昨日は仕事が早く終わったので、ストレス発散に映画を2本(「アンダーワールド 覚醒」と「ドラゴン・タトゥーの女」)梯子して、今日も朝から「ものすごくうるさくてありえないほど近い」を観に行ってきました。
「アンダーワールド」はヴァンパイア族と狼男族の争いを描いたシリーズ第4弾です。今回は1作、2作で主役を務めたケイト・ベッキンセールが再び主役に返り咲いています。とにかく、黒革のタイツに身を包んだケイト・ベッキンセールがカッコいいのなんのって。高いところから飛び降りて着地するシーンには見惚れてしまいます。
「ドラゴン・タトゥーの女」は、2009年に日本のミステリ界を席巻したミレニアム3部作の第1弾のアメリカ・リメイク版です。本家のスウェーデン版はレンタルで観たのですが、原作を読んで結末を知っていたせいもあってか、途中で眠ってしまいましたが、今回のリメイク版はストーリーを知っていながらも、スクリーンに最後まで引きつけられました。これは、やっぱり、リスベット役の魅力の違いでしょうか。今回リメイク版でリスベット役を演じたのは、ルーニー・マーラという女優さんですが、この人、なんと「ソーシャル・ネットワーク」の冒頭、主人公のおしゃべりの相手をしている女子学生を演じた女優さんだそうです。全然印象が違います。外見は当然原作どおりなので、インパクトあり過ぎですが、なかなか魅力的です。
今日観てきた「ものすごく〜」は、9.11事件で父親を亡くした少年が、父親の遺品の中から見つかった鍵に合う鍵穴を探して、鍵が入っていた袋に記されていたブラックという名前の人々を訪ね歩く話です。トム・ハンクスが父親役を演じていますが、この作品は彼ではなく少年が主役です。号泣する場面はありませんが、じわじわと涙が浮かんでくる感動作です。この作品で映画デビューを飾った少年を演じたトーマス・ホーンくんの演技も素晴らしかったですが、それ以上に口をきくことができない老人を演じたマックス・フォン・シドーが見事。最後までひとことも口をききませんでしたが、微妙な表情がいいんですよねぇ。圧倒的な存在感です。
佐々木譲さんの「地層捜査」(文藝春秋)読了。
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