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身辺雑記(2011年12月)

2011年12月31日(土)
2011年大晦日です

皆さん、大晦日いかがお過ごしでしょうか。
ようやく、部屋の中の本を片付け(といってもダンボール箱に詰め込んで部屋の片隅に置いただけですが)、今年最後の夜をのんびりと過ごしています。
2011年もあと少しで幕を閉じようとしています。
今年は東日本大震災という未曽有の災害が3月に起こりました。
我が家も二男が大学卒業目前にして仙台で被災し、一時はいわゆる引越難民になるなど、大変な経験をしました。
来年が少しでもすべての人にとっていい年であることを望みたいと思います。
今年“Koba's Library”を訪問してくださった皆様、本当にありがとうございました。
皆さまのおかげで、どうにかこのHPを続けることができます。
来年もどうぞよろしくお願いします。それでは、よいお年を!

2011年12月30日(金)
大掃除です

  昨日から年末年始の休みに入り、さっそく大掃除というと大げさですが、日頃できない家の中の掃除に精を出しています。僕の担当は風呂のカビ取りと、窓ふき。そしてテレビで見た捨てられない物の整理術を習って、箪笥や納戸の中の不用品の整理をしました。いつかは着るだろうと思って残していた服も、結局着ないまま何年もしまったままで、しだいに収納場所がなくなってきてしまいました。着ていないものは捨てようと、せっせと捨てたら、ようやく整理がついてきました。でも、まだ捨てるものはありそうです。
 今年も明日一日を残すだけとなりましたが、問題は寝ている周りに積み重ねられた本です。本を捨てるのは難しい。さて、明日一日でどうやって整理して新年を迎えるか、残る大きな問題です(笑)
 そうそう、今年の読書と映画で感想を書いていないものも整理しないと。今日はとりあえず、今まで感想を書くのを忘れていた映画2本と読書1冊の感想をアップしました。明日は、残りの感想と、今年の映画と本のベスト10を作成する予定です。忙しい!!!

2011年12月27日(火)
マイクル・コナリー「エコー・パーク」読書中

  今年の仕事も明日で終わりです。明日は1年の片付けをして、大掃除をして終了の予定です。今年は夏休みも1日しか取れないほど忙しい1年でした。そのせいで、読書もあまり進まなかった気がします。そろそろマイベスト10を考えなければ。
 現在、久しぶりの海外もの、マイクル・コナリーの「エコー・パーク」を読書中です。やっぱり、ハリー・ボッシュシリーズはおもしろいです。上巻をあっという間に読んで下巻に入りました。このままだと、年内にあと1冊は読むことができそうです。

2011年12月25日(日)
昨日のクリスマス・イブは

  昨日は、朝から東京へ向かい、東京にいる娘と息子と待ち合わせて、昼ご飯を食べ、その後は学校に行くという息子と別れて、娘を連れて演劇集団キャラメルボックスの「流星ワゴン」を池袋サンシャイン劇場に観に行ってきました。
 クリスマスイブの土曜日とあって、劇場までの道はいつにもまして大混雑。劇場も満席。原作が重松清さんの家族の崩壊と再生を描いた感動作なので、泣かせられるのはわかっていましたが、そこはキャラメルボックス。原作ではまったくありえない笑いの場面もあって、大いに堪能してきました。妻は今回が夏の「銀河旋律」に続いての2回目のキャラメルボックス。どうも妻は「銀河旋律」を見て、キャラメルっボックスという劇団はお笑いが多いという印象を持っていたようですが(どう捉えればそうお思うのかが理解できないところですが)、今回は大いに感動したようです。「キャラメルボックスって、こんな劇もするんだねえ」と印象を新たにしたようです。原作にはもちろんない、舞台ならではの坂口理恵さん演じる“読者”を登場させたのはユニークな試みでした。
 劇場を出たときは、すっかり暗くなり、街は昼より更にすごい人出となっていました。帰りに寄った新宿サザンテラス口を出たところにはものすごい行列が。何かと思ったら「絆のツリー」に並ぶカップルたちです。何でも、タワー内部のスイッチを押すと、光の色がブルー、イエロー、レッド、グリーン、ピンクの5色6パターンに点灯し鐘が鳴り響く、全5色が順に点灯する『レインボー』パターンのカップルには、希望にあふれる未来が訪れるそうなんだそうです。でも、よくあの寒い中、長い行列に並ぼうと思いますね。気が短い僕にはとても無理です。

2011年12月23日(金)
3連休初日

 3連休初日。昨日は職場の忘年会でしたが、1次会で解散して早く帰りました。最近めっきり外で飲むことが少なくなりました。今日は早起きして、映画「ニューイヤーズ・イブ」と「連合艦隊司令長官山本五十六」を観に行ってきました。
 「ニューイヤーズ・イブ」」は、「ラブ・アクチュアリー」や「バレンタインデー」と同じ群像劇です。こういう群像劇は大好きなジャンルです。ニューイヤーズ・イブ、日本語では“大晦日”の1日を過ごすいろいろな人たちの人間模様を描いていきます。それぞれが何が大切かに気付き、ハッピーエンドとなるこの話。年末を温かな気持ちで迎えたい人にはピッタリの映画です。
 「山本五十六」の方は、あまりに有名な連合艦隊司令長官山本五十六を描いた作品です。やっぱり内容が内容のせいか、館内は年配のお客さんでぎっしりです。それも夫婦連れが多かったです。普段あまり映画を見ない年配の方も、内容によっては映画館に足を運ぶのですね。
 明日は、妻と一緒に東京で娘と待ち合わせをして、演劇集団キャラメルボックスのクリスマスツアー公演「流星ワゴン」を観に行ってきます。重松清さんの原作を読んだ時には、父と子の物語にグッときてしまいましたが、果たしてどう舞台化されるのか、期待したいです。東京はクリスマス・イブで人出が凄いでしょうね。

2011年12月20日(火)
柳広司「怪談」読了

  柳広司さんの「怪談」(光文社)読了。柳さんが言うにはラフカディオ・ハーン(日本名・小泉八雲さんですね。)の同名作品に触発されて書かれた作品だそうです。収録されているのは、「雪女」「ろくろ首」「むじな」「食人鬼」「鏡と鐘」「耳なし芳一」の6編です。雪女やろくろ首、むじな(これは“のっぺらぼう”ですよね。)、そして琵琶法師の耳なし芳一の話は知っているのですが、「食人鬼」と「鏡と金」の話は知りませんでした。もちろん、柳さんが書かれた両作とも原作とは話が違うので、今度本屋さんに行ったら、立ち読みしてみようかな。
 年末ジャンボ宝くじを購入。2億円当たったら、仕事辞めて読書と映画三昧の日々を送るぞ!

2011年12月19日(月)
伊坂幸太郎「AX」

  先日発売された「野生時代1月号」の付録に読切文庫がついています。この中に、伊坂幸太郎さんの「AX」(アックスと読むそうです。)という短編が掲載されています。パラパラとページを捲ったら、檸檬と蜜柑という名前が出てきました。主人公は兜という名前の男ですが、「マリアビートル」と同じ世界の話のようです。そのほかにも、柳広司さんのジョーカーゲームシリーズの新作も掲載されていて、散々悩んだあげく、雑誌自体には興味がなかったのですが、買ってしまいました。680円が果たして高いのか安いのか。ちょと高めの文庫本を買ったと思えばいいかなという感じです。さて、眠る前に読もうかな。

2011年12月17日(土)
「ミッション:インポッシブル/ゴースト・プロトコル」観てきました

 「ミッション:インポッシブル/ゴースト・プロトコル」を観に行ってきました。ブライアン・デ・パルマが監督をして強烈な印象を残したシリーズ第1作に対し、第2作、第3作は僕的にいまひとつだったのですが、今回のシリーズ第4作はおもしろいです。ミステリの要素があった第1作とは異なり、2作、3作はアクションが前面に出ていましたが、今回はちょっとしたどんでん返しもあって、2時間以上の上映時間、飽きることがまったくありませんでした。もちろん、トム・クルーズのアクションシーンもあります。あの世界一高いドバイのビル、ブルジュ・ハリファのビルでのアクションは、とても当時48歳とは思えません。とにかくおすすめです。
 沼田まほかるさんの「ユリゴコロ」読了。沼田さんの作品はデビュー作でホラーサスペンス大賞を受賞した「九月に永遠に続けば」しか読んだことがありませんでした。その後の作品は、あらすじを読むと、どれも人間関係がドロドロとした暗そうな雰囲気のものばかりだったので避けていたのですが、この作品は良いですよ。「このミス」の5位になったのも頷けます。

2011年12月14日(水)
寒い一日でした

  今日は横浜に出張。昼食を食べてから会合の時間まで余裕があったので、腹ごなしに付近を散歩することにしました。赤レンガ倉庫から海を見ながらぶらぶらと1時間ほどのんびり散歩。しかし、寒かったですねえ。天気予報では朝の雨は午前中にはあがって晴れるはずでしたが、曇り空のまま気温もあまり上がらなかったようです。平日で天気もいまひとつだったせいか、赤レンガ倉庫も閑散としていました。
 恩田陸さんの「夢違」読了。おもしろく読みましたが、いろいろはっきりしないまま終わってしまった感じで、消化不良のところも。

2011年12月12日(月)
JUJU「DELICIOUS」

 JUJUさんがジャズのスタンダードを歌った「DELICIOUS」を購入しました。これはいいですよ。女性ジャズ歌手としては、最近はケイコ・リーさんを聞いているのですが、あのハスキーな声とはまったく異なる声に、これまた聞き惚れてしまいます。英語も聞いていて、英語歌詞をカタカナにして読んでいるような違和感はまったくありません。おすすめの作品です。夜、寝る前に聞くにはもってこいです。

2011年12月11日(日)
友人の一周忌

  今日は今年1月に突然亡くなった同級生の一周忌でした。1月に突然、動脈瘤破裂で亡くなってから11カ月。あっという間でしたが、彼の奥さんと子どもたちにとっては、どうだったのでしょうか。亡くなる直前は仕事が忙しく、毎日残業で、その日のうちには帰れない日が続いていたようです。でも、そんな残業をしている中でも、奥さんの誕生日には12時を過ぎると携帯に彼からのおめでとうのメールが送られてきたそうです。子どもたちとも悔いのないよう関わっていきたいと、徹夜で帰ってきても、その日に子どものスポーツ少年団の行事があると、休むことなく出掛けて行ったそうです。まったく、そんないい男だったのに、先に逝ってしまいました。真面目が故に、責任感が強く、仕事もかなり無理していたのでしょう。今日、久しぶりに顔を合わせた同級生たちとの話題も健康のこと。若い頃は身体を労わることなくバカなこともしていましたが、もうそうな年齢ではなくなりました。まだまだ倒れるわけにはいきません。

2011年12月10日(土)
「このミス」発売

 年末恒例の「このミステリーがすごい! 2012年版」が発売になりました。気になる国内編は、第1位が高野和明「ジェノサイド」、第2位が米澤穂信「折れた竜骨」、第3位が皆川博子「開かせていただき光栄です」でした。先に発売になった「ミステリが読みたい!」と「2012本格ミステリ・ベスト10」では両方ともベスト3が「折れた竜骨」、「メルカトルかく語りき」、「開かせていただき光栄です」と同じでしたが、「このミス」では、ようやく、僕が一押しの「ジェノサイド」が第1位を占めました。「このミス」はミステリーと言いながらもエンターテインメント作品もかなり選ばれるので、「ジェノサイド」が上位を占める可能性が高いとなったら「このミス」だと思っていましたが、予想どおりでした。それにしても、こちらでも「折れた竜骨」は第2位、「開かせて〜」は第3位、「メルカトルかく語りき」は第7位と、この3作の評価は一致していました。
 「ダ・ヴィンチ」で第1位だった東野圭吾さんの「麒麟の翼」は20位、第2位の「真夏の方程式」はランク外と、かなり評価が異なりました。書評家たちが選ぶ「このミス」と一般の人が選ぶ「ダ・ヴィンチ」の差ですね。
 仕事帰りに今日から公開の「リアル・スティール」を観てきました。前評判どおり、ちょっとグッときてしまいました。父と子の映画には弱いんですよねぇ。おススメです。

2011年12月6日(火)
「ダ・ヴィンチ」1月号購入

  本日発売の「ダ・ヴィンチ1月号」を購入。いつもは立ち読みで済ませる「ダ・ヴィンチ」ですが、1月号は「BOOK OF THE YEAR」発表なので、毎年1月号だけは購入しています。ミステリー・エンターテイメントランキングでは、第1位が東野圭吾さんの加賀シリーズの「麒麟の翼」、第2位が同じく東野さんのガリレオシリーズの「真夏の方程式」、第3位が池井戸潤さんの直木賞受賞作「下町ロケット」となりました。
 今年は東野圭吾さんは作家生活25周年ということで長編3作を刊行しましたが、ランキング集計締め切り間際に発売された「マスカレード・ホテル」はともかく、人気の2シリーズで第1位、2位を占めるとは、東野人気は凄いです。
 第1位を予想した高野和明さんの「ジェノサイド」は第4位でした。東野さんとは有名度で負けた感がします。
 「ダ・ヴィンチ」でランキング以外に楽しみにしていたのは、各出版社の「2012年ミステリー・エンターテインメント作品の隠し玉はコレだ!」です。久しぶりの伊坂幸太郎さんの新作も2月刊行予定のようです。

2011年12月3日(土)
2012本格ミステリ・ベスト10

  今日は原書房の「2012本格ミステリ・ベスト10」が発売となりました。国内篇ベスト3が先日発売された早川書房の「ミステリが読みたい 2012年版」とまったく同じ、第1位「折れた竜骨」、第2位「メルカトルかく語りき」、第3位「開かせていただき光栄です」の3冊でした。こちらは“本格ミステリ”を謳っているので、高野和明さんの「ジェノサイド」は入っていません。さて、来週発売される予定のベスト10の老舗「このミステリーがすごい!」のランクはどうなるでしょうか。
 平山瑞穂さんの「3・15卒業闘争」読了。青春ものかと思ったら大違い。ファンタジーというような生易しいものではなく、映画で言えばR15+あるいはR18+という作品でした。

2011年12月1日(木)
師走です

  今日から2011年最後の1月が始まりました。いつものことながら、月日のたつのは早いですねえ。
 今月はそれほど読みたいと思う本はありません。どうしても読みたいのは、法月綸太郎さんの「キングを探せ」(講談社)くらいです。あまり買いたい本がないときこそ、積読本を読まなくては。
 重松清さんの「流星ワゴン」読了。2度目にもかかわらず、今回も父と息子の物語にジ〜ンときてしまいました。この物語では母は脇役ですが、女性の読書はどう読まれるのでしょうか。キャラメルボックスの公演を妻と娘を連れて観に行きますが、さて妻と娘は楽しんでくれるのかな。
 昨夜の「家政婦のミタ」の視聴率が29.6%で、今年の連続ドラマの最高視聴率を獲得したそうです(私も大好きだった「仁−JINー」の最終回を超えたそうです。)。昨夜は、三田が自分の過去を明かすシーンがあったためでしょうね。またまた次の展開が気になってしまいます。