな映画館が2館、細々と営業を続けているだけです。今後のデジタル化の波の中で、設備の改修ができるのだろうかと、映画ファンとしては心配になってしまいます。
 シネコンは大作中心で、なかなかミニ・シアター系の作品は上映されませんが、この小さな映画館では、ときときミニ・シアター系の作品を上映してくれます。映画ファンとしては貴重な映画館です。今日も朝刊を見たら、このHPを訪問していただいている冴子さんから勧められていた韓国映画の「サニー 永遠の仲間たち」が今日から2週間だけ公開されるとあったので、さっそく観に行ってきました。女性7人の友情の物語ですが、男性の僕が見ても、笑い、感動し、観終わったとき、「いい映画観たなぁ〜」と思うことができる作品でした。楽しいばかりの高校時代ではなかったとは思いますが、この歳になると、なぜか振り返ってしまいたくなる時代です。

2012年6月11日(月)
あまりに悲惨

  大阪で2人が死亡するという通り魔事件が昨日起きました。犯人は、つい最近刑務所を出所したばかりの男。被害者2人とは面識はなかったそうです。1度刺してから、戻ってきて再度刺すという残酷な犯行でした。殺人を犯せば死刑になるだろうと考えて犯行に及んだそうですが、結局、刑務所が更生の場にはならないということが証明されたような事件です。こんな犯人に対し、被害者家族の悲しみはどこにぶつけたらいいのでしょう。
 伊坂さんの「夜の国のクーパー」を読むはずが、つい読み始めてしまったのは桜木紫乃さんの「起終点駅 ターミナル」(小学館)です。先月TBS土曜日の「王様のブランチ」で紹介されてからブレイクしたようで、本屋さんでも平台に積み重ねられていました。非常に重い作品です。

2012年6月9日(土)
クラシック・コンサートに行ってきました

  今夜は本当に久しぶりに妻とクラシックのコンサートに行ってきました。友人の影響でクラシックに興味を持った20代の頃は、コンサートがあると妻と聴きに行ったりもしていたのですが、やがて子どもができて夜に出掛ける余裕がなくなり、さらに興味がクラシックからジャズへ、そして今ではコンサートに行くなら演劇を観た方がいいと思うようになりました。家でたまに夜、クラシックのCDを聴くことはあっても、ホールにコンサートを聴きに行くことがなくなりました。今回は同僚からチケットをもらったので、聴きに行くという消極的な理由だったのですが、いざ生で聴くと、アマチュア楽団の演奏とはいえ、クラシックもなかなかのものです。また、クラシックをホールで聴きたくなってしまいました。とはいえ、演劇にも行っているし、先立つものがなければダメですが・・・。
 誉田哲也さんの「あなたが愛した記憶」(集英社)をいっき読み。予想とはまったく異なる趣の作品でしたが、先がどうなるか気になって目が離せませんでした。さて、次はいよいよ伊坂幸太郎さんの「夜の国のクーパー」に取り掛かろうかな。

2012年6月7日(木)
久しぶりにクラシック

  同僚から所属する交響楽団の演奏会のチケットをもらったので、週末は久しぶりにクラシックコンサートを聴きに行く予定です。今日は、演奏曲を事前に聴いておこうと思って、仕事帰りにCDを買ってきました。マーラーの交響曲第5番です。はるか20年以上前に買ったCDもあるのですが、今日はその曲での名演奏と言われるものを買ってきました。この曲は、第4楽章のアダージェットが映画音楽としても有名なので、聴いたことのある人も多いでしょう。ただ、外から聞こえるカエルの大合唱とは合いませんねえ。
 カエルといえば、今夜10時からはフジテレビの「カエルの王女さま」を毎週楽しんで見ています。天海祐希さんのコメディアンヌぶりは見事ですし、何より、ドラマ内でドラマの進行に合わせて歌われる歌がいいんですよね。毎回、今夜は何が歌われるんだろうと楽しみにしています。さて、今夜は。

2012年6月6日(水)
AKB選抜総選挙の日

  今日はAKBの選抜総選挙の日でした。昨日までバレーのオリンピック世界最終予選を放映していたフジテレビが今夜は選抜総選挙を生放送でした。きっと、すごい視聴率だったのでしょうね。秋元さんにみんな踊らされていると批判的な我が家もフジテレビをつけて観てしまいました。大方の予想どおり大島優子さんが圧倒的な得票数で第1位となりましたが、こうしてまだ若い女の子たちに順位をつけるのは、芸能人とはいえちょっと残酷ですね。まあ、こうして煽ることにより彼女たちの人気がいっそう出て、秋元さんは大喜びなんでしょうけど。
 井上夢人「ラバー・ソウル」読了。 

2012年6月3日(日)
井上夢人「ラバー・ソウル」購入

  本屋さんに行ったら、平台に井上夢人さんの「ラバー・ソウル」(講談社)を見つけました。講談社のHPでは、6月6日発売ということでしたが、少し早かったようですね(井上さんの思惑と異なって、666の悪魔の日というわけにはいきませんでしたねえ。)。さっそく購入。伊坂さんの「夜の国のクーパー」とどちらを先に読もうか悩みましたが、「夜の国〜」をあとに取っておくことにして、「ラバー・ソウル」から読み始めました。まだ、100ページほどですが、何だか勘違い男の物語みたいです。ただ、井上さんのことですから、当然どんでん返しがあるのでしょうけど。
 この土日で、冲方丁さんの「天地明察」、垣根涼介さんの「勝ち逃げの女王 君たちに明日はない4」、辻村深月さんの「鍵のない夢を見る」を読了。「天地明察」は、さすが本屋大賞を受賞しただけのことはあります。おもしろかった。読みながら、岡田准一くんと宮アあおいさんの顔が頭に浮かんできてしまいましたが、宮崎さんは役柄にぴったりな感じですが、岡田くんはどうかなあ・・・

2012年6月2日(土)
田植えのシーズンです

  家の裏の田圃に水が入りました。いよいよ田植えの準備が始まったようです。今までどこに隠れていたのか、昨日までまったく聞こえなかった蛙の鳴き声が聞こえるようになりました。今はまだ小さな合唱ですが、もう少しすると、眠れないほどの大合唱が始まってうるさい夜になります。
 今年の夏も節電ということで、少しでも暑さを防ごうと思い、ホームセンターによしずを買いに行ってきました。品定めをしていたら、やはりよしずを買いに来たおばあちゃんに「昨年は節電でよしずが品不足で買えなかったので、今年は早めに買うのよぉ」と、しばらく節電の夏に向けての話に付き合わされてしまいました(笑)

2012年6月1日(金)
6月です

  今日から6月。今月はそれほど買いたいと思う本がありませんが、中では井上夢人さんの「ラバー・ソウル」(講談社)が講談社のHPを読む限りではおもしろそうです。発売日が6月6日、そして題名にもなっている「ラバー・ソウル」は、ビートルズの6番目のアルバム。666です。映画「オーメン」でも言われていた悪魔の数字です。さて、どんな話なのか、楽しみです。あと、忘れていけないのは、三上延さんの「ビブリア古書堂の事件手帖3」(メディアワークス文庫)。k書店が舞台ですから、読書好きにとっては気になる1冊です。
 今日はファーストデイで映画が1000円の日でした。「メン・イン・ブラック3」を観に行ってきましたが(2Dです)、JとKにあんないわくがあったとは・・・。今回はJがタイムスリップしてKの若き時代に行ったのですが、さすがに若きKはトミー・リー・ジョーンズが演じるわけにはいかなかったのか、ジョシュ・ブローリンが演じていました。それにしても、トミー・リー・ジョーンズは老けましたねえ。