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身辺雑記(2012年3月)

2012年3月28日(水)
別れの季節です

  3月はいつものとおり、別れの季節です。僕も4月からは新しい仕事へと変わるので、今は慌ただしい日を送っています。仕事が変わることで不安もあるし、忙しくなるので読書に費やす時間が減りそうなのがちょっと気になるところです。
 オンライン書店に注文しておいた東野圭吾さんの「ナミヤ雑貨店の奇蹟」、柳広司さんのジョーカーゲームシリーズ最新作「パラダイス・ロスト」、初野晴さんのハルチカシリーズ最新作「千年ジュリエット」が相次いで届きました。柳さんと初野さんの作品は好きなシリーズなのでもちろん期待して読むのですが、それ以上に期待したいのは東野圭吾さんの「ナミヤ雑貨店の奇蹟」です。帯に書かれた“時空を超えて交わされる、温かな手紙交換”なんて僕好みの作品のようです。どれから読むのか悩んでしまうなあ。

2012年3月22日(木)
歳の離れた結婚相手

  ドリカムの吉田美和さんが19歳年下の男性との結婚を発表しましたね。思わず、「19歳も年下の男の子を騙すとは凄いなあ」と言ってしまったら、そばで聞いていた娘から厳しく怒られてしまいました。娘曰く「加藤茶が良くて、なぜ吉田美和が駄目なの!男性だとよくて、女性が歳の離れた年下の男性と結婚しては駄目なの!」と厳しく追及されました。確かに、男性だとよくて女性が駄目だという理由はありません。さすがに娘に反論することはできませんでした。大学生ともなると、それなりの意見を持つようになったなあと怒られながらも、娘を少し見直しました。
 スティーヴ・ハミルトンの「解錠師」読了まであと少し。これはおススメですよ。

2012年3月19日(月)
「しあわせのパン」観てきました

  先日の土曜日から街中の小さな映画館で、原田知世さん、大泉洋さん主演の「しあわせのパン」が公開されました。観たかった映画ですが、まさか地元の映画館で公開されるとは思ってもいませんでした。とはいえ、上映期間は短いし、一日に2回だけという上映なので、都合のいいときに観に行かないと!と思って、今日慌てて仕事を終えて最後の上映回に向かいました。観客はわずか9人。これではせっかく興行主が頑張って公開してくれても、赤字ですね。ところで観客9人のうち6人は家族でした。お母さんと3人の子供、それにおじいちゃん、おばあちゃんで観に来ていましたが、3世代で映画を観に来るなんて、素敵な家族ですね。きっと、観終わったあとで、映画の感想を話しながら食事でもするのかな。

2012年3月17日(土)
「マーガレット・サッチャー 鉄の女の涙」観に行ってきました

  今日は朝からあいにくの雨。昨日から公開された「マーガレット・サッチャー 鉄の女の涙」を近くのショッピングモールにあるシネコンに観に行きましたが、雨のため、レジャーを近くで済まそうという人が多かったためか、駐車場も大混雑。映画館も、題材が堅い映画なので、それほど観客も入っていないだろうと思ったら、田舎にしては珍しく半分ほどの入り。若い人から年配の人まで幅広い観客層でした。サッチャーというキャラクターへの興味と、アカデミー賞主演女優賞を受賞した名女優メリル・ストリープの演技を見たいという人が多かったせいでしょうか。まだ生きている人なのに、よくここまで描いたものだと、2時間弱眠ることもなく予想外に楽しむことができました。これはおススメの映画です。
 朝井リョウさんの「少女は卒業しない」(集英社)読了。スティーヴ・ハミルトンの「解錠師」は、アメリカ探偵作家クラブ賞最優秀長編賞受賞、英国推理作家協会賞スティール・ダガー賞受賞作品というだけでなく、訳者さんの訳のうまさもあるのでしょうか、非常に読みやすいです。

2012年3月16日(金)
夜の国のクーパー

  先日、「PK」が刊行されたばかりの伊坂幸太郎さんですが、東京創元社のメルマガで、近刊案内で「夜の国のクーパー」の紹介がされていました。それによると、この作品は“猫と戦争と、そして世界の理”の話だそうです。これだけでは、まったく想像もつきませんが、期待は増すばかりです。5月以降の刊行ということですが、いつになるのでしょう。早く読みたいです。その前に、4月初旬には宝島社より伊坂さんが参加している「しあわせのミステリー」が刊行されるようですから、伊坂ファンとしては嬉しいですね。

2012年3月15日(木)
ありがとうございます

  トップページに置いてある訪問者数のカウンターが30万を超えました。当初は自分の読書の覚書として始めたHPで(そのため、初めの頃に書いた感想は2、3行だけというものもあります。)、まさかここまで続けることができるとは思ってもいませんでした。ここまで続けることができたのは訪問していただいた皆さんのおかげです。このところ、読書の時間が減り、積読本が増えるばかりで更新も滞りがちですが、少しずつでも情報を提供できたらいいなと考えています。拙い感想を書くだけですが、これからもどうぞよろしくお願いします。

2012年3月14日(水)
ふきのとう

  寒いとはいえ、さすがにもう3月も半ばです。家庭菜園の片隅にふきのとうが顔をのぞかせてきました。やっぱり春ですねぇ。食べるとしたら天ぷらか味噌合えでしょうか。あの苦味がまた好きなんです。
 久しぶりに翻訳もののスティーヴ・ハミルトン「解錠師」(早川書房)を読み始めました。

2012年3月11日(日)
3月11日

  3月11日がやってきました。もう1年なのか、まだ1年なのでしょうか。1年前のこの日は、午後から休暇を取って、仙台で学生生活を送っていた息子の引っ越しの手伝いに行く予定でした。仙台へ向かう準備で車を走らせていたときに大きな揺れがあり、最初は強風で車が揺れていると思ったのですが、息子からの地震だという電話で、地面が波打っているのに気付きました。幸いにも息子は無事でしたが、多くの犠牲者を出した津波の映像は忘れることはできません。犠牲になられた方々のご冥福をお祈りします。

2012年3月9日(金)
3月11日が・・・

  忘れられない3月11日が再び訪れようとしています。テレビではこのところ連日大震災の特集が放送されています。今夜も災害派遣された自衛隊の記録映像を中心とした番組が放映されていました。家族が被災者でありながら、自分は災害救助に向かわなければならない隊員、津波の中に流されて行く人を助けに外に出る隊員、放射能汚染地域で行方不明者の捜索にあたる隊員等々、本当に自衛隊の隊員の皆さんの尽力には頭が下がります。
 まだまだ復興にはほど遠いし、被災者の皆さんの心の痛みは癒えたとは到底言えません。福島原発の問題も未だ終息していませんし。被災者の皆さんに笑顔が戻るのはいつになるのでしょう。
 伊坂幸太郎さんら5人の作家による「幸せ」をテーマにした競作集「Happy Box」を読み始めました。まずは冒頭の伊坂幸太郎さんの「Weather」を読了しました。ラストは感動ですよ。

2012年3月8日(木)
伊坂幸太郎さん[PK」発売

  お昼休みに食事もあとにして、伊坂さんの「PK」を買いに本屋さんに出かけました。店員さんがちょうど棚に配置しているところの1冊をゲット。ついでに、「Happy Bo」も購入しました。こちらは、5人の作家による 「幸せ」をテーマにした競作集です。伊坂幸太郎さんに、小路幸也さん、山本幸久さんと、5人の書き手のうち3人が大好きな作家さんです。どれも読むのが楽しみですが、中でも小路さんの作品の題名が「幸せな死神」というのが気になります。伊坂さんに死神を主人公にした「死神の精度」がありますが、さて、小路さんの描く死神はどんな死神なんでしょうか。

2012年3月7日(水)
明日は伊坂さん

  明日はいよいよ伊坂幸太郎さんの新作「PK」(講談社)が発売予定です。小説としては「マリアビートル」以来ですから久しぶりです。買ってすぐ読むか、もったいないのでいっきに読む時間がとれる休日まで我慢するか悩むところです。嬉しいことには同じ日に、PHP研究所から伊坂幸太郎さんら、ペンネームに「幸」の字がつく5人の作家さんによる「幸せ」をテーマにした短編集「Happy Box」も発売になります。これも購入の予定。明日の夜は良い気分で過ごせそうです。 

2012年3月5日(月)
青春ドラマ

  何気なくテレビを見ていたら、女優の早瀬久美さんと男優の中村雅俊さんが出演していました。早瀬久美さんといえば、今は千葉県知事となっている森田健作さん主演の青春ドラマ「おれは男だ!」でマドンナ役を演じた女優さんです。あの頃は高校生役にしては老けているなあと思っていたのですが、年齢を重ねても綺麗ですね。
 一方、中村雅俊さんは「青春とはなんだ」で始まる青春学園ドラマの1作、「われら青春」で主人公の先生役を演じた俳優さんです。撮影の舞台にわが県の高校が使われていたこともあって、夢中で見ていました。「涙は心の汗だ!」というセリフには感動したなあ。TVで流れる当時の映像を見ていたら、ついウン十年前の時代に想いを馳せてしまいました。いけない、思い出の中に埋もれてしまいそう。 

2012年3月3日(土)
暖かな一日でした

  今日は春がやってきたというほどの暖かな一日でした。妻と娘は午前中から買物に出かけたので、一人で朝はゆっくりと起きて、あとはのんびり読書。少しは身体を動かさなければと思って、午後は本屋さんへ。朝井リョウさんの「少女は卒業しない」(集英社)と再刊された矢崎存美さんのぶたぶたシリーズの第1作「ぶたぶた」が新刊の棚にあるのを見つけて買いました。「ぶたぶた」はおもしろいという評判は聞いていたのですが、シリーズの新しいものはともかく、初めの方の作品は絶版のようでブック・オフでも見つからず、今まで読んだことがありませんでした。徳間文庫さん、せっかくですから、この後の「刑事ぶたぶた」等再刊してください。
 ひな祭りということもあって、娘も帰省しているので、お内裏様とお雛様だけを出して飾りました(本当は内裏雛といえば、それだけで男雛と女雛の一対を指すようですね。)。三人官女や五人囃子は娘が大きくなってからは押し入れにしまったままで出していないなあ、ホント、申し訳ありません。

2012年3月1日(木)
3月になりました

  あっという間の3月です。今月発売の本で一番待ち望んでいるのは、伊坂幸太郎さんの「PK」「超人」「密使」の3編が収録されている「PK」(講談社)です。先月の「仙台ぐらし」に続く新刊に大いに期待です。それから初野晴さんの“ハルチカ”シリーズの新作「千年ジュリエット」(角川書店)です。昨年、角川書店のホームページに発売が発表されながら何度も延期がなされてきました。今月こそは大丈夫でしょうか。シリーズものといえば、京極夏彦さんの「百鬼夜行 陽」(文藝春秋)も楽しみです。
 今日は映画の日。1OOO円で観ることができるので、仕事帰りにシネコンに寄ってきました。観たのは「ヒューゴの不思議な発明」です。先日発表になったアカデミー賞では最多ノミネートがされていたものの、受賞は撮影賞など5部門にとどまり、作品賞など主要な賞は「アーティスト」にさらわれました。監督はマーティン・スコセッシで、いつもは男臭い、重厚な作品を撮る人が今回はファンタジックな物語を作り上げたという意外性からも監督賞に近いと思ったのですが、残念です。おススメです。
 それから今日は県下の高等学校で一斉に卒業式が行われました。ウン十年前の過去、この日、私は県外の大学受験のため受験地目指し列車に揺られており、卒業式に出席することができず、それぞれ旅発つ友人たちとの別れも経験することができませんでした。12月頃からは自由登校だったし、2月からは私立大学の受験が始まっており、中学校の卒業式と違って式の予行練習をしたという記憶もありません。今、思えば青春時代の大事な思い出を作ることができなかった気がします。そういえば、卒業アルバムは誰が家まで持ってきてくれたのだろう。