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身辺雑記(2011年7月)

2011年7月31日(日)
「下町ロケット」読了

  直木賞受賞作、池井戸潤さんの「下町ロケット」を読了しました。読み始めるまで時間がかかりましたら、読み始めたらいっきに読了。池井戸さんの企業小説はおもしろいです。中小企業が大企業のエゴに翻弄されながらも、自分たちの道を突き進んでいく、痛快な話でした。佃や彼の部下たちに拍手喝さいです。サラリーマンとして見習わなくてはなぁと思うところも。

2011年7月30日(土)
ようやく「下町ロケット」へ

  池井戸潤さんの「下町ロケット」を読み始めるつもりが、有川さんの「別冊図書館戦争T」を先に読み始めてしまいました。前作までより、有川さん自身が書かれているように、いっそう“アホらしいベタ甘”な話になっています。そちらが無事読了したので、ようやく今夜から「下町ロケット」に取り掛かります。本屋さんでは直木賞受賞の影響はものすごく、受賞作が山積みになっているのはもちろん、デビュー作の江戸川乱歩賞受賞作「果つる底なき」を始めとする文庫本が並べられていました。直木賞受賞という勲章の力は凄いです。
 昨夜「トランスフォーマー ダークサイド・ムーン」のレイトショーを観に行った際に、「三丁目の夕日」の新作の予告編を上映していました。いつものメンバーがどうも人生の転機を迎えるようですね。前作までのファンなので、公開となる来年が待ち遠しいです。来月12日に公開のブラッド・ピット、ショーン・ペンの「ツリー・オブ・ライフ」も観に行きたいし、「猿の惑星:創世記」もおもしろそう。

2011年7月24日(日)
高校野球決勝戦

  地元では夏の高校野球が決勝戦。私学対決となり、昨日我が母校を破った高校が決勝戦も圧勝して甲子園行きを決めました。優勝した高校は冬のサッカーでも県代表として全国大会に出場しており、優秀選手を集めた私学はやはり強いです。何ともあれ、我が地元は野球ではこのところ初戦敗退が続いており、ぜひ頑張って初戦突破してもらいたいです。
 久保寺健彦さんの「GF ガールスファイト」(双葉社)を読了し、次は直木賞受賞作池井戸潤さんの「下町ロケット」を読み始めます。

2011年7月23日(土)
夏の高校野球

  今日は地元の夏の高校野球で、ベスト4まで進んだ我が母校の試合がありました。テレビで観戦していると、懐かしい母校の校歌が聞こえてきました。卒業以来歌っていませんが、意外に覚えているものですね。
 今では、すっかり伝統校と呼ばれるようになった母校ですが、入学したころは、まだ新設10年ほどの高校で、伝統校のような先輩・後輩の上下関係の厳しさもなく、進取の機運に富んだ高校でした。当時、長髪の上級生が校庭の片隅の芝生でギターを弾きながらフォークソングを歌い、女子生徒たちが周りで一緒に歌っていたのを、いいなあと思いながら横を通り過ぎたものでした。ふと、そんなことを思い出しながら観ていたら、あっという間にコールド負け。でも、負けたとはいえ、相手は県外からも有力選手を集めた私立校だからやむを得ません。公立校でシード校を破りながらここまできた選手たちに大きな拍手です。
 

2011年7月18日(月)
“なでしこジャパン”優勝

  今日は朝からどのテレビ局も“なでしこジャパン”のワールドカップ優勝で大騒ぎの一日でした。昨夜、早く寝て真夜中から始まる試合を見ようとしたのですが、起きたのが6時過ぎ。あ〜もう終わってしまったかぁとテレビをつけたら、なんとPK戦に突入直前でした。熊谷選手がPKを決めて優勝が決まった瞬間は、思わずやったぁ〜と叫んでしまいました。先制され、突き放されても追いついたなでしこジャパンの選手たちの力は本当に素晴らしいです。実力では上と見られていたアメリカに対して、小柄な日本の選手たちはよく頑張りましたよね。暗いニュースばかりが続く中、多くの日本人が彼女たちに力を与えられたのではないでしょうか。男子サッカーも頑張らなくては。

 3連休でしたが、昨日ドライブがてらアウトレットに行ったくらいで、のんびり家で過ごしていました。この3連休で高野和明さんの「ジェノサイド」、山本幸久さんの「パパは今日、運動会」、誉田哲也さんの「レイジ」を読了。「ジェノサイド」は今年これまで読んだ中でも1、2位を争うおもしろさでした。「パパは今日、運動会」は、思わず読んでいて笑いがこみあげてしまう作品です。「レイジ」は、誉田哲也さんの青春小説ということでは武士道シリーズには及ばなかったかなぁというのが正直なところです。 

2011年7月14日(木)
第145回直木賞発表

  第145回芥川賞・直木賞の発表がありました。芥川賞は1年半ぶりに受賞作なしという結果でしたが、こちらは興味もあまりなかったので、そうなんだと思うだけ。一方興味のあった直木賞は、池井戸潤さんの「下町ロケット」が受賞しました。まだ選考委員の選考状況がわからないのですが、池井戸さんは「空飛ぶタイヤ」で受賞してもおかしくないなあと思っていたので、今回の受賞に拍手です。
 現在、候補作だった高野和明さんの「ジェノサイド」を読んでいますが、これがなかなかおもしろい。この作品に対する選考委員の評価が聞きたいですね。「文学賞メッタ斬り!」の豊崎由美さんと大森望さんが、この結果をどう評価するかも、楽しみですねえ。
 明日から「ハリー・ポッターと死の秘宝 PART2」が公開になります。いよいよ、シリーズ最終章。ヴォルデモートとの戦いはどうなるのでしょう。早く、観に行きたい。

2011年7月12日(火)
フジテレビ「アリアドネの弾丸」

  テレビ局も不況なのか、番組はいわゆるお笑い芸人を起用したものばかりが目立ちます。そんなテレビ番組の中で先日まで楽しんでいたのは「JIN〜仁〜」と「BOSS」くらいでしたが、その2つも終了し、さてどうしたものかと思っていたところ、今夜からフジテレビでバチスタシリーズ第3弾「アリアドネの弾丸」が始まりました。原作は海堂尊さんの同名作品でしょうが、連続ドラマとなると、原作の「アリアドネの弾丸」で描かれた事件を中心として色々な話が描かれるのでしょうね。原作はミステリーとしても非常におもしろかったのですが、さてテレビではどうなるのか。楽しみです。
 直木賞発表前までにと思って、高野和明さんの「ジェノサイド」(角川書店)を読書中です。現在100ページほどですが、スケールの大きな話で、まだ先が見えてきません。  

2011年7月9日(土)
「麒麟の翼」映画化

 東野圭吾さんの「麒麟の翼」が映画化されます。加賀恭一郎役はテレビの「新参者」の阿部寛さんが演じるなど、溝端淳平くん、黒木メイサさんらテレビの出演者が再登場します。今朝、テレビの芸能ニュースで、撮影がクランクアップになったというニュースを見ていると、阿部さんの周りの風景がどこかで見たことがある・・・と思ったら、地元の役所の建物を使っての撮影でした。この建物は、かなりの年代物なので、よく警察ドラマとかに使われるんですよね。来年1月の公開で、まだまだ先ですが、期待したいと思います。
 奥田英朗さんの「我が家の問題」(集英社)読了。どこにでもありそうな家族の様子を描いた作品です。おすすめです。

2011年7月6日(水)
食欲旺盛

  暑い日が続きますが、不思議と食欲はなくなりません。疲れて帰っても、ごはんはしっかり食べます。そのせいか、お腹周りが気になってきました。人間ドックを申し込んだのを機に久しぶりに体重を測ってみると、なんと4月から3キロも増加。ただでさえ、体重を減らさなければならないのに、これではメタボ検診で引っかかってしまいそうです。どうにか体重を減らしたいけど、夕食のビールは我慢できそうもないし・・・。さて、どうしましょうか。
 薬丸岳さんの「刑事のまなざし」(講談社)読了。ちょっと毛色の違う警察小説です。

2011年7月4日(月)
第145回直木賞候補作発表

  第145回芥川賞・直木賞の候補作の発表がありました。気になる直木賞候補作は、次のとおり。

   池井戸潤 「下町ロケット」(小学館)
   島本理生 「アンダスタンド・メイビー」(中央公論新社)
   高野和明 「ジェノサイド」(角川書店)
   辻村深月 「オーダーメイド殺人クラブ」(集英社)
   葉室麟  「恋しぐれ」(文芸春秋)

 5作品のうち、読んだのは辻村さんの「オーダーメイド殺人事件」だけです。僕自身はこの作品は合わなかったのですが、意外に評判はいいようです。芥川賞の候補作に3回なっている島本さんが今回は直木賞候補ですから、作品自体は知りませんが、かなり有力でしょうか。高野和明さんは初候補ですが、「ジェノサイド」はサイトでの評判はかなりいいようです。購入済みなので発表までには読んでおきたいところですね。池井戸潤さんもそろそろという感じも。唯一、時代小説の葉室さんはさて、どうでしょうか。

2011年7月2日(土)
展覧会と観劇

  今日は妻と東京にいる娘に会いに行ってきました。
 新宿まで出て、妻と娘が買物に歩いている間は僕は邪魔者。というわけで、2人と別れて国立新美術館で開催している「ワシントン・ナショナル・ギャラリー展」を観に行きました。土曜日で混雑しているかと思ったのですが、予想に反してそれほど混雑していず、ひとつひとつの絵をゆっくり観ることができました。会場内は涼しかったし、最高の観覧環境でした。展覧会は印象派・ポスト印象派のコレクションでしたが、僕的には先月観に行ったパウル・クレーより、やはり印象派の絵の方が好きです。
 夕方からは3人で劇団キャラメルボックスの緊急公演、ハーフタイムシアター「銀河旋律」を観に行ってきました。3月11日の大震災で公演のキャンセルが相次ぐとともに、予約も伸びず、劇団存続の危機ということでの今回の公演。劇団員が3組に分かれてのトリプルキャストでの公演で、僕らが観たのは、阿部丈二さんが柿本を演じるレッドチームの回です。「サンタクロースが歌ってくれた」のアナザーキャストバージョンで警部役の熱演は記憶に新しいですが、今回も汗びっしょりの熱演でした。彼は大内さん、岡田さんの跡を継ぐ男優さんになりそうです。何はともあれ、キャラメルボックス、頑張ってほしいです。